Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

【参考書籍】M.J.ホイットレー『第二次大戦駆逐艦総覧』 大日本絵画 (2000/2/1)

日本の駆逐艦の情報は日本でも多数入手できる。戦艦や空母の情報も多数入手できる。しかし、海外の駆逐艦の情報は限られている。ネットを調べれば入手できるのだろうが私の世代だとやはり紙の方がネット情報よりいいので入手した。

アメリカの駆逐艦のページを見ると、その数に圧倒される。こんなにたくさんの駆逐艦を建造し運用できる国と戦争してはいけなかった、とあらためて思う。その一方でそのアメリカ軍を撃退したベトナムアフガニスタンを見ると、戦争は物量だけではないことを感じる。

この本の中の日本軍駆逐艦の記事にはいくつか間違いがあるようだ。訳出にあたって修正したそうで、2ページと少しにわたって、何をどう修正したかまとめてある。こういう訳しかたは良心的だと思う。

駆逐艦は海戦の脇役だ。海戦級ゲームでは何隻かまとめて1ユニットにされたり大事な空母や戦艦を守るために犠牲にされたりする。だが、あまり戦史で重要視されなくても、1隻の駆逐艦にも200名以上の兵士が乗り、任務を果たして戦っていたはずで、そこにも人生があり、歴史があったはずだ。

こういう一覧は、戦術級海戦ゲームをプレイする際手元に置いておきたい一冊だ。