Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

コマンドマガジン第46号『D-DAY』バトル・レポート(AAR)

コマンドマガジン第46号『D-DAY』バトル・レポート(AAR)です。

 

【1】初期配置

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図1:初期配置

【2】第1ターン(1944/06/06-06/09)

米軍4個歩兵師団、英軍4個歩兵師団+1個機甲師団が上陸開始。第1ターンは航空支援と艦砲射撃が十分あるので、よく考えて配置しないといけない。このゲームの重要な研究テーマの一つだ。独軍第243歩兵師団はシェルブール(0203)に入城し籠城の構えだ。

ここで誤字発見!!コマンドマガジン第46号のマップ上のターン・トラック・テーブルでは第1ターンは6/8-6/9と書いてある。正しくは6/6だ。ルール・ブックの最終ページ上のマップでは正しく6/6となっている。旧版のSSシリーズのD-DAYでは6/6となっている。

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図2:第1ターン連合軍上陸開始

【2】第2ターン(1944/06/10-06/16)

連合軍は海岸に橋頭堡を確立し、海岸から内陸へ進軍開始した。

図3の青丸ヴァローニュ、黄色い丸のカランタン、赤丸のカーンに連合軍が進撃する。

カランタンには第1ターンの時、第82空挺師団がいたのだが、壊滅している。このゲームでは空挺師団の戦闘力が低いので、航空支援か艦砲射撃で援護すべきだった。

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図3:連合軍が内陸へ進撃開始

連合軍は黄色い丸のクタンス、青い丸のサン・ロー、緑色の丸のヴィレル・ボカージュ、赤い丸のカーンの4都市を占領した。水色の丸のヴィローニュではドイツ軍と激戦が続いている。

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図4:連合軍4都市占領

【3】第3ターン(1944/06/17-06/23)

連合軍は水色の丸のシェルブール攻略を急ぎ、あっさり占領した。史実では6/27なので1ターン早かった。黄色い丸のクタンス、青い丸のサン・ロー、茶色の丸のバイユー、緑色のヴィレル・ボカージュ、そして赤い丸のカーンでは、ドイツ軍の反撃により、激戦が続いている。第3ターン終了時にヴィレル・ボカージュはドイツ軍が奪還に成功した。

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図5:連合軍シェルブール占領。各都市で激戦が続く

 

【4】第4ターン(1944/06/24-06/30)

連合軍はグランヴィル(黄色い丸)に進撃。サン・ローの南(青丸)、ヴィレル・ボカージュ(緑の丸)、バイユー(茶色の丸)、カーン(赤丸)では激戦が続く。ドイツ軍は英軍の橋頭堡であるスウォード海岸とジュノー海岸(赤い点線の丸)を占領した。英軍は残ったゴールド海岸を全力で守りに行く。米軍はコタンタン半島を南下し、地図盤南端から脱出によるサドンデス勝利を目指す。

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図6:各地で激戦中

【5】第5ターン(1944/07/01-07/07)

連合軍はついにヴィルディユ(黄色い丸)に進撃。ヴィレル・ボカージュ(緑の丸)、カーン(赤い丸)では激戦が続いている。ドイツ軍の予備兵力は尽きそうだ。

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図7:第5ターンの戦況

【6】第6ターン(1944/07/08-07/14)

ヴィルディユ(黄色い丸)、ヴィレル・ボカージュ(緑の丸)、カーン(赤い丸)では激戦が続いている。いよいよドイツ軍の兵力は尽きそうだ。

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図8:青息吐息のドイツ軍

【7】第7ターン(1944/07/15-07/21)

連合軍は、激戦の末、ヴィレル・ボカージュ(緑の丸)、カーン(赤丸)を占領した。そして、地図盤南端へ進撃を開始する。ドイツ軍にはその連合軍を止める予備部隊がもうどこにもない。

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図9:第7ターンの戦況

連合軍の4個師団が地図盤南端から脱出し、サドンデス勝利。

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図10:連合軍4個師団が南端へ

両軍の損害は図11のとおりだ。米軍は5個師団。うち機甲師団2個、歩兵師団2個、空挺師団1個の損害だ。27.8%の損害だ。

英軍は5個師団の損害。うち機甲師団2個、歩兵師団3個だ。35.7%の損害だ。

ドイツ軍は27個の部隊を失った。全34個だから79%に達する。

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図11:両軍の損害

ドイツ軍の残存戦力は図12のとおり。わずか7個師団だ。うち装甲師団は5個だ。そのうち2個師団は補給切れだった。あと1ターンあったら壊滅した可能性が高い。

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図12:ドイツ軍残存戦力

連合軍の残存戦力は図13のとおり。

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図13:連合軍残存戦力

第1ターンについては、連合軍の配置について、もっとよく研究が必要だ。特に航空支援や艦砲射撃についてだ。戦闘結果表の確率も含めてよく考えておきたい。

カーンは交通の要衝だから激戦になるのは必定だ。防御しやすいヴィレル・ボカージュも争奪戦になるだろう。

連合軍はシェルブールを攻略しその後4本ある進撃路のうちどこにどの部隊を送るかがポイントになる。

ドイツ軍はどこにどのくらいの兵力を差し向けるかが考えるポイントになる。

このゲームの戦闘ルールでは、防御側が反撃したときの確率を考えた上で攻撃しないと思わぬ損害を被ることがある。

戦いに巻きこまれたら容易に動けなくなるノルマンディ上陸作戦の雰囲気を少ないユニット数と小さいマップでうまく再現したいいゲームだと思う。