復活『タクテクス』(TACTICS)第1号には3個のゲームが含まれているが、そのうちの一つ『山崎決戦』のシナリオ1をソロ・プレイしてみた。
初期配置
配置場所を探すのに困った。
次回のために、マップ上とユニット上に印をつけた。
第1ターン
第2ターン
羽柴秀吉着陣を待つべきなのに中央では戦闘を開始してしまった。
赤松則房は戦力差-3なのに斎藤利三隊を1/6の確率で混乱させた!!
谷衛友隊は壊滅!星印があるので大将なので3ポイントになる。
明智光近隊が戦闘後前進!
明智軍は中央から右翼(西)が薄いので移動する。
明智光近の攻撃で羽柴秀吉の弟、星印(大将)の一人、羽柴秀長討ち死に!!
後の豊臣政権に大きな影響だ。
赤松則房も討ち死に!
総大将が本陣を動かさないだけで1ポイント入るのかぁ~。
ということで明智光秀は御坊塚(2508)で指揮していることにする。
明智軍は大将2人(羽柴秀長と谷衛友)×3+赤松則房×1で7ポイント。総大将の明智光秀が動かないので2ポイントで合計9ポイント。
羽柴軍は0ポイント。増援が来ないうちに戦端を開いたのがまずかった。
第3ターン
羽柴軍は東部と中央で大攻勢に出る。
木村、森寺討ち死に!!
明智軍柴田勝定、後藤高治討ち死に!!
東部と中央部は大乱戦だ。
明智軍上野秀政討ち死に!!
前野長康、森本道徳討ち死に!!
明智軍進士貞連、中沢知綱、溝尾茂朝討ち死に!!
明智軍は30ユニット中12ユニットが混乱状態。
これまでに討ち死にした武将たち
明智軍18ポイント。
羽柴軍8ポイント。
第4ターン
熊田資一、田中吉政討ち死に
明智軍は28ユニット中16ユニットが混乱状態。
羽柴軍は64ユニット中19ユニットが混乱状態。
明智軍は21ポイント。
羽柴軍は11ポイント。
第5ターン
可児才蔵は完全包囲された。
明智軍村越三十郎、比田、諏訪、藤田行政、可児才蔵討ち死に
多勢に無勢の明智軍が苦しくなってきた。
明智軍23ユニット中14ユニット混乱状態
羽柴軍64ユニット中18ユニット混乱状態
明智軍は22ポイント
羽柴軍は19ポイント
第6ターン
明智軍御牧討ち死に
明智軍22ユニット中16ユニット混乱状態
羽柴軍64ユニット中7ユニット混乱状態
明智軍23ポイント
羽柴軍21ポイント
第7ターン
明智軍松田、久徳、村上討ち死に
明智軍19ユニット中14ユニット混乱状態
羽柴軍64ユニット中6ユニット混乱状態
明智軍24ポイント
羽柴軍25ポイント
第8ターン(最終ターン)
明智軍14ユニット中11ユニット混乱状態。
明智軍山本、荻野討ち死に!!
明智軍12ユニット中10ユニット混乱状態
羽柴軍64ユニット中18ユニット混乱状態
明智軍25ポイント+5(勝竜寺城)+1(御坊塚)+1小倉神社)=31ポイント
羽柴軍33ポイント+3(天王山)+2(観音寺、円明寺)=38ポイント
38-31=7ポイント羽柴軍戦術的勝利
討ち死にユニット
感想
戦国時代の武将が攻撃を命じたら、あとは武将が戦いをコントロールできない状況を、マストアタック、戦闘後前進必須ルールによって、よく表現できている。
戦いは不利な戦力差でもサイコロ次第で有利な結果になったり、有利な戦力差でも不利な結果になることがあるのも、当時の戦いらしくてよい。
ルールは基本的な作戦級ゲームのルールで簡単な部類に入る。
ユニットに初期配置ヘクスの記載がないし、戦闘序列カードがないので初期配置が大変だ。
羽柴軍のユニットは、ルール上の違いがないので色分けする意味は無かったと思う。
ユニットの地の色は同じにしておき家紋の所だけ色を変えるなどしておけばいいと思った。
と思ったら、シナリオ1では意味がないが、シナリオ3では意味が出てくるようだ。
戦闘結果表が本誌にあってコピーして使う、ルールブックが本誌と別冊になっていない、など、細かい点が不便なのが残念だ。
明智軍は兵力が少ないので時間が経つと徐々に疲弊していく。羽柴軍は攻撃する部隊と休ませる部隊をローテーションしながら戦える。やはり数の差は大きい。
明智軍は羽柴軍の増援が来る前に攻撃して少しでも羽柴軍を崩すべきだろう。
羽柴軍は増援が全て揃ってから攻撃したいところだ。
これだけの兵力差があると明智軍に勝ち目があるのだろうか?
この状況だと明智軍の勝利は厳しいと思う。戦略のミスを作戦や戦術のレベルで挽回するのは無理だという好例だと思う。
シナリオ2は遭遇戦、シナリオ3は明智光秀にとって理想的な展開の場合だ。
両方やってみたい!!