今回はドイツ軍が急速増水するか漸次増水とするかサイコロで増水を選択した。
奇数なら急速増水、偶数なら漸次増水としたところ、急速増水となった。
アメリカ軍はD-Dayに1945/2/17を選択した。
初期配置
第1ターン(1945/2/17)
薄曇り
アメリカ軍移動後
4カ所で攻撃し3カ所で渡河成功
アメリカ軍としては幸先のよいスタートだ。
第2ターン(1945/2/18)
天候晴れ
せっかく渡河したが両ヘクスをマストアタックで攻撃しなければいけないので、第84歩兵師団を一旦下げる。
アメリカ軍戦闘後
3ヘクスで渡河成功。
ドイツ軍は南端から増援の第338国民擲弾兵師団が登場。
アメリカ軍第8歩兵師団が突出したので補給切れに追い込む。
防御拠点に入って渡河したアメリカ軍にマストアタックを強要する。
第3ターン(1945/2/19)
天候薄曇り
戦闘後前進したアメリカ軍第8歩兵師団が孤立した。助けなければ!!
第8歩兵師団救出成功。Dueren(0210)占領。
しかしJuelich(0709)では7-1でまさかのA1せっかく渡河したが第83歩兵師団と第102歩兵師団は西岸に後退。
ドイツ軍移動後
第4ターン(1945/2/20)
天候晴れ
アメリカ軍移動後
アメリカ軍戦闘後
ローエル川周辺は大分隙間がでてきた。
ドイツ軍はローエル川を守りながら11**の列に戦線を作る。
第5ターン(1945/2/21)
天候晴れ
北の第16軍団は構築陣地にドイツ軍が集結したため、マストアタックを余儀なくされるので攻撃をあきらめて撤退した。
第739戦車大隊は防御拠点の効果を打ち消せる。
Juelich(0709)をアメリカ軍が奪還。
アメリカ軍戦闘後
ドイツ軍移動後
ドイツ軍はローエル川南側は2ヘクスのみ。
Koelnまでは防衛する部隊がほぼなし。
11**に防衛線を張る。
第6ターン(1945/2/22)
天候晴れ
アメリカ軍第7軍団第8歩兵師団はFrechen(0317)を攻撃。国民突撃隊出現せず。
守るドイツ軍は第58軍団第338国民擲弾兵師団。しかし2個連隊が基幹ユニットまで弱体化している。
砲兵の撤退支援中だったドイツ軍第9装甲師団が攻撃されて危ない。
第9装甲師団の2個装甲大隊と助けようとした第58軍団第407砲兵旅団が壊滅した。残った第9装甲擲弾兵連隊も基幹ユニットになり、完全包囲された。
ドイツ軍にとっては痛い大損害だ。
1506を守るのは基幹ユニットになった第176国民擲弾兵師団第1218連隊だ。ここで気づいたのだが、この地点は防御拠点ではなく構築陣地だ。そのため河川越しの攻撃は防御力3倍になる。つまり防御力は3だ。
これが防御拠点だと河川越しで2倍+2だ。ということは1×2+2=4だ。戦闘力1のユニットは河川越しだと防御拠点の方が有利になるのだ。ゲームルールの小さなバグだ。
ドイツ軍は39ユニット中13ユニット、丁度三分の一を失った。
第7ターン(1945/2/23)
天候薄曇り
アメリカ軍はヘクス11**の攻勢準備。だが、ヘクス0708と0709の橋で渋滞発生。
Koeln(0419)とGrevenbroich(1014)に国民突撃隊出現。Koeln(0419)の国民突撃隊はコマンドマガジン第133号のリプレイ記事通りライン川の東岸に登場させた。
Koeln(0419)はライン川の橋爆破!
北ではこのターンから移動可能になった第12軍団が第16軍団とともにRoermond(1804)を包囲攻撃。
ドイツ軍は最高のチットを引いたが、アメリカ軍第12軍団も最高のチットを引いた。
Ridge(1804)陥落
第7軍団の管区(09**列より南)にドイツ軍がいなくなった。
コマンドマガジン第133号のリプレイ記事だとこのターンには第1縦軸線(11**列の防御拠点)が破られていたが、綺麗に第1縦軸線ができたところなのでドイツ軍が健闘していると言っていいだろう。
第8ターン(1945/2/24)
天候晴れ
アメリカ軍移動後
第1縦軸線(11xx列)に総攻撃だ。
アメリカ軍第84歩兵師団のピンチ
アメリカ軍第29歩兵師団がA1(1)の損害を出して後退。ドイツ軍第59国民擲弾兵師団が戦闘後前進してアメリカ軍第84歩兵師団の退路を断った。
アメリカ軍戦闘後
第1縦軸線の状況
地雷処理戦車を持つ第739地雷処理戦車大隊と第83歩兵師団は前進したが他は思わしくない。
ドイツ軍プレイヤーターン
ドイツ軍は孤立したアメリカ軍第84歩兵師団に反撃する。
しかしこれは無謀だった!
第113騎兵旅団と第739地雷処理戦車大隊にドイツ軍が反撃しD1(2)の損害を与えた!!
第9ターン(1945/2/25)
天候晴れ
アメリカ軍戦闘後
第1縦軸線からドイツ軍が一掃された。
ローエル川沿岸の構築陣地もあと2ヘクスのみ。
マーズ川沿岸も徐々にアメリカ軍が押している。
第10ターン(1945/2/26)
天候薄曇り
Roermond(1804)が陥落したのが大きい。アメリカ軍がドイツ軍が作ろうとする防衛線の背後に回り込んだ。
アメリカ軍第16軍団第15偵察グループがドイツ軍第2縦軸線の背後から第81軍団第403砲兵旅団を攻撃する。
Erkelenz(1209)の包囲攻撃
あっさりドイツ軍が壊滅し同市陥落。
背後からドイツ軍砲兵旅団を攻撃し壊滅させた。Moenchengladbach(1513)とRheydt (1412)に国民突撃隊は出現しなかった。
そして、戦闘で後退したドイツ軍第11装甲師団や第106装甲擲弾兵師団がスタックオーバーになった。次の移動で解消すればいいが支配領域(ZOC)からZOCへの移動は禁止だから除去されてしまう。ソロ・プレイなので隣のヘクスに後退したとして続けてみる。
ドイツ軍の増援がなかなかこない。南端からは全部来たが東端がまだ0だ。
ドイツ軍はアメリカ軍第15偵察グループを包囲する。リスクはあるがこれを倒さないとここで包囲殲滅される。
結果はD1 !
残った!
第11ターン(1945/2/27)
第15偵察グループの救出作戦
結局救出ならなかった。しかし、下の写真のように1ユニットで3ユニットの交換になった。ドイツ軍にとっては痛すぎる損害だ。
またローエル川沿岸からドイツ軍が完全に一掃された。
ドイツ軍残存ユニットは15個
増援が2ユニット来たが17個。アメリカ第5機甲師団の前進を阻むことができない。
第12ターン(1945/2/28)
天候薄曇り
アメリカ軍は第13軍団が北東へ、第19軍団が残敵掃討を第12軍団はマーズ川沿岸を掃討する。戦闘の途中で第13軍団と第19軍団が混沌としてしまった。そのため適正に砲兵を活用できなかったが、ようやく整理しつつある。
Venlo(2209),Krefeld(1916),Moers(2218)陥落。
ドイツ軍はMoers(2128)奪還。
第13ターン(1945/3/1)
天候薄曇り
遂にドイツ軍の残りユニット数は9個となった。
第14ターン(1945/3/2)
天候晴れ
第15ターン(1945/3/3)
天候薄曇り
ドイツ軍の残りユニットは7個。勝利条件の都市はRheinberg(2618)だけドイツ軍が保持している。
第16ターン(1945/3/4)
天候薄曇り
ドイツ軍はライン川の橋を全て爆破した。アメリカ軍は勝利条件の都市を全て占領したのでアメリカ軍の実質的勝利。
ドイツ軍の残存ユニットは4個。
アメリカ軍第7軍団
20ユニット中壊滅ユニットなし。1ステップロス3ユニット。
第12軍団
3ユニット中壊滅ユニットなし。1ステップロス2ユニット。
第13軍団
17ユニット中壊滅ユニット1。1ステップロス5ユニット。
第16軍団
黒人戦車大隊と言われた第771戦車大隊が壊滅した。19ユニット中2ユニット壊滅。1ステップロス1ユニット。
第19軍団
26ユニット中2ユニット壊滅。基幹ユニット1。1ステップロス6ユニット。
合計24ステップロス。
感想
ドイツ軍は途中までずいぶん有利に戦線を守れた。第10ターンで、Roermond(1804)が陥落し、アメリカ軍がドイツ軍が作ろうとする防衛線の背後に回り込んだのが大きかった。これでドイツ軍の防衛戦が破綻してしまった。
何度やってもドイツ軍が組織的に防衛戦を張って抵抗し続けるのは難しいゲームだ。