haruichiban0707.hatenablog.com
前回の反省を踏まえて、ドイツ軍は3M2の建物の周囲に8火力ずつ地雷原を設置した。
建物中にも地雷原を設置できるが、ブービートラップも含めて地雷原と呼んでいると解釈する。
8火力でも、約半分の46%の確率で8-4-7分隊に士気チェック以上の損害を与えることができる。地雷原ヘクスに入る時と出る時で2回、地雷原攻撃をできるので、どちらか1回は士気チェックで戦闘不能になる、ということだから十分、効果がある、と言えよう。
■初期配置
■第1ターン(1945/04/06)
今度は米軍は慎重に進むことにする。
北は522高地を迂回し、北東から村を攻撃することとする。(赤い線)
南は青い線のように村を包囲する。
3O1で米軍が地雷原に踏み込んだが無事だった。
3M2から3M1を射撃する際、士気チェック以上の損害を与える確率は、8火力+2だと23.1％。パンツァーファウスト発射して木造建物の修整をなくして6火力だと38,2％。
後者にしたが結局、米軍に損害を与えられなかった。
米軍1個分隊が脱出時に地雷原で全滅！
■第2ターン
北の米軍は522高地の反対側で遊軍状態だ。
ドイツ軍の3M2からの射撃のため、南部の米軍は道路を渡って東に渡れない。
■第3ターン
4DD8,EE9で米軍指揮官Hill、2個分隊戦闘不能！たった1火力のLMGでも開豁地移動の-2があったので大損害だ。
残り11個分隊。
ドイツ軍の観測射撃が2O5 に！
「馬鹿やろう！同士撃ちする気か！？」Tienhamが無線機に怒鳴る！
Tienhamが怒鳴ったので、反発した砲兵隊も「何だと～？あんたの指示が悪いんだよ。もう支援してやらんぞ！△□×※▱～！！」とここには書けないような汚い言葉で怒鳴り返して無線通信が途切れた。
■第4ターン
両軍無線が確立しない。
4C1で米軍1個分隊戦闘不能。HMGが3N1から射程を超えた遠距離射撃をした。
4O4で米軍Medrowと2個分隊全滅。
今回は慎重に前進しようと思っていたのに・・・。
3M2の1階でドイツ軍1個分隊逃走(除去)。
■第5ターン
3N1のドイツ軍HMG故障！
3P5でドイツ軍2個分隊全滅
南側から迂回したMayの3個分隊が大活躍している。
■第6ターン
なんとまた米軍の無線が切れた。
3N1のドイツ軍HMG修理不能！
米軍が2個の石造建物を占領した。
3M2のドイツ軍LMG2挺が弾切れだ。
ドイツ軍に待望の援軍IV号戦車が到着した。
これで勝利条件の「米軍は9個分隊以上を残し」が成立しなくなったため、米軍の勝利が消えたがこのまま継続する。
■第7ターン
3Q5でドイツ軍1個分隊全滅
3Q5でドイツ軍2個分隊全滅
ドイツ軍の残り分隊は5個。うち3個分隊が戦闘不能。米軍は残り7個分隊。
ドイツ軍Pollack戦死
3T5でIV号戦車を米軍が白兵戦で撃破した。
3M2でドイツ軍1個分隊全滅
■第8ターン
米軍残り7個分隊
ドイツ軍残り3個分隊
3L2の地雷原で米軍Mayと1個分隊全滅！
■第9ターン(最終ターン)
3M3のハーフトラックにバズーカを撃ち込むが破壊できなかった。
Shawも地雷原を離れようとして戦死！！
3S3の白兵戦でドイツ軍1個分隊全滅。
米軍残りは指揮官6人中2人。15個分隊中4個分隊。ドイツ軍は4人中3人。12個分隊中2個分隊。戦車4輌中3輌。
米軍残りは指揮官6人中2人。15個分隊中4個分隊。ドイツ軍は4人中3人。12個分隊中2個分隊。戦車4輌中3輌。
米軍は2個以上の石造建物を占領したが、「米軍は9個分隊以上を残し」が成立しないため、ドイツ軍の勝利！！
ゲームとしては、ドイツ軍の勝利とはいえ、ドイツ軍は、12個分隊中10個分隊を失った、つまり損耗率83％だ。戦車も損耗率75％だ。
米軍分隊も損耗率73%に達したから大損害と言っていいだろう。終戦の約1ヶ月前のこの時期に戦死した遺族としてはやるせないだろう。
■感想
このシナリオは、様々な要素が入り混じっており、面白いシナリオだ。
ドイツ軍は今回のように3M2の周囲を地雷原で固めて、増援が来るまでこの建物を守るのが最善の手だ。
米軍は、ドイツ軍が3M2の建物を占領している場合、中央の森から村に入るしかないようだ。今回、北は大きく迂回して北東部から村に入ることを試してみたが、中央部と連携できず孤立してしまった。また移動に時間がかかるのでドイツ軍の増援が間に合ってしまい、十分に防御された所に突っ込む形となった。
南の丘を移動するのも3M2からの格好の標的になってしまうので、南から迂回するのも危険だ。
3M2にドイツ軍が健在で機関銃を設置されるとそこからの射撃で米軍は動けなくなる。
米軍の作戦としては、序盤は、3M2のドイツ軍を無力化することを最優先にすべきだろう。
初期隠匿配置による戦場の霧、迂回と集中、緊要地形(ここでは3M2の建物)をめぐる戦い、地形を利用した戦い、など、このシナリオはよく考えさせられる、いいシナリオだ。
