Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

きわどい勝利 AH『戦闘指揮官』(Squad Leader)シナリオ11 『ザンクト・ゴアール攻撃』(The St.Goar Assault)バトル・レポート(AAR)(その2)


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このシナリオは4枚の地図盤を縦に並べる。32×4=128ヘクス=5120mの戦線だ。

 

前回はこちら

 

■第5ターン

霧は晴れない

ドイツ軍移動可能スタック3個

 

4Y8のドイツ軍III号突撃砲の砲撃で4AA4の米軍指揮官Medrow戦死!2個分隊が雲散霧消した。1個分隊戦闘不能

ドイツ軍6個分隊が地図盤3で遊軍になっているので地図盤4に移動する。

 

1U3でドイツ軍1個分隊戦闘不能

1X3でドイツ軍1個分隊全滅

 

1X3の白兵戦でドイツ軍指揮官Pollack戦死

1K4の白兵戦は混戦状態

2FF6の白兵戦でドイツ軍1個分隊全滅

一番西の地図盤2


西から2枚目の地図盤1


西から3枚目の地図盤4


一番東の地図盤3

遅まきながら、遊兵となったドイツ軍部隊が西へ応援に向かう。

 

■第6ターン

霧は晴れない

ドイツ軍移動可能スタック2個

 

1G6の米軍1個分隊戦闘不能

1U2のドイツ軍1個分隊

1K4の白兵戦でドイツ軍1個分隊全滅

 

ドイツ軍指揮官5人中1人戦死。ドイツ軍4-6-7分隊12個中3個全滅。2-4-7分隊9個中2個全滅

米軍指揮官5人中1人戦死。分隊24個全滅中3個全滅

 

米軍はほぼ地図盤1を制圧しつつある。地図盤1に限るとドイツ軍は8-3-8 1個分隊。2-4-7 1個分隊。トラック1輌。隠蔽マーカー付きスタック1個。

米軍は15個分隊

 

1A5で米軍2個分隊全滅

これで米軍は地図盤2から地図盤1への増援ができなくなった!!

地図盤2の高地にいるドイツ軍が設置した機関銃を利用して活躍する。

1F4で米軍1個分隊戦闘不能

1R1の白兵戦でドイツ軍1個分隊全滅

1X1で米軍がトラック奪取

1DD3の白兵戦でドイツ軍1個分隊全滅

 

一番西の地図盤2

地図盤1


地図盤4



地図盤3



ドイツ軍指揮官5人中1人戦死。ドイツ軍4-6-7分隊12個中3個全滅。2-4-7分隊9個中4個全滅

米軍指揮官5人中1人戦死。分隊24個全滅中5個全滅

 

米軍はほぼ地図盤1を制圧しつつある。地図盤1に限るとドイツ軍は8-3-8 1個分隊のみ。

米軍は15個分隊

 

■第7ターン(最終ターン)

霧は晴れない

ドイツ軍移動可能スタック1個

 

ドイツ軍は地図盤1にIII号突撃砲を突入させる。米軍は対戦車兵器がバズーカと火炎放射器なのでこれは厄介だ。

地図盤1に1個分隊移動させる。

 

ドイツ軍8-3-8分隊は1F3にいる。ここは東から射撃されず、南北からしか射撃されない位置だ。西に階段がないのも守りやすい。偶然ではあるが、『タクテクス』(TACTICS)誌第43号の「石川輝の戦術講座 第4回 防御編2 陣地防御と機動防御」のp.93に載っていた「反斜面陣地」の図のようになった。

この分隊が生き残り、ドイツ軍の勝利になるかもしれない。
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ドイツ軍プレイヤーターン終了時の地図盤1f:id:Haruichiban0707:20220807130041j:image

米軍は1C2のドイツ軍2-4-7、1F3の8-3-8、1EE9のIII号突撃砲とその乗車歩兵の4-6-7分隊を壊滅させないと勝利はない。

 

1DD8へのIII号突撃砲の砲撃ははずれた!

1DD8で米軍1個分隊戦闘不能

鹵獲したパンツァーファウストによる射撃ははずれた。

火炎放射器によりドイツ軍乗車歩兵が戦闘不能。脱出不能のため全滅

 

 

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1E3で米軍1個分隊戦闘不能。脱出不能のため全滅

 

2-4-7,8-3-8への射撃は効果なし。

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1EE9のIII号突撃砲に米軍が肉迫攻撃して破壊!!


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1C2の白兵戦は3-1。サイコロは7!!ドイツ軍2-4-7分隊壊滅。

1F3の白兵戦は米軍1-2。ドイツ軍2-1。

米軍のサイコロ6!

ドイツ軍のサイコロ9!混戦状態!

 

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ドイツ軍8-3-8分隊が1個残ったのでドイツ軍の勝利!!

 

ドイツ軍指揮官5人中1人戦死。ドイツ軍4-6-7分隊12個中4個全滅。2-4-7分隊9個中5個全滅

米軍指揮官5人中1人戦死。分隊24個全滅中6個全滅

 

■感想

今回、ドイツ軍は1個分隊が地図盤1に生き残り、きわどい勝利を得た。

 

ドイツ軍としては、どの地図盤に米軍が上陸するかわからないし、移動が自由に行えないので、4枚の地図盤に部隊を分散配置するしかないだろう。

 

米軍は主導権を握っているので、どの地図盤を占領するか決めて、その周囲を固めるのが作戦になる。今回、本文中でも触れたが、各地図盤で連携をとれなかった。もっと地図盤と地図盤の境界に上陸し、お互いに支援し合えばよかった。

 

『タクテクス』(TACTICS)誌第41号第42号の「石川輝の戦術講座 攻撃編」をよく読んで自分のものにしないといけない、と思った。

 

『タクテクス』(TACTICS)誌第43号の「石川輝の戦術講座 第4回 防御編2 陣地防御と機動防御」のp.93に載っていた「反斜面陣地」の図は、見た時かなり驚いた。

「確かに守りは固いだろうが・・・」と思ったのだ。しかし、今回偶然その形になり納得できた。私がAH『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズにはまっていたときに読みたかった記事だった。もっともあの頃だと十分には理解できなかったかもしれないが・・・。

 

この長大な地図盤でのプレイはわが家ではしんどいのだが、なかなか面白いシナリオなので、またプレイしてみたいものだ。

 

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