Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

【雑感】ボード・ウォー・ゲームの楽しさとは?

ボード・ウォー・ゲームの趣味を復活させてから約1年が経過した。

 

「ボード・ウォー・ゲームの楽しさは何だろう?」

「何が楽しくてこの趣味をやっているんだろう?」

と考えてみた。

 

楽しさのポイントは次の5個あると思う。

1. 共感

2. 検証

3. 勝利

4. 改良

5. 交流

 

以下、一つ一つ詳しく書いてみる。

 

1. 共感

ゲームをプレイすることで、そのゲームがテーマにしている時代と場所にタイム・スリップできる。そして登場人物になりかわることできる。そうして、その時代の人達が何を見て、何を考え、どんな行動をとったか、共感できる。「追体験」と言いかえてもよい。

ウォーゲームに史実の再現性が高いことに価値を求める時、それは再現性が高いと、当時の人々に共感しやすいからだと思う。

歴史の全てを再現し、その時、歴史上の人物達がどう感じてどう考えたかを知ることは不可能だ。わかりっこない。想像するだけだ。

そこは小説や映画でも同じことである。

小説や映画と共通するので、物語体験と言ってもいい。

ボード・ウォー・ゲームは、小説や映画より少しだけ多く、プレイヤーが積極的に物語の中に入り込むことができる。その世界を変えることができる。

そこが面白いところだ。

 

2. 検証

戦争は選択の連続である。ある戦略、作戦、戦術をとれば、他の選択肢は選ばれることはない。だが、ウォー・ゲームでは、選ばれなかった選択肢が正しかったのかどうか検証できる。最善手が何なのか考えて研究、検証できる。

歴史にifは禁物だ、とよく言うが、ifを考えたいのが人間だ。

そんなifを検証できるのがウォー・ゲームの楽しいところだ。

 

3. 勝利

ゲームである以上、勝利は嬉しい。勝利も二種類ある。

一つ目は、対戦相手に対する勝利。

相手のユニットを撃破したり、戦線を突破して走り抜ける時の爽快感、不利な戦いなのにうまく凌いで守りきった時の達成感、ゲームの勝利条件を満たした時の満足感などだ。

二つ目は、史実に対する勝利だ。これはウォー・ゲームならではの楽しみだ。歴史上の将軍達と、時代や国を越えて勝負するようなものだ。このロマンもウォー・ゲームの楽しみの一つだ。

 

4. 改良

ボード・ウォー・ゲームの楽しみの一つは改良だ。ルールの追加・改良、ユニットやマップの自作、シナリオの作成、戦闘結果表の変更、他ゲームとの連結、プレイ・エイドの自作、作戦研究などなど。デジタルのゲームではできない改良が楽しめるのがボード・ウォー・ゲームのいいところだ。

 

5. 交流

そして、何といっても、対戦相手や同好の人達との交流が一番の楽しみだ。

ゲームをするだけならVASSALなどネットを使ってゲームができる。

しかし、なぜ、ボード・ゲームかというと、やはり、対面してプレイすることで、伝わってくる相手の心の動きだろう。

相手の表情を直に感じ取ることができ、うず高くスタックされたユニットを動かす手の動きからどう思っているかを読んだり、プレイ中の何でもない雑談が楽しい。

 

ウォーゲームを再開してからほぼ一年経ったが、これからは、対面による対戦する機会を増やしていきたい。