Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

シミュレーションゲームマガジン タクテクス TACTICS 第67号(1989/6/1)


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タクテクス』(TACTICS)第67号(1989/6/1)を読んでみた。

特集は「世界の海はいま!」

 

折込ゲームは<3W>の『ドニエプルを地にそめて』(KANEV)

表紙は、VG『第7艦隊』(7th Fleet)の日本付近のマップと対空ミサイル発射時のタイコンデロガ。

 

目次は次の通り


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私は現代海戦ゲームはなぜか興味が持てずにいたが、今回の特集は面白かった。

 

p.25 現代海軍と海戦のすべて 石橋孝夫

p.39 ”ハープーン”における潜水艦戦・対潜水艦戦 ディープ・ストライク 有坂純

p.50 現代海戦戦術入門 電子戦 瀬戸利春

この号が出てから30年以上経過したから2022年現在だとこのときからまた大分変わっているのだろうが、ここで述べられている考え方の基礎は変わっていないだろう。

 

p.68 ゲーム千一夜 第2回ボードウォーゲームの誕生 和久尊

ようやくアバロンヒル社が登場した。次回はSPIやGDWか?楽しみだ。

 

p.76 戦国時代の戦略と戦術 軍事的に見た戦国史 第12回桶狭間の合戦(5) 福田誠

現代の時刻表記での戦況図がありわかりやすい。

ゲーム・マップ上に並べて再現・検証してみたい。

 

p.78 第二次欧州大戦概説史 戸島毅

ドイツ軍によるポーランド侵攻作戦「白の場合」だ。SPI『第二次欧州大戦』(War in Europe)のマップを使っての戦況解説図がわかりやすい。

 

p.84 古今東西珍本閑談 その8 航空大寫眞帳 黒澤慶助

爆撃に対する市民の対応について、ガスマスクをつけて伏せる写真が載っている。

2022年のJアラートやミサイルに対する防御方法と変わらない。人間はあまり進歩していないのかもしれない。

 

p.100 海のゲームたち 瀬戸利春

この号が出た時までの、古代から現代まで、水上戦、潜水艦戦、空母戦を含めた海戦ゲームの総目録だ。

 

p.107 新時代の戦術級ゲーム アドバンスト・スコードリーダー 後藤亨

『アドバンスト・スコードリーダー』(Advanced Squad Leader)(ASL)の紹介記事だ。この号が出たときまでのモジュール5までの紹介がわかりやすい。手順、ルール、地図盤、ユニット、どの軍が含まれるかがよくわかる。

手順はクラシック・スコードリーダーと同じようだ。2022年まで続いている人気のあるシリーズなので入手してプレイしてみたい。