Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

【参考文献】『ポーランド電撃戦』歴史群像第二次欧州戦史シリーズ1 学習研究社 1997/05/20


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第一次世界大戦が終了して、第二次世界大戦が始まるまでの過程が、豊富な地図やイラストや写真と解説でよくわかる。

タイトルは『ポーランド電撃戦』だが、その他に、ムッソリーニによるエチオピア侵攻、スペイン内戦、ソ・フィン戦争、アドミラル・グラーフ・シュペーの自沈、U-47によるスカパフロー攻撃、ノモンハン事件などの記事もある。

 

ポーランド空軍が国内で戦闘機や爆撃機を開発していたのは驚いた。一部のフィンランド軍が日本の38式歩兵銃を利用していた、という記事にも驚いた。

 

ポーランド回廊、ズデーテンランドがどの範囲なのかよくわかった。

折り込みになっている「各国主要戦闘機変遷チャート1935~45」がとてもいい!
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開発期間、生産期間、配備・部隊運用期間がよくわかる。これの爆撃機版、戦車版もほしい。

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p.142「秘められた友情・日ポ情報協力」 平間洋一

日本がポーランドから暗号技術を学んだ。

第二次世界大戦が始まってポーランド亡命政府と日本は、敵国同士になったが、中立国スウェーデンで日本に協力していた話は面白かった。

 

p.197 W.W.II軍事学の基礎知識「軍事組織編」 鷹光隆

が興味深い。各国の組織体制図がありわかりやすい。

これを見ると日本が陸海軍に縦割りになっていることがよくわかる。勝てないわけだ。