AH『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)シナリオ39 ボルジ・トゥームの橋への掃討戦(Sweep for Bordg Toum Bridge)をプレイしてみた。
1942/12/10 チュニジア
追加ルールは162.山岳地形と163.発展した砲撃の選択ルールだ。
ターン数:8
勝利条件は6Y6-7Y1の道路ヘクスに対して固有の射程距離内にいる戦闘可能分隊の数によりビクトリー・ポイントを計算し、10点以上だとドイツ軍の勝利だ。
目次
- ■初期配置
- ■第1ターン(1942/12/10)
- ■第2ターン
- ■第3ターン
- ■第4ターン
- ■第5ターン
- ■第6ターン
- ■第7ターン
- ■第8ターン
- ■第9ターン
- ■第10ターン
- ■第11ターン
- ■第12ターン
- ■勝利条件の確認
- ■感想
■初期配置
■第1ターン(1942/12/10)
ドイツ軍が地図盤東端から続々と入ってきた。15Y2でIII号戦車J C号車撃破!アメリカ軍の37mm対戦車砲の威力がなかなかだ。
川の西側の戦況は下のとおり。
2T7でドイツ軍ハーフ・トラック炎上
2S9でドイツ軍4-6-7 E分隊狂暴化。6-5-8 で代替する。
2W7でドイツ軍指揮官9-2、4-6-8分隊1個全滅!!
6J5でドイツ軍III号戦車J B号車撃破!
■第2ターン
アメリカ軍37mm対戦車砲Fを、ドイツ軍III号戦車J A号車が撃破!
ドイツ軍狂暴兵が開豁地移動中に全滅した。
下の写真の赤いサイコロを置いた15U2で三ヶ所からの集中射撃を受けてドイツ軍3個分隊全滅!
2F8でアメリカ軍T19HMCの105mm榴弾砲によりドイツ軍III号戦車L A号車撃破!
アメリカ軍T19HMC撃破!炎上!
■第3ターン
ドイツ軍の50mm迫撃砲の砲撃でアメリカ軍9-1指揮官戦闘不能。7-4-7分隊1個全滅!
6J4でアメリカ軍リー戦車B号車がドイツ軍III号戦車L E 号車撃破!
ドイツ軍III号戦車J A号車主砲故障発生!!
■第4ターン
15K4でリーC号車撃破!
■第5ターン
アメリカ軍の無線機が故障した!!
ドイツ軍の無線機連絡も途切れた!!
ドイツ軍の故障していた対戦車銃修理不可能。
ドイツ軍は対戦車銃でアメリカ軍Lee戦車に立ち向かうが効果がない。
15Y7でドイツ軍III号戦車A号車麻痺!!
15N4でアメリカ軍8-1指揮官後送!!
783高地をドイツ軍が占領した。
アメリカ軍の無線機完全に故障した!!
地図盤6のアメリカ軍はドイツ軍の照準線(LOS)を避けるために一旦後退する。代わりにLee戦車を前進させて強力な75mm砲でドイツ軍分隊を攻撃する。
15Y6のアメリカ軍6-6-6J分隊が3回目の士気チェック失敗。ELRが3なので次に士気チェックに失敗するとルール141.52により新兵になってしまう。脱出不能のため除去された。
■第6ターン
アメリカ軍Lee戦車D号車の37mm砲故障!!
ドイツ軍III号戦車A号車は麻痺後盤外へ撤退した。
15P8でアメリカ軍M2が撃破されて炎上!
15Y8でアメリカ軍Lee戦車D号車撃破!!
15Y6の白兵戦でアメリカ軍指揮官8-0戦死し714高地もドイツ軍が占領した。
6E4でアメリカ軍Lee戦車E号車に対するドイツ軍4-6-8M分隊による走行不能の試みが成功した。
15R8でアメリカ軍指揮官8-1戦闘不能。6-6-7P分隊戦闘不能。6-6-7B分隊6-6-6H分隊が半個分隊になった。
高地からの射撃は効果が大きい。
6D7のLee戦車B号車に対して15N5のIV号戦車A号車が1080m(27ヘクス)で射撃!
撃破!!炎上!!
地図盤6の北端で動けずにいたドイツ軍分隊にとってこれは大きい!!
■第7ターン
残り2ターンでドイツ軍は勝利じょうけんの6Y6から7Y1の道路ヘクスに戦闘可能分隊の照準線(LOS)を通せるか?
15R8のアメリカ軍指揮官8-1がサイコロ12を出して回復失敗して後送!!
15R6でアメリカ軍8-0指揮官、6-6-6U,Z分隊がKIAで全滅!
アメリカ軍分隊は7-4-7が6個中3個戦闘可能。6-6-7が3個中0.5個戦闘不能、0個戦闘可能。6-6-6が11個分隊中3個戦闘不能、2個戦闘可能だ。
15U9でアメリカ軍指揮官7-0、6-6-6E,Y分隊半個分隊になった。脱出不能のため降伏した。
6E4でアメリカ軍Lee戦車E号車にドイツ軍が白兵戦をしかけ破壊成功。
アメリカ軍は全車両を失った。
アメリカ軍分隊は7-4-7が6個中3個戦闘可能。地図盤6の建物に立てこもっており、川の東岸には皆無だ。6-6-7が3個分隊全滅。6-6-6が11個分隊中2個戦闘不能で戦闘可能分隊は0個だ。
■第8ターン(最終ターン)
■勝利条件の確認
ドイツ軍が6Y10から7Y1の道路に対して固有火力の射程内で照準線が通るのはAFV5輌、分隊4個のため9ビクトリー・ポイント。あと1ビクトリー・ポイント不足するためアメリカ軍の勝利!!
■感想
ドイツ軍はあと1個分隊で勝利だっただけに実に惜しい戦いだった。
川の東岸では、アメリカ軍は粘っていたが、結局、全滅してしまった。前半はアメリカ軍37LL対戦車砲が活躍していい形だったのだが・・・。高地からの射撃でアメリカ軍が有利だったのだが、徐々に押されていった。
川の西岸では、アメリカ軍が粘り、ドイツ軍を長期間地図盤北端に釘付けにして、南下を防ぎきることに成功した。
とはいえ、93.戦闘態形の維持ルールを含めていたらアメリカ軍は総崩れになっただろう。
攻撃目標が明確で激しい射撃戦になり、展開がどうなるかわからないスリルもあるので楽しいシナリオだった。