Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

MMP ASL『Beyond Valor』第3版 コンポーネント紹介

Advanced Squad Leader(ASL)シリーズ第一作のMMP『Beyond Valor』(第3版)を入手したのでご紹介する。

第2版だとヒストリカル・モジュールの『Red Barricade』が付属したようだが、第3版はそれがなくなったということだ。

タイトル『Beyond Valor』は、『勇気を越えて』『勇気の向こう側』といったところか。

 

ボックス・アートはRodger B. MacGowan氏ではなくなったようだ。アメコミみたいな歩兵の絵が個人的には好きではない。Rodger B. MacGowan氏の絵がよかった。

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マップは『戦闘指揮官』(Squad Leader)の1から4、『クロス・オブ・アイアン』(Cross ofIron)の5、『G.I.勝利への礎』(G.I. Anvil of Victory)の8と、AH版『Beyond Valor』と同じ20,21,22,23の合計10枚だ。

 

ということは『Beyond Valor』初版発売時には『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズが4作揃っていないとプレイできないシナリオがあったということか。お財布に優しくないなぁ~

販売戦略上それはどうだったのだろうか?

第3版で『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズのマップもつけたのは正解だ。
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薄いボール紙なので下の写真のように折れ目が浮いてしまうのが残念だ。

『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズの厚い地図盤が、高級感がある上、安定するので、私は一番好きだ。

 

プレイする時、皆さんどうやってこの浮き上がりを防いでいるのだろう?

上に透明なボードを置くのが一番よさそうだ。

下の写真で、上に置いてあるのがMMP第3版。下がAH『戦闘指揮官』(Squad Leader)版。
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AH『戦闘指揮官』(Squad Leader)にあった非舗装道路(1C7から1F8 につながる道路)がなくなった。


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建物の向きや形や大きさが微妙に変わっている。これまで通っていた照準線(LOS)が通らなくなったり、その逆が起こり、戦局が変わるだろう。
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建物ヘクスか開豁地ヘクスか不明だった4X8は明確に建物ヘクスになった。

これはいい改正だと思う。
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AH『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズの時には石造建物と木造建物区別がつきにくい色使いの地図盤があったが、MMP第3版では明確になっている。

全体に色づかいが明確になった。8V6,8W6のお城(?)もわかりやすくなった。
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シナリオはAH版『Beyond Valor』にあったASL Scenario1から10に加えて、123から136まで合計24個と豪華だ。123から136がどこから持ってきたかはシナリオ・タイトルの下に記載がある。

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サイコロは白、赤、青、黒の4個。

ASL Rule Bookを読むと、色に意味はないようだ。色つきサイコロと色無しサイコロとして使えばいいようだ。3個目4個目のサイコロは、一回サイコロ振ることで時間短縮を図るためにその後に続くサイコロの目判定に使えるようだ。


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『ASL Rule Book』にH章が入っているので『Beyond Valor』にはH章がないが、H章はちょっとした戦車図鑑、火砲図鑑だ。

今後、各国ユニットが登場すると増えていくのだろう。

バインダーに収まるのだろうか?

 

ユニットは、全部で13.5枚

マーカーやドイツ軍、フィンランド軍やソ連軍が用意されている。

1/2インチのシートは280個x5.5枚。1540個。f:id:Haruichiban0707:20230113203150j:image

5/8インチのシートが176個x7枚。1296個。f:id:Haruichiban0707:20230113203306j:image

1/2インチ180個、5/8インチ64個のシートが1枚だ。
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1/2インチ1720個、5/8インチ1296個、合計3016個。凄い数だ!!

 

『ASL Rule Book』H章にドイツ軍とソ連軍の車両と火砲が紹介されている。ドイツ軍車両が99種、火砲が30種。なんとゴリアテまでユニット化されている。

ソ連軍車両が47種、火砲27種。レンドリースで米英製車両11種の記事もある。

 

AH『クロス・オブ・アイアン』(Cross of Iron)に入っていたモロトフ・カクテル(火炎瓶)は入っていない。

 

馬や落下傘も入っていない。

(2023/02/24追記:この記事を書いたあとわかったので訂正する。馬はイラストが横から見た絵から上から見た絵に変わっているが含まれた。

落下傘はNo Moveカウンターの裏に描かれていた。)

 

 

ユニットの切れ目に沿って、ロータリー・カッターをクルクル回転させると、簡単に綺麗に切ることができる。

 

ユニットは、サンセットゲームズさんの大容量カウンタートレイ・マークIIIに収納した。

sunsetgames.theshop.jp

ダイソーのSIKIRI30もいいが、5/8インチの砲や車両カウンターを入れるにはもう少し大きいスペースがほしい。ダイソーには数が少ないものもあるので、そちらでもいいと思うが、私はサンセットゲームズさんの大容量カウンタートレイ・マークIIIにした。

 

SIKIRI 30 | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア

 


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トレイは今後のために空けておいた所もあるので結局13個になってしまった。

マーカー5個(空き27個)

フィンランド軍1個(空き2個)

ソ連軍3個(空き22個)

ドイツ軍3個(1個)

アメリカ軍?1個(空き23個)

 

この分だとマーカー5個

米英ソ仏中他、日独伊フィンランド他で11x3=33個

合計38個!!??

凄~い

 

 

 

マップ見ながらユニット切り離してトレイに入れていくと、なんだかとてもワクワクしてくる。

 

【更新履歴】

2024/02/23 ロータリーカッターへのリンク切れ修正