Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

二度の遼陽決戦の行方は? K2P/EPC『日露戦争』バトル・レポート(AAR)(その2)


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エポック社が1981年に発売し、2001年に『コマンドマガジン』第40号の付録なり、ジャパンウォーゲームクラシックス(JWC)として、2018年に発売された『日露戦争』をソロ・プレイしてみた。

奇しくも2024年は日露戦争開戦120周年の年だ。

ソロ・プレイしてみて歴史を追体験してみたい。

 

前回第3ターンまでに、ロシア軍はウラジオストック艦隊と旅順艦隊がほぼ全滅し、営口(3022)に上陸されてしまった。旅順(1702)とロシア本国が分断されてしまった。

 

前回までの状況はこちらだ。

haruichiban0707.hatenablog.com

https://haruichiban0707.hatenablog.com/entry/2024/07/28/180000

目次

    1. ■第4ターン(1904/07)
    2. ■第5ターン(1904/08)
    3. ■第6ターン(1904/09)
    4. ■第7ターン.(1904/10)
    5. ■第8ターン(1904/11)

■第4ターン(1904/07)

海戦フェイズ

ロシア軍は修理中のため出撃しない。

日本軍移動フェイズ

日本軍の輸送ポイントは16だ。

営口(3022)と候兎石(1613)に歩兵師団(9-8)が上陸してそれぞれ大石橋(2824)と南山(1707)を目指す。

大狐山(1526)、営口(3022)に4-8旅団が上陸して前進する。

第4師団は様子嶺(2632)を攻撃し、第1師団は1838を攻撃する。

 

日本軍戦闘フェイズ


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1838の戦闘では6:1でdr4でDDだ。ロシア軍騎兵がD状態になって2039に退却した。

戦闘後前進で6ES旅団が1937に包囲された。

様子嶺(2632)では3:1でdr2でDDだ。ロシア軍Oren騎兵旅団が2832に退却した。

日本軍第4師団が様子嶺(2632)を占領し2731まで前進した。

海城(2927)の戦闘では2:1でdr5でEXだ。ロシア軍3ES旅団、日本軍第2師団がD状態になった。

大石橋(2824)では3:1でdr3でDRだ。ロシア軍は退却不能のため第2砲兵旅団が壊滅して日本軍に1VP入り23VPになった。

熊岳城(2518)で2:1でdr2でDRだ。ロシア軍は2417に退却し日本軍が熊岳城(2824)を占領して2418に戦闘後前進した。

金州(1708)では7:1でdr1でDEだ。

7ES旅団が壊滅し、金州(1708)が陥落した。

 

日本軍再編成フェイズ

日本軍は3027にいる第2師団を補充した。


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明石大佐の秘密工作フェイズ

dr4で合計19になった。惜しかった。あと1ポイントだったのだが・・・。

ロシア軍移動フェイズ

満洲軍の輸送ポイントは12で合計14になった。満洲守備隊は6のままだ。

ロシア軍は8ESと第2騎兵旅団が金州(1708)奪還に向けて移動する。

 

ロシア軍の目線で戦場を見ると、塞馬集(2138)を抜かれると、撫順(3241)、奉天(3437)、鉄嶺(3744)が危険だ。非常に危険な状況だ。遼陽(3132)を守部隊も少なく、かなり厳しい。

 

奉天(3437)、撫順(3241)に増援が到着した。

海城(2927)を放棄し鞍山(3030)に3ES旅団(2-4)が移動する。

2932に第35師団(10-6)が移動して守備を固める。

塞馬集(2138)に第2騎兵旅団が後退する。

 

ロシア軍戦闘フェイズ

なし

 

ロシア軍再編成フェイズ

3輸送ポイント使って3ユニット回復させた。

1637の6ES旅団(3-6)が補給切れでD状態(裏)になった。


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■第5ターン(1904/08)

海戦フェイズ

旅順艦隊は総合戦力4なので出撃しないと勝利得点0だ。出撃したら1だが、出撃するとこの戦力差では全滅するのが目に見えているので旅順港に逼塞してバルチック艦隊を迎えるつもりだ。

とここまで書いて、バルチック艦隊についてルール・ブックに記載がないことに今さらながら気がついた。

「あれ?」と思ったら、ルール・ブックのp.2に「●追加ユニット 「コマンド・マガジン日本版」第 40 号で収録されたボーナスユニット──日本海海戦に参加したロシア・バル
チック艦隊のユニットを収録しています。使用方法は特に定めていませんので、プレイヤー同士の合意の下で、自由に使ってください。」とある。バルチック艦隊来航は1905年5月27日だからこのゲームの範囲外だからだ。

 

日本軍移動フェイズ

日本軍は14輸送ポイント使用して、営口(3022)に2個旅団(4-8)、候兎石(1613)に4個旅団(4-8)と1個砲兵旅団(3-6)を上陸させた。

日本軍は第4師団と第3師団で摩天嶺(2534)を包囲した。

戦闘比は1:1になるので戦闘しないで包囲して補給切れにしたほうがいいようだ。

 

鞍山(3030)を完全に包囲した。

普蘭店(1912)も包囲した。

 


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日本軍戦闘フェイズ

1937で6:1でdr1で結果はDEだ。

ロシア軍6ES旅団が全滅した。

日本軍の勝利得点が1VP増えて25VPになった。

普蘭店(1912)の戦闘で7:1でdr5でDDだ。退却不能のためロシア軍第2騎兵旅団が壊滅した。

日本軍の勝利得点が1VP増えて26VPになった。

1311にいる8ES旅団が包囲された。

鞍山(3030)の戦闘では7:1でdr1でDEで3ES旅団が全滅した。

日本軍の勝利得点が1VP増えて27VPになった。


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日本軍再編成フェイズ

なし

明石大佐の秘密工作フェイズ

dr2で21点になった。

20点を超えたのでもう一度ダイスを振った結果、dr3だったので効果なしだ。

ロシア軍移動フェイズ

ロシア満洲軍は12輸送ポイント獲得し13点になった。

10-6, 7-6, 3-10を輸送して、それぞれ遼陽(3132)、奉天(3437)、撫順(3241)に輸送した。

 

塞馬集(2138)にいる第2騎兵旅団(3-10)は塞馬集(2138)を放棄して城廠(2442)に後退した。

撫順(3241)の3S師団(7-6)は本渓(2737)で守備につく。

奉天(3437)にいた第31師団(10-6)が3331に防衛戦を敷く。

遼陽(3132)にいたOren騎兵旅団2個が両翼に広がる。

 

ロシア軍戦闘フェイズ

なし

ロシア軍再編成フェイズ

摩天嶺(2534)の6S師団(7-6)が補給切れでD状態になった。1811の8ES旅団も補給切れでD状態になった。


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■第6ターン(1904/09)

 

海戦フェイズ

なし

日本軍移動フェイズ

日本軍は4-8歩兵旅団を5個、2-10騎兵旅団を2個輸送する。14補充ポイント使用したので4ポイントになった。

安東(1332)に4-8歩兵旅団2個を上陸させた。営口(3022)には4-8歩兵旅団3個と2-10騎兵旅団2個を上陸させて、遼陽(3132)に向かわせる。

 

日本軍第12師団と第2師団が遼陽(3132)に隣接したので、ロシア軍総司令部が奉天(3437)に移動した。

 

日本軍2個歩兵師団と1個騎兵旅団と1個砲兵旅団が城廠(2442)を攻撃する。


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日本軍戦闘フェイズ

城廠(2442)の戦闘は7:1でdr4でDDだ。ロシア軍第2騎兵旅団(3-10)がD状態になり2543に退却した。

摩天嶺(2534)の戦闘は3:1でdr4でDRだ。ロシア軍6S師団(5-4)が壊滅し、日本軍に2VP入り29VPになった。

1811の戦闘では7:1でdr4でDDだがロシア軍8ES旅団(2-4)が退却できずに壊滅した。日本軍に1VP入り30VPになった。


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日本軍再編成フェイズ

なし

明石大佐の秘密工作フェイズ

dr5で26点になった。dr4のためストライキは発生しなかった。

 

ロシア軍移動フェイズ

満洲軍に輸送ポイント14がプラスされ15点になった。

10-6、7-6、3-10それぞれ1個ずつ輸送し、12点減少して3点になった。

10-6と3-10は3436へ、7-6は奉天(3437)まで輸送した。

 

2543にいたロシア軍騎兵旅団が2745へ後退した。奉天(3437)にいた7-6が遼陽(3132)に前進した。

ロシア軍戦闘フェイズ

なし

ロシア軍再編成フェイズ

2745にいた騎兵旅団に補充した。


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■第7ターン(1904/10)

海戦フェイズ

なし

旅順艦隊は静かに逼塞している。

日本軍聯合艦隊バルチック艦隊回航に備え、整備と訓練に明け暮れている。

 

日本軍移動フェイズ

日本軍の補充ポイントは12点で合計16点になった。8点使用して4-8旅団2個を営口(3022)に輸送した。28cm砲(10-2)を3個を候兎石(1613)に上陸させた。

2個師団と1個騎兵旅団と1個砲兵旅団で、2745のロシア軍騎兵旅団を追跡する。

 

遼陽(3132)に向けて前進する。

 

金州(1708)は39対14つまり2対1で地形が丘陵のため1対1になる。要塞戦闘結果表を見ると1対1では恐ろしくて攻撃できない。

 

遼陽(3132)は33対17で1対1だ。あと1戦力あれば2対1だが、1対1で都市によるシフトがあるので攻撃できない。

 

日本軍戦闘フェイズ


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2745で2:1でdr4でARだ。

2934で7:1でdr3でDEだ。1VP入り日本軍は31VPになった。

遼陽(3132)の背後に日本軍が迫った。2932にいるロシア軍第35師団が包囲された。

3529の戦闘は4:1でdr3でDRだ。日本軍が遼陽(3132)に向けて包囲翼を縮めてきた。

3331の戦闘では1:1でdr2でDRだ。3529の戦闘でロシア軍が退却した影響で連鎖反応が起きた。3342のOren騎兵旅団が完全包囲された。


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日本軍再編成フェイズ

なし

明石大佐の秘密工作フェイズ

dr6で32点になった。

30点を超えたのでdr1でストライキ、dr6で暴動が起きるがdr3だったので効果なしだ。

 

ロシア軍移動フェイズ

ロシア軍の輸送ポイントは14点プラスされ16点になった。

10-6を2個師団輸送し12点使用し4点になった。それらは3436に輸送した。

 

第2騎兵旅団(3-10)が撫順(3241)に向けて後退して3043に移動した。

3432で包囲された騎兵旅団を救うため、ロシア軍は2個歩兵師団(10-6)と2個騎兵師団(3-10)を集中させて3332にいる日本軍4-8旅団を攻撃する。


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ロシア軍戦闘フェイズ

3332の戦闘は3:1でdr6でEXRだ!!


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日本軍第3、第9旅団(4-8)が退却不能のため壊滅した。ロシア軍第9師団(10-6)がD状態になった。

騎兵が突撃して下の写真のように日本軍の後方に出ることができる。f:id:Haruichiban0707:20240505223802j:image

だが、こうすると、3-10、10-6、3-10が非補給下になってしまう。

だから、このような戦闘後前進はしないでおく。

補給が通るなら、このような騎兵による突破は効果的だ。

 

日本軍の勝利得点(VP)は2点下がって29点になった。

 

ロシア軍再編成フェイズ

3333のロシア軍第9師団(10-6)が補充を受けて回復した。

2932のロシア軍第35師団が補給切れのためD状態になる。

 

■第8ターン(1904/11)

海戦フェイズ

なし

日本軍移動フェイズ

日本軍は12ポイントを得て18ポイントになった。

6ポイント使って4-8旅団2個と28cm砲1個を、営口(3022)と候兎石(1613)に上陸させた。

3042で日本軍がロシア軍騎兵を追い詰めた。

遼陽(3132)を包囲し決戦を挑む。

渾河の近くでも互いに相手を包囲しようとする戦いが始まる。

南山(1707)に28cm砲を近づけていく。次のターンで南山(1707)を砲撃予定だ。


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日本軍戦闘フェイズ

3043で6:1でdr4でDEだ。退却不能のためロシア軍騎兵旅団が全滅した。

日本軍に1VP入り、30VPになった。

 

 

下の写真は遼陽(3132)周辺の状況だ。

ロシア軍が2個師団(10-6)(7-6)で守っているので、これだけ包囲しても1:1になってしまう。

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日本軍にとっての左翼、ロシア軍にとっての右翼である3432の戦闘は4:1でdr1でDDだ。ロシア軍3-10騎兵旅団が退却不能のため全滅した。

日本軍に1VP入り31VPになった。

第一次遼陽(3132)決戦は、1:1でdr4でARだ!!

第一次遼陽(3132)決戦は、日本軍の敗北に終わった。


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日本軍再編成フェイズ

なし

 

明石大佐の秘密工作フェイズ

dr6で38点になった。

dr2でストライキも暴動も起こらなかった。

 

ロシア軍移動フェイズ

ロシア軍輸送ポイントが16点入って19点になった。

10-6を1個師団、7-6を2個師団を奉天(3437)と3436に輸送した。

 

本渓(2737)に7-6歩兵師団1個を増援に送る。

 

奉天(3437)から日本軍左翼、ロシア軍右翼の3533にいる日本軍騎兵旅団を攻撃する。

 

2932にいる第35師団を救出したいが日本軍のZOCがあって包囲を解けない。

 

遼陽(3132)もこのままだと補給切れになってしまうので、3232に前進して打開を図る。


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ロシア軍戦闘フェイズ

第二次遼陽(3132)決戦だ!!

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3533の戦闘は7:1でdr1でDEで日本軍第1騎兵旅団が壊滅した。

勝利得点が-1され30VPになった。

日本軍の左翼、ロシア軍の右翼3332の決戦では、7:1でdr5でDDだが日本軍第13旅団が壊滅して勝利得点が-1され29VPになった。遼陽(3132)の包囲網が解けた。


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ロシア軍再編成フェイズ

2932のロシア軍第35師団(6-4)が補給切れで潰滅した。

日本軍に勝利得点(VP)3が入り32VPになった。


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日本軍は南山(1707)を攻めあぐね、遼陽(3132)決戦も二次にわたったが撃退された。

遼陽(3132)の東、つまり日本軍にとっての右翼、ロシア軍にとっての左翼に、ロシア軍守備隊がいなくなってしまったので、この方面からロシア軍を片翼包囲できそうだ。また、撫順(3241)や本渓(2737)を攻略して奉天(3437)や鉄嶺(3744)に向かう道もある。

 

南山(1707)には待望の28cm砲が到着したので、次ターンからは猛撃が始められそうだ。

今後の展開はどうなるだろうか?

 

次回に続く

haruichiban0707.hatenablog.com

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