ちょっとした時間ができたときにプレイするゲームといえば、やはりK2P『ドイツ戦車軍団』(エル・アラメイン)だ。全ユニットを並べても50個以下だし、4ターンで終わるし、ルールは簡単だからだ。
ドイツ軍の勝利条件は各ゲーム・ターンのイギリス軍攻撃手順終了時、ドイツ、イタリア軍ユニットが、(1)エル・アラメイン、またはそこから東に延びる道路上の1ヘクス以上、(2)アラム・ハルファ高地にある二つの英連邦軍陣地のうち1ヘクス以上を占領すると、ドイツ軍の勝利だ。
イギリス軍の勝利条件は、イギリス軍の移動手順中、イギリス軍ユニットがマップ西端からマップ外へ「突破」することだ。
目次
- ■初期配置
- ■第1ターン(1942/08/31午前)
- ■第2ターン(1942/08/31午後)
- ■第3ターン(1942/09/01午前)
- ■第4ターン(1942/09/01午後)(最終ターン)
- ■勝利条件の確認
- ■感想
■初期配置
初期配置は決まっている。
■第1ターン(1942/08/31午前)
ドイツ軍の作戦は装甲師団が南部から東に向かって進み、北に向かって方向を変えてエルハマン(0402)を目指して進む予定だ。
ドイツ軍第15装甲師団と第21装甲師団第200機械化歩兵連隊が、ヘクス1916の英軍第7機甲師団第4機甲旅団を包囲した。
ヘクス1618で英軍第7機甲師団第7m機械化歩兵連隊を、ドイツ軍第21装甲師団第5装甲連隊と第104自動車歩兵連隊が包囲した。
ヘクス1218では第2ニュージーランド師団第6歩兵旅団を、ドイツ軍第90装甲師団第155自動車歩兵連隊と第361自動車歩兵連隊とイタリア軍アリエテ機甲師団が正面攻撃する。
ヘクス0517の英軍陣地にこもる第1南アフリカ師団第3歩兵旅団をドイツ軍第164歩兵師団第125、第433歩兵連隊が攻撃する。
ヘクス1618で英軍第7機甲師団第7m機械化歩兵旅団は壊滅した。
ヘクス1916で英軍第7機甲師団第4機甲旅団が包囲されて壊滅した。
ヘクス1218の英軍陣地では第2ニュージーランド歩兵師団第6歩兵旅団が12km(4ヘクス)も後退した。
ヘクス0517で南アフリカ歩兵師団第3歩兵旅団が9km(3ヘクス)退却しエルアラメイン(0415)に後退した。
奇襲を受けた英軍は混乱の中、半分の移動力でしか移動できない。
英軍はヘクス11xx列に防衛線を引こうとする。
英軍は何とか独伊軍の突破を防ぐ。
■第2ターン(1942/08/31午後)
ドイツ軍第15装甲師団第8装甲連隊と第115機械化歩兵連隊と第21装甲師団第200自動車化歩兵連隊はヘクス1509にいる英軍第7機甲師団第7機甲旅団に追いつき包囲した。
第21装甲師団の第5装甲連隊と第104自動車化歩兵連隊がヘクス1214にいる英軍第2ニュージーランド歩兵師団第6歩兵旅団を攻撃する。
ヘクス1417でイタリアアリエテ機甲師団とリットリオ機甲師団とフォルゴア空挺師団とドイツ軍第90装甲師団自動車化歩兵連隊が第2ニュージーランド歩兵師団第5旅団を包囲した。
ヘクス1116ではドイツ軍第90装甲師団第361自動車化歩兵師団が第16インド機甲旅団を攻撃する。
ヘクス0617の英軍陣地でドイツ軍第164師団第125第433歩兵連隊が第1南アフリカ師団第2歩兵旅団に正面攻撃する。
ヘクス1214で英軍第2ニュージーランド歩兵旅団が壊滅した。
ヘクス1116で第16インド機甲旅団がヘクス0913に退却した。
ヘクス1509で英軍第7機甲師団第7機甲旅団が包囲され壊滅した。
ヘクス1417で第2ニュージーランド師団第5歩兵旅団が壊滅した。
ヘクス0617でドイツ軍第164装甲師団の2個連隊が第1南アフリカ師団第2歩兵旅団によって撃退された。
英軍はドイツ軍がエルハマン(0402)に北上するのを防ぐためにヘクス11xx列に防衛線を横一線に引いた。
英軍はかろうじて薄い防衛線をヘクス11xx列に引いた。
これでドイツ軍第15装甲師団と第21装甲師団の突破は防いでいる。
■第3ターン(1942/09/01午前)
ドイツ軍第15装甲師団と第21装甲師団がヘクス1106の英軍第44歩兵師団第133歩兵連隊に攻勢をかける。ここを突破すればエルハマン(0402)に通じる海岸道路に到達できる。
ヘクス1111でドイツ軍第21装甲師団の2個連隊が第５インド師団第5歩兵旅団を攻撃する。
ヘクス0913でイタリア軍リットリオ機甲師団とドイツ軍第90装甲師団第155自動車化歩兵連隊が第161インド機甲旅団を攻撃する。
ヘクス1018で英軍第44師団第132歩兵旅団をドイツ軍第90装甲師団第361自動車化歩兵連隊とイタリア軍3個師団が包囲した。
ヘクス0716でドイツ軍第164師団第433歩兵連隊とイタリア軍トリエステ機械化歩兵師団が攻撃する。
ヘクス1106で英軍第44師団第133歩兵旅団が壊滅した。
ドイツ軍第15装甲師団の前方に海岸道路までの道が開けた。
ヘクス1111で第5インド師団第5歩兵旅団が壊滅した。
ヘクス0913で第16インド機甲旅団が壊滅した。
ヘクス1018で英軍第44師団第132旅団が包囲殲滅された。
ヘクス0716で第1南アフリカ歩兵師団第3歩兵旅団が全滅した。
英軍20ユニットのうち半分の10ユニットが壊滅した。
英軍はハルファ高地に2ユニットを集める。
英軍はユニットとユニットの間に2ヘクスで隙間だらけの戦線を引く。
その一方で最北端のヘクス0220のドイツ軍ラムケ空挺連隊を、第9オーストラリア師団第20歩兵旅団と第24歩兵旅団が攻撃し勝利条件のマップ西端への「突破」を目指す。
ヘクス0220でラムケ空挺連隊が壊滅した。
次ターンに英軍が突破する可能性ができた！
■第4ターン(1942/09/01午後)(最終ターン)
ドイツ軍第15装甲師団が海岸道路に到達した。英軍手順終了時まで確保し続ければドイツ軍の勝利条件達成だ。
アルムハルファ高地があるヘクス1110をドイツ軍第21装甲師団の3個連隊が攻撃する。
ヘクス0912をイタリア軍2個師団とドイツ軍第90装甲師団第155機械化歩兵連隊が攻撃する。
ヘクス0714をドイツ軍第90装甲師団第361自動車化歩兵師団とイタリア軍アリエテ機甲師団が攻撃する。
ヘクス0516をイタリア軍2個師団とドイツ軍第164師団第433歩兵連隊が攻撃する。
ヘクス0516で第1南アフリカ歩兵師団第2歩兵旅団が12km(4ヘクス)後退した。
ヘクス0713で第5インド師団第9歩平旅団が12km(4ヘクス)後退した。
ヘクス0912で第9オーストラリア師団第26歩兵旅団が全滅した。
ヘクス1110のアラム・ハルファ高地で英軍第8機甲師団第23機甲旅団がドイツ軍第21装甲師団の猛攻を撃退した。
英軍は20ユニット中11ユニットを失い、2ユニットが混乱状態になっている。
英軍が使えるのはわずか7ユニットだけだ。
英軍は地図盤西端からの「突破」の可能性はない。
英軍はヘクス0402にいるドイツ軍第15装甲師団第115自動車化歩兵連隊を海岸道路から撃退すれば英軍の勝利だ。
しかし、エルハマン(0402)は集落だから防御力2倍だ。
そこに移動できるのはヘクス0904にいる英軍第10機甲師団第8機甲旅団だけだ。
攻撃しても4:8=>1:2だ。戦力比ではダイス17%(1/6)でDR1だが、仮にその結果が出ても0301に退却するだろうから、ドイツ軍の勝利が確定だ。
英軍は降伏して全戦線で退却した。
■勝利条件の確認
4.1(1)ドイツ軍が、エルハマン(0402)に1ユニット進出したので、エル・アラメイン、そこから東に延びる道路の占領に成功した。
4.1(2)ドイツ軍がアラム・ハルファ高地の1ヘクスを占領することに失敗した。
4.2 英軍は地図盤西端からの突破に失敗した。
4.1(1)の勝利条件を満たせなたのでドイツ軍の勝利！！
■感想
英軍は第1ターンにヘクス1907からヘクス1509に動かした英軍第7機甲師団第7機甲旅団に移動したのが失敗だった。ドイツ軍第15装甲師団に追いつかれてしまい第2ターンに1ユニット失ったてしまったからだ。
追いつかれないようなヘクスに移動するべきだった。
ドイツ軍は理想的な展開になり勝利できた。
英軍はドイツ軍の今回の攻勢に対して何ができただろうか？
破られそうな所を抑えるために部隊を動かすことに翻弄されて他に手がなかったように思う。
後からまた見直して英軍に何ができたか考えてみたい。
このゲームはルールが簡単なゲームだが、ちょっとした時間で何度もプレイしたくなるゲームだ。
