
SS『聯合艦隊』(Fleet Battles)のシナリオ19「復讐の波濤(第一次ベララベラ海戦)」をプレイしてみた。
シナリオでは連合軍の方向は、2になっているが、そうすると地図盤外にすぐ出てしまう。
『戦史叢書 第96巻「南東方面海軍作戦<3>ーガ島撤収後ー』(昭和51年8月30日)p.309の図を見ると日本軍と連合軍は反航しているように見える。
そのため、今回は、連合軍の向きは2ではなく5にして、ヘクス配置もSelfridgeをD-1201からD1002、O'BannonをD1002からD1201に変更した。
『プラン・サンセット』第2号のp.42にある正誤表によると、連合軍の向きは2ではなく5が正しい。(2025/08/11 追記)
- ■ターン数
- ■勝利条件
- 【0】初期配置
- 【1】第1ターン(1943/10/06 2335)
- 【2】第2ターン(1943/10/06 2341)
- 【3】第3ターン(1943/10/06 2347)
- 【4】第4ターン(1943/10/06 2353)
- 【5】勝利条件の確認
- 【6】感想
■ターン数
9ターン、または一方の軍が勝利条件を満たしたターン終了時まで
■勝利条件
日本軍は、自軍のPLが0以下になる前に米海軍のPLを-3以下にすると勝利する。
米軍は、日本軍のPLを0以下にすると勝利する。
今回はどうなるだろうか?
【0】初期配置
今回は、連合軍の向きは2ではなく5にして、ヘクス配置もSelfridgeをD-1201からD1002、O'BannonをD1002からD1201に変更した。
米軍はSGレーターを装備している。

【1】第1ターン(1943/10/06 2335)
哨戒中の日本軍は回頭するところだったようなので、回頭する。
「右舷約1100m。敵艦4隻です。」
米軍はSGレーダーで日本軍を発見していた。
「今ここで射撃しても遠距離だから2個のダイスを振って(以後DRと書く)、4以下でないと命中しない。17%しか命中しない。砲撃準備だけして砲撃待機だ。」
第4駆逐艦部隊のフランク・R・ウォーカー大佐が言う。
日本軍の見張り員からは米軍は見えていない。
「日本軍から9,000mの距離を保ちながら、面舵60度。敵艦隊に接近するぞ。」ウォーカー大佐が命じる。

日本軍PL21
米軍PL11
【2】第2ターン(1943/10/06 2341)
「先ほど見つけた4隻の向こうに2隻います。合計6隻です。」
ウォーカー大佐に報告が上がった。
日本軍の第三水雷戦隊、伊集院松治大佐は、自らも双眼鏡で水平線に目を凝らすが、敵影がはない。
「敵艦隊はいないな。だが油断はできないぞ。敵はいると思え。」
「敵艦との距離は9,000m。」
「雷撃開始!目標敵先頭艦だ。」ウォーカー大佐が命じた。
「セルフリッジ」が発射した8本の魚雷はすべてはずれた。
「シュバリエ」が発射した10本の魚雷のうち1本が日本軍1番艦「秋雲」に命中した。
しかし、不発だった!!
「オバノン」が発射した10本の魚雷のうち1本が「秋雲」に命中した。しかし、これも不発だった。
「くそ。なんで爆発音がしないんだ!例の欠陥のせいじゃないか!?」ウォーカー大佐が怒鳴った。
「敵艦が左舷前方にいることは確実だな。左舷に回頭して突っ込むぞ!」伊集院松治大佐が話す。

日本軍PL21
米軍PL11
【3】第3ターン(1943/10/06 2347)
「左60度回頭。突撃開始」伊集院松治大佐が全艦隊に命じた。
「いました!距離7,000mに敵艦3隻です。」見張り員から報告が上がった。
「敵先頭艦を砲撃だ!」ウォーカー大佐が命じた。
「秋雲」周辺に多数の水柱が上がった。
「まだこちらの態勢が整っていないから、撃つなよ。」伊集院松治大佐が部下を抑える。
「よし!魚雷発射!」伊集院松治大佐が命じた!
「秋雲」から8本の魚雷が発射された。
「セルフリッジ」に1本が命中し爆発が起こった。
「敵の魚雷です!!」
「セルフリッジ」の最大艦速が15ノットに落ちた。
「磯風」の放った8本の魚雷のうち1本が「シュバリエ」に命中した。
「シュバリエ」の艦体前方が切断された!
「風雲」から8本の魚雷が発射された!
3番艦の「オバノン」に1本命中した!大爆発が発生した!!一瞬のうちに「オバノン」は轟沈した!

「クソッ!魚雷の故障がなければ・・・。こうなると勝ち目がない。撤退だ。」ウォーカー大佐が命じた。
「敵艦隊が撤退するぞ。逃すな!撃て!」伊集院松治大佐が命令する。
激しい砲撃による水柱が「セルフリッジ」の周囲に上がった。
「レーダーが破壊されました!2番砲塔も破壊されました。方位盤も破壊されました。」ウォーカー大佐に報告が上がった。

ゲーム上はここで勝利条件を達成したので終了だが、継続する。
日本軍PL21
米軍PL-6
【4】第4ターン(1943/10/06 2353)
「全軍突撃。敵艦隊にとどめを刺せ」伊集院松治大佐が命じた。
「秋雲」に米軍の砲撃が命中した。
「セルフリッジ」に「秋雲」「磯風」の砲弾が命中した。
日本軍は2隊を統合した。
「夕雲」が「セルフリッジ」に雷撃したが8本のうち1本が命中したが不発だ。
「時雨」が「セルフリッジ」を雷撃した。8本のうち1本が命中した。大爆発とともに艦体が真っ二つに割れて沈没した。
ウォーカー大佐も海水中に投げ出され、自力で泳いで、米軍基地に逃れた。
「五月雨」が「シュバリエ」を雷撃し8本の魚雷のうち1本が命中し、大爆発を起こして「シュバリエ」も轟沈した。

先ほどまで激しい戦いがあった海上は静まりかえっている。
救助を待つ兵士達が必死に島影を目指して泳いでいる。
「他に敵艦が近くにいないかよく見張れ。今の所、完勝したと言っていいが、敵が潜んでいる可能性があるからな。」伊集院松治大佐が指示する。
【5】勝利条件の確認
第3ターンで、日本軍が自軍のPLが0にならないうちに、米軍のPLを0以下にしたので、日本軍の勝利
■米軍の損害
第3ターンまで
駆逐艦
沈没1「オバノン」
中破1「セルフリッジ」2W2P
小破1「シュバリエ」3P
第4ターンまで
駆逐艦
沈没3「オバノン」「セルフリッジ」「シュバリエ」
■日本軍の損害
第3ターンまで
なし
第4ターンまで
駆逐艦
小破1「秋雲」1W
第3ターンまで
■米軍の保護水準値=-6
■日本軍の保護水準値=21
第4ターンまで
■米軍の保護水準値=-19
■日本軍の保護水準値=20
【6】感想
史実では日本軍は「夕雲」を失い、「シュバリエ」を沈め、「セルフリッジ」と「オバノン」を大破させた。
それに比べて、今回は、第3ターンまでに日本軍は1隻も失わずに、「オバノン」を沈めたので、史実以上の勝利と言っていいだろう。
今回、米軍の魚雷に対する修正が効いて、不発が多かった。せっかく先手を取ったのだが、不発のせいで、戦果をあげられなかった。
ウォーカー大佐の立場だったら、戦力面で不利だから、増援が来るまで距離を保つか、退避するべきではないだろうか。
日本軍はベララベラ島からの撤退が最優先なので、敵艦を見たら突撃するのが正解だっただろう。
次は「ブーゲンビル島沖海戦」をプレイしてみたい。