Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ヒストリカル・バリエーションを試してみた HJ『ベーシック3』(レニングラード)(Leningrad)バトル・レポート(AAR)その3(1/4)



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HJ『Basic3』(レニングラード)(Leningrad)をプレイしてみた。

このゲームは、SPI『レニングラード攻防戦』(Leningrad)と同一ゲームだ。

 

今回は、『タクテクス』第16号(1984/07)に載っていたヒストリカル・バリエーションに基づいてプレイしてみた。

オリジナル・ゲームは、ソ連軍については、最初に戦うまで戦力がわからないアントライド・システムだが、追加ユニットの裏面がオリジナル・ゲームと異なるのでバレるのだが、全部裏面とした。

果たしてどうなるか?

 

 

■初期配置


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■第1ターン(1941/06/22-06/28)

 『タクテクス』第16号(1984/07)の初期配置だと、ドイツ軍は通常の移動=>戦闘手順だと、移動フェイズ終了時にスタック・オーバー[4.6]してしまうので、蹂躙攻撃[7.0]を仕掛けるしかない。

 このゲームでは敵支配地域(ZOC)から敵ZOCへの直接移動は禁止されている[6.4]ので、ドイツ軍は初期配置ヘクスから蹂躙攻撃を仕掛けていくしかない。

 

●ドイツ軍移動フェイズ

 ヘクス0111の第18軍第1歩兵軍団の第1、第11、第21歩兵師団(6-6)がヘクスがヘクス0210のソ連軍第8軍第90狙撃兵師団(3-5-5)を蹂躙攻撃する。

ドイツ軍は蹂躙攻撃で移動力3MPを使う。戦闘比は18対5で3対1だ。[9.6]戦力比修正では蹂躙攻撃で左2列なので1対1だ。ダイスは3で結果は1/2だ。戦闘結果は防御側/攻撃側の順だ。ソ連軍はヘクス0311へ後退させる。ドイツ軍は2ユニットの戦力段階を1下げる。ヘクス0210へ第21歩兵師団を前進させた。

 

 ヘクス0111の第18軍第26歩兵軍団第61歩兵師団と第217歩兵師団と第18軍第38歩兵軍団第58歩兵師団(6-6)がヘクス0211へ蹂躙攻撃をかける。ソ連軍第8軍第125狙撃兵師団(4-3-5)だ。

ドイツ軍は移動力3MPを使う。戦闘比は、18対3で6対1だ。[9.6]戦力比修正では蹂躙攻撃で左2列なので4対1だ。ダイスは6、結果は2/-だ。ソ連軍第8軍第125歩兵師団(4-3-5)が全滅した。

 さらにヘクス0212に3MP使用して蹂躙攻撃をかける。ソ連軍は第8軍第24狙撃兵軍団第5狙撃兵師団(4-6-5)だ。戦闘比は18対5=>3対1だ。[9.6]戦力比修正では蹂躙攻撃で左2列なので1対1だ。ダイスは5、結果は1/1だ。ソ連軍第8軍第24狙撃兵軍団第5狙撃兵師団(4-6-5)がヘクス0313に後退した。

 

 ヘクス0111のドイツ軍第18軍第291歩兵師団がヘクス0210に移動する。

 

 ヘクス0112のドイツ軍第41装甲軍団の3ユニットがヘクス0110に移動し、ヘクス0209へ蹂躙攻撃をする。移動力はここまでで5MPだ。ソ連軍第8軍第10狙撃兵師団(4-4-5)だ。戦闘比は、28対4=>7対1だ。[9.6]戦力比修正では蹂躙攻撃で左2列、攻撃側に装甲ユニットがあり、1個装甲軍団が攻撃に参加しているので、右2列で、7対1だ。ダイスは5で結果はE/-だ。ソ連軍第8軍第10狙撃兵師団(4-4-5)は全滅した。ヘクス0209へ前進し停止する。ヘクス0310にはソ連軍が3ユニットもいるので、蹂躙攻撃ではなく通常の戦闘をする。

 

 ヘクス0112のドイツ軍第56装甲軍団の3ユニットがヘクス0211に移動し、ヘクス0311へ蹂躙攻撃をする。移動力は4MPだ。ソ連軍第8軍第90狙撃兵師団(3-5-5)に対して、戦闘比は26対5で5対1だ。[9.6]戦力比修正では蹂躙攻撃で左2列、攻撃側に装甲ユニットがあり、1個装甲軍団が攻撃に参加しているので、右2列で、5対1だ。ダイスは6で結果は2/-だ。ソ連軍第8軍第90狙撃兵師団(3-5-5)はヘクス0510へ後退した。

 続けてヘクス0411へ蹂躙攻撃を実施する。ソ連軍第8軍第3機械化軍団第2戦車師団(5-3-7)が相手だ。戦闘比は26対3で8対1だ。[9.6]戦力比修正では蹂躙攻撃で左2列、防御側に装甲ユニットがあるので左1列、攻撃側に装甲ユニットがあり、1個装甲軍団が攻撃に参加しているので右2列で、7対1だ。ダイスは6で、結果はE/-だ。ソ連軍第8軍第3機械化軍団第2戦車師団(5-3-7)が全滅した。ヘクス0411にドイツ軍第56装甲軍団が前進する。

 

 ヘクス0112からドイツ軍第269、第290歩兵師団(6-6)がヘクス0309へ移動する。移動力があればヘクス0310を包囲したかったのだが、それは無理だった。

 

 ヘクス0113のドイツ軍第16軍第2歩兵軍団の第12、第32、第121歩兵師団(6-6)がヘクス0213に蹂躙攻撃をする。移動力は3MPだ。ソ連軍第8軍第24狙撃兵軍団第33狙撃兵師団(3-3-5)だ。戦闘比は18対3で6対1だ。[9.6]戦力比修正では蹂躙攻撃で左2列、4対1だ。ダイスは6で結果は2/-だ。ソ連軍第8軍第24狙撃兵軍団第33狙撃兵師団(3-3-5)はヘクス0413へ後退した。

 

 ヘクス0113のドイツ軍第16軍第28歩兵軍団の2個師団がヘクス0311に移動し、ヘクス0310のソ連軍を包囲した。

 

 ヘクス0113のドイツ軍第16軍第10歩兵軍団の2個師団と第16軍予備の第253歩兵師団がヘクス0312に移動した。

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●ドイツ軍戦闘フェイズ

ヘクス0313のソ連軍第8軍第24狙撃兵軍団第5狙撃兵師団(4-6-5)をドイツ軍歩兵師団6個が攻撃する。戦闘比は36対6で6対1だ。[9.6]戦力比修正はないので、6対1のままだ。ダイスは4で結果は2/-だ。ソ連軍第8軍第24狙撃兵軍団第5狙撃兵師団(4-6-5)はヘクス0513へ後退した。ドイツ軍第16軍第2歩兵軍団の3個師団がヘクス0313に戦闘後前進した。

 

カウナス(ヘクス0412)をドイツ軍第56装甲軍団と第16軍第10歩兵軍団が攻撃する。戦闘比は44対7で6対1だ。[9.6]戦力比修正は、防御側が都市ヘクスにいて装甲ユニットを含むので左に2列、攻撃側に装甲ユニットを含み1個装甲軍団が参加しているので右に2列で、6対1のままだ。ダイスは2で結果は1/-だ。ソ連軍はヘクス0513に後退することを選んだ。ドイツ軍の歩兵師団3個がカウナス(ヘクス0412)を占領した。

 

ヘクス0310のソ連軍は第8軍第3機械化軍団第23戦車師団(6-5-7)、第12機械化軍団第28戦車師団(4-3-7)と第202機械化歩兵師団(4-4-7)だ。戦力比は64対12で5対1だ。。[9.6]戦力比修正は、防御側に装甲ユニットを含むので左に1列。攻撃側に装甲ユニットを含み空軍があり装甲軍団が参加しているので右に3列。防御側が補給切れなので右に2列だ。9対1だ。ダイスは6で結果はE/-だ。ソ連軍の第8軍第3機械化軍団第23戦車師団(6-5-7)、第12機械化軍団第28戦車師団(4-3-7)と第202機械化歩兵師団(4-4-7)が壊滅した。

ドイツ軍第41装甲軍団が戦闘後前進した。



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ソ連軍移動フェイズ

奇襲を受けたスターリンが狂ったように前線の将軍達に向かって反撃を命令した。

[17.0]奇襲ルールに従い、ドイツ軍に隣接するように移動しなければならない。


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ソ連軍戦闘フェイズ

 ヘクス0509のソ連軍第8軍第90狙撃兵師団(3-5-5)がヘクス0309のドイツ軍2個歩兵師団(6-6)を攻撃する。戦闘比は3対12で1対4。戦力比修正はなしだ。ダイスは1で結果は-/Eだ。ソ連軍第8軍第90狙撃兵師団(3-5-5)が全滅した。ドイツ軍が戦闘後前進した。

 

ヘクス0511のソ連軍第21機械化軍団の3個師団とヘクス0512のソ連軍第11軍第2狙撃兵軍団の2個師団が、ドイツ軍第56装甲軍団に攻撃する。戦闘比は27対26で1対1だ。戦力比修正は、防御側に装甲ユニットがいて1個装甲軍団が防御に加わっているので左2列。攻撃側に装甲ユニットがいるので右1列。合計左1列なので戦力比は1対2だ。ダイスは1で結果は-/Eだ!!

ソ連軍は一挙に5ユニットを失った!


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ヘクス0512にドイツ軍第56装甲軍団が戦闘後前進した。

 

ヘクス0413のソ連軍第8軍第24狙撃兵軍団第33狙撃兵師団(3-3-5)とヘクス0513のソ連軍第8軍第3機械化軍団第84戦車師団(4-2-7)と第23狙撃兵師団(5-5-5)と第8軍第24狙撃兵軍団第5狙撃兵師団がドイツ軍第16軍の3個歩兵師団に攻撃する。戦力比は16対18で1対2だ。戦力比修正は防御側が都市で左に1列で戦力比は1対3だ。ダイスは2で結果は-/Eだ。ドイツ軍はヘクス0211に2ヘクス後退した。ソ連軍は一挙に4ユニットを失った!

ドイツ軍はヘクス0513に戦闘後前進した。


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■第2ターン(1941/06/29-07/05)

 

●ドイツ軍移動フェイズ

第41装甲軍団はリガ(ヘクス0908)を突破しヘクス1804まで前進する。

歩兵師団4個がリバウ(ヘクス0205)占領に向かう。

第56装甲軍団は南の道路を前進する。


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●ドイツ軍戦闘フェイズ

ヘクス0205で戦力比は24対2で10対1だ。戦力比修正は防御側が補給切れのため右に2列で12対1だ。ダイスは2で結果はE/-だ。

ソ連軍第8軍第16狙撃兵軍団第67狙撃兵師団(2-2-5)が壊滅した。

ドイツ軍第16軍第28歩兵軍団の2個師団が戦闘後前進した。

 

ヘクス0713のソ連軍第22軍第18狙撃兵師団(6-4-5)と第112狙撃兵師団(1-1-5)をドイツ軍がヘクス0613とヘクス0712から攻撃する。戦闘比は36対5で7対1だ。戦力比修正は1空軍ユニットで右に1列、防御側が補給切れで右2列で合計右3列。戦力比は10対1だ。ダイスは2で結果はE/-だ。ソ連軍第22軍第18狙撃兵師団(6-4-5)と第112狙撃兵師団(1-1-5)が全滅した。ドイツ軍第16軍第10歩兵軍団の3個師団が戦闘後前進した。

 

ヘクス0913のソ連軍第48狙撃兵師団をドイツ軍第56装甲軍団と第16軍第2歩兵軍団が攻撃する。戦力比は44対4で11対1だ。戦力比修正は攻撃側に装甲ユニットと1個装甲軍団がいるので右に2列だ。ダイスは5で結果はE/-だ。ヘクス0913にドイツ軍第56装甲軍団が戦闘後前進した。


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ソ連軍移動フェイズ

ソ連軍は、これまでに機械化部隊8個師団、狙撃兵師団12個を失った。

レニングラードを守る部隊が皆無だ。

増援のうちレニングラード(2604)に登場した機械化師団をヘクス2204に移動させてドイツ軍第41装甲軍団に備える。

ソ連軍が西ドヴィナ川沿いに戦線を張った。これでドイツ軍第41装甲軍団は補給切れだ。


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■第3ターン(1941/07/06-07/12)

●ドイツ軍移動フェイズ

ドイツ軍は道路沿いに前進する。

突出していた第41装甲軍団は戻ってきた。


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●ドイツ軍戦闘フェイズ

ヘクス1008で、ソ連軍第27軍第181(2-2-5)、第183狙撃兵師団(3-4-5)を第41装甲軍団と4個歩兵師団が攻撃する。戦力比は52対6で8対1だ。攻撃側補給切れで左2列、攻撃側に装甲ユニットと1個装甲軍団がいるので右に2列、防御側が補給切れで右2列で合計右2列で戦力比は10対1だ。ダイスは5で結果はE/-だ。ドイツ軍第41歩兵軍団の2個師団が戦闘後前進した。

 

ヘクス1110で、ソ連軍第11(3-3-5)、第191狙撃兵師団(4-3-5)をドイツ軍歩兵師団9個が攻撃する。戦力比は54対6で9対1だ。戦力比修正はない。ダイスは3で結果はE/-だ。ドイツ軍歩兵師団3個が戦闘後前進した。

西ドヴィナ川のソ連軍防衛線が突破された。

 

ドヴィンスク(ヘクス1113)をドイツ軍第56装甲軍団と第16歩兵軍団が攻撃する。ソ連軍第27軍第22狙撃兵軍団第180(5-4-5)、第182狙撃兵師団(2-4-5)、第27軍第65狙撃兵軍団第16狙撃兵師団(1-1-5)が守っている。戦力比は44対9で4対1だ。戦力比修正は、防御側が都市ヘクスで河川ヘクスサイドで左2列。攻撃側に装甲ユニット、1空軍ユニット、装甲軍団が参加しているので右に3列で合計右1列で5対1だ。

ダイスは4で結果は1/-だ。ソ連軍はヘクス1212に後退した。ドヴィンスク(ヘクス1113)をドイツ軍第16軍の歩兵師団3個が占領した。


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ソ連軍移動フェイズ

ソ連軍はルガ川沿いに要塞を構築し始めた。
増援をかき集めて防衛線を張ろうとする。


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つづく