
第二次世界大戦は1939年9月1日、ドイツ軍によるポーランド侵攻によって始まった。
その戦いをテーマにしたのが本ゲームだ。
勝利条件は、12ターン終了時かポーランド軍ユニットが地図盤上になくなった時に、判定し、以下の勝利条件をドイツ軍が達成すればドイツ軍の勝利だ。
1.逃亡ポーランド軍の脱出ポイントが15ポイント以下
2.脱出したポーランド軍ユニット以外の全ポーランド軍ユニットを除去する。
3.ドイツ軍の損害ポイントは15ポイント以下
史実ではドイツ軍がポーランド軍を圧倒したが、さて、どうなるだろうか?
- ■初期配置
- ■第1ターン(19439/09/01-03)
- ■第2ターン(19439/09/04-06)
- ■第3ターン(19439/09/07-09)
- ■第4ターン(19439/09/10-12)
- ■第5ターン(19439/09/13-15)
- ■第6ターン(19439/09/16-18)
- ■第7ターン(19439/09/19-21)
- ■第8ターン(19439/09/22-24)
- ■第9ターン(19439/09/25-27)
- ■第10ターン(19439/09/28-30)
- ■第11ターン(19439/10/01-03)
- ■勝利条件の確認
- ■感想
■初期配置
今回プレイしたヒストリカル・シナリオでは、初期配置はユニット上に記載があって決まっている。

しかし、配置してみて、2点困った点が見つかった。
私はヤフオクで購入しており、ユニットが既に切断されていた。
困った点1点目
ポーランド軍第18歩兵師団の配置ヘクスが2188となっている。
地図盤上には2143までしかない。
第18歩兵師団が2118にもう一個あるので、同じ師団は近い所にいるだろうから、2128に配置した。
同じ師団名が2個あるのも変なので、本誌にある戦闘序列を見て、正しい師団名と配置先を研究する必要がある。
おそらく、2188と書いてあるユニットは誤字で、後でコマンドマガジン本誌に訂正ユニットが出た時に、以前の所有者が入れたのだろう。

困った点2点目
ヘクス2733に配置するドイツ軍が4個師団ある。
[9.0]スタッキングによると、非機械化師団と機械部隊がスタックする場合のスタッキング制限は3個師団だ。
最初のドイツ軍移動フェイズ終了後、スタッキング制限を守っていたら、よいこととする。
これも本誌にある戦闘序列を見て、正しい配置先を研究する必要がある。

■第1ターン(19439/09/01-03)
突如、国境線上のドイツ軍がポーランド領に侵攻を始めた。
と言っても、第1ターンには次のような[6.1]特別ルールが、8個ある。
1.空軍の使用禁止
2.空挺降下とグライダー降下禁止
3.軌道攻撃の禁止
4.作戦移動不可
5.ポーランド領内に1ヘクス(16マイル=25.6km)しか進入できない
6.ポーランド軍はE以外の損害を1ヘクス退却で消却できる。ポーランド軍退却した場合、ドイツ軍の損害は無視され、戦闘後前進可能。
7.7:1以上の戦闘は7:1として扱う。
8.第1ターン中は両軍全ユニットが補給状態
ドイツ軍は東プロイセンやドイツ本国からポーランド領に1ヘクス前進した。

南部、南西部のクラコウ軍では、ポーランド軍第1、第2、第21山岳兵旅団、第7歩兵師団、第55歩兵師団が損害を受けて退却した。
西部のロッズ軍では、Woliynska騎兵旅団が退却した。第30歩兵師団(4-5-5)がドイツ軍第1,第4装甲師団の猛攻を受けて壊滅した。
西部のポズナニ軍では、ドイツ軍第13軍団の第10、第17、SS LAH師団による攻撃を受けて、Welkopolska騎兵旅団が退却した。
北西部のポモージェ軍では、第15歩兵師団が退却した。POM騎兵旅団(3-4-7)が壊滅した。グデーリアンが指揮する第2、第10自動車化歩兵師団が前進した。
北部のモデリン軍では、Mazoweica騎兵旅団が退却した。キュヒラー大将率いるドイツ軍第3軍のKempf装甲師団と第11歩兵師団が前進した。

ポーランド軍はどう守るか、と考えると、地形が平地ばかりで防御拠点がなく防衛線を張れないことがよくわかる。
これは厳しい。
ポーランド軍はとりあえず後退して戦線を張る。この戦線を維持しながらワルシャワ(2523-2524)に向けて戦線を縮小していく構想だ。少しでも損害を減らしながらドイツ軍に出血を強いて、ドイツ軍の勝利条件達成を阻止を目指す。
1939年9月3日、英仏がドイツに戦線布告し、第二次世界大戦が始まった。
英仏軍による援助が期待できるポーランド軍に希望の光がともった。
■第2ターン(19439/09/04-06)
全ての制限が解けたドイツ軍はいよいよ本格的な攻勢開始だ。
ドイツ軍第5装甲師団とSS GR自動車化歩兵連隊がヘクス3232に機動攻撃(MA)を実施する。

ポーランド軍第55歩兵師団が壊滅した。
さらにMAを行いたいが、周囲にいるポーランド軍の防御力が強いのでリスクが高いのでやめておく。

南部では海軍歩兵師団(3-4-4)が退却した。
西部ではドイツ軍の猛攻が始まった。
ヘクス3131でドイツ軍の攻撃に対してポーランド軍の反撃により、ドイツ軍第27歩兵師団(5-7-6)がステップロスして3-4-6になった。
ヘクス2930でポーランド軍第7歩兵師団(4-5-5)が壊滅した。ドイツ軍も第29自動車化歩兵師団(4-6-10)がステップロスし(3-5-10)になった。
ヘクス2730でポーランド軍第19歩兵師団(4-5-5)が全滅した。
ドイツ軍第31歩兵師団(5-7-6)がステップロスして3-4-6になった。
ヘクス2531では6-1の不利な戦闘比だったが、ポーランド軍第28歩兵師団(5-6-5)が健闘し退却した。ドイツ軍第18歩兵師団(5-7-6)がステップロスして3-4-6になった。
戦闘後前進するか迷ったが、ポーランド軍を補給切れにできるが、ドイツ軍も補給切れになるのでやめておく。
北西部では、ヘクス2034で、ポーランド軍第14歩兵師団(4-5-5)がヘクス2033へ退却した。ドイツ軍は戦闘後前進してWarte川を渡河した。
ヘクス1831ではポーランド軍第13歩兵師団(4-5-5)が全滅した。
ドイツ軍第10装甲師団と第23歩兵師団が戦闘後前進しようと思ったが、前進すると補給切れになり、次のポーランド軍による攻撃時、補給切れだと戦闘力半減なので、やめておく。
ヘクス1829では、ポーランド軍第27歩兵師団(4-5-5)が壊滅した。ドイツ軍も第218歩兵師団(3-2-6)がステップロスして1-2-6)になった。ドイツ軍歩兵師団2個が戦闘後前進した。
北部では、ヘクス2227でポーランド軍モデリン軍KRE騎兵師団(3-2-7)が後退した。ドイツ軍は戦闘後前進すると包囲されて補給切れになるのでやめておく。
ヘクス2324Modlin要塞ではポーランド軍第44歩兵師団(1-1-5)が壊滅し、Modlin要塞をドイツ軍が占領した。

この3日間(第2ターン)で6個師団を失ったポーランド軍は戦線を整理する。

■第3ターン(19439/09/07-09)
ドイツ軍はこのターンの増援を全て南部のスロバキアから投入した。
山岳地帯を抜けるとあとは平地になるからだ。

南部では、ヘクス3726、3628でポーランド軍第1、第2山岳兵旅団(2-1-6)が全滅した。ドイツ軍第2山岳兵師団、第56,57歩兵師団が戦闘後前進した。
前には広大なポーランド平原が広がっている。
西部では、ヘクス3230でポーランド軍第45歩兵師団(1-1-5)が潰滅し、ドイツ軍第5装甲師団とSS GR自動車化歩兵連隊が戦闘後前進して、Krakow(ヘクス3330)のポーランド軍第21山岳兵師団と第6歩兵師団を包囲した。
Krakow(ヘクス3330)でポーランド軍第21山岳兵師団(5-3-6)と第6歩兵師団(4-5-5)が全滅した。ドイツ軍がKrakow(ヘクス3330)を占領した。ドイツ軍第45歩兵師団(4-6-6)がステップロスして2-3-6になった。
ヘクス3029でポーランド軍3L歩兵師団(5-6-5)が壊滅した。ドイツ軍第62歩兵師団(4-6-6)がステップロスして2-3-6になった。
ヘクス2729ではポーランド軍第29歩兵師団(4-5-5)が壊滅し、ドイツ軍第14歩兵師団(5-7-6)からステップロスして3-4-6になった。
ヘクス2630ではポーランド軍2L歩兵師団(5-6-5)が壊滅した。
北西部では、ヘクス2032でポーランド軍POD騎兵旅団(3-2-7)が壊滅した。
ヘクス1928でポーランド軍POM祖国防衛隊(1-2-4)が壊滅した。
ヘクス1930でポーランド軍第15歩兵師団(4-5-5)が壊滅した。
北部ではヘクス2326でKRE騎兵旅団(3-2-7)が後退した。ドイツ軍は包囲されることを恐れた戦闘後前進しない。
この3日間(第3ターン)だけでポーランド軍は10ユニットと2個騎兵旅団を失った。

ポーランド軍の戦線が南部と西部で崩壊した。
北西部では第9、第26歩兵師団(4-5-5)が補給切れだ。西部でもKRA騎兵旅団(2-3-7)と第23歩兵師団(5-6-5)が補給切れになった。
ポーランド軍は北西部と西部の部隊はワルシャワ(2522-25239へ向けて退却する。南部の部隊は第7ターン(9/19-9/21)から可能になるルーマニアへの脱出準備だ。

■第4ターン(19439/09/10-12)
ドイツ軍が南部から西部からポーランド平原に押し寄せる。
ドイツ軍の機動攻撃(MA)によって増援で登場したポーランド軍ZAK騎兵旅団が壊滅した。
ドイツ軍がワルシャワ(2523-2524)目指して前進する。

南部では、ヘクス3824のポーランド軍第3山岳兵旅団(2-1-6)が虎口を脱出した。
ヘクス3326では包囲されたポーランド軍海軍兵師団(3-4-4)、部隊が壊滅した。
完全包囲されているヘクス3129ではKRA騎兵旅団(2-3-7)が壊滅したが、ドイツ軍台8歩兵師団(5-7-6)を損耗させて3-7-6にし、なおもポーランド軍第23歩兵師団(5-6-5)は生き残っている。
ヘクス3126ではポーランド軍WOL騎兵旅団(2-3-7)が退却し、ドイツ軍4L諸兵科連合部隊(4-2-10)がステップロスし1-1-10になった。
西部ではヘクス2727でポーランド軍第28歩兵師団(5-6-5)が全滅した。
北西部で包囲下にあるヘクス1931、ヘクス1929で、ポーランド軍第26,第9歩兵師団(4-5-5)が全滅した。
北部ではヘクス2327でポーランド軍第4歩兵師団(5-6-5)が壊滅した。ドイツ軍も第228歩兵師団(3-5-6)がステップロスして1-2-6になった。

9/10-9/12(第4ターン)の間にポーランド軍は5個歩兵師団と2個騎兵旅団を失った。
ポーランド軍はワルシャワ(2523-2524)を中心にした防衛線を張る。

■第5ターン(19439/09/13-15)
現時点でドイツ軍の損害ポイントは14ポイントだ。
あと1ポイントで15ポイントに達し、そうなるとポーランド軍のサドンデス勝利になる。
ドイツ軍は損害を受けたとき、ステップロスせず、退却を選ぶべきだった。

南部ではヘクス3822のPrzenys要塞が陥落しポーランド軍第3山岳兵旅団(2-1-6)とPO国境守備隊(0-1-5)が壊滅した。
西部では、ヘクス3025でWOL騎兵旅団(2-3-7)が壊滅した。ヘクス2925でポーランド軍第5歩兵師団(4-5-5)が後退した。
ヘクス2726でポーランド軍第12歩兵師団(4-5-5)が壊滅した。
北部では、ヘクス2325でNOW騎兵旅団(3-2-7)が退却した。
ヘクス2426でNOW、KRE騎兵旅団(3-2-7)が壊滅した。ドイツ軍は損害を退却で償却した。
ヘクス2424、2428でポーランド軍、ドイツ軍双方退却した。

ポーランド軍は7.5個師団の国外脱出で15ポイントになり、サドンデス勝利にできる。
現在、南部のルーマニア近くにいるのが4.5個師団だからあと3個集めておきたい。
なんとか戦線を作って防御を固める。

■第6ターン(19439/09/16-18)
ドイツ軍はポーランド軍全滅に向けて前進する。

突如、ソ連軍が怒濤のように進撃してきた。

Lwow(ヘクス3919)でポーランド軍第38歩兵師団(1-1-5)が壊滅した。
同市はまだ防衛できている。
ソ連軍が突進してきたので、ポーランド分割線のソ連側からドイツ軍は退却しないといけないので次ターンには包囲を解いて退却する予定だ。
ヘクス3129で包囲下にあったポーランド軍第23歩兵師団(5-6-5)が全滅した。
ヘクス3123で第11歩兵師団(4-5-5)が壊滅した。
ヘクス2276で第24歩兵師団(4-5-5)が全滅した。
ヘクス2425で第36,第39歩兵師団(1-1-5)が壊滅した。
ヘクス2825でWWK(3-4-4)が壊滅した。
ヘクス2628で第14歩兵師団(4-5-5)が全滅した。
ヘクス2428でPOZ祖国防衛隊旅団(1-2-4)、第17歩兵師団(4-5-5)が全滅した。
ソ連軍の怒濤の攻勢でポーランド軍は一挙に5個の国境守備隊と1個の歩兵師団が壊滅した。
このターンでポーランド軍は一挙に16ユニットを失った。
残りは28ユニットだ。

ポーランド軍はリトアニア国境とルーマニア国境を目指す部隊とワルシャワ防衛を図る部隊に分かれた。

■第7ターン(19439/09/19-21)
ドイツ軍はワルシャワ近辺のポーランド軍壊滅に向けて前進包囲する。
ソ連軍はリトアニア国境に向かうポーランド軍とLwow(ヘクス3919)を包囲する。

ヘクス2718でポーランド軍第35歩兵師団が壊滅した。
Lods(ヘクス2528)では上の写真では補給切れマーカーを載せて10-1マーカーを向けていたが、都市は補給切れにならないので、5-1だ。だが、ポーランド軍第10,第25歩兵師団(4-5-5)が壊滅した。
ヘクス2626でポーランド軍GPL歩兵師団(3-4-4)、WIL騎兵旅団(2-3-7)が全滅した。
ヘクス2424でポーランド軍第18歩兵師団(5-6-5)が壊滅した。
ヘクス2624で第18歩兵師団(5-6-5)が壊滅した。
ヘクス2525でポーランド軍はワルシャワ(2524)へ、ドイツ軍も退却した。
ソ連軍はヘクス2216でポーランド軍GG騎兵師団(3-4-6)を壊滅させた。
ヘクス2316では両軍退却した。
Lwow(3919)ではポーランド軍LO1,LO2祖国防衛隊(1-2-4)が全滅した。ソ連軍も後退したため同市の占領はならなかった。

ポーランド軍KRP祖国防衛隊旅団と第22山岳兵師団がルーマニア国境から脱出に成功した。
ポーランド軍は、東プロイセンを経由してリトアニア国境を目指して脱出する。
東プロイセンにポーランド軍が侵攻できるか疑問ではあるが、ルールに見当たらないので、東プロイセン経由での脱出もよしとした。
と思ったら、[4.7]に「ポーランド軍は自由にドイツ領内に移動できます。」とあるのでよかったのだ。
ドイツ軍は弱兵しか置いていないのでポーランド軍脱出の可能性が出てきた。

■第8ターン(19439/09/22-24)
ドイツ軍がワルシャワ(2524)を本格的に攻撃開始する。
また、東プロイセンに部隊を戻してリトアニア国境に脱出しようとするポーランド軍を壊滅させようとする。
ソ連軍もポーランド軍の残党狩りだ。

ヘクス1920でポーランドABR騎兵旅団(2-1-7)が壊滅した。
ヘクス2318でポーランド第33歩兵師団(1-1-5)が壊滅した。
Rozan要塞(ヘクス2118)でポーランド軍はソ連軍の猛攻をしのいだ。
ヘクス2423でポーランド軍第8,第20歩兵師団(4-5-5)が壊滅した。
ワルシャワ(2523)で第16歩兵師団(4-5-5)が壊滅した。

ポーランド軍は残り11ユニットだ。
ルーマニア国境から脱出したのは1個師団と1個旅団なので、旅団を0.5個師団と換算して、3ポイントだ。
と思ったら後で確認すると、スタック制限としては、[9.5]に「非師団ユニットは3分の1個師団と数えます。」とあった。脱出ポイントとしては、[4.4]に「脱出に成功した1個師団につき、2脱出ポイント(EP)を得ます。それ以外のユニット、及び1-1-5師団ユニットが脱出した時は、1EPを得ます。」とあったので、3ポイントでいいようだ。
■第9ターン(19439/09/25-27)
ドイツ軍はワルシャワを攻撃する。
また、東プロイセンではリトアニアへの脱出を防ぐ。

ヘクス1719でPOL、MAZ騎兵旅団(2-3-7)が壊滅した。
ヘクス2119でSUW騎兵旅団(3-2-7)、AN騎兵旅団(2-1-7)が壊滅した。
ワルシャワ(2524)でWRG諸兵科連合部隊(6-7-6)が壊滅した。
ワルシャワ(2523)でWAR祖国防衛隊旅団(1-2-4)とWIE騎兵旅団(2-3-7)が壊滅したが、ドイツ軍も後退した。
ヘクス2118のRozan要塞では、ポーランド軍第10諸兵科連合部隊(4-4-7)とZZ騎兵旅団(2-1-7)が壊滅した。
ポーランド軍はワルシャワに2ユニット、そして、ヘクス1026Gdyniaに1ユニットの合計3ユニットになった。

■第10ターン(19439/09/28-30)
[6.2]により、このターン、ドイツ軍空軍が全部西部戦線に引き抜かれた。
ドイツ軍はワルシャワ(2523)を包囲した。

ポーランド軍第5歩兵師団(5-6-5)、1L歩兵師団(4-5-5)が壊滅して、ついにワルシャワ(2523)が陥落した。
ポーランド軍の残りはGdynia(1026)の海軍兵師団(3-4-4)だけだ。

■第11ターン(19439/10/01-03)
ドイツ軍がGdynia(1026)を攻撃する。

7-1でダイスは4
0/2だが要塞のため0/1になるが、ポーランド軍海軍兵師団(3-4-4)は1ステップなので壊滅した。

■勝利条件の確認
1.逃亡ポーランド軍ユニットの合計は1個師団と1個旅団のため3ポイント
2.脱出したポーランド軍ユニット以外の全ポーランド軍ユニットを除去した。
3.自軍の損害ポイントは14ポイント
ドイツ軍の勝利だ。
と思ったら、あらためてルールブックを読み直したら、[12.29]にこんな記述があった。「1ステップをロスさせることにより、1損害数を償却できます。(中略)退却とステップ・ロスとを組み合わせることができます。この場合、まずステップ・ロスをしてから退却を行います。」
今回、損害1の時、退却だけで済ませていたが、ステップロスしなければいけなかったのだ。損害2の時、ステップロスと退却ができるということのようだ。
そうするとドイツ軍はもっとステップロスしていた。
3.自軍の損害ポイントは15ポイントを超えているので・・・
ポーランド軍の勝利だ。
■感想
ターン別の細かいルールに関する工夫
ルールブックを読んだときには、ターン毎に細かいルールがあって難しそうだ、と思ったが、ゲーム・ターン記録トラックに、該当するルールの章を記載したら、問題なかった。


戦闘結果の反映についてのルール間違い
今回、戦闘結果の反映については、第1ターン以外は、解釈を間違っていた。
[12.25]戦闘結果に、「戦闘結果の数値の左は攻撃側に対する、右は防御側に対する損害を表します。損害は「ステップ・ロス」または「退却」で償却しなければなりません。」
[12.26]退却に、「退却によって損害を償却できるのは防御側のみです。全ユニットを1ヘクス退却させることで、損害が1減ります。1ヘクス以上、退却することはできません。」
[12.29]ステップロスに「退却とステップ・ロスとを組み合わせることができます。この場合、まずステップ・ロスをしてから退却を行います。」とある。
私は、ドイツ軍による攻撃でドイツ軍が損害を受けたとき、退却していたがこれは本当は、ステップ・ロスしなければならなかったのだ。
償却の仕方を表にすると、下の表のようになるはずだ。
| 損害 | ||||||||
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||||
| 1ステップ・ユニット | ステップ・ロス | 1 | 1 | 1 | 1 | |||
| 退却(防御側のみ) | 0 | - | - | - | ||||
| 2ステップ・ユニット | ステップ・ロス | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 2 | |
| 退却(防御側のみ) | 0 | 1 | - | - | - | - | ||
| 3ステップ・ユニット | ステップ・ロス | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 3 | |
| 退却(防御側のみ) | 0 | 1 | 0 | 1 | - | - | ||
| 4ステップ・ユニット | ステップ・ロス | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 3 | 4 |
| 退却(防御側のみ) | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | - | |
| 5ステップ・ユニット | ステップ・ロス | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 3 | 4 |
| 退却(防御側のみ) | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | |
| 6ステップ・ユニット | ステップ・ロス | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 3 | 4 |
| 退却(防御側のみ) | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | |
こうなると、ドイツ軍は勝利条件の「3.自軍の損害が15ポイント以下」の達成がかなり難しくなる。
戦闘結果表の確率計算
戦闘結果表の確率を計算してみたのが次の表である。
こうしてみると、高い戦闘比でも、攻撃側にもかなりの確率で、損害が出ることがわかる。
| 1:5- | 1:4 | 1:3 | 1:2 | 1:1 | 2:1 | 3:1 | 4:1 | 5:1 | 6:1 | 7:1 | 8:1+ | |||||||||||||
| 結果 | 攻撃 | 防御 | 攻撃 | 防御 | 攻撃 | 防御 | 攻撃 | 防御 | 攻撃 | 防御 | 攻撃 | 防御 | 攻撃 | 防御 | 攻撃 | 防御 | 攻撃 | 防御 | 攻撃 | 防御 | 攻撃 | 防御 | 攻撃 | 防御 |
| E | 100% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 100% |
| 4 | 0% | 0% | 33% | 0% | 17% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 17% | 0% | 17% | 0% | 0% |
| 3 | 0% | 0% | 33% | 0% | 33% | 0% | 17% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 17% | 0% | 17% | 0% | 17% | 0% | 17% | 0% | 0% |
| 2 | 0% | 0% | 17% | 0% | 33% | 0% | 50% | 0% | 33% | 17% | 17% | 17% | 0% | 33% | 0% | 33% | 0% | 50% | 0% | 33% | 0% | 33% | 0% | 0% |
| 1 | 0% | 0% | 17% | 33% | 17% | 33% | 33% | 33% | 50% | 50% | 67% | 50% | 83% | 50% | 67% | 50% | 50% | 33% | 33% | 33% | 33% | 33% | 0% | 0% |
| 0 | 0% | 100% | 0% | 67% | 0% | 67% | 0% | 67% | 17% | 33% | 17% | 33% | 17% | 17% | 33% | 0% | 50% | 0% | 67% | 0% | 67% | 0% | 100% | 0% |
この表からも、ドイツ軍が勝利条件の「3.自軍の損害が15ポイント以下」の達成がかなり難しいことがわかる。
ゲームバランスについて
対戦ゲームとしての両軍のバランスはこれまで見たゲームの中でも一番悪いと思った。
SPI『レニングラード攻防戦』(Leningrad)がこれまで一番、バランスがとれていないと思ったが、それでもソ連軍は残っており、レニングラードの北側2ヘクスの占領はドイツ軍にとって至難の業だった。
今回、ドイツ軍に包囲されずにずいぶんうまく組織的に後退できた、と思ったが、それでも、全滅した。このゲームではポーランド軍が全滅しないようにするためにどうしたらいいのだろうか?全滅は防げないが、ドイツ軍の損害ポイントを15ポイントを超えさせることを考えるしかないのだろうか?
それで「勝利」といっていいのだろうか?
全滅しても「勝利ポイント上は勝利」というのは少し空しい気もするが、このテーマだと致し方ないと思う。
今回、ドイツ軍は、装甲部隊で戦線に穴を開けて、戦線後方に回り、敵部隊を混乱/補給切れにさせる電撃戦らしい戦いができず戦線を押しまくる形となった。もっと機動攻撃(MA)を活用して電撃戦らしい戦いをできたらよかった。
また、空挺/グライダー部隊の降下も活用すればよかった。
歴史の追体験がよくわかる好ゲーム
このゲームは、ポーランド軍を担当したら勝った気がしないだろうが、歴史の追体験としては、この戦いの様子がよくわかる好ゲームだと思った。
ポーランドの国土がいかに守りにくいか、背後から突如襲ってくるソ連軍の衝撃が、よくわかった。
おそらくこのゲームは12ターンを迎える前にサドンデスで終わるゲームだと思う。
もう少しヒストリカルシナリオをプレイして、両軍の戦い方を研究してみたい。