アバロン・ヒル社の『サブマリン』(Submarine)は、潜水艦の戦術級ゲームとして個人的に大好きなゲームだ。昔、かなりやりこんだゲームだ。当時は適当に魚雷を発射してはサイコロ振っていて、あまり考えなかった。が、あらためてどうやると潜水艦側が魚雷を命中させることができるか、研究してみようと思った。
以前、AH『サブマリン』(Submarine)で魚雷を命中させることがいかに難しいか、下記記事で調べたことがある。
haruichiban0707.hatenablog.com
今回は、第二次世界大戦の魚雷戦について調べてみた。
その上で、その方法をAH『サブマリン』(Submarine)に応用してみようと思ったからだ。
第二次世界大戦の魚雷発射について、ネットで調べてみたら下記のサイトが見つかった。
このサイトの場合、駆逐艦による雷撃のようだが、潜水艦や航空機による場合も同様の計算だと思う。
これを元に前回、まとめたのがこちらだ。
haruichiban0707.hatenablog.com
上の記事で使った用語が下の図になる。
これを元に、AH『サブマリン』(Submarine)で潜水艦と輸送船の位置関係をもとに魚雷をどの方向にどの速度で発射するといいのか、具体的に研究してみる。
上級ゲームで、輸送船の速度は2、潜水艦の速度は0とし、魚雷は速度8のG7Eを使うこととする。
移動記入フェイズの位置関係が下の写真のようだったとする。
方位角60° 照準距離5ヘクス
BRに速度5以上で魚雷を発射すると命中する。
またCLC に速度5以上で魚雷を発射すると命中する。
方位角60° 照準距離6ヘクス
BRに発射すると命中する。
方位角60° 照準距離7ヘクス
BRに魚雷を発射すると命中する。
方位角60° 照準距離8ヘクス
BRに魚雷を発射すると命中する。
方位角60° 照準距離9ヘクス
CLCに発射すると命中する。
方位角60° 照準距離10ヘクス
CLCに8移動力で発射すると2ターン目に命中する。
BRCに1移動力で発射すると3ターン目に命中する。
方位角60° 照準距離11ヘクス
CLCに1または2移動力で発射すると3ターン目に命中する。
BRCに1または移動力で発射すると3ターン目に命中する。
方位角60° 照準距離12ヘクス
CLCに1または2または3移動力で発射すると3ターン目に命中する。
方位角60° 照準距離13ヘクス
CLCに1または2または3または4移動力で発射すると3ターン目に命中する。
方位角60° 照準距離14ヘクス
命中なしだ。
下の写真で発射ターン1移動力、2ターン目、3ターン目の魚雷と輸送船の位置関係を現したが、素通りしてしまう。これ以上、遠距離だと素通りしてしまう。
自艦が動かず、的速が2で直進と限定した場合で、方位角60度の場合だけでも、このようにケースが多くて難しいことがわかる。
何か簡単な照準法則のようなものが作れないだろうか。
その場合、ヘクスを使う以上、角度は最低30度単位になってしまうのが難点だ。
自艦のヘクス番号と向きと速度と、輸送船のヘクス番号と向きと速度を入力すると、どの方向に魚雷をどの速度で発射すると、何ターン後にどの角度で命中するか出力されるといいのだが・・・。
なんだかExcelで作れそうな気がしてきたぞ!