
ちょうど80年前の今日(12月18日)は、このゲームの第1ターンなので、SPI/6A『West Wall』(Bastogne)をソロプレイしてみた。
もともとSPI社から出たクアドリゲームの一つだ。他にArnhem, Hurtgen Forest, Remagenが同梱されている。
バルジの戦いのバストーニュをめぐる戦いを描いたウォーゲームだ。
1944年12月18日から12月21日までの4日間を描いた、シナリオ1スピアヘッド(槍の穂先)をソロプレイしてみる。
1ゲームターンは半日、1ヘクスは850mだ。
7ゲームターンだ。
勝利条件は、ドイツ軍プレイヤーは装甲部隊を地図盤西端から脱出させると1ユニットごとに1VPを得、バストーニュの町を占領すると10VPを得る。アメリカ軍プレイヤーは地図盤外への脱出に失敗したドイツ軍ユニット1個につき3VPを得、バストーニュの町を占領していると12VPを得る。
共通ルールと個別ルールで構成されており、敵ZOCに入ったらマストアタックで、敵ZOCからは戦闘以外では脱出できない。
果たしてどうなるか楽しみだ。
目次
■初期配置
初期配置はアメリカ軍の9ユニットだけだ。
グループXの5ユニットは28xx、29xxの東端2列を除くいずれかのヘクス、グループYの4ユニットはバストーニュ(1317,1416)から2ヘクス以内だ。
グループXはドイツ軍の進入を阻むためにヘクス23xx列に第一線、第二線を21xx列にした。
グループYはバストーニュ周辺に写真のように配置した。

■第1ターン(1944/12/18)
ドイツ軍第2装甲師団がミシャン(2311)のアメリカ軍第9機甲師団第2機甲大隊を北東と南西から包囲して攻撃する。
また、装甲教導師団はロンシャン(1110)近郊まで進出した。
ミシャン(2311)の戦闘でアメリカ軍第9機甲師団第2機甲大隊が壊滅した。
ミシャン(2311)の町がドイツ軍の手に落ちた。
ドイツ軍がバストーニュ(1317, 1416)に向かわず北を通って地図盤西端を目指しているのは、アメリカ軍にとっては意外だった。
まさか5戦力のユニット2個を戦闘に回さず地図盤からの脱出に向かわせるとは思わなかった。だが、仮に全ユニットが地図盤から離脱しても11VP失うが、バストーニュ(1317, 1416)の2ヘクスを確保すれば、12VP獲得できる。
アメリカ軍としては、今、地図盤西端に向かってロンシャン(1110)付近にいるドイツ軍は無視することにした。
アメリカ軍はアルロンクール(2313)を放棄して、マジュレ(2115)とビゾリー(1914)に後退した。
第101空挺師団が午後、到着するのを待つ。

■第2ターン(1944/12/18)
ドイツ軍13ユニットが登場する。
ドイツ軍装甲教導師団の2個装甲擲弾兵連隊と第2装甲師団の偵察大隊が北西からバストーニュ(1317, 1416)に向かう。アメリカ軍第420自走砲部隊がサヴィー(1315)で包囲された。
ビゾリー(1914)のアメリカ軍第9機甲師団第811機甲大隊にドイツ軍第2装甲師団の2個装甲大隊が襲いかかる。

マジュレ(2115)では両軍が町から後退した。
ビゾリー(1914)でも両軍が町から後退した。
サヴィー(1315)ではアメリカ軍第420自走砲部隊が壊滅した。
サヴィー(1315)が陥落した。
リュズリー(1515)ではアメリカ軍第9機甲師団第27機械化大隊がドイツ軍を撃退した。

アンソニー・マッコーリフ准将率いるアメリカ軍第101空挺師団の13ユニットが地図盤西端から進入してきた。
あっという間に地図盤西端への突破口を戦線で塞いだ。

■第3ターン(1945/03/08)
ドイツ軍はバストーニュ(1317, 1416)に向けて前進する。

2117で5方向から包囲されたアメリカ軍第58自走砲部隊が全滅した。
1716でアメリカ軍第9機甲師団第52機械化大隊が後退した。ここの戦闘差を間違った気がする。
ドイツ軍第2装甲師団第3装甲連隊第1大隊が戦闘後前進した。
0812、シャン(0912)でアメリカ軍が後退し、ドイツ軍装甲教導師団第903装甲擲弾兵連隊第1大隊が戦闘後前進した。
ここも戦闘差を間違った気がする。
バストーニュ(1416)でアメリカ軍第9機甲師団第811機甲大隊が後退した。ドイツ軍装甲教導師団第903装甲擲弾兵連隊第2大隊がバストーニュ(1416)を占領した。
バストーニュ(1317)でもアメリカ軍第90偵察大隊が後退した。
ドイツ軍装甲教師団第902装甲擲弾兵連隊第1大隊がバストーニュ(1317)を占領した。

アメリカ軍はバストーニュ(1317, 1416)を奪還しないといけない。
シャン(0912)に孤立しているドイツ軍装甲教導師団第903装甲擲弾兵連隊第1大隊撃破のチャンスだ!!

1717でドイツ軍第2装甲師団第3装甲連隊第1大隊を撃退した。
1310で退却不能に陥ったドイツ軍第2自走砲部隊が壊滅した。
ロンシャン(1110)でドイツ軍装甲教導師団偵察大隊がアメリカ軍の2個大隊を撃退した。
シャン(0912)でドイツ軍装甲教導師団第903装甲擲弾兵連隊第1大隊が包囲殲滅された。
1215で後退不能になったドイツ軍第2装甲師団第2偵察大隊が包囲殲滅された。
バストーニュ(1317)ではドイツ軍装甲教導師団第902装甲擲弾兵連隊第1大隊がアメリカ軍を撃退した。
バストーニュ(1416)でもドイツ軍装甲教導師団第903装甲擲弾兵連隊第2大隊がアメリカ軍第9機甲師団第811機甲大隊を撃退した。

壊滅した部隊

■第4ターン(1945/03/08)
ドイツ軍はバストーニュ(1317, 1416)近辺のアメリカ軍を駆逐しようと果敢に戦闘を挑む。

ヌッフ(1817)でアメリカ軍第73自走砲部隊が全滅した。
1617でアメリカ軍第9機甲師団第52機械化大隊が壊滅した。
1518でアメリカ軍第9機甲師団第811機甲大隊が壊滅した。この前の1617の戦闘でドイツ軍が戦闘後前進したため後退路を失ったからだ。
1214でアメリカ軍第3機甲大隊が後退した。
1215では両軍が後退した。
アンルル(1114)でも両軍が後退した。
1310でアメリカ軍第101空挺師団第502空挺連隊第3大隊が後退不能で壊滅した。
1209で両軍後退した。

アメリカ軍はバストーニュ(1317, 1416)奪回を目指し果敢に攻撃する。

1214でドイツ軍第2装甲師団第3装甲連隊第2大隊を撃破した。
1111でドイツ軍装甲教導師団偵察大隊を撃破した。
1313で両軍後退した。
バストーニュ(1317)でドイツ軍は2ヘクス後退した。
マッコーリフ准将率いるアメリカ軍第101空挺師団第501空挺連隊第1大隊がバストーニュ(1317, 1416)を占領した。
1417でアメリカ軍第101空挺師団第501空挺連隊第3大隊が壊滅した。

壊滅した部隊

■第5ターン(1944/12/20)
アメリカ軍はドイツ軍の突破したら勝利得点を得られるユニットを3個壊滅させた。
これで地図盤突破しても、最大でもドイツ軍は8VPにしかならない。
ドイツ軍は遮二無二バストーニュ(1317, 1416)を目指す。
ドイツ軍はバストーニュ(1317, 1416)の南側から攻勢をかける。

1419でアメリカ軍第969砲兵隊が後退した。
1420でアメリカ軍第755砲兵隊が後退不能で壊滅した。
バストーニュ(1416)で、マッコーリフ准将にドイツ軍が降伏勧告した。
当然、マッコーリフ准将は「Nuts!(たわけ!)」と回答した。
ドイツ軍が包囲して猛攻撃を開始した。
アメリカ軍第101空挺師団第501空挺連隊第1大隊は全滅した。
マッコーリフ准将も瓦礫の下敷きになった。
1318でアメリカ軍第705機甲大隊が後退した。
1214でアメリカ軍第3機甲大隊が後退した。
1215でアメリカ軍が後退した。
1108で後退不能になったアメリカ軍第101空挺師団第327グライダー連隊第2大隊が壊滅した。
ロンシャン(1110)でアメリカ軍が後退した。

アメリカ軍はバストーニュ(1317, 1416)奪還を目指すがドイツ軍の位置どりがよくて届かない。

1218でドイツ軍第2装甲師団第3装甲連隊第1大隊が後退した。
1318でアメリカ軍第101空挺師団第506空挺連隊第1大隊が壊滅した。
1320でアメリカ軍第969砲兵隊が壊滅した。
1215でアメリカ軍第101空挺師団第501空挺連隊第2大隊が壊滅した。
1214でアメリカ軍第101空挺師団第327グライダー連隊第3大隊が後退した。ドイツ軍第2装甲師団第304装甲擲弾兵連隊第2大隊がアンルル(1114)を占領した。

両軍の損害

■第6ターン(1944/12/20)
バストーニュ(1317, 1416)確保を確実にしたドイツ軍は地図盤西端からの突破を図る。
装甲教導師団第901装甲擲弾兵連隊の第1大隊と第2大隊が突破に成功した。
またバストーニュ(1317, 1416)南西でアメリカ軍第705機甲大隊を包囲した。

1218でアメリカ軍第705機甲大隊が包囲殲滅された。
アンルル(1114)でドイツ軍が後退しアメリカ軍が同町を奪還した。

アメリカ軍はバストーニュ(1317, 1416)奪還をあきらめ、ドイツ軍の地図盤突破を防ぐために戦線を張る。

アメリカ軍第101空挺師団第327グライダー連隊第3大隊が壊滅した。

両軍の損害

■第7ターン(1944/12/21)(最終ターン)
いよいよ最終ターンだ。
ドイツ軍は地図盤突破を目指すが、アメリカ軍がうまく戦線を張ったので突破はできない。

マンド・サント・エティエンヌ(0515)でアメリカ軍が後退した。
フラミスル(0513)でアメリカ軍が拘置した。
ジヴリ(0608)でアメリカ軍が後退する。
0611でドイツ軍が後退した。
0520でアメリカ軍が後退した。
0522でアメリカ軍が後退した。

ドイツ軍の増援を忘れていたが戦いの帰趨に無関係だった。

アメリカ軍最後の移動と攻撃だが、ドイツ軍に拘束されておりほとんど自由に動けない。

0420で両軍後退した。
0422で両軍後退した。
0612で両軍後退した。
フラミスル(0513)でアメリカ軍第101空挺師団砲兵隊が壊滅した。
マンド・サント・エティエンヌ(0515)でアメリカ軍が後退した。
0608でアメリカ軍が後退した。

両軍の損害
■勝利条件の確認
ドイツ軍は地図盤西端から2ユニット突破させたので、2VP。
ドイツ軍はバストーニュ(1317, 1416)の町を2ヘクスとも占領したので、10VP。
地図外への突破に失敗したドイツ軍ユニットが6個と壊滅したユニット3個合計9個あるので、アメリカ軍は3VPx9個=27VP
ドイツ軍が12VP
アメリカ軍が27VP
アメリカ軍の勝利だ。
■感想
ドイツ軍によるバストーニュ(1317, 1416)攻略成功のため勝利かと思ったが、アメリカ軍がうまく戦線を張って、勝利した。
アメリカ軍の勝利得点の計上の仕方を、頭に入れておかなかったドイツ軍の敗北だ。
やはりバルジの戦いをテーマにしたゲームは面白い。
シンプルなルールでサクサクと進められてプレイアビリティが高くていい。
また、日本語版では、いくつかプレイを進める上で工夫されている。
その中の一つに移動済・戦闘済マーカーがある。
移動後、移動済マーカーを置き、移動フェイズ終了時に取るのだ。手間ではあるが、どのユニットが移動して、どのユニットがまだ移動していないかよくわかっていい。
また戦闘済マーカーは、戦闘が終わったときや、砲撃対象を決めた砲兵に乗せることで、戦闘に参加したユニットがどれかよくわかる。戦闘フェイズ終了時に取るのは手間だが、とても便利なマーカーだ。
敵ZOCから脱出するのが戦闘結果だけという強ZOCと、マストアタックで、戦闘結果表が後退ばかりなので、包囲しないと、なかなか敵を壊滅させることが難しい。
次はシナリオ2バストーニュ解放をプレイしてみたい。