
SP『ハリコフ大戦車戦』は、SSシリーズの第19作目だ。
- ■ゲーム概要
- ■初期配置
- ■第1ターン(1943/02/01-02/05)
- ■第2ターン(1943/02/06 -02/10)
- ■第3ターン(1943/02/11-02/15)
- ■第4ターン(1943/02/16-02/20)
- ■第5ターン(1943/02/21-02/25)
- ■第6ターン(1943/02/26-03/02)
- ■第7ターン(1943/03/03-03/07)(雪どけ)
- ■第8ターン(1943/03/08-03/12)(雪どけ)
- ■第9ターン(1943/03/13-03/17)(雪どけ)(最終ターン)
- ■勝利条件の確認
- ■感想
■ゲーム概要
デザイナーは山崎雅弘氏だ。
1943年2月1日から3月17日のいわゆる「マンシュタインのバックハンド・ブロー」といわれる「第三次ハリコフ会戦」を再現したウォーゲームだ。
ゲームスケールは1ターン5日、1ヘクス18kmだ。
1ユニット=1個師団
ユニット数はドイツ軍31、ソ連軍40個の合計71個だ。
手順は、次の通りで、特色は、ソ連軍移動フェイズと攻撃フェイズの間にドイツ軍対応フェイズが入ることだ。
補給フェイズ
ソ連軍移動フェイズ
ドイツ軍対応フェイズ
ソ連軍攻撃フェイズ
ドイツ軍移動フェイズ
ドイツ軍攻撃フェイズ
ターン更新フェイズ
スタッキング不可
敵ZOCからの離脱は追加移動力の消費なしで可能だ。ただしZOCからZOCへの移動は不可能だ。
戦闘は隣接している敵ユニットとの戦闘必須のマストアタックだ。
戦闘結果表は戦闘比で、DEが登場するのは、5:1以上の戦闘比だ。
ルールは9ページ、5ページのヒストリカルノートがついている。
勝利条件は、勝利ポイント(VP)が多い方が勝利する。
ソ連軍は、ドイツ軍補給基地ユニット除去10VP、ドイツ軍ユニット1個除去すると1VPを獲得する。
ドイツ軍はソ連軍ユニット1個除去すると1VP、自軍占領下の都市1つにつき5VPを獲得する。
■初期配置
初期配置は指定されている。

■第1ターン(1943/02/01-02/05)
ソ連軍が前進を開始した。
前線にいるドイツ軍8ユニット全てに隣接し戦闘を強要する。

ドイツ軍第320、第168歩兵師団が壊滅した。

ルール適用漏れがあることに気づいた。[4-3]によると、増援はドイツ軍対応フェイズに登場できた。WIK装甲師団は本来なら、前のドイツ軍対応フェイズに入っていたのだ。
忘れたものは仕方ない。
マストアタックなので、ドイツ軍第298歩兵師団は2-19の戦闘比で戦わざるを得ない。
戦闘結果表を見ると、17%の確率でD1だ。その他は退却不能なので、83%の確率で全滅する。17%に賭けるしかない。

ドイツ軍第298歩兵師団は敢闘空しく壊滅した。
クルスク近郊でドイツ軍第57歩兵師団が壊滅した。

■第2ターン(1943/02/06 -02/10)
ソ連軍はスターリンの命令一下、一気に前進する。
ドイツ軍は対応したいが動けるユニットがわずか3個だ。
窮地に陥っているドイツ軍に接敵しているソ連軍に隣接して少しでも戦闘比を落とす。
南部でアルテモフスクが陥落した。
ドイツ軍第333歩兵師団が壊滅した。
ドイツ軍LAH装甲師団が壊滅した。
ハリコフが丸裸になった。
北部ではオボヤンが陥落した。
クルスクまでソ連軍はあとわずかだ。

ソ連軍はドイツ軍を撃破できなくても、NEで接敵しているだけでもドイツ軍にプレッシャーを与える。
ドイツ軍は占領地を手放して、部隊温存のために後退する。

■第3ターン(1943/02/11-02/15)
ソ連軍は1戦車師団が調子に乗って前進しすぎて補給切れになっている。
ソ連軍は、司令部からの距離に注意しないといけない。特に戦闘後前進の時に注意だ。
ソ連軍はFM軍と1G軍がスターリノを目指して進撃する。
6軍と3T軍がハリコフに突進する。
38軍と40軍がクルスクに突進する。
ドイツ軍は後退する。

南部でドイツ軍WIK装甲師団が壊滅した。
WIK装甲師団救出に向かったドイツ軍第11装甲師団もソ連軍によって撃退された。
ハリコフをソ連軍が占領した。ハリコフにあったドイツ軍補給基地が壊滅した。
クルスクもソ連軍が奪還した。クルスクにあったドイツ軍補給基地が壊滅した。

■第4ターン(1943/02/16-02/20)
ドイツ軍はこの状況から挽回できるのだろうか?
ソ連軍はスターリノ目指して前進する。
ドイツ軍の増援がドイツ軍対応フェイズにCからソ連軍1G司令部に襲いかかった!!
スターリノでドイツ軍補給基地が壊滅した。
ソ連軍1G軍6G師団が壊滅した。
ドイツ軍第88歩兵師団が壊滅した。

ドイツ軍が南部で2個のソ連軍司令部に襲いかかった。

アルテモフスクにいたソ連軍1G司令部が壊滅した。
FM司令部は後退(前進?)した。

■第5ターン(1943/02/21-02/25)
ソ連軍の補給が滞り始めた。
南部スターリノ近辺で、ドイツ軍が反撃に出る。

ドイツ軍第19装甲師団が壊滅した。
ドイツ軍第335歩兵師団も壊滅した。
ソ連軍1G狙撃兵師団が全滅した。
ソ連軍4G戦車師団も後退不能で壊滅した。
北部ではソ連軍第40軍狙撃兵師団が後退できずに壊滅した。

南部で、ドイツ軍がFM軍司令部を包囲した!
中部では、ソ連軍戦線の切れ目にドイツ軍が攻撃を仕掛ける。
南部でソ連軍FM司令部が包囲殲滅された。
南部のソ連軍部隊が全て補給切れになった。
ソ連軍1G狙撃兵師団が壊滅した。

■第6ターン(1943/02/26-03/02)
ソ連軍が北部と中部で攻勢に出る。
ドイツ軍は南部で補給切れで移動不可能なソ連軍に戦闘を強要する。

ドイツ軍第75歩兵師団が全滅した。
北部でドイツ軍第167、第332歩兵師団が全滅した。
南部でソ連軍FM軍第3、第18戦車師団が壊滅した。

ドイツ軍はスターリノを奪還した。
そして、北に向けて前進する。

中部でソ連軍第6軍第2戦車師団が壊滅し、孤立していたドイツ軍TOT装甲師団とGD装甲師団が手をつないだ。
南部ではソ連軍第10戦車師団が壊滅した。

■第7ターン(1943/03/03-03/07)(雪どけ)
現時点でソ連軍は43VP、ドイツ軍は26VPだ。
ソ連軍は北部にいる部隊を中部に動かし、ハリコフ南部に東西の防衛線を張ろうとする。
しかし雪どけのために移動力が2倍になっているので思うように移動できない。


■第8ターン(1943/03/08-03/12)(雪どけ)
ソ連軍はこのままでも勝利できるので、ハリコフ防衛に専念する。

中部でソ連軍第1G戦車師団が後退不能で潰滅した。

ソ連軍第25戦車師団が壊滅した。
■第9ターン(1943/03/13-03/17)(雪どけ)(最終ターン)
いよいよ最終ターンだ。
雪どけの泥濘の中、独ソ両軍とも必死に移動するが、戦局に影響を与えられなかった。

■勝利条件の確認
[9-1]ソ連軍の勝利ポイント
[1]除去したドイツ軍補給基地ユニット3個x10VP=30VP
[2]補給基地ユニット以外の除去したドイツ軍ユニット13個x1VP=13VP
合計43VP
[9-2]ドイツ軍の勝利ポイント
[1]除去したソ連軍ユニット13個x1VP=13VP
[2]自軍占領下都市3個x5VP=15VP
合計28VP
ソ連軍43VP、ドイツ軍28VPで、ソ連軍の方がVPが多いのでソ連軍の勝利!!
■感想
シンプルなルールで流動的な戦いになり、とても面白いゲームだ。
ソ連軍の勝因は、前半にドイツ軍ユニットを多数撃破したことだろう。
ソ連軍は南部で2個の司令部を失う失態を演じたが、それでも勝利できるほど、序盤でのドイツ軍ユニット撃破が効いていた。
ソ連軍は司令部を中心に補給切れが起こらないように進撃させないといけないのが注要意だ。特に戦闘後前進で調子にのって補給範囲を超えないようにしないといけない。
ドイツ軍は、兵力が分散しているので、序盤は兵力を温存しつつ、撤退させないといけない。
このゲームは簡単なルールで第三次ハリコフ会戦を再現している好ゲームだと思う。
また何度でもプレイしてみたい。