
MMP『ASL Starter Kit #4』(ASLSK#4)のScenario S70 A SIDESHOW AFFAIRのシナリオカードを日本語訳してみた。
タイトルの日本語は『余興で起こったこと』と言ったところだ。
アンガウル島の戦いを再現したシナリオだ。
主要な攻撃目標であるペリリュー島攻撃の余興でアンガウル島を攻撃した時に起こった事、ということだろうか。余興とは失礼千万なことだが、当時の米軍はそんな感じでなめてかかったのだろう。
A Grove of ASLにも和訳がなかった。
Scenarios/S/70 A Sideshow Affair - A grove of ASL
ここからシナリオカード本体の訳始まりだ。
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シナリオ・デザイン:ケン・ダン(Ken Dunn)
アンガウル島 1944年9月20日
アンガウル島は、第一次世界大戦後に国際連盟から大日本帝国に信託統治を委任された南洋諸島の一部だった。
アンガウル島自体の幅は約2マイル、長さは1マイルで、海兵隊員が9月15日に襲撃したペリリュー島の南西に位置していた。
アンガウル島は、ペリリュー島での抵抗が十分に除去されたという保証がある場合にのみ攻撃することになっていたが、海兵隊は、その島での戦闘がどの程度熱く残忍な状況に発展するかを、まだ理解していなかった。
ウィリアム・H・リュパータス海兵隊少将は、上陸からさらに1日後に必要な保証を与えた。
そのため、陸軍の第81歩兵師団は、9月17日にサイドショー(余興)としてアンガウル島に侵入するように配置された。
地図盤:
地図盤m, nを使用する。
ゲームバランス:
日本軍:LMG1挺と「?」4個を日本軍初期配置に追加
アメリカ軍:勝利条件で、「16 Casualty VP以下」を「20 Casualty VP以下」に変更。
ターン記録表:
7.5ターン
日本軍が先に配置 アメリカ軍が先に移動
勝利条件:
日本軍が16CasualtyVP(SSR3参照)以下しか獲得できない場合で、次のいずれかに日本軍の統制状態MMCがいない場合、アメリカ軍はゲーム終了時に勝利する。
レベル1ヘクス、洞窟、洞窟内部(Connection Location)(SSR2参照)。
戦闘序列:
日本軍
第14歩兵師団 第59歩兵連隊 第1大隊の一部[ELR:4]
mA6-mG5-mJ7-nV6-nA6の道路の北に配置する。
4-4-7 x 6
3-4-7 x 5
2-2-8操作班 x 5
10-1 x 1
9-1 x 1
9-0 x 1
8-0 x 1
HMG x 1
MMG x 1
LMG x 3
? x 4
70mm INF x 3
mV7とmX3に配置する。(SSR 2参照):
CAVE x 2
アメリカ軍
第81歩兵師団第322連隊戦闘チーム[ELR:3]mA6-mG5-mJ7-nV6-nA6道路の南に配置
6-6-6 x 13
3-4-7 x 5
3-4-6 x 2
9-2 x 1
9-1 x 2
8-1 x 1
MMG x 3
MTR x 2
FT x 2
DC x 2
M4A3 x 2
特別ルール:
1.疎生ジャングルを含むPTO地形(8.2)が有効。道路は普通に存在する。
2.mV7とmX3は、建物が存在しない洞窟ヘクスであり、各ヘクスに洞窟カウンターを置く。
各ヘクスは、個別の洞窟であり、+2TEMを持ち、日本軍は2MFで進入可(隣接する地上レベルヘクスまたはConnection Locationからのみ)、アメリカ軍ユニットは進入不可である。
洞窟内にいることを示すため、ユニットを洞窟カウンターの下に配置する。
洞窟へのLOSを持つ地域目標タイプ(ATT)の攻撃以外の全ての目的で、それらを別のヘクスにあるものとして扱う。
丘のヘクスと洞窟の間にLOSは設定できない。洞窟はLOSの目的で地上レベルにあるものとして扱う。
洞窟内にいるユニットによる、またはユニットに対するCC攻撃は不可。
HE/DC/FTによるKIAの結果は、洞窟とそれに含まれるユニットを除去する。
DC攻撃は-2DRMが適用され、非混乱状態日本軍ユニットを含まない洞窟に対しては、DC/FT攻撃では故障が発生しない。
洞窟が除去されたら、洞窟カウンターを開豁地面に裏返し、そのヘクスを通常の丘ヘクスのように扱う。
疑似のマップ外ヘクス(洞窟内部:Connection Locationと呼ぶ)が洞窟の間に存在する。洞窟内部にあるユニットをマップから除去し、密かに記録する。
それらはマップ上のユニットの影響を受けず、その逆も同様である。
ユニットは、MPh/RtPh/APh中に唯一の行動として、洞窟から洞窟内部に入り、そこから隠蔽状態で出現し、潰走と回復の目的では建物として扱う。
両方の洞窟が除去されると、洞窟内部にある全ユニットも除去される。
3.Casualty VPは、アメリカ軍ユニットを除去すると以下のように蓄積される。
分隊は2VP、HSは1VP、-2指揮官は3VP、-1指揮官は2VP、0または+1指揮官は1VP。M4A3は6VP。
結末:
島の日本軍を指揮する後藤丑雄少佐は、アメリカ軍が島の南西部の素晴らしいビーチに上陸することを想定していたので、そこに彼の防御陣地の多くを構築した。
しかし、アメリカ軍の航空偵察がこの建設活動を発見したので、アメリカ軍は代わりに島の反対側に上陸し、島の大部分を比較的簡単に切断して占拠した。
丑雄少佐は、リン酸塩鉱山があったロマウルド丘陵に撤退することを余儀なくされた。
彼はこの地域の洞窟を守るために戦死し、組織的な抵抗は3日後に終了した。