Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ASL Starter Kit Scenario S8 AD HOC AT CHEF-DU-PONTを 日本語に訳してみた

 

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MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK#4)のScenario S8 AD HOC AT CHEF-DU-PONTのシナリオカードを日本語訳してみた。

 

シナリオカードは、下記にあるMMP社のダウンロードサイトからダウンロードした。

 

https://mmpgamers.com/support/aslsk/ASLSK_S8.pdf

 

初出はThe Gamers社が発行し、後にMMP社に移った『Operations』47号(2005/春)のようだ。

 

タイトルの日本語は『シェフ・ドゥ・ポンの緊急事態』か『シェフ・ドゥ・ポンの臨時編成部隊』と言ったところだろうか。Ad Hocと言う言葉はよく聞くが、今一つよくわからない。AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)のシナリオ30では、ホビージャパン訳では「緊急事態」と訳している。

haruichiban0707.hatenablog.com

 

 辞書をひくと、限定目的、その場限り、その場しのぎ、などの訳がついている。計画的ではなく、やむを得ず戦闘が始まってしまった、という意味のように思える。

 

A Grove of ASLにも和訳がある。

 

Scenarios/S/08 Ad Hoc at Chef-du-Pont - A grove of ASL

 

ちなみにシェフ・ドゥ・ポンは、DG『D-Day Quad』ではヘクス2302だ。下の写真の緑色のダイスの右ヘクスだ。
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アメリカ軍第82空挺師団第507パラシュート連隊とドイツ軍第91空輸歩兵師団第1057擲弾兵連隊のユニットは下の写真の2個だ。
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ここからシナリオカード本体の訳始まりだ。

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シナリオ・デザイン:ジョン・ミシュコンとジョー・サッチャー(Jon Mishcon and Joe Suchar)

 

1944年6月6日、フランス、シェフ・ドゥ・ポン: Dデイの降下後、ユタビーチ(Utah Beach)の後ろの内陸に着地した空挺部隊に与えられた任務の一つは、複数の主要な橋を確保することだった。第82空挺師団の副師団長ジェームズ・ギャビン(James Gavin)准将は、そうした橋の一つ、氾濫したメルデレ(Merderet)川の湿地帯を抜ける土手道に続くシェフ・デュポン橋付近にいる高官だった。マロニー(Maloney)中佐が率いる75名の増援が到着するとすぐに、ギャビンは彼自身がこの橋の確保に取りかかるべく臨時編成部隊を組織した。第507パラシュート歩兵連隊の一部を自身が率いる部隊と第507のオストベルグ(Ostberg)中佐が率いる部隊の2つに分け、両隊並行しつつシェフ・デュ・ポンを目指して兵を進めた.

 

地図盤:

 地図盤yを使用する。

ゲームバランス:
 ドイツ軍:MMG1挺を戦闘序列に追加する。
 アメリカ軍:7-0指揮官を1人オストベルグ隊に追加する。

ターン記録表:
 6ターン
 ドイツ軍が先に配置 アメリカ軍が先に移動

勝利条件:

 アメリカ軍は1個分隊相当(2HS)以上のMMCと1人以上の指揮官をQ10ヘクスから地図盤外へ離脱させれば勝利する。ドイツ軍がQ10ヘクスから盤外へMMCを離脱させた場合、アメリカ軍はドイツ軍が離脱させたMMCよりも1個分隊相当以上多く離脱させなければならない。(2HSは1個分隊として数える)。

 

戦闘序列:

ドイツ軍
 第91空輸歩兵師団 第1057擲弾兵連隊の一部 [ELR:4]

 ヘクス番号4以上に配置する。
  4-6-7 x 4

  4-4-7 x 3

  9-1 x 1

  8-0 x 1

  MMG x 1

  LMG x 2
   

アメリカ軍

 第82空挺師団 第507パラシュート歩兵連隊の一部 [ELR:5]

 下記の指示どおり進入する。

 

 ギャビン・マロニー隊

 第1ターンに地図盤北東端Y1-GG4(両ヘクス含む)から進入する。

  7-4-7 x 6
  10-2 x 1
  8-0 x 1

 オストベルグ隊

 第1ターンに地図盤北端のI1以西(I1ヘクスを含む)から進入する。
  7-4-7 x 4
  9-2 x 1

 

特別ルール:
 1. なし

 

結末:
 状況を見極めた後,ギャビンとオストベルグは攻撃を開始した。彼らの連携攻撃により、橋に通じる小村のドイツ軍を一掃した。しかし一方でドイツ軍は投降するどころか機関銃を携えて土手道に後退し、橋めがけて駆け寄ったオストベルグ中佐を負傷させた。開豁地を覆うこの強烈な火力のために空挺部隊は当面橋に到達することができなかった。