Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ASL Starter Kit Scenario S18 BAKING BREADを 日本語に訳してみた

 

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MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK#4)のScenario S18 BAKING BREADのシナリオカードを日本語訳してみた。

 

シナリオカードは、下記にあるMMP社のダウンロードサイトからダウンロードした。

 

https://mmpgamers.com/support/aslsk/ASLSK_S18.pdf

 

タイトルの日本語は『焼けるパン』と言ったところだ。

 

A Grove of ASLには下記リンクに和訳がある。

Scenarios/S/18 Baking Bread - A grove of ASL

 

ここからシナリオカード本体の訳始まりだ。

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シナリオ・デザイン:ケン・ダンとブライアン・ユース(Ken Dunn and Brian youse)

 

1942年10月25日、スターリングラード、レッドバリケード:10月の過酷な一ヶ月間、決然とした、そして犠牲を伴うドイツ軍の攻撃は、ソ連軍の防衛境界線を着実に狭めていった。10月24日までに、第14戦車師団はバリカディのすぐ南にある「第2パン工場」に到達し、翌日攻撃を開始したが、第138狙撃兵師団の激しい防御砲火にはね返された。第64オートバイ大隊の残党は、死傷した指揮官とはぐれて,パン工場の反対側の廃墟に伏せていた。もはや死の通りを横切る方法など存在しないと思われたが,エッサー(Esser)軍曹には、葛藤や迷いなど微塵もなかった。彼は「前進」と鋭く叫び、12名の兵を率いて通りを渡り、隣接するビルに飛び込んだ。

 

地図盤:

 地図盤zを使用する。(ヘクス列L-Xのみ使用する)

ゲームバランス:
 ソ連軍:ソ連軍の増援は第2ターンに進入する。
 ドイツ軍:5-4-8分隊1個、LMGをドイツ軍の開始時兵力に追加する。

ターン記録表:
 6ターン
 ソ連軍が先に配置 ドイツ軍が先に移動

勝利条件:

 ドイツ軍は,ゲーム終了時にP2,P3の建物を支配していれば勝利。

 

戦闘序列:

ソ連軍
 第768狙撃兵連隊の一部[ELR:3] 

 S5から4へクス以内に配置する。MMCは他のMMCとスタックしてはならない。SW及びSMCはスタックしてもよい。

  4-5-8 x 3

  4-4-7 x 5

  9-1 x 1

  6+1 x 1

  MMG x 1

  LMG x 2

 S5から4へクス以内に配置.他のMMCとスタックしてもよい

  45mm対戦車砲

  2-2-8 x 1

 臨時編成の増援部隊 第3ターンに東端より進入

  5-2-7 x 1

  4-2-6 x 3

  8-0 x 1

  LMG x 1

 


   

ドイツ軍

 第64オートバイ大隊の一部[ELR:4]

 N1及び西端のへクス列0(当該列を含む)から2へクス以内の建物及び瓦礫(SSR 1参照)

  5-4-8 x 1

  4-6-7 x 2

  9-1 x 1

  LMG x 1

  DC x 1

  

 第103装甲擲弾兵連隊の一部 第1ターンに西端から進入

  4-6-8 x 2

  4-6-7 x 5

  9-2 x 1

  7-0 x 1

  HMG x 1

  LMG x 2

 

 第14装甲師団の一部 第2ターンにL7から2へクス以内より進入

  4-6-7 x 3

  8-1 x 1

  LMG x 1

 

特別ルール:
 1. 全ての森と果樹園は,石造瓦礫とする。これらのへクスには進入に3MFを必要とし、+3TEMを持つ。石造瓦礫は、建物固有が持つLOSに対する障害物としての機能がある。へクスサイドに関しても同様に取り扱う。「不意打ち」発生地形である.

 2. ソ連軍エリートと一線級部隊は、「不意打ち」drにおいて-1drmを得る。

 3. ソ連軍6+1指揮官は、士気値10、指揮能力修正0の人民委員を表しており、ELRは適用しない。釘付け状態になく、混乱状態にない人民委員とスタックしている、全てのソ連軍ユニットは、士気値が+1となり、回復フェイズにおいて+4DM DRMが適用されない。政治委員は、スタックしている混乱状態のソ連軍部隊の回復を試みなければならない。回復に失敗した部隊は、1段階質の低いユニットに置き換えられる。質の低いユニットが存在しない場合、部隊は損耗を被る。

 

結末:
 

 エッサー軍曹が攻撃を行う直前、ステンペル(Stempel)中尉が、第103装甲擲弾兵連隊の擲弾兵を率いて別の方向からパン工場に攻撃を開始した。ソ連軍守備隊はこの攻撃に混乱して、エッサー軍曹のオートバイ兵達が管理区画の遮蔽物に転がり込むのに気がつかなかった。ドイツ軍は挟撃に成功し、ソ連軍は強い圧力を受けることとなった。ソ連軍は、急ぎ、後方支援要員を徴集した増援部隊(渡船場から徴集されたフェリー要員まで含まれていた)を編成したが、それが到着するまでの間は、後退を余儀無くされた。ソ連軍は督戦してドイツ軍の前進を阻もうと試みたが、ドイツ軍は、対戦車砲1門と、機関銃数丁を捕獲し、パン工場に重要な足がかりを築くことに成功した。