
MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK)のScenario S30 RIPPLES ON THE PONDのシナリオカードを日本語訳してみた。
シナリオカードは、下記にあるMMP社のダウンロードサイトからダウンロードした。
タイトルの日本語は『池の波紋』と言ったところだ。
A Grove of ASLには下記リンクに和訳があるが内容の記載がない。
Scenarios/S/30 Ripples on the Pond - A grove of ASL
クイーン作戦は、1944年11月16日に開始されたが、ドイツ軍の激しい抵抗と、上流のロワールダムを開かれ洪水のため前進が思わしくなかった。12月9日にドイツ軍によるラインの守り作戦(バルジの戦い)が始まり作戦は中止された。
バルジの戦いが終わった後、グレネード作戦(1945年2月23日~3月6日)で、連合軍はローエル河渡河を実施する。
グレネード作戦といえば、SPI/HJ『オペレーション・グレネード』(Operation Grenage)だ。このゲームマップと本シナリオに参加したユニットがある。

ヘクス1005(上の写真で赤いダイスを置いたヘクス)と1006の間あたりがアプヴァイラーだ。
ヘクス1004(GeilenKirchen : ガイレンキルヒェン)とヘクス1007(Linnich : リンニッヒ)の中間だ。
ドイツ軍部隊は第176歩兵師団の一部だ。本作戦時期は、グレネード作戦の時とは若干異なるが、兵員充足度C、士気水準1、移動力4で、戦闘力1から7で、平均戦闘力3.6、とかなり戦力の弱い部隊だ。
アメリカ軍は第2機甲師団は、兵員充足度B、士気水準3で、戦闘力4から10で、平均戦闘力7.3だ。
このシナリオでも、ドイツ軍の分隊数が4.5個18火力に対して6個分隊36火力と2倍の火力だ。対戦車砲2門に対して戦車5輛と圧倒的だ。
ここからシナリオカード本体の訳始まりだ。
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シナリオ・デザイン:ケン・ダン(Ken Dunn)
1945年11月16日、ドイツ アプヴァイラー:クイーン作戦は、ローエル川平原への突撃作戦のコードネームだった。アメリカ軍第XIX(19)軍団はローエル川を渡り、ライン川に向かって走ることになっていた。第XIX軍団区間の地形のほとんどは平坦で、村や耕作地が点在していた。第2装甲師団の戦車兵は、装甲機動には良い地形に一見見えるが、ぬかるんだ土壌の状況に頭を悩ませていた。加えて、軍団全体の前線はわずか10マイルであったため、3個師団を狭い地域に押し込めていた。ドイツ軍側は、村落が池の波紋のように主要な町から外に向かって同心円状に広がる防御パターンを確立していた。第2機甲師団は攻撃を3つの任務部隊に分け、それぞれ異なる目標と進入路を持った。
地図盤:
地図盤u(Q-GG列), v(A-Q列で6以下)を使用する。
ゲームバランス:
ドイツ軍:勝利条件の"10"を"13"にする。
アメリカ軍:ドイツ軍戦闘序列表から2-3-8を除去する。
ターン記録表:
4.5ターン(第5ターンは、先攻のアメリカ軍の攻撃で終了)
ドイツ軍が先に配置 アメリカ軍が先に移動
勝利条件:
アメリカ軍の勝利は、10VP を獲得した時点で即座に確定する。地図盤から離脱したアメリカ軍分隊はそれぞれ 2VP の価値があり、半個分隊はそれぞれ 1VP の価値があり、「-1」SMC はそれぞれ 2VP の価値があり、「0」と「+1」指揮官はそれぞれ 1VP の価値があり、AFV はそれぞれ 3VP の価値がある。
戦闘序列:
ドイツ軍
第176歩兵師団の一部[ELR:2]
地図盤のプレイエリアの南/西端から最低2ヘクス以上離したヘクスに配置:
4-6-7 x 1
4-4-7 x 3
2-3-8 x 1
2-2-8 x 2
9-1 x1
8-0 x 1
MMG x 2
LMG x 1
75L AT x 2
アメリカ軍
第2機甲師団、CCBの一部[ELR:3]
第1ターンに地図盤uの南西端または地図盤vのA2/I6から進入する:
6-6-6 x 6
9-1 x 1
8-1 x 1
BAZ44 x 1
M4A2(L) x 3
M4A3 x 1
M4A3E2 x 1
特別ルール:
1. 地面がぬかるんでいるため、アメリカ軍戦車は MPhごとに印刷されている MP の半分しか使用できない。林に進入する際に印刷されているMPの半分を消費した AFV は、ボグの目的上「すべて」に拡張したものとみなされる。
結末:
第2機甲師団のゾーン中央を攻撃したタスクフォース2は地面がぬかるんでいたため、戦車は2速でゆっくりと移動し、アプヴァイラーから約300ヤードの地点に到達するまで無敵だった。すると、村の周りの果樹園や林に隠れていた未発見の対戦車砲が火を噴いた。2分も経たないうちに、ドイツ軍の砲手は複数の米軍車両をノックアウトした。タスクフォース2はドイツ軍の砲撃を沈黙させようとしたが、歩兵の集中的な突進も自動小銃の砲撃に阻まれた。 結局、タスクフォース2は撤退を余儀なくされた。アメリカ軍は翌日、アプヴァイラーに再挑戦することになる。