- p.7 カラー・ドキュメント ワレ、奇襲ニ成功セリ
- p.23 ドキュメント・真珠湾
- p.79 検証・真珠湾
- p.103 日米ウェポン大解剖
- p.119国力比較、艦攻・艦爆比較論
- p.135 シミュレート・真珠湾
- p.151 人物抄伝・太平洋の群像
- p.183 モンロー主義とオレンジ計画 平間洋一
写真やイラストやCGやわかりやすい解説記事で、真珠湾奇襲作戦がよくわかるお勧めのムックだ。
p.7 カラー・ドキュメント ワレ、奇襲ニ成功セリ
カラー・イラストを使って、単冠湾集結から真珠湾奇襲をわかりやすく描いている。単冠湾に集結した赤城他の艦隊のイラストを髙荷義之氏が描いていて、この絵が寒気や緊張感を感じられて好きだ。
p.16に空母別、機種別の全350機の編成がイラストで描かれている。p.22には未帰還機29機が同様に空母別、機種別に描かれている。
350機中29機が未帰還だったから単純計算すると8.3%・・・。これまで真珠湾奇襲は大成功だと思っていたが、奇襲だった割には未帰還の比率が高い、と感じた。
p.23 ドキュメント・真珠湾
日米交渉から真珠湾奇襲までを写真と文と年表で説明している。
p.79 検証・真珠湾
真珠湾攻撃について、作戦目的、功罪、ルーズヴェルト謀略説、空母部隊の運用の観点で分析している。少し驚いたのは、米軍は第二次ソロモン海戦ですでに輪形陣だったようだが、日本軍は南太平洋海戦でも輪形陣ではなかったことだ。
p.103 日米ウェポン大解剖
イラストで「赤城」「97艦攻」「99艦爆」「アリゾナ」、オアフ島にいた米陸軍機を開設している。
p.119国力比較、艦攻・艦爆比較論
日米国力比較、軍用機メーカー比較、海上護衛戦、戦車生産数、日米の艦攻・艦爆開発史比較をイラストや写真を交えてわかりやすく解説している。
自動車生産台数比較、航空機生産比較、戦車生産力の比較などを見ていると、やはり日本が相手にする敵ではなかった、と改めて実感する。
だが、1941年時点では、日米戦争を防ぐことはできなかったと思う。ルーズヴェルトはヨーロッパの戦争に参加するための理由づけに日本軍に奇襲させようと思っていたからだ。どんなナンクセをつけてでも、彼は日本に先制攻撃をさせるために日本を追いつめただろう。
ではどうすればよかったのか?
p.135 シミュレート・真珠湾
「ハワイ上陸作戦の可能性」を桑田悦氏が、「第二撃が行われたら」を檜山良昭氏が書いている。どちらも説得力あるシミュレーションをしている。
p.151 人物抄伝・太平洋の群像
15名をとりあげ、真珠湾攻撃までの略歴を書いている。15名とは、東條英機、永野修身、島田重太郎、南雲忠一、山口多聞、黒島亀人、源田実、淵田美津雄、村田重治、高橋赫一、野村吉三郎、山本五十六、フランクリン・D・ルーズヴェルト、コーデル・ハル、ハズバンド・E・キンメルだ。
p.183 モンロー主義とオレンジ計画 平間洋一
アメリカのモンロー主義の経緯がわかりやすく書いてある。もともとは、アメリカはヨーロッパに干渉しない代わりに、ヨーロッパも南北アメリカ大陸に干渉するな、というのがモンロー主義だ。アメリカはその地理的範囲を、ハワイに、太平洋全域に、中国まで、広げてきたのだ。
第一列島線、第二列島線と広げている中華人民共和国と重なる。



