
Decision Games社のFolio Game Seriesの『Arnhem The Farthest Bridge』を、入手し、プレイしてみた。
本ゲームは、Fire & Movementシステムの一作で、英文8ページのFire & Movement system Rulesと、英文4ページの専用ルールに分かれている。
ゲーム・スケールは、1ヘクス2.25km(1.4マイル)、1ターン12時間、1ユニットが大隊だ。だ。
17x22インチ(ハーフサイズ)マップで、ユニット数120個だ。
シーケンスは、移動-戦闘ー機械化部隊移動ー機械化部隊戦闘を繰り返す。
歩兵部隊は、敵ZOC(EZOC)に入ったら停止だが、機械化部隊はEZOCに入るときに半分の移動力+入る先のヘクスの地形による移動コストを払って入り、残りの移動力で出ることもできる。
歩兵部隊は、最初にEZOCにいたら、そこからEZOC以外に出るためには、追加の移動力は不要だが、移動後EZOCに入ることはできない。
歩兵部隊は、最初にEZOCにいて、直接EZOCに入るには、全移動力が必要だ。
機械化部隊は、最初にEZOCにいたら、そこからEZOC以外に出るためには、追加の移動力は不要だが、移動後EZOCに入ることができる。
機械化部隊は、最初にEZOCにいたら、そこから直接EZOCに入るには、半分の移動力+入る先のヘクスの地形による移動コストを払って入ることができ、その後移動を継続できる。
スタックや補給ルールはなしだ。
戦闘は任意だ。
戦闘差によるCRT(戦闘結果表)だ。
勝利条件は、連合軍非空挺部隊ユニットが、アルンヘムヘクス3ヘクス中2ヘクスを占領したら、その時点で勝利する。
第10ゲームターン終了時に、連合軍非空挺部隊ユニットが、アルンヘムヘクス3ヘクス中1ヘクスを占領していたら、引き分けだ。
上記条件を連合軍が満たせなかった場合、ドイツ軍の勝利だ。
- 初期配置
- 第1ターン(1944/09/17)
- 第2ターン(1944/09/18 AM)
- 第3ターン(1944/09/18 PM)
- 第4ターン(1944/09/19 AM)
- 第5ターン(1944/09/19 PM)
- 第6ターン(1944/09/20 AM)
- 第7ターン(1944/09/20 PM)
- 第8ターン(1944/09/21 AM)
- 感想
初期配置
初期配置で、困った。専用ルールに、どのユニットをどこに配置するのか記載されているのだが、順序だっていないのと、ユニットを探すのが手間だった。
ユニット上に印刷されていると便利なのに、その点は残念だ。
エラッタは、こちらのサイトになかった。
連合軍は空挺降下するし、ドイツ軍は、あちこちから増援で登場するので、初期配置は、ほぼ何も無い。
右上の赤い円いチップを置いたヘクスが勝利条件であり目標地点であるアルンヘムだ。
さて、どうなるだろうか?
第1ターン(1944/09/17)
連合軍の膨大な数の輸送機が、オランダの空を覆った。アイントホーフェン(Eindhoven)からナイメーヘン(Nijmegen)を経由してアルンヘム(Arnhem)に至る道を、無数の白い落下傘が、覆った。

一番、南部の米軍第101空挺師団の降下直後の様子だ。
第501空挺連隊は、ヘクス0503-0602のBest橋(上の写真の緑の丸)と、ヘクス0505-0605のZon橋(上の写真の黄色の丸)奪取を狙う。第506空挺連隊が、ヘクス1207-1308のVeghelの橋(上の写真の赤い丸)奪取を狙う。
米軍第82空挺師団の降下状況は、下の写真のとおりだ。

第505空挺連隊が、ヘクス2215-2316のGraveの橋(上の写真の緑の丸)奪取を、第508空挺連隊がヘクス2120-2121のHenmenの橋奪取を狙う。そして、第504空挺連隊は、AB Drop Zone(空挺降下地点)を守りつつ、Nimegen(上の写真の赤丸)の占領を狙う。これが最も難しい任務だ。
イギリス第1空挺師団の降下状況は、下の写真のとおりだ。

可能な限り急いで、Arnhemの町と橋(上の写真の赤丸)の占領を急ぐ。Oosterbeekの占領とヘクス3420-3520の橋(上の写真の黄丸)の確保も重要任務だ。また、降下地点の西を守りつつ、Rhenenの橋(上の写真の緑丸)
米軍1/501/101がBest橋(0503-0602)を無傷で奪取した。3/501/101がZon橋南詰に迫った。独軍による爆破の試みが行われ、ダイス1個を振り出目が2(以下dr2と書く)で、爆破成功だ!!米軍3/506/101がVeghel橋(1207-1308)に迫ったが、独軍が近くに居ないため、無傷で奪取することに成功した。ヘクス1206-1307の鉄道橋は、独軍が爆破することに成功した。3/502/101がGraveを占領し、2215-2316の橋に迫った。橋爆破dr4で爆破に失敗した。
米軍3/508/82がヘクス1523-1524の鉄道橋に接近した。独軍によって、橋が、爆破された。ヘクス1422-1423の橋も、独軍によって爆破された。ヘクス1920-2020の橋は、米軍が確保した。2/505/82が、Nimegenの町に突入した。ヘクス2120-2121の橋は、米軍が確保した。ヘクス2219-2220の橋は、爆破された。Nimegen橋(2621-2721)は、独軍による爆破に失敗した。ヘクス2518-2519の橋は、米軍が爆破前に確保した。ヘクス2319-2419の橋は、米軍の眼前で爆破された。ヘクス2719-2720の橋も、1/505/82が到達する直前に爆破された。
英軍1P/1がRhenen(3412)を解放し、3411-3512の鉄道橋も確保した。英軍2p/1がOosterbeekに突入した。ヘクス3421-3522の鉄道橋の爆破dr6で、爆破失敗した。そのまま突進してArnhemに突入し、3323-3423の橋を確保しようとする。独軍による爆破の試みdr4で、爆破失敗だ。2S/1がヘクス3323に進み、橋の南側を確保し、北をフロスト中佐の2P/1が守る。

連合軍による、大規模な突然の空挺降下に驚いた独軍だったが、対応は早かった。すぐに英軍降下地点を1/Vtが占領した!!
Arnhem奪還にむけて、1/9SSと2/9SSが、Arnhem北方から襲いかかる。南では、Best橋奪還に向けて、第59国民擲弾兵師団が、1/501/101を攻撃する。

南のZon橋(0503-0602)の戦いは、互角だ。
Arnhem北方郊外のヘクス3624の戦闘は、森+5でdr3でExだ。7K/1が損耗した。独軍3/9SSが損耗した。

モントゴメリーは、Arnhemの橋について、北詰と南詰の両方を占領した、という報告を受けて満足していた。
Nimegenの町にも突入成功したことにも満足していた。
Zon橋が爆破されたことは、残念だったが、工兵隊がすぐに修理するだろう。
あとは、予定通り、地上部隊が、進撃すれば、作戦成功だ。
独軍は、連合軍による急襲に、驚いたが、それは一瞬のことだった。すぐに冷静さを取り戻し、反撃に移る。
第2ターン(1944/09/18 AM)
地上を走る英軍第30軍団が、Eindhovenに到着した。Zon橋(0505-0605)の修理が済むまで、Best橋(0503-0602)周辺の独軍総統をする。
英軍第1空挺師団の増援は、2個大隊が損耗した。

ヘクス0601の戦闘では、平地+10でdr6でExだ!!独軍1/59と英軍1CG/Gdsが相撃ちとなった!!
Nimegen市街のヘクス2621の戦いは、City+10でdr5でExだ。独軍BrDfと2/505/82が相撃ちとなって損耗した。
ヘクス3177の英軍Drop Zoneの戦いでは、平地+10でdr5でD2だが、退却不能のため、徹底抗戦を選び、損耗した。

独軍は、第107装甲旅団が、地図盤南東から増援として出撃した。英軍第30軍団の右側面を突いてくる。
Nimegen橋(2621-2721)南詰を守る独軍の援護に向かう。
Arnhemでは、Arnhem橋(3323-3423)に向けて、北から独軍の装甲部隊が追撃してくる。
Drop Zone(3717)を占領しているが孤立している独軍の包囲を解くために独軍2個大隊が向かう。

Best橋近郊の、ヘクス0801の戦闘は、平地+3でdr6でA1だ!!独軍は、退却不能なので、ここは徹底抗戦を選択し、2/59が損耗した。
Nimegen郊外の、ヘクス2622の戦闘は、平地-2でdr3でA3だ。独軍は、徹底抗戦を選択し損耗した。
英軍Drop Zone付近のヘクス3817の戦闘は、平地+6でdr4でExだ。英軍156P/1(第1空挺師団第4パラシュート旅団第156大隊)が潰滅した。
Arnhem北部の市街戦(ヘクス3524)の戦闘は、City+9でdr1でD2だ。英軍7K/1は、退却不能なので、徹底抗戦を宣言して潰滅した。英軍が徹底抗戦を選んだので、独軍は戦闘後前進できない。

次のターンにZon橋(0505-0605)の修理が済む確率は、33%だ。そうすれば、英軍第30軍団は、北進可能だ。ヘクス0310に来ている独軍第10SS装甲師団が不気味だが、北上できる部隊は北上したい。
Nimegenの市街戦も続いているが、あと少しで、Nimegen橋(2621-2721)南詰を占領できそうだ。占領すれば、Arnhemに向けて北進できる。
Neder Rijn川北岸の英軍第1空挺師団は、苦戦している。Arnhemを守り続けられるかどうかの瀬戸際にいる。早く、降下地点を奪還して、Arnhem救援に向かいたい。
第3ターン(1944/09/18 PM)
Zon橋(0505-0605)の修理dr4で、修理失敗だ!!
米軍第101空挺師団の2個グライダー大隊が、独軍第10SS装甲師団を迎え撃つように着陸した。

Best橋近郊の、ヘクス0601の戦闘は、平地の+9でdr2でD3だ。独軍1/59は徹底抗戦を選択し潰滅した。
Nimegen橋南詰(2621)の戦闘は、City+10で、dr6で、効果なしだ!!
ヘクス3717の戦闘は、平地+8でdr2でD2だ。独軍は徹底抗戦を選び、潰滅した。英軍は戦闘後前進できないので、降下地点はまだ独軍が占領したままだ。
独軍第10SS装甲師団が、第30軍団の側面を守る、米軍1/327/101がいるヘクス0408を攻撃する。
Nimegenの救出のために、独軍1/1PTが、米軍2/508/82を攻撃する。
Neder Rijn川北岸では、Arnhem橋北詰(3423)を守る、フロスト中佐率いる2/1Pを、独軍精鋭第9SS装甲師団と第10SS装甲師団が、襲いかかる。
英軍降下地点でも戦闘が続く。

ヘクス0408の戦闘は、平地+3でdr2でExだ。米軍1/327/101、独軍2017/107Pzが損耗した。
ヘクス2622の戦闘では、平地+3でdr6でA1だ。独軍は徹底抗戦を選び、1/1PTが損耗した。
ヘクス3718の戦闘は、平地+2でdr1でD2だ。英軍1B/1がHeelsum(3518)まで後退した。独軍1/9SSが戦闘後前進した。
Arnhem橋北詰(3423)の戦闘は、City+4でdr1でExだ。英軍2P/1、独軍Krftが損耗した。

モントゴメリーの顔色が悪くなってきた。Neder Rijn川北岸の様子が思わしくないからだ。特にArnhem市街が損耗した1個大隊しかいないからだ。
Nimegen橋の攻略も進んでいない。
Zon橋の修理もまだだ。
独軍第10装甲師団が、英軍第30軍団の右側面を突いてきているのも、予断を許さない。
第4ターン(1944/09/19 AM)
英軍の橋修理dr6で、Zon橋(0505-0605)の修理ができた。
英軍近衛機甲師団は、北上を急ぐ。
米軍第82空挺師団は、Nimegen橋南詰(2621)を包囲する。
英軍第1空挺師団は、フロスト中佐の2P/1との連絡をとろうとして2個大隊が、Arnhem西に突撃する。

Best(0702)の戦闘は、Town+5でdr6で(A)だ!!3/506/101が損耗した。
Nimegen橋南詰(2621)の戦闘は、City+3でdr1でExだ!独軍Nimegen橋守備隊が潰滅した!!米軍1/505/82が損耗した。
Arnhem西のヘクス3523の戦闘は、City+10で、dr4でExだ。独軍Krft大隊が損耗して潰滅した。英軍1P/1が損耗した。Exだから戦闘後前進できないので、フロスト中佐率いる2P/1とは、手をつなげない。

独軍は、Eindhovenへの反撃を継続する。
Arnhem橋北詰(3423)への圧力を継続してかける。
また、Arnhem橋南詰(3323)にも、フェリーを使って移動した10/10SSが、突進する。

ヘクス0408に対する独軍第107装甲旅団の反撃は、平地+10でdr1で米軍1/327/101が潰滅した。
Arnhem橋北詰(3423)の戦闘は、City+1で、dr4で(A)だ。独軍2/10SSが損耗した。

モントゴメリーは、Zon橋修理が成り、第30軍団が前進したことに安堵していた。
Eindhovenに対する独軍第107装甲旅団の反撃は、気になるが、第30軍団は、とにかく北上を急ぐことだ。
Nimegen橋の奪取に成功したのは、モントゴメリーを喜ばせている。
Arnhemでの、フロスト中佐の粘りも、勲章ものだ。援軍として、次ターンに、第1、第2ポーランド空挺大隊の降下を決めた。
第5ターン(1944/09/19 PM)
独軍ZOCであるヘクス3617に降下した、ポーランド第1パラシュート旅団第1大隊(1/Pol)が損耗した。第2大隊(2/Pol)は、ヘクス3918に降下した。
ついに英軍第30軍団の先鋒である近衛機甲師団第5機甲旅団第2近衛大隊2GG/Gdsが、Nimegen橋(2621-2721)を渡り、Arnhem橋まであと4.5km(2.8マイル)(2ヘクス)に迫った。

Best(0702)の戦闘は、City+5でdr5でA3だ。米軍は徹底抗戦を選び2/501/101が損耗した。
ヘクス3322の戦闘は、Marsh+7でdr2でExだ。独軍9/9SS、英軍2GG/Gdsが損耗した。
独軍は、増援の、Hber部隊が、Uden(1511)を奪還して、Veghel橋(1207-1308)に突進する。
Eindhovenへの反撃を、第107装甲旅団が、継続する。
Arnhem橋北詰(3423)への攻撃も続行する。

ヘクス0508への攻撃は、平地-3でdr5で独軍Hnke装甲大隊が損耗した。
Nimegen東のはずれにあるヘクス2622での戦闘は、平地-4でdr5で(A)で、独軍2/1PTが損耗した。
連合軍の支援射撃が豊富なので、地上部隊の戦力が独軍にとって有利でも、戦闘差を逆転されて、不利な戦闘差での戦闘を強要される独軍は、Veghel橋北詰(1308)では戦闘しない。
Arnhem橋北詰(3423)の戦闘は、City-1でdr6で、Aeだ!!独軍1/10SS装甲擲弾兵大隊と1/9SS装甲擲弾兵大隊が潰滅した!!

独軍装甲擲弾兵大隊2個を潰滅させた、というフロスト中佐からの報告を受けたモントゴメリーは、狂喜乱舞した!!これでArnhem橋北詰への圧力が、大きく軽減されたからだ。あとは、南から、近衛機甲師団が、突入すれば勝利だ!!
第6ターン(1944/09/20 AM)
英軍第1空挺師団は、フロスト中佐の2P/1がいるArnhem橋北詰(3423)と、ようやく連絡をつけることに成功した。
近衛機甲師団は、25/1と協同して、Arnhem橋南にいる9/9SSを攻撃する。
フェリー乗り場があるHuissen(3224)も攻撃する。

Best(0702)の戦闘は、City+10でdr5でExだ。独軍Grsnと米軍3/501/101が損耗した。
ヘクス0408の戦闘は、平地+10でdr1でDeだ。独軍Hnke装甲大隊が潰滅した。
ヘクス2523の戦闘は、平地+10でdr2でDeだ。独軍2/1PTが全滅した。
Huissen(3224)の戦闘は、Town+6でdr3でExだ。独軍2/10SSが潰滅し、英軍工兵大隊が損耗した。
ヘクス3322の戦闘は、Marsh+10でdr1でD3だ。独軍はOosterbeekに退却可能だが、ここで退却すると、戦闘後前進されて、Neder Rijn川北岸に到達されてしまう。勝利条件は、Arnhemの3ヘクス中2ヘクスの占領だから、北岸に英軍が到達してもそれで英軍勝利というわけではない。戦力温存のためにOosterbeekに退却する。英軍は1ヘクスのみ戦闘後前進する。

独軍は、Eindhovenへの反撃を継続する。
Heelsum(3518)に向けて、突進する。
Arnhem橋北詰(3423)への反撃も実施する。

ヘクス0408の戦闘は、平地+2でdr1でD2だ。英軍1GG/Gdsが0406に退却した。独軍2017/107Pzが0408へ戦闘後前進した。
ヘクス3517の戦闘は、平地+0でdr6で(A)だ。独軍2/Vtが損耗した。
Arnhem橋北詰(3423)の戦闘は、City+2でdr6で(A)だ。独軍3/10SSが損耗した。

モントゴメリーは、笑顔満面だ。
Arnhemへの道を邪魔する独軍がいなくなったからだ。勝利条件の3423, 3523を第1空挺師団が確保しており、そこに第30軍団の2ユニットが駆け込めば、連合軍のサドンデス勝利が確定するのだ。次ターンには実現できそうだ。
Eindhovenへの反撃やVeghel橋への独軍の反撃もあるが、そんなのは気にしなくていいだろう。
第7ターン(1944/09/20 PM)
第1ポーランド空挺旅団第3大隊が損耗した。
Arenhemに到達できるかと思った第30軍団だったが、ヘクス3324に独軍がいるので、進めないことがわかった。このターンでの勝利はない。
フロスト中佐の部隊がいたヘクス3423は空けておき、機械化移動フェイズに機械化部隊を突入させる。

ヘクス0408の戦闘は、平地+9でdr1で独軍2017/107Pzが潰滅した!!
Best(0702)の戦闘は、City+6でdr5でA2だ。米軍3/501/101が退却不能で潰滅した。他の部隊は退却に成功した。
ヘクス2124の戦闘は、平地+8でdr3でD2だ。独軍は徹底抗戦で損耗した。
ヘクス2623の戦闘は、平地+10でdr2でDeだ。独軍1/406が潰滅した。
ヘクス3522の戦闘は、平地+6でdr2でD2だ。独軍9/9SS偵察大隊が徹底抗戦を選び、潰滅した。フロスト中佐の2P/1が戦闘後前進して、勝利条件ヘクスであるヘクス3523を空けられない。徹底抗戦を宣言したので、戦闘後前進できないのだ。ここに機械化部隊が飛び込めれば、連合軍のサドンデス勝利が確定するのだが、独軍はそれを防いだ。
ヘクス3324の戦闘は、平地+10だ。dr2でDeだ。独軍10/10SSが潰滅した。
機械化移動フェイズに、2IG/Gdsがアルンヘム橋北詰(3423)に突入した。
ヘクス3325-3424の橋の爆破試行dr1で爆破失敗だ。

ヘクス3424の戦闘は、上の写真で黄色い丸のついた2ユニット7攻撃力が、間にいる防御力3の独軍を攻撃する。Brokenで、戦闘差は+3で、支援射撃の合計が+6で+9だ。dr3でExだ。独軍3/10SSが潰滅した。英軍2IG/Gdsが損耗した。

独軍は、連合軍のサドンデス勝利を、かろうじて、防いだ。
独軍は、Eindhovenへの反撃をあきらめ、Veghelへ反撃するために移動する。

モントゴメリーは、ご満悦だ。
まだ第30軍団は1ユニットしかArnhem勝利条件ヘクスに到達していないが、独軍の反撃部隊が、Neder Rijn川北岸にわずか4個が散在しているだけだから、勝利は目前だ。
Eindhovenへの反撃も撃退した。
Veghelは独軍に奪取されているが、ここも奪還するのは時間の問題だ。
第8ターン(1944/09/21 AM)
英軍が第30軍団の2IG/Gdsと32/Gdsがヘクス3523とヘクス3423に入城した。これで連合軍のサドンデス勝利だ。


損害状況
| 英軍 | 米軍 | 独軍 | |
|---|---|---|---|
| 参加ユニット数(個) | 22 | 22 | 32 |
| 残存(表面)ユニット数(個) | 11 | 14 | 10 |
| 損耗(裏面)ユニット数(個) | 9 | 6 |
8 |
| 潰滅ユニット数(個) | 2 | 2 | 14 |
| 損耗率(%) | 29.5 | 22.7 | 56.3 |
感想
●Fire & Movementシステムの感想
Decision Games社のFire & Movementシステムは、シンプルで、サクサクとリズムよく進められて、簡単でいいシステムだと思う。砲爆撃を抽象化し、支援射撃マーカーにしているのは、プレイをシンプルにするためにいいと思う。地形効果は、戦闘結果表の行で分類しているのもシンプルでいい。戦闘結果表は、かなり攻撃側が有利な列でも、攻撃側に損害の可能性があるので、恐ろしい。
なかなか潰滅しないCRT(戦闘結果表)によって、Arnhemでの、寡兵で強兵と粘り強く戦ったフロスト中佐の死闘も、うまく再現できている。
ルールブックの英語が、平易な単語で、文法的にも簡単で、とても読みやすく、日本人でもとても理解しやすい。
移動フェイズに移動した機械化部隊に載せるMoved(移動済)マーカーや、戦闘フェイズに戦闘した機械化部隊に載せるFired(戦闘済)マーカーがあると便利だと思った。
●Arnhemの感想
第二次世界大戦末期の戦いだから、ドイツ軍に勝機がないのはわかっているが、サドンデスでゲームが突然終わる勝利条件は、スリルがある。独軍は、Arnhemの奪還に動かないといけないので、シンプルな勝利条件だが、いいと思う。
その一方、EindhovenからArnhemまでの連絡線が途切れていいのか、疑問が残る。
Arnhemが陥落したら、独軍は反撃をあきらめて、撤退したことを、表現しているのだろうが、英軍第30軍団が、側面を守ろうとせずに、ひたすら、Arnhemを目指すのもどうかと思う。連絡線が通った上での、Arnhem占領が、本来の勝利条件だと思う。
初期配置が簡単にできるように、ユニット上に、初期配置ヘクス番号や、増援登場ゲームターンが記載されているといいと思う。
プレイしてみて、何だか、既視感があった。どうやら、クワドリゲームのSPI West Wallの一作、Arnhemをリメイクしたもののようだ。マップは同じだ。ユニットについては、砲兵ユニットが、支援射撃マーカーに変更になっている。
●今回のプレイの感想
今回、史実同様、Zon橋(0505-0605)が破壊された。修理成功したのが、9/19 AMの第4ターンだった。これは史実と同じだった。
連合軍勝利のポイントになったのは、Nimegen橋(2621-2721)を確保できたことだろう。史実だと第8ターンの9/21に、Nimegen橋を第30軍団が渡ったが、それより2日も早い第4ターンだったのは大きい。
今回、独軍の反撃を、Eindhoven(0203, 0204, 0304)やVeghel(1308)に指向したのは、勝利条件を妨害するためには、失敗だった。HJ『マーケットガーデン作戦』の場合、Neder Rijn川以北に部隊があっても、補給下になければいけない。それはそうだろう。だが、本ゲームの場合、ただ、Arnhemの勝利条件ヘクス3ヘクス中2ヘクスに第30軍団がいればいい。実戦だと、一部の部隊が、補給も通じず、敵陣内に孤立してしまい、潰滅するのは時間の問題だ。そんな戦いをしてはいけないだろう。
独軍は、Nimegenの奪還と、Arnhem奪還に、反撃を限定すべきだった。地図盤南側に登場する増援部隊も、北上させて、NimegenとArunhemを目指すべきだった。
独軍の支援射撃は少なく、毎ターン、連合軍のほぼ半分以下だ。そのため、地上部隊だけで有利な戦闘差でも支援射撃で逆転することが多い。反撃のタイミングは、限られてくるので、戦闘するかどうかは、熟慮が必要だ。
●おわりに
シンプルでリズミカルにプレイできるので、Fire & Movementシステムの他の作品もぜひプレイしてみたい。