Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ドイツ軍戦術的勝利! SPI『ドイツ南方軍集団 ロストフ会戦』(Army Group South)(Rostov)バトル・レポート(AAR)



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SPI社『南方軍集団』(Four Battles of Army Group South)の4作中の1作、『ロストフ会戦』(Rostov)をソロプレイしてみた。

1941年10月1日から11月29日のハリコフなどウクライナのドイツとソ連の戦いだ。

基本ルールとそれぞれのゲーム独自ルールがある。

 

ゲーム・スケールは、1ターン5日。1ヘクス17km。

 

SPI社の『パンツァーグルッペ・グデーリアン』(Panzergruppe Guderian)のルールを基本としている。

 

手順は、天候決定=>移動=>戦闘=>機械化移動=>混乱会所=>航空戦力だ。

ソ連軍の約半分は戦闘に参加するまで戦力がわからない未確認部隊がある。

スタックは3個まで。

ZOCに入ったら停止。移動フェイズ開始時にZOCにいる場合は、基本的には移動禁止だ。ソ連軍のみダイスを振って、離脱する可能性がある。[23.11]

戦闘は、隣接している敵に対して任意(メイアタック)だ。

移動や機械化移動中にオーバーラン攻撃ができる。

 

勝利条件は、相手ユニットをステップロスさせることとによる得られる勝利得点と都市の占領による勝利得点が多いことだ。

 

 

【0】初期配置


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【1】第1ターン(1941/10/01-10/04)

 先攻は枢軸軍だ。

 第1ターンには、天候決定フェイズがない。

 枢軸軍はほとんどソ連軍に接敵しているので、移動がほとんどない。

 ルーマニア第4歩兵師団(2-3-7)がルール[25.2]の撤退として地図盤西端から撤退した。

 戦闘比のそばにドイツ軍航空戦力マーカーを置いているところは、戦闘比が右に1列ズレる。


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 ヘクス1809のソ連軍第28騎兵師団(2-4-8)が潰滅し、ソ連軍の戦線に大きな穴が開いた。

 ヘクス0407でソ連軍第164狙撃兵師団(3-5-8)が潰滅した。ドイツ軍第4山岳歩兵師団(7-9-8)が損耗した。

 

 ドイツ軍は、ソ連軍第28騎兵師団(2-4-8)の空いた穴から装甲部隊が一気に突進した。

 ヘクス1311でソ連軍第12軍司令部(Koroteev)にドイツ軍第14装甲師団がオーバーランして、混乱状態にした。

 ヘクス2112にいるソ連軍第6軍司令部にドイツ軍第60自動車化歩兵師団がオーバーランして、潰滅させた。司令部潰滅後のdr6で、完全潰滅だ。

 

第1ターンドイツ軍プレイヤーターン終了時の状況

 

 ソ連軍としては、中央に開いた穴を塞がなければ、一気にドイツ軍に走られてしまう。何とか塞がないといけない。

 ソ連軍は離脱時に第30狙撃兵師団(3-3-8)、第90狙撃兵師団(4-6-8)、第347狙撃兵師団(3-4-8)、第3騎兵師団(2-4-8)を失った。
 それでも、何とか、中央部に戦線を作った。逆にDonets河からKharkov(2612, 2613)に向けて穴が開いた。

 

第1ターン(1941.10.01-04)終了時の戦況

 

【2】第2ターン(1941/10/05-10/09)

 天候は、北部も南部も好天(Clear)だ。

 ドイツ軍にとっては、チャンスだ。

 
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 ヘクス1211でソ連軍第12軍司令部(Koroteev)が潰滅し、司令部潰滅dr5で完全潰滅した。

 ヘクス1512でソ連軍第255狙撃兵師団(3-4-8)が潰滅した。

 ヘクス2014でソ連軍第230狙撃兵師団(3-4-8)、第274狙撃兵師団(4-5-8)が潰滅した。

 ヘクス2310でソ連軍第142戰車旅団(2-2-8)、第136狙撃兵師団(2-3-8)が潰滅した。

 
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 北部のソ連軍は、第261狙撃兵師団(3-4-8)、第393狙撃兵師団(2-2-8)が離脱時に潰滅した。

 

第2ターン(1941.10.05-10.09)終了時の戦況

 

【3】第3ターン(1941/10/10-10/14)

 天候は、北部が曇天(Moderate)、南部が好天(Clear)だ。


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 ドイツ軍は、の第239歩兵師団(5-7-8)と第4山岳歩兵師団(4-6-8)が、西端から撤退した。あと1ユニットを第5ターンまでに撤退させる必要がある。

 ヘクス1012でソ連軍痔253狙撃兵師団(4-4-8)が潰滅した。

 ヘクス0909でソ連軍第317狙撃兵師団(3-5-8)が潰滅した。

 ヘクス0612でソ連軍第395狙撃兵師団(5-5-8)が潰滅した。

 ヘクス2014でソ連軍第31狙撃兵師団(6-6-8)が全滅した。

 ヘクス2412でソ連軍第34騎兵師団(3-2-8)が全滅した。ドイツ軍がKharkov(2612)にあと1ヘクスに迫った。

 ヘクス2603でソ連軍第76狙撃兵師団(5-6-8)が潰滅した。

 

第3ターン(1941.10.10-10.14)ドイツ軍プレイヤーターン終了時の戦況


 ソ連軍は防衛線を固める。


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【4】第4ターン(1941/10/15-10/19)

 天候は、北部=曇天(Moderate)、南部=dr6+2=8で好天(Clear)だ。

 枢軸軍は、スロバキア師団(2-3-7)が撤退して、6ユニットの撤退が完了した。

 ドイツ軍がKharkov(2612)に攻撃を仕掛け、ソ連軍第216狙撃兵師団(5-5-8)を潰滅させて、同市の半分を占領した。

 ヘクス1315でソ連軍第28騎兵師団(2-4-8)が潰滅した。

 ヘクス0612で粘っていたソ連軍第57NKVD師団(7-7-8)が潰滅した。

 ヘクス0909で粘っていたソ連軍第81狙撃兵師団(5-6-8)が潰滅した。

 

第4ターン(1941.10.15j-19)ドイツ軍プレイヤーターン終了時の戦況


 ソ連軍は、離脱時に第10狙撃兵師団(8-8-8)を失った。この強い部隊の壊滅は大きい。

 だが、それでもKharkov(2612)奪還のためには仕方ない。Kharkov(2612)を包囲した。

 

第4ターン(1941.10.15-19)終了時の戦況

 

 

【5】第5ターン(1941/10/20-10/24)

 天候は、北部=曇天(Moderate)、南部=曇天(Moderate)だ。


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 ソ連軍は、第35騎兵師団(1-1-8)、第215狙撃兵師団(4-4-8)、第96山岳狙撃兵師団(3-2-8)、第13戰車旅団(4-4-8)、第1戰車旅団(4-5-8)、第74狙撃兵師団(4-4-8)を失った。

 枢軸軍は、イタリアTorin自動車化歩兵師団(3-3-7)が潰滅した。

 Kharkov(2612)のドイツ軍への連絡を万全なものにした。

 Zaporozhy(1108)が陥落した。


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ソ連軍は、中央の平野部に何とか防衛線を張ろうとするが、穴は開いたままだ。


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【6】第6ターン(1941/10/25-10/29)

 天候は、北部=曇天(Moderate)、南部=曇天(Moderate)だ。

 ドイツ軍は、Kharkov(2613)奪取に向けて攻め込む。


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 Kharkov(2613)で、ソ連軍第383狙撃兵師団(4-4-8)が潰滅し、同市が完全に陥落した!!

 ソ連軍は、第62,第64騎兵師団(3-2-8)を失った。


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  ソ連軍は、薄い戦線を張る。

 
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【7】第7ターン(1941/10/30-11/03)

 天候は、北部=曇天(Moderate)、南部=曇天(Moderate)だ。

 
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 ソ連軍は、第4狙撃兵師団(2-3-8)、第16狙撃兵師団(2-2-8)、第304狙撃兵師団(3-3-8)、第220狙撃兵師団(3-4-8)、第176狙撃兵師団(4-3-8)が潰滅した。

 第38軍司令部(Maslov)が潰滅した。dr1のため、第10ターンに復活する。

 ドイツ軍第13装甲師団第93自動車化歩兵連隊(0-1-10)が潰滅した。

 
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 ソ連軍は、離脱時に第30騎兵師団(2-2-8)を失った。

 
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【8】第8ターン(1941/11/04-11/08)

 天候は、北部=曇天(Moderate)、南部=曇天(Moderate)だ。

 ドイツ軍が、ソ連軍第9軍司令部を混乱状態にした。


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 ドイツ軍がStalino(1218)を占領した。

 ソ連軍は、第99狙撃兵師団(4-6-8)が潰滅した。

 
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 Kharkov(2612, 2613)とStalino(1216)を失い、Rostov(0727)を失わないよう、防衛線を 

張る。


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【9】第9ターン(1941/11/09-11/13)

 天候は、北部=曇天(Moderate)、南部=曇天(Moderate)だ。



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 ソ連軍が、薄い戦線を何とか構築した。


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【10】第10ターン(1941/11/14-11/18)

 天候は、北部=曇天(Moderate)、南部=曇天(Moderate)だ。

 
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ソ連軍は薄い防衛線を敷く。


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【11】第11ターン(1941/11/19-11/23)

 天候は、北部=荒天(Severe)、南部=曇天(Moderate)だ。

 補給切れマーカーを置いていないが、北部の枢軸軍は、すべて補給切れになった。


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 ソ連軍は、Rostov(0727)と、Taganrog(0724)を守るために、Mius河沿いに防衛線を張っている。


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【12】第12ターン(1941/11/24-11/28)

 天候は、北部=曇天(Moderate)、南部=曇天(Moderate)だ。

 枢軸軍は、戦闘比が低くても、勝負を挑む。

 ソ連軍は、何とか、Mius河沿いの戦線を維持した。
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【13】第13ターン(1941/11/29-12/03)(最終ターン)

 いよいよ最終ターンだ。

 天候は、北部=荒天(Severe)、南部=曇天(Moderate)だ。 

 ドイツ軍は、勝利条件の達成に向けて前進する。

 
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【14】勝利条件の確認

 [26.11]枢軸軍目標ヘクスの占領による勝利得点

 ハリコフ:10VP

 スターリノ:10VP

 

 [26.12]ドニェツ川東岸とヘクス列0800列南に到達した枢軸軍部隊による勝利得点

 上記範囲に到達した枢軸軍ユニットは15

 

 [26.13]枢軸軍の失点

 枢軸軍の失点は1だ。

 

 [26.3]勝利の程度

 枢軸軍は34VPだった。

 そのため、ドイツ軍の戦術的勝利だ。



【15】感想

 今回のドイツ軍は、前半は、ほぼ史実通りに進めたが、後半失速して、Rostov(0727)には迫れなかった。

 逆にソ連軍は、うまく戦線を守り通すことに成功した。

 

 このゲームは、天候が悪化する前の第8ターンまでが、勝負になる。第9ターン以後、北部は、67%の確率で荒天(Severe)、33%の確率で曇天(Moderate)だ。つまり、移動コストが2倍になるのは、100%確実なのだ。南部でも、50%の確率で荒天(Severe)、50%の確率で曇天(Moderate)で、移動コストが2倍になるのは100%だ。

 

 ドイツ軍は、序盤で、オーバーランで、ソ連軍司令部を混乱状態にしたり、除去して、いい立ち上がりだった。

 ソ連軍が、それに懲りて、司令部の配置をよく検討したので、中盤以降は、そのような状況が発生しなくなった。

 本ゲームのポイントは、ドイツ軍が、いかにうまく補給網を構築するかだ。もっとうまく構築したら、よかったと思った。本文でも触れたが、地図盤西端から、南北2個に分けて、補給網を構築すべきだろう。

 

 本ゲームでは、移動に道路を無視するが、これによって、ドイツ軍の進撃が滞ることになった。ウクライナの秋の泥濘を、再現しているのだと思う。

 

 ドイツ軍は、低戦闘比率でも、もっと積極的に攻撃を仕掛けるべきだったかもしれない。

 

補給ルールの細かい点や、枢軸軍の撤退ルールなど、忘れていることに後で気づいたが、

ロストフを目指した戦いの様相を、うまく再現した好ゲームだと思う。今回の反省を活かして、またプレイしてみたい。