
2004年に出版された、北アフリカ戦役を1940年12月から1942年12月までを連隊から師団規模で描いた戦役級ゲームだ。
2ターンで1か月なので、1ターン約2週間だ。
ユニット数は、戦力比マーカーを除いて、マーカー33個、イギリス軍78個、ドイツ軍37個、イタリア軍38個、合計186個だ。ユニット数は数ないが、50ターン、プレイ時間は約5時間だ。
ソロ・プレイしてみた。
- 第31ターン(1942/3前半)
- 第32ターン(1942/3後半)
- 第33ターン(1942/4前半)
- 第34ターン(1942/4後半)
- 第35ターン(1942/5前半)
- 第36ターン(1942/5後半)
- 第37ターン(1942/6前半)
- 感想
前回まではこちら
haruichiban0707.hatenablog.com
第31ターン(1942/3前半)
連合軍プレイヤーターン
現在の状況で最終ターンまで推移すると、枢軸軍が地図盤東端から突破したユニットが0なので、英軍の勝利だ。[3.2](4)を採用すると10戦力以下しかキレナイカにいないので、それでも英軍の勝利になる。
今回は、[3.2](4)を採用するが、枢軸軍が残り少ない増援と来る確率の少ない補充マーカーで12戦力以上にして粘れるかどうかだ。
援軍フェイズ
英軍補充マーカーは全部地図盤上にあるのでなしだ。英軍は航空ポイント1、枢軸軍は航空ポイント3を獲得した。
移動フェイズ
枢軸軍2ユニット10戦力
英軍11ユニット41戦力
英軍は、独軍第90機械化歩兵旅団(5-7)を攻撃する。

戦闘フェイズ
29+1(航空ポイント):5+3(航空ポイント)=30:8=3:1

dr6でD3Rだ!!独軍第90機械化歩兵師団(5-7)が3ステップロスして1-5になりヘクス1108に後退した。
補給判定フェイズ
イギリス軍はどのユニットも補給源のアレクサンドリアまで補給線をたどれる。

枢軸軍プレイヤー・ターン
援軍フェイズ
伊軍補充dr2で補充マーカー1個だ。独軍補充dr2で補充マーカー1個がトリポリに到着した。燃料dr4で最大の10個になった。
移動フェイズ
枢軸軍2ユニット6戦力
英軍11ユニット41戦力
ついに枢軸軍の戦力は英軍の約1/7まで減少した。
独軍第90機械化歩兵師団(1-5)を再編成して2-6まで戦力を回復させた。
戦闘フェイズ
なし
補給判定フェイズ
枢軸軍はどのユニットも補給源まで補給線をたどれる。

第32ターン(1942/3後半)
連合軍プレイヤーターン
援軍フェイズ
英軍は航空ポイント1個、枢軸軍は航空ポイント3個を受け取った。
移動フェイズ
枢軸軍2ユニット6戦力
英軍11ユニット41戦力
英軍は、伊軍Littorio師団(5-6)と独軍第90機械化歩兵師団(2-6)にそれぞれ攻撃を仕掛ける。

戦闘フェイズ
ヘクス1008の戦闘は、12:2+2(航空ポイント)=12:4=3:1だ。dr1でA2R/D1Rだ。独軍第90機械化歩兵師団(2-6)が1ステップロスして1-5になりヘクス1007に後退した。英軍は第7機甲師団(7-6)と第4インド師団(4-6)がそれぞれステップロスして5-6と3-6になりヘクス010に後退した。
ヘクス1029の戦闘は、22:5+1(航空ポイント)=22:6=3:1だ。dr2でA1だ。第1南アフリカ師団(3-6)がステップロスして2-6になった。
補給判定フェイズ

イギリス軍はどのユニットも補給源のアレクサンドリアまで補給線をたどれる。
枢軸軍プレイヤーターン
援軍フェイズ
伊軍補充dr6で補充なしだ。独軍補充dr2で補充マーカー1個がトリポリに到着した。独軍機甲補充マーカー1個と伊軍機甲補充マーカー1個がトリポリに到着した。
移動フェイズ
独軍第90機械化歩兵師団は2ステップ回復して3-6に戻った。
枢軸軍2ユニット8戦力
英軍11ユニット37戦力

戦闘フェイズ
なし
補給判定フェイズ
枢軸軍はどのユニットも補給源まで補給線をたどれる。
第33ターン(1942/4前半)
連合軍プレイヤーターン
援軍フェイズ
枢軸軍2ユニット8戦力
英軍11ユニット37戦力
と、ここまでプレイしてきて、地雷原を忘れていることに気づいた。見える所に地雷原マーカーを入れた袋を置いていなかったからだ。
後出しではあるが、枢軸軍がヘクス1208と1008に配置していたこととする。
英軍は機甲補充マーカー3個、枢軸軍が航空ポイント3個を受け取った。
移動フェイズ
英軍は、エル・アゲイラ(1207)攻略を目指して、地雷原マーカーに突っ込んでいく。

ヘクス1008は、「1ステップロス」だ!!
第4インド師団(3-6)がステップロスして2-6になった。
ヘクス1208は、「次ターン移動不可」だ。

今回、第1機甲師団(7-6)と第1機甲旅団(3-6)を温存したが、第2南アフリカ師団(4-6)と第1南アフリカ師団(2-6)の代わりに、ヘクス1108に進めるべきだったと思うが、後の祭りだ。

戦闘フェイズ
ヘクス1107の戦闘は、20:8+3(航空ポイント)=20:11=1:1だ。
dr1でA2Rだ。英軍第32機甲師団(3-6)が1ステップロスして1-6に、第2南アフリカ師団(4-6)がステップロスして3-6になり、英軍はそれぞれ1ヘクス後退した。
補給判定フェイズ
イギリス軍はどのユニットも補給源のアレクサンドリアまで補給線をたどれる。
枢軸軍プレイヤーターン
援軍フェイズ
伊軍補充dr6で補充なし。独軍補充dr2で補充マーカー1個を受け取る。燃料は10個あるのでダイスを振らない。
移動フェイズ
枢軸軍2ユニット8戦力
英軍11ユニット34戦力
枢軸軍は、ヘクス1107に地雷原を設置して、エル・アゲイラ(1207)とヘクス1006に移動した。
戦闘フェイズ
なし
補給判定フェイズ
枢軸軍は補給切れなしだ。

第34ターン(1942/4後半)
連合軍プレイヤーターン
援軍フェイズ
枢軸軍が航空ポイント3を受け取る。英軍は、第4インド師団(3-6)が撤収対象だが、戦力が2-6に落ちているので、代わりに第2南アフリカ師団(3-6)を撤収させた。第10機甲師団(2-6)と第5インド師団(3-6)が到着した。
移動フェイズ
枢軸軍2ユニット8戦力
英軍12ユニット36戦力
英軍は枢軸軍の4.5倍の戦力がある。
英軍は、地雷原があるヘクス1107に第1南アフリカ師団(2-6)が突っ込む。

結果は1ステップロスで、1-6になった。

戦闘フェイズ
エル・アゲイラ(1207)の戦闘は、17:5+3(航空ポイント)=17:8=2:1だ。

dr6でD2Rだ!!伊軍Littorio師団(5-6)が2ステップロスして1-5になり、ヘクス1205に後退した。
英軍が戦闘後前進してエル・アゲイラ(1207)を占領した。
補給判定フェイズ
イギリス軍はどのユニットも補給源のアレクサンドリアまで補給線をたどれる。

枢軸軍プレイヤーターン
援軍フェイズ
伊軍補充dr4、独軍補充dr5で補充なしだ。
移動フェイズ
枢軸軍2ユニット4戦力
英軍12ユニット35戦力
ついに英軍戦力は、枢軸軍の約9倍に達した。枢軸軍は、ヘクス1006, 1205に地雷原を設けて後退する。
戦闘フェイズ
なし
補給判定フェイズ
枢軸軍はどのユニットも補給源まで補給線をたどれる。

第35ターン(1942/5前半)
連合軍プレイヤーターン
援軍フェイズ
英軍は1航空ポイント、枢軸軍は3航空ポイントを受け取った。
枢軸軍2ユニット6戦力
英軍12ユニット35戦力
移動フェイズ
英軍は第32機甲旅団(1-6)を再編成して3-6にした。第4インド師団(2-6)を再編成して4-6に、第1南アフリカ師団(1-6)を再編成して3-6にした。
第1機甲旅団(3-6)がヘクス1006の地雷原に突っ込む。何と!!「3ステップロス」だ!!同旅団は潰滅した!!

3ステップロスとは恐るべき破壊力だ。
ヘクス1205の地雷原に英軍第50歩兵師団(4-6)が突っ込んだ。
結果は「2ステップロス」だ。4-6から2-6になる。

戦闘フェイズ
ヘクス1104の戦闘は、15+1(航空ポイント):3+3(航空ポイント)=16:6=2:1だ。

dr3でA1R/D2Rだ。独軍第90機械化歩兵師団(3-6)が2ステップロスして1-5になり、ヘクス1103に後退した。英軍は第1機甲師団(7-6)がステップロスして5-6になり、それぞれ1006と1206に後退した。
補給判定フェイズ
イギリス軍はどのユニットも補給源のアレクサンドリアまで補給線をたどれる。

枢軸軍プレイヤーターン
援軍フェイズ
伊軍補充dr5でなし。独軍補充dr1で補充マーカー1個がトリポリに到着した。燃料は最大の10個なのでダイスを振らない。
移動フェイズ
枢軸軍2ユニット4戦力
英軍11ユニット34戦力
英軍戦力は、枢軸軍の8倍以上に達している。この状況で戦闘を継続する枢軸軍は辛い。
枢軸軍はヘクス1303と1103に地雷原を設置し、ヘクス1102で独軍第90機械化歩兵師団(1-5)を3-6まで回復させる。
戦闘フェイズ
なし
補給判定フェイズ
枢軸軍はどのユニットも補給源まで補給線をたどれる。

第36ターン(1942/5後半)
連合軍プレイヤーターン
援軍フェイズ
英軍は航空ポイント1、枢軸軍は航空ポイント3を受け取った。
英軍は第8インド師団(3-6)、第10インド師団(3-6)、第1フランス旅団(1-6)がアレクサンドリア(2050)に到着した。
移動フェイズ
枢軸軍2ユニット4戦力
英軍14ユニット41戦力
ついに英軍戦力が枢軸軍戦力の10倍を超えた!!
英軍は、エル・アゲイラ(1207)近辺の狭隘部を突破したので、チャンスだ。枢軸軍を潰滅させるべく、決戦を挑む。
ヘクス1303の地雷原に突っ込んだ第32機甲旅団(3-6)は1ステップロスして1-6になった。

戦闘フェイズ
ヘクス1102の戦闘は、13:3+1(航空ポイント)=13:4=3:1だ。dr5でA1/D2Rだ。独軍第90機械化歩兵師団(3-6)は2ステップロスして1-5になりヘクス1201に後退した。英軍第1機甲師団(5-6)がステップロスして3-6になった。
ヘクス1403の戦闘は、11+1(航空ポイント):3+2(航空ポイント)=12:5=2:1だ。dr3でA1R/D2Rだ。伊軍Littorio師団(3-6)が全滅した!!英軍は、第4インド師団(4-6)がステップロスして3-6になった。
補給判定フェイズ
英軍はどのユニットも補給源のアレクサンドリアまで補給線をたどれる。

枢軸軍プレイヤーターン
援軍フェイズ
伊軍補充dr1、独軍補充dr1で両軍の補充マーカー1個ずつ受け取った。だが、受け取っても伊軍は全滅していて、補充不能だ。
移動フェイズ
枢軸軍1ユニット1戦力
英軍14ユニット36戦力
枢軸軍の戦力は英軍の1/36に下がってしまった。
もう枢軸軍は風前の灯火だ。
最後の1ユニットである独軍第90機械化歩兵師団(1-5)は、ヘクス1201に地雷原を設けて、ヘクス1401に後退し、再編成し2-6になった。
戦闘フェイズ
なし
補給判定フェイズ
枢軸軍はどのユニットも補給源まで補給線をたどれる。

第37ターン(1942/6前半)
連合軍プレイヤーターン
援軍フェイズ
英軍は、補充マーカー2個、第70歩兵師団(4-6)、第1ギリシャ旅団(1-6)がアレクサンドリア(2050)に到着した。枢軸軍は2航空ポイントを受け取った。
移動フェイズ
太平洋では、米軍が日本軍にミッドウェイ島で大勝した。
北アフリカでも枢軸軍を潰滅させるよう、チャーチルからの檄が飛ぶ。
枢軸軍1ユニット2戦力
英軍16ユニット41戦力
ついに英軍は枢軸軍の20倍以上の戦力に達した。
このターンに勝負を決するつもりで決戦を強要する。
戦闘フェイズ
ヘクス1402の戦闘は、21:2+2(航空ポイント)=21:4=5:1だ。

dr6で結果はDEだ。独軍第90機械化歩兵師団(2-6)が全滅した。
枢軸軍最後の戦闘ユニットが潰滅したのだ。
まだヘクス1600に伊軍補充マーカーが残っているが、このターンの枢軸軍増援は補充マーカーだけなので、次のターンに英軍が全補充マーカーを除去可能なため、ここで終了とする。
これで地図盤上に枢軸軍戦闘ユニットが皆無になったので、連合軍の勝利だ。
感想
シンプルなルール、少ないユニットで、北アフリカ戦役を描いていて、ワクワクしてくる。
地雷原ルールについての考察
地雷原ルールを途中まで忘れていたが、それを使っていたら、枢軸軍はもう少し長く戦えたと思うし、戦いの様相は大きく変わったと思う。
ちなみに地雷原マーカーの確率は次の通りだ。
ダミー損害なし=4/20=20%
次ターン移動不可=6/20=30%
1ステップロス=4/20=20%
2ステップロス=4/20=20%
3ステップロス=2/20=10%
3ステップロスが出ると大損害になり、形勢逆転する可能性がある。
ステップロスの期待値は、次の通りだ。
(0x10+1x4+2x4+3x2)÷20=(4+8+11)÷20=13÷20=0.65だ。
3ステップロスが出ると衝撃が大きいが、期待値1以下だから、見た目ほどの恐ろしさはない。
地雷原があっても1ステップ戦力のユニットを突撃させて、損害を被っても最大1ステップで、地雷原を除去するのが最善手になるだろう。
防御についての考察
枢軸軍がエル・アゲイラ(1207)に追いつめられて思ったが、このゲームほど、地形を利用した防御が必要なゲームはない、と思う。
エル・アゲイラ(1207)のような狭い地域で、ZOCや地雷原を有効活用して守ると、そう易々とは突破されない。
一方、トブルク(2225)近郊のように、斜面や高地が混在する地域で少数ユニットでの防御には、頭を使う。斜面で守っていても高地から攻撃されると、斜面の地形効果が活きないからだ。状況によって、変わってくるので、研究するのが楽しい。
攻撃についての考察
攻撃の基本は、ベンガジ(2310)、トブルク(2225)などの重要な要塞が海岸沿いにあるので、海岸通りを通っての進撃になる。しかし、斜面で守られると、海岸通りからの攻撃だけでは攻めきるのが困難だ。
そのため、内陸の砂漠を迂回して、背後に回る片翼包囲が、攻撃の基本になる。
防御する側は、それを意識して、包囲されないように守る必要がある。
攻撃する側は、海岸通り沿いで、防御側を拘束し、内陸部の砂漠地帯を戦略移動を駆使して突破して、防御側を包囲して補給切れにして潰滅させるのが理想的な片翼包囲だ。ただ、注意しないといけないのは、砂漠を突破した部隊が孤立し各個包囲されることだ。今回、ロンメルと第21装甲師団が、まさにそれでやられてしまった。
統合と分割
ユニット数が少ないので、戦線を張るのが難しい。防御側で戦線を張りたい場合、ユニットを分割して、ユニット数を増やす必要がある。その代わり、防御力が小さくなるので、頭を使わないといけない。
攻撃側の時は、統合して攻撃力を高めるのが基本だろう。しかし、包囲されるのを防ぐために展開して攻撃するために分割した方がいいケースもある。熟考しないといけない。
補充マーカーの位置
補充マーカーの配置場所も頭を使う。基本的には、戦闘ユニットの後方になるが、あまり離れすぎると、再編成するのに手間取ってしまう。あまり近すぎると、敵軍によって除去されてしまう。やりくりや配置場所が悩ましい。
まとめ
本ゲームは、少ないユニット数だが、移動先を1ヘクス間違えると大きな影響が出て、戦況が一変するから気を抜けない。
また機会を見てプレイしてみたい魅力あるゲームだ。