Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ASL Starter Kit Scenario S59「MOPPING UP」を 日本語に訳してみた

 

 

MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK)のScenario S59 MOPPING UP  のシナリオカードを日本語訳してみた。

 

シナリオカードは、Wargame Vaultからダウンロードした。初出は、S58(初出:Special Ops #6(2015)だ。

Advanced Squad Leader: Starter Kit Expansion Pack #1 (2nd Edition)にも同梱されている。

 

 タイトルの日本語は『後始末』『掃討』と言ったところだ。

 

A Grove of ASLには下記リンクがあるが、中味はない。

 

Scenarios/S/59 Mopping Up - A grove of ASL

 

 

舞台は1944年6月6日の、ノルマンディー戦で、サン・ローラン(St. Laurent)だ。

ノルマンディー戦のサン・ローラン(St. Laurent)なので、オマハ・ビーチ近くにあるSt. Laurent sur Merを指すと思う。

https://www.google.com/maps/place/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9+%E3%80%9214710+%E3%82%B5%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AB%EF%BC%9D%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB/@49.3577715,-0.8975734,14z/data=!3m1!4b1!4m6!3m5!1s0x480ba800bb865a9d:0x40c14484fbcdb60!8m2!3d49.357966!4d-0.875904!16zL20vMDMzNXdj?entry=ttu&g_ep=EgoyMDI2MDMxMS4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D

 

 

 Decision Game『D-Day Quad』のマップだと、ヘクス2019だ。

 

ここからシナリオカード本体の訳始まりだ。

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シナリオ・デザイン:ブライアン・ユース(Brian Youse)

 

フランス、サン・ローラン(St. Laurent)、1944年6月6日:第115歩兵連隊にとって、Dデイの作戦計画は、後続の波で上陸し、数マイル内陸へ進軍して、予想されるドイツ軍の反撃を撃退するというものだった。
しかし、最初の銃声が鳴り響いた瞬間にすべての計画は変更され、第115連隊は今や上陸地帯の「掃討」にあたることとなった。
これは実際には、海岸のすぐ後方に位置し、要塞化され、重装備の守備隊が配置されているに違いない町、サン・ローランを攻撃するために彼らが投入されることを意味していた。E中隊とF中隊が、真っ先にこの町への攻撃を試みた。
道路に沿って前進するアメリカ軍は、町にある教会からドイツ軍による銃撃を即座に浴びた。

 

地図盤:

 地図盤:p 

 

ゲームバランス:

 アメリカ軍:ドイツ軍が先に配置する。

 ドイツ軍:ドイツ軍戦闘序列に2-3-7HSを2個追加する。

 

ターン記録表:
 7ターン
 アメリカ軍が先に配置し移動する。 

 

勝利条件:

 ゲーム終了時に、M列のヘクスおよびその東側のすべての建物を支配している場合、および/または、ゲーム中に非混乱状態のドイツ軍ユニットが1つも残っていない場合に、アメリカ軍が勝利する。

 

戦闘序列:

アメリカ軍

 第29歩兵師団第115歩兵連隊のE中隊およびF中隊の一部 [ELR: 3]:道路から2ヘクス以内でヘクス列BB上またはその東側に配置:

  6-6-6 x 9

  3-4-7 x 1

  9-1 x 1

  8-1 x 1

  8-0 x 1

  MMG x 1

  BAZ 44 x 1

  DC x 1

 

ドイツ軍

 第352歩兵師団第916擲弾兵連隊第5中隊の一部 [ELR: 3]:ヘクス列V以西に配置(ヘクス列V含む):

  4-6-7 x 2

  4-4-7 x 3

  2-4-7 x 2

  8-1 x 1

  8-0 x 1

  7-0 x 1

  MMG x 1

  LMG x 3

 

特別ルール:
 1. ヘクスQ6には独立した「尖塔」があり、このヘクスにおける通常の配置制限に加え、SMC 1人、HS 1個、SW 1個の追加配置が可能である。尖塔に配置するユニットは、コインの上に配置する。ユニットは1MFを消費することで、尖塔への昇降が可能である。尖塔内のユニットは、射撃側と標的間LOSの隣接ヘクスに果樹園が含まれていないか、またはLOS上に建物が含まれていない場合、標的へのLOSが通る(その逆も同様)。
煙幕(Smoke)が射撃側と標的間に存在する場合、そのヘクス1個につき射撃に+2のLOS妨害DRMが加算される。

2. 各RPh開始時、アメリカ軍プレイヤーは艦砲射撃のdrを実施できる。
「1」が出た場合、続くPFPhにおいて最初に解決される攻撃として艦砲射撃が行われる。
この攻撃を解決するには、ダイスを1個振り、以下の結果に従う:
 • 「1」が出た場合、尖塔(およびその中のユニット/SW)は除去される。そのヘクス内の他のすべてのユニットは、30 FPおよび+3 TEMで攻撃される。
 • 「2」が出た場合、ヘクスQ6に「Prep Fire」マーカーを配置し、ダイスを1個振る。マーカーはダイスの出目によってQ6から1ヘクス移動する。「1」はヘクス番号の1つ上のヘックス、「2」は時計回りに次のヘクスを表す。この艦砲射撃は、そのヘクス内のすべてのユニットに対し、30FPと通常のTEMで攻撃を行う。攻撃解決後、「Prep Fire」マーカーを除去する。

 • 「3-6」が出た場合は、効果なしだ。
アメリカ軍プレイヤーは、尖塔が除去されるまで(もし除去される場合)、各RPh開始時にこのdrを継続して行うことができる。

 3. 配置前に、ドイツ軍プレイヤーは3つのトンネルの位置を秘密裏に記録することができる。各トンネルは、互いに3ヘクス以内の距離にある
2つの入口ヘクス(これらは別々の建物ヘクスにある必要がある)で構成される。トンネル1つにつきMPh1回、MPhをトンネルの入口ヘクスで開始したドイツ軍MMC(およびそれにスタックされているSMC/SW)は、そのMPh中にそのトンネルに入ることができる。そのようなユニットには、その上に「First Fire」マーカーを置いて示す。トンネル内では攻撃を受けることはなく、APh中にトンネルから反対側の入口ヘクスへ出なければならない。そのヘクスにアメリカ軍ユニットが存在する場合、すべてのユニットにCCカウンターが置かれ、続くCCPhで白兵戦を行わなければならない(不意打ちが適用され、ドイツ軍は、不意打ち判定に-2の修正を受ける)。RtPh開始時にトンネルの入口ヘクスにいる混乱状態のユニットは、トンネルを通って退却できるが、混乱状態でない敵ユニットに隣接する(または同じヘクス内になる)場合や、そのターンに他のユニットが同じトンネルを使用していない場合に限る。アメリカ軍ユニットはトンネルを通って移動・潰走できない

 

 

結末:

 両中隊は直ちにドイツ軍と交戦したが、町の建物から浴びせられる重機関銃の銃火により、兵士を次々と失っていた。ドイツ軍が教会の尖塔を利用していると見なしたため、その陣地を制圧するために艦砲射撃が要請された。幸運にも最初の一発が塔を破壊し、アメリカ軍が町に足場を築く助けとなった。戦闘はDデイの午後まで激しさを増したが、第115連隊第2大隊が南へ進路を変え、町の残りを迂回して後続部隊が掃討を完了できるようにした。ある兵士によれば、第115連隊はドイツ軍をかわすのと同じくらい、艦砲射撃をかわすのに時間を費やしたという。第2大隊はDデイ当日に100名以上の死傷者を出したが、その大半はサン・ローランへの攻撃中に発生したものである。