
MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK)のScenario S59 MOPPING UP のシナリオカードを日本語訳してソロプレイしてみた。
シナリオカードは、Wargame Vaultからダウンロードした。初出は、S58(初出:Special Ops #6(2015)だ。
Advanced Squad Leader: Starter Kit Expansion Pack #1 (2nd Edition)にも同梱されている。
タイトルの日本語は『後始末』『掃討』と言ったところだ。
A Grove of ASLには下記リンクがあるが、中味はない。
Scenarios/S/59 Mopping Up - A grove of ASL
拙訳はこちらだ。
haruichiban0707.hatenablog.com
■前回まで
haruichiban0707.hatenablog.com
■第7ターン(最終ターン) 最終決戦の結果はいかに!?
艦砲射撃dr5で効果なしだ。
アメリカ軍は、7.5個分隊39火力+MMG1挺4火力、合計43火力が、健在だ。
ドイツ軍は、2.5個分隊10火力+MG4挺14火力、合計14火力が統制状態だ。
いよいよ、最終ターンだ。アメリカ軍は、このターン中に、6個の勝利条件建物を占領するか、残ったドイツ軍2.5個分隊全てを、混乱状態または除去するか、しないと勝利がない。
アメリカ軍は、全ユニットを、白兵戦を挑むように突撃させる。
T8の8-0指揮官と536分隊は、下の写真の①のように移動して、S10のドイツ軍447分隊を包囲殲滅する。
T6の、MMG所有546分隊は、道路移動ボーナスを使って、下の写真の②のように移動して、O6のMMGを牽制する。
S4の8-1指揮官と226HSは、下の写真の③のように移動して、N4を目指す。
下の写真では、混乱状態だが、この回復フェイズに回復した546分隊が、下の写真の④のように移動して、O4に進む。
下の写真では、DMマーカーが載っているが、回復フェイズに回復した546分隊と、9-1指揮官は、下の写真の⑤のように移動して、M5へ向かう。
R8にいる546分隊は、下の写真の⑥のように移動して、O8を目指す。
R5にいる666分隊は、下の写真の⑦のように移動して、P4を目指す。

果たして想定どおり移動できるだろうか?
T8にいた8-0指揮官がT10に、536分隊R9に移動した。ドイツ軍の臨機射撃はなしだ。

T6にいるMMG所有546分隊が、S7=>R6=>Q7=>P6と移動した時、O6のMMG所有447分隊が、臨機射撃した。

5+4=9火力。近接射撃により9x2=18火力=>16火力だ。DRMは、FFNAM-1とFFMO-1の合計-2だ。DR5+4=9。9-2(DRM)=7で、結果は、2MCだ。色づきダイスの目が5なので、ROFは終了だ。残留火力は8だ。546分隊の士気チェックDRは2+1+2MC=5で、士気チェックに成功した!!
546分隊は、O7まで移動を継続した。
447分隊とMMGは、連続臨機射撃する。
5+4=9火力。近接射撃(x2)と連続臨機射撃(x1/2)により、相殺されて、9火力=>8火力だ。DRMは、FFNAM-1とFFMO-1の合計-2だ。DR6+2=8。8-2(DRM)=6で、結果は、1MCだ。色づきダイスの目が6なので、ROFは終了だ。残留火力は4だ。546分隊の士気チェックはDR1+1+1MC=3で、士気チェックに成功した!

これで最大火力のMMGの射撃が終了した。
R8の546分隊が、急速歩移動を宣言して、Q9=>P8=>O8=>N7=>N6と移動した。途中で、O8の建物を占領している。
「げっ!南から突入してくるのか!?」N3のアメリカ軍に備えていたN5の8-0指揮官が、振り返った。
「N6を撃てぇ~~~っ!」237HSに命じた。

2火力x2(近接射撃)=4火力で、DRMは、FFNAM-1とFFMO-1で、合計-2だ。DR6+1-2=5で、結果は1MCだ。残留火力は2だ。546分隊の士気チェックは5+5=10だ。クラス低下し536分隊になり、混乱状態になった。
R3の546分隊が、急速歩移動を宣言して、Q3=>P3=>O4と移動した。
「何っ!?第7ターン開始時の写真で考えたルートと違うじゃないか!?」
「おそらく、T6に残留火力が残るのを防ごうという敵の魂胆でしょう。」
「えぇ~い!仕方ない。臨機射撃を・・・。いや、待てよ。敵は、急速歩移動を宣言してCX状態だな。となると、前進射撃や不意打ち判定や白兵戦で+1の修正が働くな。ここはガマンだ。」

8-1指揮官が、急速歩移動を宣言して、R3=>Q3=>P3=>O4と移動した。
バズーカ砲を所有する226HSが、R3=>Q4と移動した。
「また、第7ターン開始時の写真の動きと違うじゃないか!」
「敵も、状況見て、考えが変わったのでしょう。」
「まだ、R5に666分隊2個と、N3に9-1指揮官と546分隊1個がいるなぁ。R5の666分隊は、絶対、P4に突入してO5にいる俺達に白兵戦を挑んでくるだろう。N3の9-1指揮官と546分隊は、N4に突入して、N5の237HSに白兵戦を挑むつもりだろう。ここは、臨機射撃せずに、ガマンだ。」

R5の666分隊1個が、Q6=>P4と移動した。Q6-Q5の建物を占領した。
「分隊火力だけで臨機射撃だ!!撃て撃て撃てぇ~~~っ!」
O5の436分隊が、4火力x2(近接射撃)=8火力、DRM-2(FFNAM-1とFFMO-1)で、射撃する。DR5+2-2=5で、2MCだ!!残留火力は4だ。

666分隊の士気チェックは、2+5+2MC=9だ。666分隊が混乱状態になった。
同じR5にいた666分隊が、Q6=>P4に移動した。
残留火力4による攻撃は、DR5+3-2(FFNAM-1, FFMO-1)=6で、NMCだ。666分隊の士気チェックは、3+1=4で成功した。
O5のLMGで、臨機射撃する。火力3x2(近接射撃)=6で、DRM-2(FFNAM-1, FFMO-1)だ。DR6+2-2=6だ。1MCだ。色つきダイスの目が6なのでROF終了だ。残留火力は、現在の4より少ないので、4のままだ。666分隊の士気チェックは、1+3+1=5で成功だ。

最後に移動するのは、N3の9-1指揮官と546分隊だ。
警戒移動を使って、N3=>N4へ1ヘクス移動する。
「来たぞ!N4を撃って撃って撃ちまくれ!」
ドイツ軍は、N5の237HS、O5の436分隊とLMGで、連続臨機射撃する。

2火力+4火力+3火力=10火力 近接射撃(x2)と連続臨機射撃(x1/2)で相殺されて10火力=>8火力だ。
DRMは、FFNAMは、警戒移動のため、適用されないので、FFMO-1だけだ。DR6+6-1=11だ。LMGが故障した!!

アメリカ軍が、O7からO6に、Q4からO5に、O3-P3からO4に、N4からN5に、前進射撃したが、効果なしだ。
N6のアメリカ軍536分隊が、N7に匍匐後退した。
P4のアメリカ軍666分隊が、P3に潰走した。
S10のドイツ軍447分隊が、潰走不能により除去された。
P4のドイツ軍247HSが、Q6に潰走した。Q6の建物には、アメリカ軍が不在だが、潰走したドイツ軍は、混乱状態のため、Q6の建物をドイツ軍は支配できない。建物の支配のためには、統制状態でないといけないからだ[2.0 Control参照]。
アメリカ軍は、Q4=>Q5、R9=>S10、P4=>O5、O7=>O6、O4=>O5、N4=>N5に突撃した。
M6に、ドイツ軍8-0指揮官が残ってしまうではないか!!
9-1指揮官は、移動フェイズに、N3=>N4=>M5と移動したことにして、M5=>M6と突撃したことにする。対戦では、さかのぼって、手を変えるのは、厳禁だが、これは、ソロプレイなので、面白くするためにご容赦ください。
M6、N5,、O5、O6の4ヶ所で、白兵戦だ。

M6の白兵戦だ。

不意打ち判定drは、アメリカ軍1-1(指揮能力修正)=0、ドイツ軍は5で、差が3以上なので、アメリカ軍が不意打ち成功だ。
戦闘比は、1:1で、DRMは、除去ナンバー5だ。DRMは、不意打ち成功-1と指揮能力修正-1の合計-2だ。DR2+4-2=4で、ドイツ軍8-0指揮官の除去成功だ。
N5の白兵戦だ。

不意打ち判定は、アメリカ軍2、ドイツ軍4で、差が3未満のため、不意打ちなしだ。
アメリカ軍の戦闘比は、5:3=1:1で、除去ナンバー5だ。
ドイツ軍の戦闘比は、3:5=1:2で除去ナンバー4だ。
アメリカ軍のDR5+4=9、ドイツ軍のDR1+1=2で、アメリカ軍546分隊の除去成功だ。
この瞬間、アメリカ軍は、N5を占領できないことが確定した!!
O5の白兵戦だ。

不意打ち判定は、アメリカ軍3-1(指揮能力修正)+1(CX)=3、ドイツ軍2+1(未熟兵)=3で、差が3未満のため不意打ちなしだ。
アメリカ軍は、戦闘比12:4=3:1で、除去ナンバー8だ。DRMは、指揮能力修正-1、CX+1=0だ。ドイツ軍は、少しでも確率を上げるため、666分隊だけ攻撃し、4:6=1:2で除去ナンバー4だ。DRMは、CX-1だ。アメリカ軍のDR1+5=6で、ドイツ軍436分隊の除去成功だ。ドイツ軍のDR5-1=4で、アメリカ軍666分隊の除去成功だ。
O6の白兵戦だ。

不意打ち判定は、アメリカ軍dr3、ドイツ軍drも3だ。差が0なので、不意打ちなしだ。
アメリカ軍は、5:4=1:1で、除去ナンバー5、DRM0だ。ドイツ軍は、4:5=1:2で除去ナンバー4で、DRM0だ。
アメリカ軍DR2+6=8だ。ドイツ軍DR4+2=6だ。混戦状態だ。

いよいよ、第7ターンの裏、ドイツ軍の攻撃、最終ターンだ。
ここで艦砲射撃dr1だ。続いて振ったdrも1で、尖塔が破壊された。30火力DRM+3で、DR6+2+3=11で、1MCだ。247HSのDR4+5+1=10で、損耗して、除去された!!
アメリカ軍は、3.5個分隊17火力+MMG1挺4火力、合計21火力が、健在だ。
ドイツ軍は、1.5個分隊6火力+MG4挺10火力が、統制状態だ。
ドイツ軍は、現在、混戦状態の、O6にいる447分隊と、N5に237HSが、統制状態のまま、生き残れれば、勝利だ。
それを防ぐためには、アメリカ軍は、N5の8-0指揮官と237HSを混乱状態に陥れ、O6の混戦状態の解決が必要だ。
アメリカ軍は、S10で、ドイツ軍LMGを鹵獲した。
ドイツ軍で行動できるのは、N5にいる8-0指揮官と237HSだけだ。O6にいるMMG所有447分隊は、混戦状態で、白兵戦しか実行できない。
N5の8-0指揮官と237HSは、一縷の望みをかけて、O5に準備射撃する。火力は、2火力x2(近接射撃)=4だ。DRMは、石造建物+3だ。DR6+4+3=13で効果なしだ。
O5のアメリカ軍8-1指揮官と546分隊は、N5に防御射撃する。5火力x2(近接射撃)=10火力=>8火力だ。DRMは、石造建物+3-1(指揮能力修正)+1(CX)=+3だ。DR6+5+3=14で効果なしだ。
アメリカ軍は、Q5からO6に、バズーカ砲で防御射撃するか迷う。命中したら、8火力で、米独両軍に損害の可能性がある。ドイツ軍の士気が7、アメリカ軍の士気が6なので、アメリカ軍の方が、損害を被る確率が高い。白兵戦だとアメリカ軍の方が損害を与える可能性が高いので、防御射撃はやめておく。
アメリカ軍が、N7=>O8に潰走する。
N5のドイツ軍は、M6に突撃するか、O6に突撃するか、突撃しないか迷う。
迷ったが、このまま、N5に残っていれば、N5の建物を確保し、統制状態ユニットが残るので、ドイツ軍の勝利確定だから、N5に残ることにした。

O6の白兵戦の続きだ。

混戦状態だったので、不意打ち判定はない。
ドイツ軍は、4:5=1:2で除去ナンバー4だ。
アメリカ軍は、5:4=1:1で除去ナンバー5だ。
ドイツ軍のDR5+5=10で効果なしだ。
アメリカ軍のDR4+4-8でこちらも効果なしだ。
これでゲーム終了だ。
■勝利条件の確認
アメリカ軍が、N5, O6の建物を支配できなかったので、アメリカ軍は、「M列のヘクスおよびその東側のすべての建物を支配」できなかった。
また、N5に8-0指揮官、237HS、O6に447分隊が、残ったので、アメリカ軍は、「非混乱状態のドイツ軍ユニットが1つも残っていない」状態にできなかった。
どちらの条件も、アメリカ軍は達成できなかったので、ドイツ軍の勝利だ。
■損害状況の確認
アメリカ軍の損害は、以下の表の通りだ。

クラス低下や混乱状態を、除去の50%として、損耗率を計算している。666分隊については、クラス低下と混乱状態が重なり、損耗率が上昇している。全体の、損耗率は59%だ。
|
アメリカ軍 |
参加数 |
統制状態 残存数 |
クラス低下 / 鹵獲 |
混乱状態 / 故障 |
除去 | 損耗率(%) |
| 666分隊 | 9 | 0 | 4 | 2 | 4 | 78 |
| 347HS | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 50 |
| 指揮官 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| MMG | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| BAZ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| DC | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 100 |
| 合計 | 16 | 5 | 5 | 2 | 6 | 59 |
ドイツ軍の損害状況は、以下の通りだ。
ドイツ軍の損害は、64%に達する。

|
ドイツ軍 |
参加数 |
統制状態 残存数 |
クラス低下 / 鹵獲 |
混乱状態 / 故障 |
除去 | 損耗率(%) |
| 467分隊 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 100 |
| 447分隊 | 3 | 1 | 0 | 0 | 2 | 67 |
| 247HS | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 50 |
| 指揮官 | 3 | 1 | 0 | 0 | 2 | 67 |
| MMG | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| LMG | 3 | 0 | 2 | 1 | 0 | 50 |
| 合計 | 14 | 3 | 3 | 1 | 7 | 64 |
■感想
アメリカ軍は、中央突破しようとしたのが失敗だったかもしれない。
中央突破する舞台と、南部または北部から迂回して進撃するチームに分けて、進むべきだっただろう。
ドイツ軍は、トンネルをうまく使って、後退できた。3本目のトンネルは、M6-J5だったが、勝利条件がM列以東だから、J5に伸ばすのではなく、N3やO8に伸ばしていたら、面白かった。
登場ユニット数が少なく、地図盤も小さいが、激戦になること必至の面白いシナリオだ。
また、プレイしてみたいシナリオだ。