Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

第二次世界大戦初日の戦い ASL Starter Kit Scenario S52「EXTRA ORDINARY BRAVERY」バトルレポート(AAR)(その1/3)

 

MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK)のScenario S52 EXTRA ORDINARY BRAVERY のシナリオカードを日本語訳してソロプレイしてみた。

 

シナリオカードは、Wargame Vaultからダウンロードした。初出はS52(初出:Special Ops #3(2012)だ。

 

タイトルの日本語は『並外れた勇気』と言ったところだ。

 

A Grove of ASLには下記リンクがあるが、中味はない。

 

Scenarios/S/52 Extraordinary Bravery - A grove of ASL

 

拙訳はこちらだ。

haruichiban0707.hatenablog.com

 

舞台は1939年9月1日の、ポーランド、ダンツィヒ(Danzig)だ。

 

第二次世界大戦初日の戦いだ。

 

ターン数は4.5ターン。ポーランド軍が先に配置 ドイツ軍が先に移動する。

ゲーム終了時に、12勝利得点(VP)以下の失点で、建物L5を支配することで、枢軸軍が勝利する。各ユニットの除去によるVPは以下の通り:分隊または操作班は2VP、半個分隊(HS)は1VP、「-1」SMCは2VP、「0」および「+1」SMCは1VP、砲は2VP、AFVは2VP。

 

シナリオカードを見ると、SS部隊は、ユニットの右肩にSSマークが描かれた447分隊、237HS(半個分隊)だ。私は、このユニットを持っていないので、裏面がどうなっているかわからない。『Cross of Iron』では、確か、裏面の士気値が、表面の士気値+1だった。本シナリオでも、裏面の士気値=表面の士気値+1として、プレイする。

 

 

■初期配置

 ポーランド軍は、下のように配置した。

 要塞化したヘクスは、L6にした。K5にMMGを配置して、P1-I5の道路横断を阻止する構えだ。

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 枢軸軍は、増強国境監視隊(VGAD)を西に配置し、SS部隊を北に配置した。VGAD舞台は、南西から、L5の建物を、目指して前進する。

 SS部隊は、北から歩兵砲を使って、ポーランド軍第一線を破壊し、第3ターンの増援が到着したら、南下する。

 果たしてどうなるか?

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■第1ターン(1939/09/01)

 「目標K5の建物。距離80m!!撃てぇ~~~っ!」J3の歩兵砲Cが、K5に準備射撃した。

写真はWikipediaより


 ユニット上の表記をIeIg 18(アイ・イー・アイ・ジー18)と私は、読むと思っていたが、leIg 18(エル・イー・アイ・ジー18)なのですね。

 砲弾が、K5の建物で炸裂したが、ポーランド軍8-1指揮官率いる分隊は、巧みに隠れており、効果が無かった。特別ルール3(SSR3)で、「目標捕捉(6.10-6.11)は無効」なため、目標捕捉マーカーを配置しない。

 次に、M3の歩兵砲Dが、K5を目標に砲撃を開始したが、砲弾は、建物を捉えることはなかった。

 H5のOA vz 30(t)装甲車が、J5を準備射撃したが、効果なしだ。

画像はWikipediaより



 「目標K5の敵MMGだ。」L2の9-1指揮官が、K5への準備射撃を命じた。士気が高いポーランド軍は動揺しない。

 「J5の敵を撃てぇ~~~っ!」H6の3個分隊が、J5を射撃するが、J5のポーランド軍457分隊は、動じない。

 「果樹園の向こうのL6を撃てぇ~~~っ!」H8の3個分隊が、L6を射撃するが、効果なしだ。

 「銃弾がはじき返されました!!」

 「どうやらL6が要塞化されているようだな。」

 

 「G7の分隊、前へ~」VGADの、336分隊が、G7=>H7(1)=>I7(2)=>J6(3)と移動した。

 「なんだ?あのバカみたいに突進してくる敵は?何を狙っている?」

 「L5-L6から臨機射撃だ!」ポーランド軍は、L5-L6が射撃グループを作って、臨機射撃した。VGAD336分隊は、士気チェックに成功した。残留火力2が残った。

 「H10の敵が移動する可能性があるから、K5からは射撃したくないな。仕方ない。J6に隣接するJ5から臨機射撃だ。」VGAD336分隊が混乱状態になった。残留火力4が残った。

 

 H10から、VGAD347分隊1個が、I10に移動した。すかさず、K5からI10に臨機射撃して、347分隊を釘付け状態にした。LOS妨害があるので、残留火力は0だ。

 H10から、VGADの347分隊1個が、I10に移動した。K5から、ROFが残ったMMGで臨機射撃して、347分隊が、クラス低下し336分隊になり混乱状態になった。

 H10から、8-0指揮官と347分隊が、i10に移動した。ROFが残ったMMGで臨機射撃する。8-0指揮官がクラス低下し7-0指揮官になり混乱状態になった。347分隊もクラス低下し336分隊になり、混乱状態になった。

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 ROFが残っているMMGでM3の歩兵砲を射撃し、228操作班を混乱状態にした。

 

 「敵に撃たれないよう、あの林に駆け込め」I10のVGAD2個分隊と7-0指揮官が、J10に逃げ込んだ。

 J6の混乱状態VGAD336分隊は、H6の建物目指して、I7へ匍匐後退した。

 M3のドイツ軍228操作班は、M2に潰走した。

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 第1ターンの枢軸軍による攻撃は、ことごとく失敗した。

 枢軸軍は、指揮官1人と3個分隊と1個操作班が混乱状態になり、歩兵砲1門が、操作班回復まで使用不能になった。ポーランド軍は無傷で、枢軸軍は、全く前進できなかった。

 

 J10の7-0指揮官は、DR12を出して、損耗し、指揮官負傷dr6で、戦死した(除去)。

 J10で回復成功したら、L5の建物に、南から進撃できたのに、この結果は、枢軸軍としては、大損害だ。

 ポーランド軍は、1VP獲得した。

 

 「H6を射撃しろ!1」J5のポーランド軍457分隊が、準備射撃したが効果なしだ。

 「L5-M5が射撃グループを作って、L2を撃て」L5-M5のポーランド軍の準備射撃で、ドイツ軍9-1指揮官、237HS、447分隊が、混乱状態に陥った。

 「J3の歩兵砲を無力化せよ!1」K5のポーランド軍8-1指揮官の命令で、J3に対して射撃があったが、ドイツ軍は動じない。

 「H8の敵を潰滅せよ。撃てぇ~~~っ!」L6の9-1指揮官が、H8への射撃を命じたが、VGADの3個分隊は無傷だった。

 

 ドイツ軍が、総崩れになったのを見て、ポーランド軍は、ドイツ軍を潰滅させるために、M6=>N5(1)=>N4(2)=>N3(4)=>M3(5)と移動した。

 「褐色シャツ隊を助けるのは、シャクだが、あれも味方だから、仕方ない。臨機射撃しろ」H5にいるOA vz 30(t)の車長が、M3のポーランド軍への臨機射撃を命じた。

 カシャッ!

 怪しい音が砲塔内に響いた。どうやら共軸機銃(CMG)が故障したようだ。

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 「K5の敵MMGを殲滅せよ!距離80m(2ヘクス)。撃てぇ~~~っ!」J3の歩兵砲が火を噴いた。1発目の命中弾で、ポーランド軍457分隊が釘付け状態になった。

 「早く次の弾を装填しろ。撃てぇ~~~っ!」歩兵砲が再び火を噴いた。2発目の命中弾で、8-1指揮官の頭上に天井が落ちてきて、8-0指揮官にクラス低下し混乱状態になった。457分隊も落下した天井の下敷きになったが、釘付け状態になっていたため、無事だった。

 「チャンスだ。すぐに撃てぇ~~~っ!」歩兵砲が三度火を噴いた。

 「次の弾を早く装填しろ。撃て!」歩兵砲が四度、火を噴いた。命中した砲弾が、外壁を、建物内部に吹き飛ばした。外壁の破片に当たった男達が、斃れ、457分隊が、損耗し237HSになった。

 ドイツ軍が、1VP獲得した。

 「隊長。砲身が熱くなって、もうこれ以上、撃てません。」

 「濡れ雑巾かけて、砲身を冷やせ」

 「マニュアルにそんなやり方ありませんが・・・」

 「何でもいい。早く冷やして、次の砲撃をするんだ。」

 

 H6の336分隊3個が、J5を射撃するが、効果は無い。

 H8からL6を防御射撃するが、要塞化+1、石造建物+3、LOS+1=合計+5のTEMの効果が絶大で、ポーランド軍に損害を与えられない。

 I10からJ5へ防御射撃があったが、射程が遠く、果樹園の木々に阻まれ効果ない。

 

 「L2の敵に向かって撃って撃って撃ちまくれ」M3まで走ってきたポーランド軍458分隊が、射撃したが、移動の疲れもあり、効果なしだ。

 

 K5の8-0指揮官と237HSが、MMGを遺棄して、L5(2)=>M6(4)と潰走した。

 M2にいるドイツ軍228操作班は、M1=>L0と潰走した。

 L2にいるドイツ軍9-1指揮官、237HS、447分隊が、L1(1)=>K1(3)と潰走した。

 I7にいるVGAD336分隊が、H7に匍匐後退した。

 

 ポーランド軍8-0指揮官と458分隊が、M3=>L2へ突撃した。

 ポーランド軍458分隊が、M7=>M8と突撃した。

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 ポーランド軍は、ドイツ軍SS部隊を地図盤北端に蹴散らすことに成功した。

 M7の458分隊は、移動フェイズにL8まで移動していたら、J10にいる混乱状態VGAD分隊を、DM状態にして、回復時期を遅らせることができたのに、残念だ。この一手が後々響かないといいのだが・・・。

 第1ターン終了時点で、枢軸軍1VP、ポーランド軍1VPだ。

 

■第2ターン

 VGADのOA vz 30(t)の共軸機銃は、dr6で、修理不能になった。

 L0にいるドイツ軍228操作班が自己回復した。

 K1にいるドイツ軍9-1指揮官も自己回復した。

 J10でVGAD336分隊が自己回復に成功した。しかもDR2だったので、6+1指揮官が誕生した。

 M6のポーランド軍8-0指揮官の自己回復は失敗した。

 

 K1のドイツ軍447分隊が回復成功した。

 J10のVGAD336分隊は回復失敗した。

 

 「J5の敵に歩兵砲を撃てぇ~~~っ!」J3の歩兵砲が火を噴いた。命中弾が、建物を全壊させた。崩れ落ちた建物の下で、457分隊1個が潰滅した。枢軸軍1+2=3VP、ポーランド軍1VPだ。

 

 「L6の敵に向かって撃てぇ~~~っ!」H8からVGADの3個分隊が準備射撃するが、効果なしだ。

 「L0の操作班が、歩兵砲に回り込んで、歩兵砲を奪還するのを援護しろ。」K1の9-1指揮官が、447分隊に命じた。

 

 I10のVGAD347分隊が、J9(1)=>K9(3)と移動した。

 J10のVGAD336分隊が、K10(1)=>L10(3)と、ポーランド軍の死角を縫って、移動した。

 G9の7-0指揮官が、F8(2)=>F7(4)=>G7(6)と移動して、H7の混乱状態336分隊の潰走を待つ。

 H6の336分隊が、I7(1)=>J6(2)と移動する。ポーランド軍が、L5から臨機射撃するが、効果なしだ。

 H6の336分隊が、I6(1)と移動した。J5の建物に入られるとTEMが大きくなって厄介だ。L6からポーランド軍が臨機射撃したが、効果なしだ。J5(3)まで移動を継続した。

 同様に、H6の336分隊が、I6(1)=>J5(3)と移動した。

 H5にいるOA vz 30(t)装甲車が、K4まで移動した。

 L0にいる228操作班が、M1へ警戒移動した。

 L2からポーランド軍は、臨機射撃するが果樹園に阻まれて効果なしだ。しかもLMGが故障した!!

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 J5-J6のVGAD336分隊3個が、L5へ前進射撃するが、DR12で効果なしだ。固有火力だけだから、故障が発生しなかったのがよかった。

 

 H7のVGAD336分隊が、G7に潰走した。G7で待っていた7-0指揮官が、彼らを受け入れた。

 

 L10のVGAD336分隊が、M10へ突撃した。J5のVGAD2個分隊がK5に、J6のVGAD1個分隊がK6に、突撃した。

 M1の228操作班が、N1に突撃した。

 K4のOA vz 30(t)装甲車の車体射界は、移動フェイズにK3-L3にして移動囚虜したことにする。

 

 

 

 枢軸軍3VP、ポーランド軍1VP

 ドイツ軍SS部隊の回復力が強いこと、歩兵砲の射撃でDR2が出てJ5のポーランド軍1個分隊が潰滅したこと、南部のVGAD部隊の自己回復でDR2が出たため、枢軸軍は、うまく前進できた。

 K5のMMGを鹵獲される可能性が高く、南部も北部も枢軸軍が迫ってきていて、ポーランド軍は、苦しい状況になってきた。

 ポーランド軍は、L5の建物に向かって、集結する。

 

 K5でVGAD336分隊が、MMGを回収した。

 L2で故障していたLMGが、修理不能になった。

 M6のポーランド軍8-0指揮官が自己回復に成功した。237HSは回復失敗した。

 J10のVGAD336分隊は、6+1指揮官の説得で、回復成功した。

 G7のVGAD336分隊は、回復できなかった。

 K1の237HSは、回復成功した。

 

 「すぐ隣の敵2個分隊を撃てぇ~~~っ!」ポーランド軍は、L5からK5へ準備射撃する。結果は2MCだ!!336分隊2個が混乱状態になった。

 「よし。俺達は、K6の果樹園にいる敵を準備射撃するぞ」L6からK6を射撃し、K6のJVGAD336分隊を混乱状態に陥れた。

 「敵操作班がいるN1を撃てぇ~~~っ!」M5からN1を射撃したが、効果なしだ。

 

 ポーランド軍458分隊が、M8=>M7(2)へ移動する。

 ポーランド軍8-0指揮官と458分隊が、M3(1)へ移動する。

 「俺達の歩兵砲を奪われるぞ。撃てぇ~~~っ!」N1のドイツ軍228操作班が、臨機射撃し、結果は1MCだ。士気が高いポーランド軍は、士気チェックに成功した。

 K4にいるOA vz 30(t)装甲車も臨機射撃するが、効果なしだ。

 J3の歩兵砲で射界を変えて射撃するか検討するが、建物内射界変更+6、FFNAM-1、FFMO-1、合計+4のDRMだ。命中確率16.7%だ。M5を防御射撃したら石造建物+3とAFV遮蔽効果+1だからこちらも命中確率16.7%だ。同じ命中確率なら、指揮官がいる敵を狙おう。射界変更して、M3を射撃する。

 DR4で命中した!!結果は2MCだったが、ポーランド軍は士気チェックに成功した。

 「ROFを維持しているから、撃てぇ~~~っ!」続けてJ3から歩兵砲でM3を射撃したが、砲弾は外れた。

 

 ポーランド軍は、dr4で、歩兵砲の鹵獲に成功した。

 

 VGAD3個分隊が、H8からL6を射撃したが、効果なしだ。

 

 ポーランド軍は、M3の歩兵砲を完全破壊した。

 

 枢軸軍3VP、ポーランド軍1+2VP=3VP

 

 枢軸軍は、K5, K6からJ5へ潰走した。

 

 M3のポーランド軍8-0指揮官と458分隊が、N3へ突撃した。

 L5の457分隊がK5に、M5の457分隊がL5に、突撃した。

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 枢軸軍3VP、ポーランド軍3VP 

 ポイント上は、同点だ。

 火力の大きい歩兵砲1門を破壊したのは、ポーランド軍にとっては大きな戦果だ。

 K5で鹵獲されたMMGを、奪還したのも大きい。

 次のターンにドイツ軍増援が、地図盤北端から登場するが、大した兵力ではないから、恐るるに足らずだ。

 

 枢軸軍は、K5から勝利条件L5の建物への接近にほぼ失敗している。しかし、南からひたひたと勝利条件L5の建物に接近している。次のターンには、増援がやってくるので、北から攻め立てて、勝利条件建物L5へ接近したいところだ。

 

■その2につづく