
MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK)のScenario S52 EXTRA ORDINARY BRAVERY のシナリオカードを日本語訳してソロプレイしてみた。
シナリオカードは、Wargame Vaultからダウンロードした。初出はS52(初出:Special Ops #3(2012)だ。
タイトルの日本語は『並外れた勇気』と言ったところだ。
A Grove of ASLには下記リンクがあるが、中味はない。
Scenarios/S/52 Extraordinary Bravery - A grove of ASL
拙訳はこちらだ。
haruichiban0707.hatenablog.com
舞台は1939年9月1日の、ポーランド、ダンツィヒ(Danzig)だ。
ターン数は4.5ターン。ポーランド軍が先に配置 ドイツ軍が先に移動する。
ゲーム終了時に、12勝利得点(VP)以下の失点で、建物L5を支配することで、枢軸軍が勝利する。各ユニットの除去によるVPは以下の通り:分隊または操作班は2VP、半個分隊(HS)は1VP、「-1」SMCは2VP、「0」および「+1」SMCは1VP、砲は2VP、AFVは2VP。
シナリオカードを見ると、SS部隊は、ユニットの右肩にSSマークが描かれた447分隊、237HS(半個分隊)だ。私は、このユニットを持っていないので、裏面がどうなっているかわからない。『Cross of Iron』では、確か、裏面の士気値が、表面の士気値+1だった。本シナリオでも、裏面の士気値=表面の士気値+1として、プレイする。
■前回まではこちら
haruichiban0707.hatenablog.com
■第5ターン(最終ターン)
ポーランド軍が余裕の勝利になるかと思ったが、枢軸軍が一気に盛り返した。
いよいよ最終ターンだ。
枢軸軍は、P3の228操作班は、自己回復失敗した。H8の336分隊が自己回復成功した。
G7の2個分隊は回復失敗した。J8では336分隊が損耗し126HSになった。
ポーランド軍はM5で回復失敗した。
ポーランド軍は、統制状態2個分隊8火力だ。
枢軸軍は、統制状態5個分隊26火力だ(MG火力含む)。
最後の突撃で、勝利条件建物L5を支配したら、枢軸軍は、勝利できる。問題のL6は、30火力の爆薬で吹き飛ばし、北から、SS部隊が突撃すれば、枢軸軍の勝利だ!!
「射界を変えてN3に向けろ」K4の歩兵砲の射界をK5-L4からL3-L4に変更した。
M2の237HSが、N2(1)に飛び出した。そのままO3(2)=>O4(3)=>N4(4)と駆け抜けた。
N3のポーランド軍は、臨機射撃しない。

M2にいる8-1指揮官と447分隊が、駆け出した!!M3(1)=>M4(2)=>N4(3)と移動した。
「このままN5=>M6と移動されると、勝利条件建物L5が危ない。あの敵1個分隊を撃てぇ~~~っ!」N3の8-0指揮官が、部下達に命じて臨機射撃する。

8火力でDRM-2で、DR9-2=7で、結果は1MCだ。8-1指揮官はDR8+1=9で混乱状態になった。447分隊は、DR10+1=11で、クラス低下し436分隊になり混乱状態になった。
L2にいる237HSが、急速歩移動を宣言してL3(1)=>L4(2)=>K5(4)=>K6(5)と移動した。ポーランド軍は、L6から臨機射撃するか迷う。おそらく、次にL2から447分隊が、L5まで南下するだろうし、M7の336分隊が爆薬をL6に設置するだろう。その時に、火力を残すために、今回は、我慢して射撃しない。

237HSは、K7まで進んだ。
L2の9-1指揮官と447分隊が、L3(1)=>L4(2)=>L5(4)と移動した。
「予想通り、敵が南下してきたぞ。臨機射撃だ!!」L6のポーランド軍9-1指揮官が、458分隊に命じた!!

8火力でDRM+1(石造建物+3, FFNAM-1, 指揮能力修正-1)で、DR10+1=11で効果なしだ!!
M7の336分隊が、爆薬をL6に設置する。

L6からポーランド軍が連続臨機射撃する。4火力でDRM+1(石造建物+3, FFNAM-1, 指揮能力修正-1)で、DR5+1=6で、結果はNMCだ。336分隊の士気チェックDR6は5で士気チェック成功だ。
H8の336分隊が、I8(1)=>J7(2)=>K7(3)と突進する。

ここで緊急防御射撃するか迷うが、ここで大きなダイス目を出して混乱状態(16.7%)になったら、ゲームが終わってしまう。だが、我慢してこの分隊が生き残ると、次の白兵戦で不利になる。緊急防御射撃する。
4火力でDRM-3(FFNAM-1, FFMO-1, 指揮能力修正-1)だ。DR5-3=2!!出目が5だから士気値8以下なので、士気チェックに成功した。結果はK/2だ。
336分隊が損耗して126HSになった。
枢軸軍9VP、ポーランド軍11+1=12VP
士気チェックDR8+2=10で混乱状態になった。

N3からN4への最終射撃は、効果なしだ。
枢軸軍は、K7からL6へ、L5からL6へ、N4からN3へ、前進射撃するが、効果なしだ。
K4の歩兵砲で、N3を前進射撃するが、外れた。
「L6への爆薬設置は完了したか?」
「はい。」
「よし。爆破だ。」
カチン
起爆装置のスイッチが押された。
しかし、爆発音がしない。
「もう一度押せ!」
カチン
爆発しない。どうやら故障したようだ!!
N4の8-1指揮官と436分隊は、O5へ潰走した。
J7からJ8へ潰走、K7からJ7へ匍匐後退した。
M5のポーランド軍237HSは、潰走不能により除去された。
枢軸軍9+1=10VP、ポーランド軍12VP
N4から237HSがM5へ突撃して白兵戦を挑む。
L5から9-1指揮官と447分隊が、M7から336分隊が、K7から237HSが、L6に突撃して白兵戦を挑む。

この2ヶ所の白兵戦で勝負が決まる。
M5の白兵戦だ。

不意打ち判定の結果、不意打ちなしだ。
枢軸軍の戦闘比は、2:1で、DRM0で、除去ナンバー7だ(除去確率58.3%)。
ポーランド軍の戦闘比は1:2で、DRM0で、除去ナンバー4だ(除去確率16.7%)。
枢軸軍DR6で、除去成功だ。
ポーランド軍DR7で、効果なしだ。
枢軸軍10+1=11VP、ポーランド軍12VP
L6の白兵戦だ。
と思ったら、特別ルール2に「このヘクスが、壊滅状態・釘付け状態・白兵戦状態ではないポーランド軍分隊1個以上で占領されている場合、枢軸軍歩兵は進入できない。」とあったのを思い出した。
ということは、L6に枢軸軍は、突撃できないから、白兵戦を挑めないのだ!!
ということは、枢軸軍は、勝利条件建物L5を支配不能なので、敗北決定だ。
だが、ここは、ソロプレイだ。この白兵戦は、最終決戦として、特別に、実施することにした。
不意打ち判定は、ポーランド軍の不意打ち成功だ。
攻撃側dr4-防御側dr0=4
攻撃側最終dr4:攻撃側dr3+攻撃側DRM1(未熟兵/釘付け/CX状態/混乱状態ごとに2, 指揮能力修正-1)
防御側dr0-攻撃側dr4=-4
防御側最終dr0:防御側dr2+防御側DRM-2(指揮能力修正-1, 統制状態エリートMMC-1)
ポーランド軍は、447分隊に対して攻撃する。
戦闘比は、4+1:4=5:4=1:1で、除去ナンバー5だ。DRMは、不意打ち成功-1、指揮能力修正-1で、-2だ。41.7%で除去できる。DR8-2=6で、効果なしだ。
生き延びた枢軸軍が、1+3+2+4:5=10:5=2:1で、除去ナンバー7で、不意打ち+1、指揮能力修正-1でDRM0だ。DR8で、効果なしで、混戦状態だ。

■勝敗の確認
枢軸軍11VP ポーランド軍12VP
枢軸軍は、ゲーム終了時に、12勝利得点(VP)以下の失点だったが、建物L5を支配できなかったので、ポーランド軍の勝利だ。
■感想
本シナリオも、最終ターンまでもつれて、エキサイティングで、面白かった。
数少ないポーランド軍だったが、頑強に戦って、枢軸軍をはね返した。
ドイツ軍を追って、L5の建物を8-0指揮官と458分隊が離れたのは、失敗だった。一方、南部でL8の建物に進まなかったのも、ポーランド軍の失敗だった。L8の建物に進んでいたら、南からの攻撃が1ターンは遅くなっていただろう。
枢軸軍は、歩兵砲を失い、装甲車も破壊されたのが、痛手だった。VGAD部隊は、何度も突撃してよく戦ったと思う。白兵戦でエリート部隊に勝利したのは大健闘だった。だが、ポーランド軍に撃退されてしまった。
ドイツ軍は、北からしか攻め込めないが、VGAD部隊も北から攻めた方がよかったのだろうか?南から攻める部隊をもっと増やせばよかっただろうか?
小さなマップに少ないユニット数だが、戦い方について、いろいろ考えないといけない好シナリオだと思う。