Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ASL Starter Kit Scenario S53「WORKERS UNITE !」を 日本語に訳してみた



 

MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK)のScenario S53 WORKERS UNITE !  のシナリオカードを日本語訳してみた。

 

シナリオカードは、Wargame Vaultからダウンロードした。初出はS53(初出:Special Ops #3(2012)だ。

 

タイトルの日本語は『労働者よ、団結せよ!』と言ったところだ。

 

A Grove of ASLには下記リンクがあるが、中味はない。

Scenarios/S/53 Workers Unite! - A grove of ASL

 

舞台は1941年7月16日の、ソ連、スモレンスク(Smolensk)だ。

 

ここからシナリオカード本体の訳始まりだ。

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シナリオ・デザイン:ヴィンセント・マレスカ(Vincent Maresca)

 

ソ連、スモレンスク、1941年7月16日:「ファルコン(隼)」師団として知られる第29歩兵師団は、奇襲作戦によりスモレンスク南部を迅速に占領した。翌日、同師団はドニエプル川を挟んだ都市の北部地域へ目標を移した。スターリンは、ルキン中将率いる第16軍に対し、「英雄都市」スモレンスクがドイツ軍に陥落しないよう、スモレンスク包囲網内部から南進攻撃を命じた。スモレンスクの産業労働者、警察(NKVD)、政府職員は、ドイツ軍の市内へのさらなる進撃を阻止するために、主要な産業施設や政府庁舎周辺に第一防衛線を、即座に構築した。

 

地図盤:

 地図盤:r (ヘクス列RからGGのみ使用), z (ヘクス列AからPのみ使用)

 

ゲームバランス:

 ソ連軍:ソ連軍9-1指揮官を9-2指揮官に変更する。

 ドイツ軍:ドイツ軍増援を第2ターンに進入する。

 

ターン記録表:
 6.5ターン
 ソ連軍が先に配置 ドイツ軍が先に移動 

 

勝利条件:

 ゲーム終了時、rW8、zL6およびヘクスzI1の建物を支配することで、ドイツ軍が勝利する(SSR 2参照)。

 

戦闘序列:

ソ連軍

 NKVD民兵部隊及びスモレンスク労働者部隊の一部 [ELR: 3] : 地図盤zのP4-O4-N4-K4-L3-I2-C5-A5道路の北側に配置する(SSR 1参照)。

  4-2-6 x 9

  8-1 x 1

  7-0 x 1

  LMG x 2

 第129狙撃兵師団の一部:第3ターンに地図盤北端から進入する。

  4-4-7 x 9

  9-1 x 1

  7-0 x 1

  MMG x 2

  LMG x 2  

 

ドイツ軍

 第29歩兵師団第71歩兵連隊の一部[ELR: 3]:第1ターンに地図盤南端から進入する:

  4-6-7 x 15

  9-2 x 1

  9-1 x 1

  8-1 x 1

  7-0 x 1

  HMG x 1

  MMG x 1

  LMG x 4

 

 第29先鋒大隊の部隊[ELR: 3]:第3ターンに地図盤南端から進入する: 

  4-6-8 x 3

  9-1 x 1

  DC x 2

  FT x 1

 

特別ルール:
 1. 開始時、ソ連軍徴募兵(および彼らとスタックしている指揮官)は、建物のあるヘクスrW8、zE4、zL6にいる間、熱狂状態となる。熱狂状態のユニットは、士気レベルが1上昇し、萎縮状態や士気動揺状態(DM状態)の効果を受けない。
 2. ドイツ軍は、ゲーム開始時にヘクスzI1を支配している。

 

結末:

 ドイツ軍は、ソ連防衛軍の猛烈な抵抗に不意を突かれた。ソ連軍民兵は、地下室、部屋、廊下一つ一つを頑強に死守しており、ソ連軍の防衛拠点を一つずつ粉砕するには、白兵戦の激闘、シュトゥーカ爆撃、砲撃、火炎放射攻撃が必要だった。カリーニン工場、蒸留所、軍病院、ドニエプル川橋梁が全て主要目標であった。ドイツ軍は、最終的に勝利を収め、縮小する包囲網から市内へ投入された民兵大隊や即席編成のソ連軍部隊に対し、その日の終わりまでに北部スモレンスクを占領した。スモレンスクの戦いは「ファルコン(隼)」師団にとって、後にスターリングラード攻防戦で直面することとなるソ連軍による市街地防衛戦術の「初体験」となった。