Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ASL Starter Kit Scenario S55「THE FIRE BRIGADE」を 日本語に訳してみた

 

MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK)のScenario S55 THE FIRE BRIGADE  のシナリオカードを日本語訳してみた。

 

シナリオカードは、Wargame Vaultからダウンロードした。初出はSpecial Ops #4(2013)だ。

 

 タイトルの日本語は『炎の旅団』と言ったところだ。

 

A Grove of ASLには下記リンクがあるが、中味はない。

 

Scenarios/S/55 The Fire Brigade - A grove of ASL

 

舞台は1944年5月2日の、ルーマニア、トゥルグ・フルモス(Târgu Frumos)だ。

 

下記WIkipediaに、戦闘の背景が詳しく書かれている。

ja.wikipedia.org

 

ここからシナリオカード本体の訳始まりだ。

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シナリオ・デザイン:ジョー・ゴチンスキー(Joe Gochinski)

 

ルーマニア、タルグ・フルモス、1944年5月2日:春らしい天候が訪れたことで、ソ連軍は、4月の一連の陽動作戦と牽制の後、5月初旬に、第2ウクライナ方面軍と第3ウクライナ方面軍の両軍の総力を結集し、ルーマニアへの攻勢を開始した。ドイツ軍とルーマニア軍は、4月の戦闘では、十分に持ちこたえていたが、この大規模攻撃によりルーマニア軍は即座に窮地に追い込まれた。
「グロスドイッチュラント」装甲擲弾兵師団は、ソ連軍の攻勢を食い止めるため、慣れ親しんだ役割——「火消し隊」として投入されることとなった。

 

地図盤:

 地図盤:u (ヘクス列A-Pのみ使用)、w (ヘクス列RからGGのみ使用)

 

ゲームバランス:

 枢軸軍:勝利条件において、ソ連軍は地図盤上の複数ヘクス建物を少なくとも3個支配していなければならない。

 ソ連軍:ソ連軍8-0指揮官を8-1指揮官に交換する。

 

ターン記録表:
 6.5ターン
 枢軸軍が先に配置 ソ連軍が先に移動 

 

勝利条件:

 ゲーム終了時に、少なくとも7個の複数ヘクス建物を支配することで、ソ連軍は、勝利する。ただし、少なくとも2個は、地図盤w上に存在している必要がある。

 

戦闘序列:

ルーマニア軍

 ルーマニア第8歩兵師団の一部 [ELR: 2]:地図盤u上に配置する。:

  4-4-7 x 3

  3-4-7 x 4

  8-1 x 1

  7-0 x 1

  MMG x 1

  LMG x 1

 

ドイツ軍

 「グロスドイッチュラント」装甲擲弾兵師団の一部 [ELR: 4] :第2ターンに地図盤西端から進入する。 

  4-6-8 x 6

  2-4-8 x 1

  8-1 x 1

  8-0 x 1

  LMG x 2

 

ソ連軍

 第42親衛狙撃兵師団の部隊 [ELR: 3] :地図盤東端/南端で、uP10とuA6の間から進入する。

  6-2-8 x 3

  4-5-8 x 8

  4-4-7 x 6

  2-4-8 x 2

  9-2 x 1

  8-0 x 1

  7-0 x 2

  MMG x 1

  LMG x 3 

 

特別ルール:
 1. ルーマニア軍とドイツ軍は、「枢軸軍部隊」と見なす。異なる国籍の枢軸軍部隊は、指揮官の指揮能力値が1ポイント低下する。異なる国籍の指揮官によるLLMC/LLTCが必要となる場合、適用される指揮能力修正値は「ゼロ」とする。

 

結末:

 砲兵の支援を受け、新型「スターリン」(IS-2)戦車の、実戦初投入を特徴としたソ連軍の攻撃は、当初、成功を収めた。しかし、ドイツ軍はその後、「グロスドイチュラント」師団と第24装甲師団を中心に一連の反撃を開始し、ソ連戦車部隊の戦闘能力を大幅に低下させた。3日間の戦闘の末、ドイツ軍は300両以上のソ連戦車を撃破した。これによりソ連軍のルーマニア侵攻は事実上阻止された。3か月後の1944年8月、ソ連軍は「ヤシ=キシニョフ攻勢」を開始。これにより同地域に残存していた枢軸軍を壊滅させ、
ルーマニア及びバルカン半島への進路を開いた。