
MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK)のScenario S55 THE FIRE BRIGADE のシナリオカードを日本語訳してソロプレイしてみた。
シナリオカードは、Wargame Vaultからダウンロードした。初出はSpecial Ops #4(2013)だ。
タイトルの日本語は『炎の旅団』と言ったところだ。
A Grove of ASLには下記リンクがあるが、中味はない。
Scenarios/S/55 The Fire Brigade - A grove of ASL
拙訳はこちらだ。
haruichiban0707.hatenablog.com
舞台は1944年5月2日の、ルーマニア、トゥルグ・フルモス(Târgu Frumos)だ。
下記WIkipediaに、戦闘の背景が詳しく書かれている。
ゲームターン数は、6.5ターン。先攻がソ連軍だ。
勝利条件は、ゲーム終了時に、少なくとも7個の複数ヘクス建物を支配することで、ソ連軍の勝利だ。ただし、少なくとも2個は、地図盤w上に存在している必要がある。複数ヘクス建物は、地図盤wに4個、地図盤uに8個、合計12個あるので、過半数を超えれば、ソ連軍の勝利だ。
■その3
haruichiban0707.hatenablog.com
■第7ターン(最終ターン)
wGG4でソ連軍447分隊が自己回復に成功した。uI5で248HSは回復失敗した。uJ1でソ連軍LMGが故障から回復した。
wY5でドイツ軍248HSが回復成功した。
ソ連軍は、複数ヘクス建物を、地図盤uで8個、地図盤wで1個、合計9個支配している。地図盤wで複数ヘクス建物1個を奪取しないと、ドイツ軍の勝利だ。
ソ連軍は、11個分隊44火力+MMG2挺8火力+LMG2挺5火力の合計57火力が健在だ。1.5個分隊6火力が混乱状態、LMG1挺2火力が放置という状況になっている。ルーマニア軍は全滅し、ドイツ軍3個分隊12火力+LMG2挺5火力が健在で合計17火力だ。ソ連軍は、枢軸軍の3.4倍の火力となっている。
ソ連軍は、wEE7の混戦状態ヘクスに447分隊1個を送りこむ。wZ2の混戦状態ヘクスに1個分隊を送り込み、決着をつける。
wW7-wX6の建物に、uL0の9-2指揮官率いる628分隊を、急速歩移送させて、支配することを狙う。
ソ連軍は、wGG4=>wGG5(1)=>wGG6(2)=>wFF6(3)と移動した。uJ3の7-0指揮官と226HSが、uJ3=>uJ2(1)=>uI2(2)=>uI1(3)=>wY1(4)=>wY2(5)=>wY3(6)=>wZ3(7)=>wZ4(8)と急速歩移動した。ドイツ軍は、wY5から臨機射撃したいが、ここで撃つと他の移動の時に臨機射撃できなくなるのが恐いので、やめておく。
458分隊が、uJ1=>uI1(1)=>wY1(2)=>wY2(3)=>wY3(5)=>wY4(6)と急速歩移動した。これ以上待っていられないので、ここで、ドイツ軍が、wY5から臨機射撃する。10火力=>8火力、DRM-3だ。DR4+3-3=4だ。2MCだ。458分隊のMCDR9+2=11で、混乱状態になった。
458分隊が、wY2=>wY3(2)=>wZ3(3)=>wZ4(4)=>wZ5(5)=>wY6(6)と急速歩移動した。ドイツ軍が5火力=>4火力DRM-3で連続臨機射撃し、DR1+6-3=4で1MCだ。ソ連軍458分隊はDR5+1=6で士気チェックに成功した。458分隊が生き残ったので、次の突撃フェイズに、wX6に突撃して、地図盤wの建物2個を支配することが確定し、ソ連軍の勝利が確定した。
だが、戦いを継続する。
9-2指揮官率いるソ連軍628分隊3個が、uL0=>wV1(1)=>wW2(2)=>wW3(3)=>wW4(5)=>wW5(6)=>wX5(7)と急速歩移動した。ドイツ軍はROFが残っているLMGで3火力DRM-3で連続臨機射撃する。DR2+6-3=5でNMCだ。9-2指揮官のMCDR5、628分隊のMCDR5、4、5で、士気チェックに成功した。
447分隊が、wX2=>wY2へ警戒移動した。

ソ連軍は、wY6から6火力DRM+3で前進射撃し6+3=9で、wZ4から2火力DRM+3でDR8+3=11で、効果なしだ。wX5から12火力DRM+1で、DR6+1=7で1MCだ。8-1指揮官のMCDR5+1=6、248HSのMCDR12で損耗し除去となった!!
ソ連軍458分隊が、wY4=>wX3へ匍匐後退した。
ソ連軍が、wY6=>wX6、wFF6=>wEE7、wW5=>wW6、wX5=>wY5、wZ4=>wY5、wY2=>wZ2と突撃した。

混戦状態のwEE7の白兵戦だ。

ソ連軍は、8:5=3:2で除去ナンバー6だ。DRMは、CX状態への攻撃による-1だ。
ドイツ軍は、5:8=1:2で除去ナンバー4だ。DRMは、CX状態による攻撃で+1だ。
ソ連軍のDR10-1=9で効果なしだ。ドイツ軍のDR9+1=10で効果なしだ。
混戦状態が継続するので、ソ連軍は、wDD7-wEE7の複数ヘクス建物の支配に失敗した。
wY5の白兵戦だ。

不意打ち判定は、ソ連軍dr3-1=2とドイツ軍4-1=3で、差が3未満のため、不意打ちなしだ。
ソ連軍は、16:1で除去ナンバー13だ。DRM-1だ。ドイツ軍は、628分隊1個と戦い、戦闘比1:6で除去ナンバー2で、DRM-2だ。
ソ連軍のDR7-1=6で、ドイツ軍8-1指揮官除去に成功した。
ドイツ軍のDR7-2=5で効果なしだ。
ソ連軍の勝利だ。
最後に、wZ2の白兵戦だ。

ソ連軍は、12:4=3:1で除去ナンバー8で、DRM0で戦う。ドイツ軍は、4:12=1:4で除去ナンバー3でDRM0で戦う。
ソ連軍のDR6でドイツ軍を除去成功した。
ドイツ軍のDR8で効果なしで、ソ連軍の勝利だ。

■勝利条件の確認
ソ連軍は、複数ヘクス建物を、地図盤uで8個、地図盤wで2個、合計10個支配している。
7個以上支配しており、地図盤wで複数ヘクス建物2個を支配しているので、ソ連軍の勝利だ。
■損害状況
ルーマニア軍
| 種類 | 参加数 | 残存数 | 除去数 | 混乱数 | 損耗率(%) |
| 447 | 3 | 0 | 3 | 0 | 100 |
| 347 | 3 | 0 | 3 | 0 | 100 |
| 指揮官 | 2 | 0 | 2 | 0 | 100 |
| 合計 | 8 | 0 | 8 | 0 | 100 |
ドイツ軍
| 種類 | 参加数 | 残存数 | 除去数 | 混乱数 | 損耗率(%) |
| 468 | 6 | 2 | 4 | 0 | 67 |
| 248 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
| 指揮官 | 2 | 1 | 1 | 0 | 50 |
| 合計 | 9 | 4 | 5 | 0 | 56 |
| 枢軸軍合計 | 17 | 4 | 13 | 0 | 77 |
ソ連軍
| 種類 | 参加数 | 残存数 | 除去数 | 混乱数 | 損耗率(%) |
| 628 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 |
| 458 | 8 | 2 | 5 | 1 | 69 |
| 447 | 6 | 4.5 | 0.5 | 1 | 17 |
| 248 | 2 | 0 | 1 | 1 | 75 |
| 指揮官 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 |
| 合計 | 23 | 13.5 | 6.5 | 3 | 35 |
■感想
このシナリオは、迅速な移動を求められるし、火力の集中も必要で、wX1-wX2の建物を奪い合うシーソーゲームのような展開となり、面白いシナリオだった。
ソ連軍は、ドイツ軍の増援到着前にwX1-wX2の建物を、先に奪えたのが、勝因だった。一度は、ドイツ軍に奪われたが、ここにドイツ軍の拠点を作られなかったのが、勝利につながったといえる。
一方、枢軸軍は、ルーマニア軍の増援にドイツ軍が向かったのが、敗因だろう。あくまでも、守りに徹して、地図盤uの複数ヘクス建物の守りに徹していたら、よかっただろう。また、uI3-uI4-uI5の建物にいたルーマニア軍エリート部隊が除去された時、敗北が決まったと言えるだろう。
何度もプレイしてみたくなる傑作シナリオの一つだと思う。