Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

第3ターン ドイツ軍が地図盤uに向かって東進する 『ASL Starter Kit #3』S27「STAND FOR NEW ZEALAND」バトル・レポート(AAR)その3/8


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Advanced Squad Leader Starter Kit #3(ASLSK3)のシナリオS27「STAND FOR NEW ZEALAND」をソロ・プレイした。

 

シナリオ和訳はこちらを使用した。 

 

haruichiban0707.hatenablog.com

 

前回までの状況はこちら

haruichiban0707.hatenablog.com

 

タイトルは直訳すると『ニュージーランドのために戦え』だ。

 

1941年5月25日、舞台はクレタ島だ。

 

ターン数は、7.5ターン。(第8ターンは、先攻のドイツ軍の攻撃で終了)

 

勝利条件は、地図盤u上の複数建物ヘクス全てをドイツ軍が支配下にすることだ。複数建物は8個、ヘクス数では17ヘクスだ。

 

果たして、どうなるだろうか?

目次

 

点線の枠線の中は修整値やダイスなどのゲーム的な内容だ。
修整値やダイスについては読む必要がないと思った場合、読み飛ばしてください。

 

■第2ターン(1941/05/25)終了時

 
 

■第3ターン

●ドイツ軍プレイヤーターン

ドイツ軍はvP7の75mm野砲を鹵獲した。
uP2のドイツ軍2-3-8半個分隊が回復した。
これで南東部(地図盤u)のドイツ軍は1.5個分隊だ。英軍は5個分隊と混乱状態の1個分隊だ。
 
「飛べない鳥のキウイどもをやっつけてやるぞ。uN4を射撃しろ。」とuP2のドイツ軍9-1指揮官が命じた。
 
9火力=>8火力。
DRM=2(FFMO=0, FFNAM=0, LOS妨害=0, 指揮能力修正=-1, FT所有ユニットに対して=0, TEM=3=石造建物, 防盾=0, CX状態ユニットによる攻撃=0) 。
色付きダイス6+色なしダイス2=8
DR8+DRM2=10。
結果は「NoEffect」。
ROF終了
「uP2から撃ってきやがった。だが、下手くそだな。大丈夫だ。」と英軍9-1指揮官が部下に話す。uN4の英軍は無傷だった。
 
「uP2の部隊が回復したな。よし。では俺たちはuN3を射撃するぞ。」
uP3からuN3を射撃する。
 
5火力=>4火力。。
DRM=2(FFMO=0, FFNAM=0, LOS妨害=0, 指揮能力修正=指揮官なし, FT所有ユニットに対して=0, TEM=3=石造建物, 防盾=0, CX状態ユニットによる攻撃=0) 。
色付きダイス6+色なしダイス2=8
DR8+DRM3=11。
結果は「NoEffect」。
「uP3からの射撃も下手だな。あれでドイツ軍精鋭空挺部隊か。大したことないな。」英軍分隊の兵士達が隣と会話する。
 
vJ4にいるドイツ軍8-0指揮官に率いられた1個分隊が、vJ3=>vJ2=>vJ1=>vK1=>uK10と移動した。
vJ5にいるドイツ軍9-1指揮官率いる1個分隊が、急速歩移動を使用してvJ4=>vJ3=>vJ2=>vJ1=>vK1=>uJ10=>uJ9=>uJ8に全力疾走した。
 
「uJ8にドイツ軍1個分隊が移動してきました。」
「早いな!もう来たか。uP3の敵も斃したいが、ここはuJ8を射撃だ!!」
uN4の英軍がuJ8のドイツ軍を射撃する。
 
12火力=>6火力。
DRM=0(FFMO=0, FFNAM=-1, LOS妨害=2, 指揮能力修正=-1, FT所有ユニットに対して=0, TEM=0=並木道の道路上, 防盾=0, CX状態ユニットによる攻撃=0) 。
色付きダイス1+色なしダイス6=7。
DR7+DRM0=7。
結果は「NMC」。
「伏せろ!uN4から射撃だ。損害は?」
「隊長。損害なしです。」
 
vI6とvI7にいるドイツ軍2個分隊が、急速歩移動を使用してvJ6=>vK6=>vK5=>vK4=>vK3へ移動した。
 
vL7のドイツ軍も東へ向けて急速歩移動を使用して、vL6=>vL5=>vM5=>vM4=>vM3とひた走る。
vL8のドイツ軍も急速歩移動を使用してvL7=>vL6=>vL5=>vM5と移動した。
vM9のドイツ軍2-4-8半個分隊も急速歩移動を使用してvM8=>vM7=>vM6=>vM5で2個分隊と合流した。
vN10にいた負傷した指揮官はvN8へ、2-4-8半個分隊はvN7へ移動した。
vO9にいたドイツ軍4-6-8分隊はvO10=>vN10へ移動し、LMGを回収し、vO9へ戻った。
 
vP7の野砲をドイツ軍2-4-8操作班がvP6へ移動させようとする。進入するヘクスのTEMが麦畑なので1.5、ヘクスに進入するために消費するMFが1.5x2=3で合計DRM4.5だ。端数は切り上げか四捨五入かどちらだろう?
移動成功のための人力移動ナンバーは8だが、DR9+4.5=13.5なので移動失敗だ。

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uN3の英軍がuP2を射撃する。
 
12火力。
DRM=3(FFMO=0, FFNAM=0, LOS妨害=0, 指揮能力修正=指揮官なし, FT所有ユニットに対して=0, TEM=3=石造建物, 防盾=0, CX状態ユニットによる攻撃=0) 。
色付きダイス4+色なしダイス6=10。
DR10+DRM3=13。
結果は「NoEffect」。
ROF終了
「キウイどもの射撃は下手くそだな。やはりキウイはキウイだ。」
とドイツ軍兵士達がうそぶく。
 
uN4のLMGがuP3を射撃する。
2火力
DRM=3(FFMO=0, FFNAM=0, LOS妨害=0, 指揮能力修正=指揮官なし, FT所有ユニットに対して=0, TEM=3=石造建物, 防盾=0, CX状態ユニットによる攻撃=0) 。
色付きダイス5+色なしダイス1=6。
DR6+DRM3=9。
結果は「NoEffect」。
ROF終了
「キウイは藪の中に逃げ込んでおけ」とドイツ軍兵士がニュージーランド軍に聞こえるかどうかわからないが怒鳴る。
 
「まさか撃てるとは思わなかったが、LOSが通じて射撃されたから、撃ち返すぞ。uN4向けて撃て~」
ドイツ軍はuJ8からuN4を射撃する。
4火力=>2火力=>2火力。
DRM=4(FFMO=0, FFNAM=0, LOS妨害=2, 指揮能力修正=-1, FT所有ユニットに対して=0, TEM=3=石造建物, 防盾=0, CX状態ユニットによる攻撃=0) 。
色付きダイス4+色なしダイス3=7。
DR7+DRM4=11。
結果は「NoEffect」。
想定していなかった射撃だったので効果なしだ。
 
前進射撃フェイズ終了時の状況

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第3ターンドイツ軍プレイヤーターン終了時の状況
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●英軍プレイヤーターン

英軍はuP2を24火力で射撃するか、uP2とuP3それぞれを12火力ずつで射撃するか迷う。
24火力での射撃だと、DR9以下つまり83.3%の確率でNMC以上の何らかの影響を与えることができる。12火力で2ヘクスだと、DR6以下つまり41.6%の確率でNMC以上の影響を与えることができる。
 
ここはuP2を24火力で射撃することにした。
 
24火力。
DRM=3(FFMO=0, FFNAM=0, LOS妨害=0, 指揮能力修正=指揮官なし, FT所有ユニットに対して=0, TEM=3=石造建物, 防盾=0, CX状態ユニットによる攻撃=0) 。
色付きダイス5+色なしダイス3=8。
DR8+DRM3=11。
結果は「1MC」。
ROF終了
2-3-8半個分隊が混乱状態になった。
「敵9-1指揮官は混乱状態に陥れられなかったが、敵のHMGが無力化できたからよしとしよう。」と英軍9-1指揮官が言った。
 
「少しリスクはあるが、地図盤uにいる9-1指揮官マクドナルド中尉の部隊に向かって移動するぞ。」と8-0Ellis軍曹が言った。
vE7=>vD6=>vC6=>vB5=>VB4へ急速歩移動を使用して移動した。
ドイツ軍の臨機射撃はできない。
 
vB8にある野砲をvC9へ移動させる。DR4で4+1(進入するヘクスのTEM=開豁地)+2(ヘクスに進入するために消費するMF)=7<人力移動ナンバー8なので移動成功だ。
 
vP3のドイツ軍がvN4を射撃する。
 
5火力=>4火力。
DRM=3(FFMO=0, FFNAM=0, LOS妨害=0, 指揮能力修正=指揮官なし, FT所有ユニットに対して=0, TEM=3=石造建物, 防盾=0, CX状態ユニットによる攻撃=0) 。
色付きダイス2+色なしダイス6=8。
DR8+DRM3=11。
結果は「NoEffect」。
効果なしだ。

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■感想

ドイツ軍も英軍も全力で東進、つまり地図盤uに向かって前進する。

勝利条件が地図盤uの複数ヘクス建物の占領だからだ。

ドイツ軍は12.5個分隊が統制状態、0.5個分隊が混乱状態だ。

対する英軍は7.5個分隊が統制状態で1個分隊が混乱状態だ。

英軍の問題は東西に分断されていることだ。

移動を急いではいるが、地図盤最北端を通っているので、間に合うかどうかわからない。また、ドイツ軍が増援遮断用に壁を作ると苦しい態勢になる。

 

ドイツ軍としては英軍の増援が到着する第5ターンの前に、なるべく地図盤uにいる英軍を混乱状態にした上で、勝利条件建物ヘクスも奪取しておきたい。

uL8-uM9やuM7-uN7の建物は確実に奪取できる。

uI3-uI4-uI5の建物やuK4-uK5の建物は奪取したい。

 

両軍とも野砲が遊軍となっている。

 

英軍は第5ターンに2個分隊の増援が来る。ドイツ軍はせっかく鹵獲した野砲だが第5ターンの英軍AFVに対して射撃する機会はなさそうだ。

 

第4ターンはドイツ軍にとって勝負のターンになりそうで、楽しみだ。

 

つづく