Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

勝敗の行方は!? ASL Starter Kit Scenario S57「HAASE TO HOLD ON」バトル・レポート(AAR)(後編)

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MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK)のScenario S57 HAASE TO HOLD ON  のシナリオカードを日本語訳してソロプレイしてみた。

 

シナリオカードは、Wargame Vaultからダウンロードした。初出はS56(初出:Special Ops #5(2014)だ。

 

 タイトルの日本語は『耐えるハーゼ』と言ったところだ。

 

A Grove of ASLには下記リンクがあるが、中味はない。

 

Scenarios/S/57 Haase to Hold On - A grove of ASL 

 

拙訳はこちら

haruichiban0707.hatenablog.com

 

舞台は1942年2月25日の、ソ連、ウグラ駅だ。

https://www.google.com/maps/place/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2+%E3%80%92215430+%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF+%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%83%A9/@55.1859349,33.8946185,8.17z/data=!4m6!3m5!1s0x46cc799c8b5792d1:0x4e52fe13dd5c8f3f!8m2!3d54.7770414!4d34.3239746!16s%2Fg%2F121ln4p0?entry=ttu&g_ep=EgoyMDI2MDUyMC4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D

 

 ゲームの長さは、5.5ターンで、ドイツ軍が先に配置しソ連軍が先に移動する。

 勝利条件は、ゲーム終了時に、建物O7とP5を支配することで、ソ連軍が、勝利する。

 特別ルールの雪のため、道路ボーナスと急速歩移動は適用されず、丘を登る時/降りる時における移動/突撃/潰走に追加で1MFを消費する。

 ドイツ軍は、1スタックを初期隠匿配置できる。

 ソ連軍426分隊は、パルチザンで、未熟兵ではない。

 

 果たしてどうなるか?

 

 

 

 

■中編

haruichiban0707.hatenablog.com

 

■第5ターン

 Q5のMMGは修理できない。

 T6でソ連軍426分隊2個が回復した。

 ドイツ軍は、Q5で247HSが回復したが、467分隊は損耗して247HSになった。

 

 ソ連軍は12個分隊が統制状態だ。

 一方、ドイツ軍は、5個分隊と1個操作班が統制状態だ。

 ソ連軍は、2倍以上の戦力を有している。

 「Q8の426分隊2個を混戦状態のO7に送り込み、O7の白兵戦の決着をつけると同時に、O7-P7の勝利条件建物を支配するぞ。T6からQ6、R6、S6へ移動して、R5を包囲殲滅するぞ。T4の爆薬を持っている分隊は、S5に移動して、爆薬をR5に設置しろ。N3の軽迫撃砲とP3の部隊は、援護射撃をするんだ。K7の部隊は、M6に移動してFlak 38高射砲を沈黙させるのと、O6まで前進してP5-Q5の勝利条件建物へ接近するんだ。」混戦状態の中、西地区指揮官Petrakov中尉(9-1)が、細かい指示を出す。

 

 N3の軽迫撃砲がQ5に準備射撃したが効果なしだ。

 P3からQ5へ4火力DRM+2で準備射撃し、1MCだ。247HSが混乱状態になった。

 

 Q8=>P7へ、ソ連軍426分隊が、警戒移動した。

 T6=>S7(2)=>R6(4)と、426分隊が移動した。447分隊がR5からR6へ8火力DRM0で臨機射撃し、426分隊を除去した。

 T6=>S6(2)と、426分隊が移動した。447分隊がR5からS6へ8火力DRM0で臨機射撃し、426分隊を混乱状態に陥れた。

 8-1指揮官と426分隊が、T6=>S7(2)=>R7(3)=>Q7(4)=>Q6(6)と移動した。Q5からQ6へ10火力DRM0で臨機射撃し、426分隊が混乱し8-1指揮官が釘付け状態になった。

 458分隊が、K7=>L6(1)=>M7(2)=>N6(3)と移動した。N5のFlak 38高射砲が代用火力6火力x2=12火力DRM-2で火を噴き、458分隊を釘付け状態に陥れた。

 MMG所有の458分隊が、K7=>L6(1)=>M6(3)と移動した。Flak38高射砲の代用火力6、DRM+1で連続臨機射撃し釘付け状態に陥れた。ROFを維持している。

 458分隊が、K7=>L6(1)=>L5(2)=>M5(3)と移動した。維持しているROFでFlak 38高射砲が連続臨機射撃する。6火力DRM-1だ。結果は1MCだが、それんぐんは士気チェックに成功した。

 T4から爆薬を持った458分隊が、S5(2)と移動した。ドイツ軍が、8火力DRM0で連続臨機射撃し、458分隊を混乱状態に陥れた。

第5ターンソ連軍プレイヤーターン移動フェイズ終了時



 ソ連軍が、P7からP6へ、8火力DRM0で前進射撃し、8-0指揮官を釘付け状態にした。

 M5-M6-N6からN5へ8火力DRM+4で前進射撃したが、ドイツ軍228操作班は士気チェックに成功した。

 

 ソ連軍がS5=>T4、S6=>T5、N7=>N8と潰走した。Q6の426分隊は、潰走不能により除去された。

 ドイツ軍のQ5にいる247HS2個、P5の237HSも、潰走不能により、除去された。

 

 ソ連軍が、M5=>N5、P7=>O7と、突撃した。N5でFlak38高射砲の操作班と白兵戦だ。

 

 

第5ターンソ連軍プレイヤーターン突撃フェイズ終了時

 

 

 

N5の白兵戦

 Flak38高射砲を設置している建物に、ソ連軍1個分隊が「ウラ~~~~~」と叫びながら、白兵戦を挑んで突入してきた。

 N5の白兵戦は、不意打ち判定は、両軍不意打ちなしだ。

 両軍とも相手を除去できず、混戦状態になった。

 

 混戦状態のO7にソ連軍パルチザン2個分隊が増援に入った。

O7の白兵戦

 ソ連軍は、戦闘比11:2=2:1、除去ナンバー7、DRM-1だ。
 ドイツ軍は、戦闘比4:8=1:2、除去ナンバー4、DRM0だ。

 ソ連軍のDR8-1=7で、ドイツ軍447分隊が損耗し、237HSになった。

 ドイツ軍のDR9で、効果なしだ。

 混戦状態が継続する。

 

 Q5のMMGが修理できた。

 ソ連軍8-1指揮官は、Q6でLMGを回収失敗した。

 ソ連軍はT5で458分隊1個が回復した。

 

 ドイツ軍は、4個分隊と1個操作班が統制状態だ。

 ソ連軍は、8.5個分隊が統制状態だ。ソ連軍が2倍以上の戦力を有している。勝利条件建物ヘクスについては、P5は、ドイツ軍が支配しているが、O7については、混戦状態だ。

 

 ドイツ軍が、R5からQ6へ16火力DRM+2で、準備射撃し、1MCで、パルチザン指揮官のGurtiev軍曹(8-1)が混乱状態になった。

 Q5からP3へ12火力DRM+1で、準備射撃し、3MCだ。248HSは、DM状態になった。458分隊も混乱状態になった。MMGの残ったROFで、5火力DRM0でN3を射撃したが効果なしだ。

 

 ドイツ軍8-0指揮官が、P6=>Q7へ警戒移動した。M6-N6からQ7へ12火力DRM+1でPTCだが、8-0指揮官は、PTCに成功して無傷だった。

 

 ソ連軍がN3から軽迫撃砲で、Q5を射撃したが、効果なしだ。

第5ターンドイツ軍プレイヤーターン防御射撃フェイズ終了時


 ソ連軍Gurtiev軍曹(8-1)が、Q6で諸手を挙げて降伏した。だが、彼の行方は、一切わからない。一説では、その場で射殺されたとも言われている。

 

 ドイツ軍は、Q7=>P7、Q5=>P5、R5=>Q5、R5=>Q6と突撃した。

 

 

N5の白兵戦

 Flak38高射砲を設置している建物で、ソ連軍1個分隊と、操作班の間で、白兵戦が継続している。

 ドイツ軍は、2:4=1:2の戦闘比で、除去ナンバー4、DRM0で、DR9で効果なしだ。

 ソ連軍は、4:2=2:1の戦闘比で、除去ナンバー7、DRM0で、DR95で、ドイツ軍操作班を除去した。

 

 混戦状態のO7の白兵戦の続きだ。 

O7の白兵戦


 ドイツ軍は、2:11=1:6や2:10=>1:6では除去ナンバー2(2.8%)、2:8=1:4、2:6=>1:4では除去ナンバー3(8.3%)、2:4=1:2では除去ナンバー4(16.7%)、2:2=1:1では除去ナンバー5(27.8%)だ。

 ソ連軍は、11:2=5:1=>4:1で除去ナンバー9、DRM-1だ。91.7%の確率で、ドイツ軍を除去できる。

 ドイツ軍は、426分隊2個を相手に、2:8=1:4で戦う。ドイツ軍のDR10で効果なしだ。

 ソ連軍のDR12で、混戦状態継続だ!!

 

第5ターン終了時

 

■第6ターン(最終ターン)

 いよいよ最終ターンだ。泣いても笑ってもこれが最後だ。

 

 ドイツ軍は、Q6でソ連軍LMGを鹵獲した。

 ソ連軍は、N8で、458分隊が自己回復した。

 T4で、ソ連軍は、458分隊が回復した。

 

 ソ連軍は、7個分隊が統制状態で、2.5個分隊が混戦状態だ。2.5個分隊が混乱状態で、この最終ターンに戦えない。

 ドイツ軍は、3.5個分隊が統制状態で、0.5個分隊が混戦状態だ。

 ソ連軍は、ドイツ軍のちょうど2倍の戦力だ。

 

 「T4にいる2個分隊は、R5に移動して、Q5とQ6に爆薬を設置して、ドイツ軍分隊を無力化せよ。N3の軽迫撃砲をP5に連射せず、軽迫撃砲を置いて、P5の建物に向けて突進せよ。M6のMMG所有458分隊は、P5を射撃して、N5, N6, N8からP5に接近する分隊を援護しろ。N5, N6, N8から、P5の勝利条件建物奪取に向けて、リスクを冒して接近しろ。」O7で白兵戦をしながら、Petrakov中尉(9-1)が、部下達に命令を伝達した。

 

 ソ連軍458分隊がMMGを操作して、P5を準備射撃したが、効果なしだ。

 

 ソ連軍458分隊が、N8=>O9(1)=>P8(2)と移動した。次にP7に突撃して8-0指揮官に白兵戦を挑むつもりだ。

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 N6の458分隊が、O6(1)へ移動した。ドイツ軍は、P5からO6に4火力x2=8火力DRM-2で臨機射撃する。DR8-2=6で1MCだ。458分隊のMCDR4+1=5で士気チェック成功だ。

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 458分隊は、さらに、P6に進んだ。ドイツ軍がQ6から6火力x2=12火力DRM-1で臨機射撃する。

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 458分隊は、混乱状態に陥った。

 N5の458分隊が、O5に警戒移動した。MMGの5火力x2=10火力、DRM-1で、臨機射撃する。

P5からO5への臨機射撃

 458分隊が混乱状態になった。

 ソ連軍458分隊が、N3に軽迫撃砲を置いて、O4(1)=>P4(2)と突撃してきた。

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 3火力x2=6火力DRM-2で、臨機射撃した。458分隊は、無傷で生き残った。ドイツ軍は、9火力DRM-2で連続臨機射撃し、458分隊を混乱状態に陥れた。

 「P5の敵を斃さないと勝利条件建物P5を支配できない。P5で白兵戦をして敵を除去しないといけない。爆薬を使うだけの移動力の余裕がない。ここは、爆薬を置いて、P4まで移動だ。」ソ連軍Danilov軍曹(8-0)が、部下達2個分隊20名の顔を見ながら言った。

 T4=>S4(2)=>R3(3)=>Q4(4)と移動した。

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 ドイツ軍が、Q5から4火力x2=8火力、DRM-2で、臨機射撃する。8-0指揮官、458分隊2個が混乱状態に陥った。

 これで、ソ連軍が、P5の建物を奪取できる可能性がなくなった。

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 P8の458分隊が、P7に突撃し、8-0指揮官に白兵戦を挑む。

 

P7の白兵戦

 

 ソ連軍の不意打ちが成功した。

 攻撃側dr2-防御側dr5=-3
  攻撃側最終dr2:攻撃側dr3+攻撃側DRM-1( ,  ,   ,  統制状態エリート/1線部隊の日本軍歩兵または襲撃MMC=-1,  )

 防御側dr5-攻撃側dr2=3
   防御側最終dr5:防御側dr5攻撃側最終dr2:攻撃側dr3+防御側DRM0( ,  ,   ,   ,  )



 ソ連軍は、戦闘比4:1で除去ナンバー9だ。DRM-1だ。DR6-1=5で、ドイツ軍8-0指揮官が戦死し、ソ連軍が、ヘクスP7を支配した。

 

 ソ連軍が勝利条件建物O7を支配するには、この白兵戦で勝利しないといけない。

O7の白兵戦

 ソ連軍は、戦闘比11:2=5:1=4:1、除去ナンバー9、DRM-1だ。
 ドイツ軍は、戦闘比2:11=1:6で除去ナンバー2、DRM0だ。

 ソ連軍のDR3-1=2で、ドイツ軍237HSを除去した。

 ドイツ軍のDR7で効果なしだ。

 ソ連軍は、O7の建物を支配することに成功した。

ゲーム終了時

■勝利条件の確認

 ソ連軍は、ゲーム終了時に、O7の建物は支配したが、P5の建物は支配できなかったので、ドイツ軍の勝利だ。

 

■損害状況

 

ドイツ軍

種類 参加数 残存数 除去数 混乱数 損耗率(%)
467 6 1.5 4.5 0 75
447 4 2 2 0 50
228 1 0 1 0 100
237 2 0 2 0 100
指揮官 3 1 2 0 67
Flak 38 1 0 1 0 100
合計 17 4.5 12.5 0 74

 

ソ連軍

種類 参加数 残存数 除去数 混乱数 損耗率(%)
458 11 2.5 3 5.5 52
426 6 2 2 2 50
指揮官 3 1 1 1 50
合計 20 5.5 6 8.5 51

 

 

■感想

 陣地争奪戦の激しい戦いだった。

 ソ連軍は、西地区と東地区から挟撃したが、この戦術はよかったと思う。特に西からの攻撃は、MMGによる援護射撃が有効で、O7の勝利条件建物を奪取できた。問題は、東地区からの攻撃で、林に足をとられて、なかなか前進できず、単純な突撃だけでは、建物を奪取する前に損害が累積し、P5の建物攻略ができなかった。

 458分隊と426分隊の、士気値2の差がそのまま、西地区の攻撃成功と東地区の攻撃挫折につながったように思う。

 ソ連軍の50mm迫撃砲は、命中しても、相手に被害をあまり与えられなかった。使い方が難しい兵器だと思う。

 ドイツ軍は、最初は、北からの攻撃に備えた配置だったが、ソ連軍が東西から挟撃してくるとわかり、東西に配置替えしたのが、何とか間に合った。東地区は、縦深が浅くて心配だったが、ソ連軍の攻撃が遅くなったことと、単調な突撃に終始したため、冷静な臨機射撃で何とか守り切った。西地区は、O7の建物で白兵戦が続き、肝を冷やしたが、白兵戦で粘って長引いたことが勝利につながった。あと1ターン早く白兵戦が終了して、白兵戦に参加していた2.5個分隊と9-1指揮官が、P5の建物攻略に参戦していたら、勝利の女神は、ソ連軍に笑っただろう。

 狭い地域に多数のユニットが集結して建物を奪い合う高密度な戦いになる。独ソ戦のすさまじい戦いをうまく描いた好シナリオだと思う。もっと大きなヘクスで戦えればプレイしやすいと思う。