Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ASL Starter Kit Scenario S85「TIGER'S ROAR」を 日本語に訳してみた

 

MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK)のScenario S85 TIGER'S ROAR のシナリオカードを日本語訳してみた。

 

シナリオカードは、Advanced Squad Leader: Starter Kit Bonus Pack #2 (2021) のものだ。

 

タイトルの日本語は『タイガーの咆哮』と言ったところだ。

 

A Grove of ASLには下記リンクがあるが、中味はない。

https://war.game.coocan.jp/ASL/index.php?Scenarios%2FS%2F85%20Tiger%27s%20Roar

 

舞台は1943年1月13日の、ソ連、シャイディーズ(Scheidies)の森だ。といっても具体的な場所は不明だ。レニングラードのラゴダ湖の近くのようだ。

 

ここからシナリオカード本体の訳始まりだ。

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シナリオ・デザイン:ブライアン・ユース(Brian Youse)

 

1943年1月13日、ソ連、シャイディーズ(Scheidies)の森: 

 レニングラード包囲網を打破しようと必死だったソ連軍は、ラゴダ湖(Lake Lagoda)南側の狭い回廊沿いで「スパーク作戦」を開始した。ドイツ軍の司令官ゲオルク・リンデマン(Georg Lindemann)大将は、ソ連軍の攻撃を予期していたため、部隊を配備し、堅固な陣地を構築していた。しかし、部隊の展開は薄く、各師団が10マイル(16km)以上にわたって展開していた。リンデマンは繰り返し増援を要請したが、派遣可能だったのは第96歩兵師団の3個連隊、第5山岳猟兵師団の戦闘群、そして第502重戦車大隊の第1中隊のみであった。この部隊は新型の重戦車「ティーガー」を装備していたが、その白塗りの塗装は、レニングラード戦線の冬の森や沼地を移動する上では何の役にも立たなかった。ソ連軍は夜明けとともにT-34戦車の支援を受けた歩兵で攻撃を仕掛け、ティーガー戦車が到着する直前までドイツ軍を圧倒しようとしていた。

 

地図盤:

 地図盤:i (ASLSK Bonus Pack #2)(ヘクス列A-Pを使用), v(ASLSK #3) (ヘクス列R-GGを使用)

 

ゲームバランス:

 ドイツ軍:1両のT-34 M41をソ連軍戦闘序列から除去する。

 ソ連軍:勝利条件中の、「8 VP以上」を「6 VP以上」に変更する。

 

ターン記録表:
 5.5ターン
 ドイツ軍が先に配置する。

 ソ連軍が先に移動する。 

 

勝利条件:

 ソ連軍は、地図盤西端から8VP以上離脱した時点で即座に勝利する。分隊は2VP、半個分隊(HS)は1VP、「-1」SMCは2VP、「0」および「+1」SMCは1VPとして勘定する。

 

戦闘序列:

ドイツ軍

 第96歩兵師団、第284歩兵連隊の一部[ELR: 3] :ヘクス列9以上の地図盤v と/または 地図盤i上:

  4-6-7 x 7

  2-4-8 x 2

  9-1 x 1

  8-1 x 1

  8-0 x 1

  MMG x 2

  LMG x 2

  DC x 2

 第502重戦車大隊、第1中隊の一部:第2ターンに地図盤西端から登場する。:

  Pz VIE x 2

  Pz IIIN x 1

  Pz IIIH x 1

 第3ターンに地図盤西端から登場する。:

  4-6-8 x 2 

  7-0 x 1 

 

ソ連軍

 第136狙撃兵師団と第268狙撃兵師団と第61戦車旅団の一部 [ELR: 3] :記載のとおりに配置する。:

  ヘクス列8以下の地図盤v上に配置する。:

   4-4-7 x 12

   8-1 x 1

   8-0 x 1

   7-0 x 1

   LMG x 3

  ヘクス列4以下の地図盤v上に配置する:

   T-34 M41 x 5

 

特別ルール:
 1.  麦畑ヘクスは凍結した沼地となる。PzKpfw VIEは、凍結した沼地ヘクスに入る際にDRを行わなければならない。DRが9以上の場合、そのユニットは「ボグ(BOG)状態」となる(7.6)。それ以外の場合、凍結した沼地のヘクスは「開豁地」として扱われる。「地表の雪」の影響により、すべての歩兵は高低差(上り・下り)ごとに追加で1MFを消費しなければならず、道路ボーナス(1.1.1)は適用されない。ソ連歩兵に対して6ヘクスを超えて行うIFT射撃には、+1のLOS妨害DRMが適用される。このDRMは、FFMOや阻止を無効化しない。

 2.  ソ連軍AFVは「機動状態(Motion) (3.3.2)」で配置してもよい。

 

結末:

 すでに数名の中隊長を失っていたドイツ軍は、ティーガー戦車が茂みを突き破って突入してきた時点で、限界に達していた。ソ連軍は瞬く間に数台のT-34を失い、この新型戦車への対処法が分からず、一旦は足止めを食らい、その後撃退された。全体として、第1中隊の「ティーガー」戦車は、初陣で12両のT-34を撃破した。新型の「ティーガー」戦車の登場やそれまでの損失にもかかわらず、ソ連軍は同日遅くに再び攻撃を仕掛けてきた。