Haruichiban0707のウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

1_投稿:参考文献

【参考文献】『バルバロッサ作戦』 歴史群像第二次欧州戦史シリーズ4 学習研究社 (1998/03/01)

もくじはこちら バルカン半島電撃戦とバルバロッサ作戦をテーマにしたムックだ。 ドイツ軍がバルカン作戦を実施した理由は、ムッソリーニが勝手にギリシャに攻め込んだから、と思っていたが、それもあるが、ユーゴスラビアのクーデターをヒトラーが許せなか…

『歴史群像』No.178(ワン・パブリッシング)(2023/04)を読んでみた(その2)

もくじはこちら P.140 オーストリアの第二次大戦 山崎雅弘 「え!?オーストリア!?」と思った。 第二次世界大戦前にドイツに併合され、ドイツとして戦ったはずだが、何を今さら・・・ と読む前は思った。 オーストリア出身のヒトラーがドイツ国籍をとった…

『歴史群像』No.178(ワン・パブリッシング)(2023/04)を読んでみた(その1)

この号は読み応えがあった。 もくじはこちら P2 未公開写真発見!開戦間もない柱島泊地と就役直後の戦艦『大和』 ページを開いていきなり驚いた。 当時の最重要軍事機密であろう聯合艦隊の集結地である柱島の写真だ。 各艦の様子はシルエットがわかる程度だ…

【参考文献】『英独航空決戦』 歴史群像第二次欧州戦史シリーズ3 学習研究社 (1997/12/01)

もくじはこちら p.8 「あしか作戦」最終計画案 文/鷹光隆 CG/伊藤大地 イギリス侵攻作戦は第一波10個師団、第二波と第三波各6個師団。意外と少なかったのには驚いた。それしか運べないドイツ軍の貧弱な海運力だったのだ。 p.10 英本土上陸部隊の兵器 文・イ…

【参考文献】『西方電撃戦』 歴史群像第二次欧州戦史シリーズ2 学習研究社 (1997/08/20)

もくじはこちら 西方電撃戦をテーマにしたウォーゲームをプレイするのにとても参考になる。 p.9 作戦重点は戦線中央。歩兵の後方に機甲師団 さらに後続の梯隊を縦深に配備。 文/鷹光隆 CG作成/伊藤大地 ドイツ陸軍参謀本部作戦室に掲げられたものを再現したC…

【参考文献】『ポーランド電撃戦』歴史群像第二次欧州戦史シリーズ1 学習研究社 1997/05/20

もくじはこちら 第一次世界大戦が終了して、第二次世界大戦が始まるまでの過程が、豊富な地図やイラストや写真と解説でよくわかる。 タイトルは『ポーランド電撃戦』だが、その他に、ムッソリーニによるエチオピア侵攻、スペイン内戦、ソ・フィン戦争、アド…

【参考文献】『ヨーロッパ空挺作戦』歴史群像第二次欧州戦史シリーズ22 学習研究社 2004/01/30

目次はこちら ヨーロッパにおける空挺作戦、空挺部隊の歴史や装備を豊富な写真や図で説明したムック p.10 「マーケット・ガーデン」作戦の戦場を歩く 戦況図ではわからないマーケット・ガーデン作戦の部隊になった橋や街の現在の写真。当時とは異なるが雰囲…

【参考文献】『アルデンヌ攻勢』(学習研究社)(1999/06/01)

もくじはこちら 折り込みで入っていたヨーロッパ戦況マップ 折り込みで入っていたパイパー戦闘団 バルジの戦いを、背景、戦況図、戦闘序列、将軍達、兵器など多面的にまとめたムックだ。 バルジの戦いより、マーケットガーデン作戦の方が、わかりやすくまと…

【参考文献】田村尚也『イラストでまなぶ!用兵思想入門 現代編』ホビージャパン(2022/11/07)

もくじはこちら 第二次世界大戦後期のソ連軍の作戦術、アメリカ陸軍のエアランド・バトル、アメリカ海兵隊のマニューバー・ウォーフェア、ロシアのハイブリッド戦争、アメリカ陸軍のマルチドメイン・オペレーションズをイラストまじえてわかりやすく解説して…

【参考文献】『[決定版][図説]ヨーロッパ地上戦大全』 学習研究社(2003/05/10)

もくじはこちら 第二次欧州大戦の概要、戦術図解、要塞、激戦地の現在を、一冊にまとめたムック本。 代表的なライターは佐藤俊之氏、梅本弘氏、白石光氏、田村尚也氏、古瀬三春氏、山崎雅弘氏らそうそうたるメンバーだ。 イラストも上田信氏、David Pentland…

【参考文献】田村尚也『イラストでまなぶ!用兵思想入門 近世・近代編』ホビージャパン(2021/03/31)(その2)

もくじは次の通り 前回、全体については以下にまとめたが、本書で一番驚いたのが、第一次世界大戦の戦車戦術についてだ。 haruichiban0707.hatenablog.com おかげで、菱形戦車(正確には平行四辺形戦車だが)による塹壕線突破戦術がどういうものだったのか、な…

【参考文献】田村尚也『イラストでまなぶ!用兵思想入門 近世・近代編』ホビージャパン(2021/03/31)

もくじは次の通り テーマは「用兵思想」だ。かわいらしい登場人物のイラストを交えていて、とてもわかりやすい。登場人物を含めなくても、用兵に関するイラストがとてもわかりやすい。 紀元前26から25世紀(今から4600から4400年前)の密集方陣が人類史上もっ…

【参考文献】三野正洋『戦場における成功作戦の研究』光人社NF文庫

作戦成功に関係した戦術や兵器についての豆知識をまとめた簡単に読める32編のエッセイ集だ。 個人的に「いいね」「へ~~」と思ったのが次の項目だった。 戦術篇 速度を最大限に生かした戦術-第二次大戦 フランス侵攻電撃戦 史上唯一のグライダーによる集中…

半藤一利原作・星野之宣漫画『日本のいちばん長い日』文藝春秋(2022/07/30)

映画にもなった半藤一利の『日本のいちばん長い日』を星野之宣が描いた漫画版だ。 星野之宣のリアルな絵で描いているので迫力が凄い。 星野之宣の想像が含まれているのが、原作や映画と違うところだ。 77年前の今日から明日にかけてを描いた傑作だ。 原作、…

【参考書籍】大木毅『指揮官たちの第二次大戦』新潮選書(2022/05/22)

もくじはこちら 第二次世界大戦を戦った将軍達12人の列伝だ。 南雲忠一大将が園遊会で放尿するような豪胆な一方で爪かみ癖があったのは意外だった。 ナチス党員ではなかったからヒトラーの後継者に指名されたと思っていたカール・デーニッツ元帥がナチスの支…

【参考書籍】『やっぱり勝てない?太平洋戦争』シミュレーションジャーナル (2005/07/10)

もくじ 『ゲーム・ジャーナル』誌に連載された記事をまとめたものだ。 シミュレーション・ゲーム関連の人が書いたから、数値による分析が鋭い。むしろ逆にこのように数値による分析が今までなかったのが疑問だ。シミュレーション・ゲーム雑誌の記事をまとめ…

【参考書籍】家村和幸『戦略・戦術で解き明かす真実の「日本戦史」』宝島SUGOI文庫(2008/10/04)

表紙 さすがに14年前の本なので書かれていることが古くなっていて、今読むと、定説になっているものが多い。例えば下記だ。 p.14 元寇では悪天候ではなく鎌倉幕府が実力で勝った。 p.23 武田騎馬隊は映画のようではなかった。 p.32 長篠の戦いでは鉄砲三段撃…

ホーカー・ハリケーン特集が面白かった(ミリタリー・クラシックス vol.76)

■季刊ミリタリー・クラシックス vol.76 2022年冬号■出版社: イカロス出版■雑誌18441-03■発売日: 2022/1/20 もくじは次の通り。 第一特集は、金剛型高速戦艦。 第二特集は、ホーカーハリケーン。 スピットファイアの陰に隠れてハリケーンについてはあまり知…

ミリタリー・クラシックス vol.73

■季刊ミリタリー・クラシックス vol.73 2021年春号■出版社: イカロス出版■雑誌18441-06■発売日: 2021/6/1 第1特集の『松型/橘型駆逐艦』も面白いが、第2特集の『マーケット・ガーデン作戦』が面白かった。 昔、『遠すぎた橋』という映画があったが、あの背…