Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ROFの威力で米軍ピンチ!! 『ASL Starter Kit #2』S14「88s AT ZON」バトル・レポート(AAR)

Advanced Squad Leader Starter Kit #2(ASLSK2)のシナリオ、S14「88s AT ZON」をソロ・プレイした。 ★シナリオ和訳はこちらにあるA grove of ASLの和訳を使用した。 war.game.coocan.jp https://haruichiban0707.hatenablog.com/entry/2024/03/15/180000 シ…

ASL Starter Kit #2 Scenario S14 88s AT ZONを 日本語に訳してみた

MMP『ASL Starter Kit #2』(ASLSK#2)のScenario S14 88s AT ZONのシナリオカードの日本語訳をしてみた。 タイトルの日本語は『ソンの88mm砲』と言ったところだろうか。マーケットガーデン作戦でのソン橋近くをめぐる戦いだ。 A Grove of ASLにも和訳がある。…

自作シナリオ「ヘンダーソン飛行場艦砲射撃」 K2P『日本機動部隊』バトル・レポート(AAR)

国際通信社の『日本機動部隊』第2版で、自作シナリオ「ヘンダーソン飛行場艦砲射撃」を作ってみた。 【1】シナリオ内容 1.このゲームの設定 このゲームは国際通信社(K2P『日本機動部隊』を使って、1942年(昭和17年)10月13日から14日にかけて行われた日本軍…

【参考資料】谷口研語『「地形」で読み解く日本の合戦』PHP文庫(2014/09/17)

Kindle版 もくじはこちらもくじにあるとおり、日本の合戦を地形別に分類し紹介した本だ。 それぞれの戦いの解説は数ページ以内で、読みやすい。 また、戦況図や写真が豊富でわかりやすい。 「表」が方面という意味だったり、「畷」が縄のように細い道という…

英軍はArnhemを取れなかったが・・・  S&T 77号『奇襲空挺部隊』(PARATROOP) 『レッド・デビルス』(Red Devils) バトル・レポート(AAR)

Strategy & Tactics誌 第77号(1979年11月-12月号)の付録で後にSPIから箱入りで発売された『奇襲空挺部隊』の『レッド・デビルス』(Red Devils)を、久しぶりに、プレイしてみた。 【0】初期配置 【1】第1ターン(1944/09/17 PM) 英軍空挺部隊Red Devilsが降下…

独軍は優先順位が大事『ASL Starter Kit #2』S13「PRIORITY TARGET」バトル・レポート(AAR)

Advanced Squad Leader Starter Kit #2(ASLSK2)のシナリオ、S13「PRIORITY TARGET」をソロ・プレイした。 シナリオ和訳はこちらにあるA grove of ASLの和訳を使用した。 war.game.coocan.jp https://haruichiban0707.hatenablog.com/entry/2024/03/15/180000…

ASL Starter Kit #2 Scenario S13 PRIORITY TARGETを 日本語に訳してみた

MMP『ASL Starter Kit #2』(ASLSK#2)のScenario S13 PRIORITY TARGETのシナリオカードの日本語訳をしてみた。 タイトルの日本語は『優先目標』と言ったところだろうか。ギリシャの戦いだ。 A Grove of ASLにも和訳がある。 war.game.coocan.jp http://war.ga…

史実どおり連合軍は勝利できるか? サボ島沖海戦 バトル・レポート(AAR)(SS『聯合艦隊』(Fleet Battles))

サンセット・ゲームズ社『聯合艦隊』(Fleet Battles)のシナリオ11『ソロモンの暗雲』をソロ・プレイしてみた。。 1942年10月11日のサボ島沖海戦をテーマにしたシナリオだ。 史実では、アメリカ軍が夜戦で初めて日本軍に勝利した戦いだ。 勝利条件は日本軍は…

小林源文『カンプグルッペZbv【完全版】』学習研究社(2003/02/28)

Amazonへのリンク もくじはこちら 小林源文氏オリジナル劇画だ。 脱走兵や軍法違反者を集めた懲罰大隊は通常、地雷除去や死体処理などが任務で戦車などの戦闘車輌を持たないものだが、この物語は違う。 脱走兵やならず者たちを集めた捨て駒戦車部隊だ。 えん…

激しい湯ノ川争奪戦 WGJP006『箱館戦争』バトル・レポート(AAR)その5

wargamejapan.jp ◆ウォーゲーム日本史(国際通信社) 第6号 『箱館戦争/箱館湾海戦』 ウォーゲーム日本史第6号の付録ゲーム『箱館戦争』をA氏と対戦した。 前回同様、A氏が政府軍、私が旧幕府軍だ。 前回、A氏は上陸直後に全滅したので、今回は復讐戦だ。本…

ドイツ軍最大のチャンスを逃した!!『1944年:メッツ進撃作戦』(The Drive on Metz)バトル・レポート(AAR)その2

ジェームズF・ダニガン『ウォーゲームハンドブック』(The Complete Wargames Handbook)の付録ゲーム『1944年:メッツ進撃作戦』(The Drive on Metz)をソロ・プレイしてみた。 なお、選択ルールはいずれも採用していない。 【0】初期配置 【1】第1ターン(1944…

第5ターンの移動フェイズのスリルが凄い! AH『ASL CLASSIC』「ASL Scenario A The Guards Counterattack」

『ASL Classic』は『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズのシナリオをAdvanced Squad Leader(ASL)のユニット、ルールにしたものだ。 『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズを知っている者にとってはASLに入りやすい。 読むルールの項目が限定されるのもいい…

史実通り日本軍完勝! SS『聯合艦隊』(Fleet Battles)シナリオ10「ウォータータクシー 1942年9月4日 2258~2336」

SS『聯合艦隊』(Fleet Battles)シナリオ10「ウォータータクシー」をプレイしてみた。この戦いは名前がないようだ。 この戦いは、アメリカ軍は旧式駆逐艦を改造した高速輸送艦2隻、日本軍は駆逐艦3隻による夜戦である。 【0】初期配置 【1】第1ターン(1942/09…

大木毅『日独伊三国同盟』角川新書(2021/11/10)

目次はこちら 本書では、大木毅氏が学者というよりノンフィクションライターの書き方をしている。 アメリカとの戦いを始めたポイント・オヴ・ノーリターン(引き返し不能点)が日独伊三国同盟という人が多い。日独伊三国同盟締結に至るまでの歴史を描いたのが…

上陸直後は危険!旧幕府軍完勝!! WGJP006『箱館戦争』バトル・レポート(AAR)その4

wargamejapan.jp ◆ウォーゲーム日本史(国際通信社) 第6号 『箱館戦争/箱館湾海戦』 ウォーゲーム日本史第6号の付録ゲーム『箱館戦争』をA氏とVASSALで対戦した。 このゲームは箱館戦争全体をシミュレートしたゲームだ。 マップは北は乙部、鷲ノ木、南は松…

ドイツ軍の奇襲は成功するか?『奇襲空挺部隊』(エバン・エマール)(Paratroop Eben (Emael))バトル・レポート(AAR)

Strategy & Tactics 77号『奇襲空挺部隊 エバン・エマール』(Paratroop Eben Emael)は短時間で簡単にソロ・プレイができるゲームだ。ソロ・プレイのバトル・レポート(AAR)だ。 久しぶりにソロ・プレイしてみる。 1940年5月10日0430、DFS230グライダーはJu52…

ドイツ軍の逆襲は成功するか? AH『戦闘指揮官』(Squad Leader)OAF48.2 COUNTER ATTACK バトル・レポート(AAR)

AH『戦闘指揮官』(Squad Leader)をプレイしてみた。 OAF48.2 COUNTER ATTACKをプレイしてみた。 タイトルを和訳すると『逆襲』だ。 舞台は1944年9月11日のフランスArnavilleだ。 モーゼル川はメッツ攻略の最大の障害だったが、アメリカ第5師団がArnavilleに…

激しい消耗戦 K2P『日本機動部隊』「第二次ソロモン海戦」バトル・レポート(AAR)

国際通信社の『日本機動部隊』第2版よりシナリオ7「第二次ソロモン海戦」をソロプレイしてみた。 なお、索敵には12面体サイコロを利用し、どのユニットを索敵するかは、ダイスの目次第にした。 【0】初期配置 【1】第3ターン(1942/08/24 0600) 両軍ともに前…

大木毅『「砂漠の狐」ロンメル』角川新書(2019/03/10)

Amazon新書版へのリンク Amazon Kindle版へのリンク 『独ソ戦』その他の著作で有名な大木毅氏がロンメルの生涯をまとめて、軍人としての彼への評価をまとめたものだ。 もくじは以下のとおりだ。 序章 死せる狐 第一章 ロンメル評価の変化 第二章 「アウトサ…

最後は「芯止之松」 WGJP006『箱館戦争』バトル・レポート(AAR)その3

wargamejapan.jp ◆ウォーゲーム日本史(国際通信社) 第6号 『箱館戦争/箱館湾海戦』 ウォーゲーム日本史第6号の付録ゲーム『箱館戦争』をA氏と再戦した。 このゲームは箱館戦争全体をシミュレートしたゲームだ。 マップは北は乙部、鷲ノ木、南は松前、函館…

史実以上の戦いができるか?『1944年:メッツ進撃作戦』(The Drive on Metz)バトル・レポート(AAR)

ジェームズF・ダニガン『ウォーゲームハンドブック』(The Complete Wargames Handbook)の付録ゲーム『1944年:メッツ進撃作戦』(The Drive on Metz)をソロ・プレイしてみた。 なお、選択ルールはいずれも採用していない。 【0】初期配置 【1】第1ターン(1944…

ドイツ軍雪辱なるか?『ASL Starter Kit #2』S12「OVER OPEN SIGHTS」バトル・レポート(AAR)その2

Advanced Squad Leader Starter Kit #2(ASLSK2)のシナリオ、S12「OVER OPEN SIGHTS」をソロ・プレイした。前回セットアップ時にアメリカ軍の砲を2ヘクス以上話して配置するべきところを2ヘクス以内に配置してしまいドイツ軍が完敗した。 今回はそういう点を…

無名の戦いを見つけたのでシナリオを自作してみた SS『聯合艦隊』(Fleet Battles)自作シナリオ「江風」vs米軍駆逐艦2隻 1942年8月22日 0200」

DeAGOSTINIの『栄光の日本海軍』の激闘録「第2次ソロモン海戦①」を読んでいたら、1942年8月22日未明に駆逐艦「江風」がルンガ泊地沖でアメリカ軍駆逐艦と戦闘になり「ブルー」を撃沈した、という主旨の記述があった。 海戦名など出ていない。 防衛庁防衛研修…

ジェームズF・ダニガン 『ウォー・ゲーム・ハンドブック』(The Complete Wargames Handbook) ホビージャパン(1982/11/25)

amazon紙版 もくじはこちら 1982年に出版されたときすぐに購入した本だ。 SPI社を作り、多数のウォーゲームを世に送り出したジェームズF・ダニガンの著作だ。 『1944年メッツ進撃作戦』(Drive On Metz)をベースに、ウォーゲームのプレイの仕方やデザイン手法…

嗚呼、土方歳三・・・ WGJP006『箱館戦争』バトル・レポート(AAR)その2

wargamejapan.jp ◆ウォーゲーム日本史(国際通信社) 第6号 『箱館戦争/箱館湾海戦』 ウォーゲーム日本史第6号の付録ゲーム『函館戦争』をA氏と再戦した。 このゲームは函館戦争全体をシミュレートしたゲームだ。 マップは北は乙部、鷲ノ木、南は松前、函館…

カード内容を全く知らないスリルある戦い WGJP006『箱館戦争』バトル・レポート(AAR)その1

wargamejapan.jp ◆ウォーゲーム日本史(国際通信社) 第6号 『箱館戦争/箱館湾海戦』 ウォーゲーム日本史第6号の付録ゲーム『函館戦争』をA氏にインストしていただきながらプレイしてみた。 このゲームは函館戦争全体をシミュレートしたゲームだ。 マップは…

鋼鉄の野獣に挑むドイツ軍歩兵の戦いは? AH『戦闘指揮官』(Squad Leader)OAF47.3 BLOOD AND STEEL バトル・レポート(AAR)

AH『戦闘指揮官』(Squad Leader)をプレイしてみた。 OAF47.3 BLOOD AND STEELをプレイしてみた。 タイトルを和訳すると『血と鉄』だ。 舞台は1944年10月末の西リトアニアだ。 ソ連軍は地図盤北端A5/A6からAFV1両を離脱させると1VP。ドイツ軍分隊1個を除去す…

MMP ASL『Twilight of the Reich』 コンポーネント紹介

MMPのASLコア・モジュール16の『Twilight of the Reich』を入手した。 私はクロノノーツさんのYahoo店から購入した。 store.shopping.yahoo.co.jp テーマは第二次世界大戦最末期のドイツでの戦いだ。 箱の厚みは7cm8mmで分厚く、『Beyond Valor』や『Yanks』…

米軍重巡が全滅したが・・・ 第一次ソロモン海戦(SS『聯合艦隊』(Fleet Battles) バトル・レポート(AAR)

サンセットゲームズの『聯合艦隊』(Fleet Battles)の、第一次ソロモン海戦シナリオであるシナリオ9『暗夜の燭光』をプレイしてみた。 1942年8月8日、ガダルカナル島に来襲したアメリカ軍輸送船団と重巡部隊への日本軍による殴り込み攻撃だ。 史実では日本軍…

シミュレーションゲームマガジン タクテクス TACTICS 第2号(1982/3/1)

『タクテクス』(TACTICS)第2号については、以前、こちらに記事を書いた。 haruichiban0707.hatenablog.com 今回、こちらの記事を読んでみて、もう一度読みたくなって再読してみた。 TACTICS 第2号 表紙 もくじはこちら。 TACTICS 第2号 もくじ p.5 史実概説…