Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年を振り返る

2022年は、シミュレーション・ゲームの趣味復活2年目だった。 あいかわらずブランクをうめる年だった。 ロシアによるウクライナ侵攻 今年は、ロシアがウクライナに本格的に侵攻したのが驚きだった。 最初は、旧共産圏の内ゲバみたいなものか、と思ったが、こ…

バルジゲーム第9弾 歴史群像 『バルジの戦い』バトル・レポート(AAR)

今回は『歴史群像』2018/08号の付録ゲームだ。 デザイナーは山崎雅弘氏 ドイツ軍の立場に立ってのソロゲームだ。 マップはエリア制 1ターン3日で5ターン ユニット数59個 ルール・ブック14ページ 手順は次の通り 1ドイツ軍第1突撃フェイズ 2ドイツ軍燃料判定…

バルジゲーム第8弾 WGHB2016『バルジの戦い』(The Bulge)バトル・レポート(AAR)

国際通信社のウォーゲーム・ハンドブック2016の『バルジの戦い』(The Bulge)をプレイしてみた。これは2016年発売の新しいゲームかと思ったら1979年にSPIが出版した『ビッグ・レッド・ワン』(Big Red One)というゲームのリデザイン・リデベロップ版だそうだ。…

やはりドイツ軍完勝! 『北方軍集団最初の危機』(First Crisis at Army Group North) (その2) AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)で、 『タクテクス』(TACTICS)第13号(1984/01)に掲載されていたオリジンズ・トーナメント・シナリオをプレイしてみた。1982年(毎年夏に行われるアメリカ最大のコンベンション)のトーナメントの1回戦に使われたシナ…

シミュレーションゲームマガジン『タクテクス』季刊第1号(1990/09/01)

もくじはこちら p.5 戦国時代概説 水谷重美 p.14 日・本・史 ゲームデザインのすすめ こんな日本史ゲームがあれば・・・福田誠 p.90 ゲームステイション 和久尊 p.100 第二次欧州大戦概説史 戸島毅 p.114 ゲーム千一夜 戦車VS戦車 和久尊 p.124 Turning Poin…

【参考文献】『アルデンヌ攻勢』(学習研究社)(1999/06/01)

アルデンヌ攻勢 (歴史群像 第2次大戦欧州戦史シリーズ Vol. 9) 学研プラス Amazon もくじはこちら 折り込みで入っていたヨーロッパ戦況マップ 折り込みで入っていたパイパー戦闘団 バルジの戦いを、背景、戦況図、戦闘序列、将軍達、兵器など多面的にまとめ…

バルジゲーム第7弾 SS『Battles for the Ardennes』(Celles)バトル・レポート(AAR)

もともとはSPIの同名ゲームだ。 4個のゲームが入り、合わせてキャンペーンゲームもできるお得感あるゲームだ。 その後、3本が『タクテクス』誌の折込ゲームになった。それをサンセットゲームズが再版したものだ。 所々にあるプロデューサーズノートがいい。…

バルジゲーム第6弾 SS『Battles for the Ardennes』(Clervaux)バトル・レポート(AAR)

もともとはSPIの同名ゲームだ。 4個のゲームが入り、合わせてキャンペーンゲームもできるお得感あるゲームだ。 その後、3本が『タクテクス』誌の折込ゲームになった。それをサンセットゲームズが再版したものだ。 所々にあるプロデューサーズノートがいい。…

英海軍の没落 AH『英独大西洋の戦い』(War at Sea)バトル・レポート(AAR)

ちょっとした時間で、海戦ゲームを楽しむならやはりこのゲームだ。 枢軸軍は、伊軍はなるべくイタリアに引きこもり戦力温存し、1隻でも多く英軍艦隊を地中海に引きつける。その間に独軍は英軍のいない海域に進出してPOCを稼ぎまくる作戦だ。Uボートはなるべ…

WW2後期の戦車の主砲は凄い AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)トーナメントシナリオ「破壊の戦士」(Soldiers of Destruction))バトルレポート(AAR) 

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)で、 『タクテクス』(TACTICS)第13号(1984/01)に掲載されていたオリジンズ・トーナメント・シナリオをプレイしてみた。1982年(毎年夏に行われるアメリカ最大のコンベンション)のトーナメントの決勝戦に使われたシ…

小シナリオだが面白い!! AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)トーナメントシナリオ「陸の巨獣」(Land Leviathans)バトルレポート(AAR) 

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)で、 『タクテクス』(TACTICS)第13号(1984/01)に掲載されていたオリジンズ・トーナメント・シナリオをプレイしてみた。1982年(毎年夏に行われるアメリカ最大のコンベンション)のトーナメントの3回戦に使われたシナ…

シミュレーションゲームマガジン タクテクス TACTICS 第77号(1990/4/1)

『タクテクス』(TACTICS)第77号(1990/4/1)を読んでみた。 月刊『タクテクス』(TACTICS)最終号だ。 特別企画は「月刊タクテクスを振り返る "神聖ローマ帝国"リプレイ タクテクス総索引(ゲーム篇)」だ。 付録ゲームは、<HJ>の『呪われた海』と<TSR/SPI>『ミューズ河前面の死</tsr/spi></hj>…

少ないユニット数・小さな戦場だが佳作 AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)トーナメントシナリオ「パヴロフの家」(Pavlov's House)バトルレポート(AAR) 

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)で、 『タクテクス』(TACTICS)第13号(1984/01)に掲載されていたオリジンズ・トーナメント・シナリオをプレイしてみた。1982年(毎年夏に行われるアメリカ最大のコンベンション)のトーナメントの2回戦に使われたシナ…

バルジゲーム第5弾 まるで運動会の棒引きだ! AH『G.I.勝利への礎』(G.I. Anvil of Victory)シナリオ33「遅れたクリスマス」(A belated Christmas))

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)のシナリオを最後までプレイしたので、今回から、AH『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)のシナリオに入る。 このゲームは私がウォー・ゲームをプレイしていた時にすでに発売されていたが、当時、『戦闘指揮…

バルジゲーム第4弾 AH『バルジの戦い』(The Battle of the Bulge)バトル・レポート(AAR) 

今日はラインの守り作戦が始まった日なので、アバロン・ヒルの古典的ゲームの一つ『バルジの戦い』(The Battle of The Bulge)の基本ゲームをプレイしてみた。 オークションで入手したゲームだ。前に持っていた人が戦闘序列とユニットに番号を記入しており、…

バルジゲーム第3弾 K2P『バルジ大作戦』バトル・レポート(AAR)

国際通信社から発売された『バルジ大作戦』だ。 http://wargame-classics.jp/lineup/004/index.html オリジナルは1981年に鈴木銀一郎氏デザインでエポック社から発売された『バルジ大作戦』のリメイク版だ。発売当時、私は、なぜかバルジの戦いゲームをプレ…

AH『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)を加えてOAF34.4『France1944』をプレイしてみた

『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)のシナリオが終わったので『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)のルール・ブック読んだら、歩兵戦闘の基本ルールに変更があったので驚いた。 そこで簡単なシナリオで練習しようと思った。 本来は『戦闘指揮官』…

【参考文献】田村尚也『イラストでまなぶ!用兵思想入門 現代編』ホビージャパン(2022/11/07)

イラストでまなぶ!用兵思想入門 現代編 作者:田村尚也 ホビージャパン(HobbyJAPAN) Amazon もくじはこちら 第二次世界大戦後期のソ連軍の作戦術、アメリカ陸軍のエアランド・バトル、アメリカ海兵隊のマニューバー・ウォーフェア、ロシアのハイブリッド戦争…

『北方軍集団最初の危機』(First Crisis at Army Group North) Origins Tournament Scenarioをプレイしてみた AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)で、 『タクテクス』(TACTICS)第13号(1984/01)に掲載されていたオリジンズ・トーナメント・シナリオをプレイしてみた。1982年(毎年夏に行われるアメリカ最大のコンベンション)のトーナメントの1回戦に使われたシナ…

シミュレーションゲームマガジン タクテクス TACTICS 第75号(1990/2/1)

『タクテクス』(TACTICS)第75号(1990/2/1)を読んでみた。 特集は「太平洋戦争/初心者入門」 付録ゲームは<HJオリジナル>の『キエフ攻防戦』ゲームデザインはあの山﨑雅弘氏だ。 表紙は、『太平洋戦争』と『ターニングポイント:スターリングラード』(Turning point Staling</hjオリジナル>…

バルジゲーム第2弾 SS『Battles for the Ardennes』(St.Vith)バトル・レポート(AAR)

もともとはSPIの同名ゲームだ。 4個のゲームが入り、合わせてキャンペーンゲームもできるお得感あるゲームだ。 その後、3本が『タクテクス』誌の折込ゲームになった。それをサンセットゲームズが再版したものだ。 所々にあるプロデューサーズノートがいい。…

砲の破壊確率を調べてみた:AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)の砲による破壊確率を調べてみた。 調べてみようと思った動機は、「独ソ戦開始時に主力だったドイツ軍37mm対戦車砲(PaK35/37)がどの位の確率で、ソ連軍戦車を破壊できるのだろうか?T34ショックがどのくらい大きか…

砲の命中確率を調べてみたその4:部分遮蔽状態の車両(赤)の場合 AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)

しつこいですが、AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)の砲の命中確率を調べてみた。 その1とその2が「他の状態の車両」(Vehicle in Other)の状態で、その3が「部分遮蔽状態」で赤い命中確認ナンバーについて、各種修整ごとにグラフを作成した。 グラ…

砲の命中確率を調べてみたその3:部分遮蔽状態の車両(黒)の場合 AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)の砲の命中確率を調べてみた。 その1、その2が「他の状態の車両」(Vehicle in Other)の状態で、各種修整ごとにグラフを作成した。今回は部分遮蔽状態について調べてみた。 グラフ中には砲の口径に「*」、なし、「…

砲の命中確率を調べてみたその2:他の状態の車両(赤)の場合 AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)の砲の命中確率を調べてみた。 その1では、「他の状態の車両」(Vehicle in Other)の状態で、黒い数値の場合を調べてみた。今回は、ソ連軍などの赤い数値について調べてみた。 各種修整ごとにグラフを作成した。グ…

砲の命中確率を調べてみたその1:他の状態の車両(黒)の場合 AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)の砲の命中確率を調べてみた。 「他の状態の車両」(Vehicle in Other)の状態で、各種修整ごとにグラフを作成した。グラフ中には砲の口径に「*」、なし、「L」、「LL」の4種類の確率になる。 例えば、I.ハッチを閉…

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)シナリオ32「クレタ島の予行演習」(Rehearsal for CRETE)

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)最後のシナリオ、「クレタ島の予行演習」(Rehearsal for CRETE)をプレイしてみた。 今回採用されるルールは138.装甲輸送車、139.航空支援、140.グライダーだ。 勝利条件は分隊を多く除去すること。橋の南北両端を…

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)シナリオ31「シャトー・ド・ケスノイ」(Chateau de Quesnoy)

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)シナリオ31「シャトー・ドゥ・ケスノイ」(Chauteau de Quesnoy)をプレイしてみた。 採用ルールは136.発展した地雷戦と137.壕だ。 勝利条件は、ドイツ軍が24個分隊以内の損害で6N4の建物を単独支配すると勝利だ。 ■…

シミュレーションゲームマガジン タクテクス TACTICS 第73号(1989/12/1)

『タクテクス』(TACTICS)第73号(1989/12/1)を読んでみた。 特集は「ヨーロッパ史の夕べ」 付録ゲームは<3W>の『神聖ローマ帝国』(Holy Roman Empire) 表紙は、ヨーロッパ地図"エンパイア・イン・アームズ"のものに11個のゲームのコマを並べたものだ。 目次は…

バルジゲーム第1弾 AH『バルジ大作戦』(The Battle of the Bulge) バトル・レポート(AAR)

12月はバルジの戦いがあったので、いくつかバルジの戦いゲームをプレイしてみる。 最初はAH『バルジの戦い』(The Battle of the Bulge)第2版だ。 昔、下の写真のボックスのものが出ていた。「ほしいなぁ~」と思っているうちに、いつの間にやら店頭から消え…