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■第21ターン(1944/09/24 AM)
●イギリス第1空挺師団の戦域
イギリス軍第30軍団はアルンヘム南岸の奪取に全力を尽くす。
ついに第10SS装甲偵察第21装甲擲弾兵連隊第1大隊、第22装甲擲弾兵連隊第1大隊壊滅
アルンヘム南岸をイギリス軍が確保した。
アメリカ軍第325グライダー連隊第1大隊、ドイツ軍第9SS装甲師団第200SS装甲擲弾兵連隊第1大隊戦力半減
アメリカ軍第101空挺師団第907グライダー砲兵大隊壊滅
空挺部隊の壊滅は時間の問題だ。
●アメリカ第82空挺師団の戦域
地図外移動に備えて事前に移動する。
第180歩兵師団第1221歩兵連隊壊滅
第180歩兵師団は4ユニット中3ユニットを失った。
ドイツ軍第84歩兵師団と第180歩兵師団の残余は南下して地図外Rに移動する。
■第22ターン(1944/09/24 PM)
●イギリス第1空挺師団の戦域
アルンヘム橋の南側から北を攻撃すると地形効果レベル5+3=8になる。
そのためには7-1でも3以下、11-1で8以下のサイコロの目が必要だ。ドイツ軍が防御力6、砲兵が現在防御力7合わせて13。イギリス軍が攻撃力16、砲兵21集めているが合計37。3-1では最大でもD5。サイコロの目で11を出してEXですりつぶしていくしかない。
ドイツ軍は第506SS独立装甲大隊(6-6-7)をアルンヘム橋北岸の守りにつけた。
アメリカ軍第325グライダー連隊第1大隊壊滅。第3大隊も戦力半減。
アメリカ軍第101空挺師団第326空挺対戦車砲大隊第1中隊、ドイツ軍第9SS装甲師団第9SS装甲猟兵大隊壊滅。
●アメリカ第82空挺師団の戦域
ドイツ軍は地図外から地図内に入りSt.Anthonis(4121)を狙う。
イギリス軍第86対戦車自走砲中隊壊滅。
■第23ターン(1944/09/24夜間)
●イギリス第1空挺師団の戦域
アルンヘム橋北岸との戦闘比は47-16。2-1!!
11を出してEXを狙うしかない。
戦果なし。
第82空挺師団第325グライダー連隊第3大隊、第80対戦車砲大隊、第101空挺師団第326空挺対戦車砲大隊第1中隊壊滅。
空中補給点もドイツ軍が奪取した。
●アメリカ第82空挺師団の戦域
■第24ターン(1944/09/25 AM)
●イギリス第1空挺師団の戦域
アルンヘム橋北岸への攻撃は効果なし。
いよいよドイツ軍が最後の掃討戦にはいる。
第101空挺師団第327グライダー連隊第3大隊壊滅。ドイツ軍第9SS装甲師団第20SS装甲擲弾兵連隊第1大隊壊滅。
ポーランド第1パラシュート旅団第3大隊壊滅。ドイツ軍第10SS装甲師団第10SS装甲偵察大隊壊滅。
最期に意地を見せて連合軍空挺部隊が壊滅した。
ドイツ軍第10SS装甲師団も11ユニット中6ユニットと過半数を失った。
●アメリカ第82空挺師団の戦域
地図外P,Qからの侵入に備える。
第180歩兵師団第1223歩兵大隊壊滅。第180歩兵師団は全滅した。
第84歩兵師団第1063歩兵大隊は地図外へ後退する。
ドイツ軍は地図外へ脱出。
■第25ターン(1944/09/25 PM)(最終ターン)
●イギリス第1空挺師団の戦域
イギリス軍最後の攻撃はサイコロの目12!A1(1)第44王室戦車連隊が戦力半減し後退。
攻勢限界点に到達したという判断と空挺部隊の損失のため連合軍は作戦の中止を命令した。
●アメリカ第82空挺師団の戦域
■勝利条件の確認
①Zon橋
②Veghel橋
③Grave橋
④Maas-Waal運河の橋5個のうち4個
⑤Nijmegen道路橋
上記を連合軍が占領。
Neder-Rijn河やIjssel河以北にイギリス軍第30軍団は0部隊。
Waal河以北にはイギリス軍第30軍団部隊が26部隊。
連合軍戦術的勝利だ。
●連合軍空挺部隊の残存(左)と損失(右)
イギリス第1空挺師団は全滅した。
第101空挺師団第327グライダー連隊第2大隊は記念撮影に間に合わなかったが残存している。
こうしてみるとやはり大損害だ。
●イギリス軍第30軍団の残存(左)と損失(右)
この他第86対戦車自走砲中隊も損失だった。
●SS部隊の残存(左)と損失(右)
上の第9SS装甲師団は2/3、下の第10SS装甲師団は約半分を失った。
●ドイツ軍の残存(左)と損失(右)
ドイツ軍は全体でほぼ2/3を失った。
■感想
今回、イギリス第1空挺師団が全滅してしまった。
これをみるとやはりこの作戦はリスクの大きな作戦だった、と実感する。
「ナイメーヘンまで進んだのだから90%成功した。」とモントゴメリーは負け惜しみを言ったと何かの本で読んだ。私もそう思っていた。だが、ライン河を越えられなかったのは作戦目標を達成していないし、これだけの大きな損害を考えると、マーケットガーデン作戦は失敗した、と言っていいと思う。
後半でドイツ軍が東から盤外移動を使ってゲリラのように襲撃したが、少数部隊でも連合軍はかなり悩まされた。
第1空挺師団は、もっと第30軍団がアルンヘムに近づいた時に降下したらよかったかもしれない。そうするとドイツ軍が空挺降下に対して準備してしまい降下がうまくいかないかもしれない。
第30軍団がヘクスXXXX列に到達したら第1空挺師団を降下させる、というルールにし、降下成功の確率を下げる、ことで検証できると思う。
準備されたシナリオにはないが、いつか機会を見て検証してみたい。