Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ASL Starter Kit Scenario S50「N-463」を 日本語に訳してみた

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MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK)のScenario S50 N-463 のシナリオカードを日本語訳してみた。

 

シナリオカードは、『Advanced Squad Leader Starter Kit Expansion Pack #1, 2nd Ed.』に同梱されている。初出は(初出:ASL Starter Kit Expansion Pack #1 1st Edition)(2011)だ。

 

タイトルの日本語は『N-463号線』と言ったところだ。

 

A Grove of ASLには下記リンクに和訳がある。

 

Scenarios/S/50 N-463 - A grove of ASL

 

舞台は1944年11月21日の、フランス、セッポワだ。

どこかと思ったら、スイスとの国境近くだ。

 

フランス、セッポワ

 

ここからシナリオカード本体の訳始まりだ。

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シナリオ・デザイン:クリス・オルデン(Chris Olden)

(このシナリオは、オリジナルバージョンから更新している)

 

フランス、セッポワ、1944年11月21日:フランス第1軍による11月中旬の攻勢により、連合軍部隊はライン川まで押し進んだが、自由フランス軍はベルフォール峠(Belfort gap)周辺の多くの河川や運河の渡河を完全には成功させていなかった。この状況により、多くの前進部隊にとっては、脆弱な補給線となった。11月20日、ドイツ第19軍はベルフォール市から自由フランス軍を押し戻し、ベルフォール峠とライン川沿いの自由フランス軍を分断する目的で反撃を開始した。この反撃のため、ドイツ軍司令部はSS第30擲弾兵師団(主に徴用されたロシア人で構成された部隊)を含む兵力をかき集めた。当初、第30SS装甲擲弾兵師団は、先頭部隊が占領地の保持に充てられる予定だった。しかし、先頭部隊の進撃速度が極めて遅かったため、第30SS装甲擲弾兵師団は、フランス軍補給路の要点であるN-463号線を跨ぐ位置にあるセッポワの町を攻撃するよう命じられた。

 

地図盤:

 地図盤:s (ヘクス列A-CCを使用)

ゲームバランス:

 自由フランス軍:ドイツ軍戦闘序列から8-1指揮官1人を除去する。

 ドイツ軍:1個のバズーカ砲44と、1挺のMMGを自由フランス軍戦闘序列から除去する。

ターン記録表:
 6ターン
 自由フランス軍が先に配置 ドイツ軍が先に移動 

勝利条件:

 ゲーム終了時、I1-K5-I6-I10を結ぶ道路に対してLOSを持つ統制状態のMMCまたはAFVを保有することで、ドイツ軍が勝利する。ただし、それらのユニット(捕獲兵器でなく機能していること)が、ROFおよび全てのPBF/TPBFによる追加火力(FP)を勘定しないで、当該道路上の任意のヘクス(群)に対する仮想攻撃で、合計21以上の火力(FP)を適用できる場合に限る。衝撃状態/UK状態のAFVはFPを勘定しない。AFVのFPを有効とするには、道路ヘクスがAFVの射界(CA)内の必要がある。MAは、HEが弾薬切れしていない場合16FP、弾薬切れしている場合2FPの価値がある。PSK1門は12FPの価値があるが、目標ヘクスから3ヘクス以内に位置している必要がある。目標勝利ヘクスへのLOSを計算する際、煙幕による妨害はないものとする。

戦闘序列:

自由フランス軍

 第1機甲師団、第2戦闘団および第9植民地歩兵師団の一部[ELR: 4]:ヘクス列X以南(X列含む)に配置する:

  4-5-8 x 8

  2-2-8 x 1

  9-1 x 1

  8-1 x 1

  8-0 x 1

  MMG x 2

  BAZ 44(a) x 2

  M4A3(76)W x 3

  M4A(105) x 1

  57L M1 x 1

 

ドイツ軍

 第30SS装甲擲弾兵師団(第2ロシア)および第654重駆逐戦車大隊の一部[ELR: 2]: 第1ターン及びそれ以降に地図盤北端より進入:

  5-4-8 x 10

  9-1 x 1

  8-1 x 2

  8-0 x 1

  MMG x 1

  LMG x 3

  PSK x 1

  JgPz V x 2

 

特別ルール:
 1. 自由フランス軍は、イギリス軍MMC、SMC、SWを使用する。自由フランス軍は、アメリカ軍の砲と車両を使用する。

 

結末:

 フランス第9歩兵師団は、第1機甲師団第2戦闘団の装甲支援を受け、N-463号線とラルグ川(Largue River)にかかる橋梁を防衛するためセッポワに展開した。当初、第30SS装甲擲弾兵師団のロシア兵は、第654重駆逐戦車大隊の駆逐戦車支援を受けながらセッポワに接近したが、フランス軍がロシア軍をセッポワから締め出しただけでなく、北へ押し戻した。その後3日間、第30SS装甲擲弾兵師団のロシア兵は、フランス軍に対する攻撃を継続した。ついに23日、第30SS装甲擲弾兵師団は、第1機甲師団主力部隊による包囲を回避するため撤退を余儀なくされた。ベルフォール峠におけるフランス軍の突破は完了した。