
MMP『ASL Starter Kit』(ASLSK)のScenario S61 HELP OUR TROOPS OUT のシナリオカードを日本語訳してみた。
シナリオカードは、Wargame Vaultからダウンロードした。初出は、S61(初出:Special Ops #7(2017)だ。
タイトルの日本語は『我が部隊を救出せよ』と言ったところだ。Outというwordがあるので、助けて脱出しろ、『我が部隊を救出して脱出せよ』というニュアンスがあるのだろう。スミス将軍の意図は、増援部隊の援護を受けて、攻撃再開だったようだが、"help our troops out"という命令が、部隊を救援して、脱出しろ、という命令と解釈されたようだ。
A Grove of ASLには下記リンクがあるが、中味はない。
Scenarios/S/61 Help Our Troops Out - A grove of ASL
舞台は1945年1月13日の、ドイツ、ハッテン(Hatten)だ。

ブレーメンの少し西だ。
下記リンク先のサイトの「User Files」タブには、通常マップと冬仕様マップの2種類のVASSALモジュールがある。冬仕様マップだと、この時期の雰囲気が出ていてとてもいい。

https://www.aslscenarioarchive.com/scenario.php?id=63034#dep
ここからシナリオカード本体の訳始まりだ。
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シナリオ・デザイン:ブレンダン・デラー(Brendan Deller)&ショーン・デラー(Sean Deller)
1945年1月13日、ドイツ・ハッテン:ノルドヴィント攻勢により、アルザス地方のハッテンとリッターショッフェンにおいて、米第7軍の防衛線が突破された。第14機甲師団は、主防衛線を回復するよう命じられた。同師団が単独の部隊として投入されるのは、作戦史上初めてのことだった。ドイツ軍の最初の猛攻によって兵力が広範囲に分散してしまった同師団は、悪天候と夜の闇の中で再集結を余儀なくされた。平坦で開けた地帯を横切ってハッテンに接近する増援部隊の米兵たちは、猛烈な機関銃、砲撃、対戦車砲火に苦戦したが、最終的に町の端に足場を築くことに成功した。
地図盤:
地図盤:t(ヘクス列R-GGのみ使用) , z (ヘクス列A-Pのみ使用)
ゲームバランス:
ドイツ軍:アメリカ軍戦闘序列から、MMG1挺を、削除する。
アメリカ軍:勝利条件において、「5以上」を「4以上」に変更する。
ターン記録表:
5.5ターン
ドイツ軍が先に配置する。
アメリカ軍が先に移動する。
勝利条件:
Y1とGG1の間(両ヘクス含む)の地図盤南端から、5個分隊相当以上が、地図盤外へ離脱した時点で、アメリカ軍が、即座に勝利する。
戦闘序列:
ドイツ軍
第25装甲擲弾兵師団の一部 [ELR: 3] :地図盤z上で、I10-I5-K4-N4-P9の道路で囲まれた区域の外側に配置:
4-6-7 x 10
2-2-8 x 1
9-1 x 1
8-1 x 1
8-0 x 1
HMG x 1
MMG x 1
LMG x 3
PSK x 1
Pak 36r 76L AT x 1
アメリカ軍
第79歩兵師団第315歩兵連隊第2大隊の一部 [ELR: 4]:地図盤z上で、I10-I5-K4-N4-P9の道路で囲まれた区域内に配置:
6-6-7 x 5
6-6-6 x 5
9-1 x 1
8-1 x 1
8-0 x 2
MMG x 2
BAZ 45 x 2
第14機甲師団コンバットコマンドA所属の第48戦車大隊の一部:第1ターンに地図盤南端から進入:
M4A3(75)W x 3
特別ルール:
1. BAZ 44カウンターを使用して、2番目のBAZ 45を表す。(訳者注:Special Ops #7に、BAZ 45ユニットが1個しかなかったため、BAZ 44ユニットで代替するという意味だと推測する。)
結末:
進軍が停滞すると、増援を受けて、遅滞なく攻撃を再開するよう、スミス将軍は、命じた。残念ながら、指揮官の意図は下位の部隊に明確に伝達されなかった。ある若い戦車隊長は、ハッテンを救援するという意図のもと、「我々の部隊を救出せよ」との指示を受けた。彼は増援として配属された3両の戦車を率い、町の南西の角へと突進し、「君たちは助かった……スミス将軍が、君たちを救出するよう命じた」と告げた。窮地に立たされていたアメリカ軍守備隊はこれに従い、「救出」に来た戦車隊と共に南へと移動した。