Haruichiban0707のウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開したウォーゲーマーのノート。

英雄開発事業団『桶狭間戦棋』バトルレポート(AAR)第2弾

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初期配置

今回は選択ルール「悪天候」を入れてみた。

個人的にはもっと先鋒隊を増やしたいところだが、今回も先鋒隊は史実通りとした。


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第1ターン(4:00)好天

織田軍行動フェイズ

スタックできないし、砦から出ると防御力落ちるので移動や戦闘なし

今川軍行動フェイズ

井伊直盛が中島砦(1207)を攻撃。戦闘比3:1ダイス1 AR

先鋒隊として手柄を立てるチャンスをもらった、反面では今川義元に忠誠心を見せないといけない松平元康が朝比奈泰朝とともに丸根砦(1010)を攻撃。戦闘比2:1ダイス6。DE

佐久間盛重は討ち死に。丸根砦陥落。

松平正親が正光寺砦(0911)攻撃。戦闘比1:1ダイス5、DR→Cで膠着状態。

松平家広と瀬名氏俊が善照寺砦を包囲した。


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第2ターン(6:00)悪天

織田軍行動フェイズ

織田軍本隊が来るまでは辛抱だ。移動や戦闘なし

今川軍行動フェイズ

松平家広と瀬名氏俊が善照寺砦(1305)攻撃。戦闘比1:1ダイス3 C

井伊直盛は中島砦に接敵。

丸根砦を陥落させた朝比奈泰朝は鷲津砦(0908)へ接敵。

松平元康と松平正親が正光寺砦攻撃。戦闘比3:1。ダイス5 DE佐々正次討ち死に。正光寺砦陥落。松平元康は丸根砦に続いて正光寺砦と二つの砦を落とす大活躍だ。

大高城を囲む織田軍の砦を二つも落とし、大高城の囲みを解いたので、ここまでは今川軍の理想的な展開だ。


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第3ターン(8:00)好天

織田軍行動フェイズ

佐久間信盛が1406の瀬名氏俊を攻撃。戦闘比2:1→3:1ダイス6 DE瀬名氏俊討ち死に。

戦闘後前進必須なので佐久間信盛は善照寺砦を出る。

代わりに1部隊が善照寺砦に入る。

織田軍本隊が到着。

鎌倉街道近くの間道に展開する。
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今川軍行動フェイズ

松平家広と井伊直盛が中島砦(1207)を攻撃。戦闘比5:1ダイス5。DE。梶川高秀討ち死に。中島砦陥落。

朝比奈泰朝が鷲津砦(0908)攻撃。戦闘比3:1ダイス1。AR。

松平正親と松平元康は鷲津砦(0908)に接敵。

今川軍は大高城への連絡線も確保した。

戦況は後方の今川義元に早馬で伝わり、義元も大満足の笑顔だ。
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第4ターン(10:00)悪天

織田軍行動フェイズ

今川軍本隊が襲来する頃合いだ。

佐久間信盛が中島砦の松平家広と井伊直盛に接敵。

織田軍本隊が鎌倉街道沿いに進んだ。

義元本隊を襲撃する構えだ。
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今川軍行動フェイズ

今川軍本隊が鎌倉街道東海道、大高街道の三隊に分かれて進撃してきた。

松平家広と井伊直盛が1306の佐久間信盛を攻撃。戦闘比2:1→3:1ダイス2 C

松平正親と松平元康は鷲津砦(0908)を攻撃。戦闘比3:1ダイス6 DE。織田秀敏討ち死に。鷲津砦陥落。元康は三個目の砦を落とす大活躍だ。

朝比奈泰朝は氷上山砦に接敵。

今川軍の理想的な展開だ。さすがは東海一の弓取りと言われた今川義元だけある。
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第5ターン(12:00)好天

織田軍行動フェイズ

河尻秀隆が2008の久野元宗を攻撃。戦闘比3:1ダイス6。久野元宗討ち死に。

他の織田軍本隊が間道を抜けて東海道と大高街道の間に動く。丹下砦を出た部隊が相原郷へ移動する。

佐久間信盛が1207の松平家広を攻撃。戦闘比1:1ダイス6。DR。退却路がないため松平家広討ち死に。


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今川軍行動フェイズ

今川軍は河尻秀隆を包囲した。

東海道を進む部隊が織田軍に接敵する。

朝比奈泰朝が氷上山砦(0611)を攻撃。戦闘比3:1ダイス5。DE。千秋四郎討ち死に。氷上山砦陥落。これで大高城周辺の織田軍は全滅した。大高城は安泰だ。

松平元康、松平正親らを後退させて、織田軍に接敵させる。次ターンで攻撃だ。

今川義元桶狭間に陣を敷く。

分散している織田軍を各個撃破すれば今川軍の勝利は確実だ。義元が輿の中でほくそ笑んでいる。
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第6ターン(14:00)好天

織田軍行動フェイズ

河尻秀隆が2009の由比正信を攻撃。戦闘比3:1ダイス5。DE。由比正信討ち死に。

河尻秀隆大活躍だが、戦闘力が低い相手に包囲されており、遊軍になってしまい、肝心な戦場に投入できない状況だ。

林秀貞が1311の松平正親を攻撃。戦闘比1:1ダイス3。C

織田信長森可成が高根山(1610)の小原鎮実を攻撃。戦闘比3:1ダイス6。DE。小原鎮実討ち死に。

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今川軍行動フェイズ

今川軍は河尻秀隆に接敵する。

松井宗信、松平元康が林秀貞を攻撃。戦闘比5:1ダイス5。DE。林秀貞討ち死に。

牧野成定と朝比奈親徳が森可成を攻撃。戦闘比1:ダイス3。C

蒲原氏徳が水野忠光を攻撃。戦闘比1:1ダイス1。AR。

井伊直盛が1207の佐久間信盛を攻撃。戦闘比1:1ダイス4 C

第6ターンの戦況

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織田軍は約半数の兵を失った。残り約6000名。史実のように今川義元を襲いたいが今川軍が壁を作って防いでいる。数が少ない上に分散している。部隊ごとの戦力は織田軍の方が高いが、包囲され退却路がないと殲滅されるのが一番怖い。

今川軍は1/4の兵を失ったが、大高城、鳴海城、大高街道を確保している。

残り約14000名で織田軍の二倍以上の兵力だ。分散している織田軍を、各個撃破すればいい。

 

第7ターン(16:00)好天

織田軍行動フェイズ

河尻秀隆が2108の西郷正勝を攻撃。戦闘比3:1ダイス4 DR。戦闘後前進必須なので久野氏忠に接敵する。本当はここで戦ってる場合ではないのだが・・・。

織田信長森可成が、1609の牧野成定を攻撃。戦闘比2:1→3:1ダイス5。DE。牧野成定討ち死に。戦闘後前進必須なので前進し蒲原氏徳に接敵する。


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今川軍行動フェイズ

今川軍は織田信長に接敵する。

今川義元は疲弊している先鋒隊を督戦するために6ヘクス以内になるよう移動する。


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第8ターン(18:00)好天

織田軍行動フェイズ

河尻秀隆が2009の朝比奈元智を攻撃。戦闘比3:1ダイス5 DE!朝比奈元智討ち死に。

森可成が1708の蒲原氏徳を攻撃。戦闘比3:1ダイス3。DR

織田信長が朝比奈親徳を攻撃。戦闘比2:1ダイス2。AR

仮にDRやDEになり戦闘後前進必須で前進してたら織田信長が窮地に追い込まれていた。

仮に戦闘後前進した場合f:id:Haruichiban0707:20220219150157j:image

織田信長は孤立し退路を断たれた可能性があった。

ARで敵と距離がとれた織田信長
f:id:Haruichiban0707:20220219150246j:imageこの場合、写真では上の北ヘクスに退却路がある。

佐久間信盛、岩室重休が1307の井伊直盛を攻撃。戦闘比1:1→2:1ダイス5。DR

井伊直盛討ち死に。戦闘力が高いのでこの損害は今川軍にとって大きい。

水野忠光が1309の松平正親を攻撃。戦闘比1:1→2:1ダイス6 DE。松平正親討ち死に。


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今川軍行動フェイズ

松平元康が1309の水野忠光を攻撃。戦闘比2:1→3:1。ダイス5。、DE。水野忠光討ち死に。

今川義元は大高城に入城。史実のような頓死の可能性がなくなった。f:id:Haruichiban0707:20220219151215j:image

第9ターン(20:00)悪天

織田軍行動フェイズ

織田軍は悪天候をついて移動する。

河尻秀隆が大高街道と東海道沿いの今川軍登場ヘクスに隣接する位置に移動し、連絡路を塞ぐ。

織田信長、岩室重休、森可成らが鎌倉街道を塞いだ。

ここでゲーム終了。


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今川軍は大高城、鳴海城を確保したが、登場ヘクスまでの主要道をたどれないので織田軍辛勝。

織田軍は7000名の損害。残り5000名。

今川軍は9000名の損害。残り10000名。

損害f:id:Haruichiban0707:20220219152328j:image

残り
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この後、信長はこの兵力で今川軍を押さえ込めないので一旦兵を引いた。義元も、鳴海城、大高城を確保したことで今回の作戦目的を果たしたので兵を引いた。

信長の天下統一や松平元康の独立は数年遅れた・・・。

 

感想

最後の最後に悪天候になり、織田軍が自由に動いて主要道に進めるようになるとは意外な展開だった。

 

攻撃は任意のメイアタック、敵部隊に隣接したら移動不可能なこと、移動と攻撃の片方しかできないこと、戦闘後前進必須のルールによって、戦闘力の弱い部隊が戦闘力の強い部隊を拘束したり、遊軍にする事ができるのが怖い。

今回の場合、河尻秀隆が遊軍になってしまった。今川軍としては戦闘力1の部隊が河尻秀隆を遊軍にしたのは大きかった。最終ターンの悪天候さえなければ大高街道と東海道は確保できたはずだ。

戦闘後前進で前に進み、孤立したところを逆に包囲され逃げ道を失い潰滅するパターンがあるから怖い。

当時の貧弱な通信手段、自分が手柄をあげることが戦いの目的の足軽達に、全体を見ての移動や戦闘を指示することは不可能だ。そんな状況をうまくシミュレートしていると思う。

今川軍は先鋒隊にもう少し兵力を割いて鳴海城、大高城周囲の砦をもっと早く陥落させた方が戦いやすいだろう。

今度、試してみたい。