Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

【参考文献】原勝洋編『戦艦「大和」全写真』潮書房光仁新社(2023/04/07)

 


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第1部 沖縄海上特攻

第2部 「大和」「武蔵」誕生

第3部 トラック泊地/マリアナ沖海戦

第4部 比島沖海戦

第5部 安芸灘の戦い

付録 航空母艦信濃

 「大和」「武蔵」行動年表

 

「大和」や「武蔵」の写真はそんなに残っていないから写真より文字が多いだろう、と思っていたが、約180ページにわたってほぼ写真だった。

 

海面から約40mの巨大な艦橋。

砲塔を入れるクレーターのような巨大な穴

大和に乗艦した幹部達の記念写真。

艦首から第二砲塔に向けての坂の曲面。

 

上空の偵察機から見ると爪楊枝ほどに小さく見える巨大な大和型戦艦や空母「信濃

 

海戦に出撃する聯合艦隊の姿

 

必死の回避行動

命中した爆弾や魚雷

外れた魚雷の雷跡

至近弾の水柱

 

人知れず沈んでゆく「武蔵」

そしてキノコ雲をあげて沈没する「大和」

「大和」を護衛した艦の痛ましい姿

 

アメリカ軍機から写した戦闘中の数々の写真が生々しい。

 

今流行りのAIによる彩色なしのモノクロ写真ゆえに、当時の様子がよく伝わってくる。

「大和」ファンならずとも、おすすめの一書だ。