Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

シミュレーションゲームマガジン『SIMULATOR』第2号(1983/01/15)

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隔月刊の『SIMULATOR』誌。当時の価格で400円。全43ページ。
発売されていた当時は小遣いをゲームにつぎ込んでいたので店頭での立ち読みくらいしかしていなかった。

 

p.4 クロス・レヴュー

ウォーゲーム・クラブの5人がプレイバランス、プレイやビリティー、おすすめどの観点で採点しコメントしている。AH『独ソ戦』(The Russian Campaign)、HJ『戦車戦』、EPC『バルジ大作戦』など。

 

p.8 ルポルタージュ、モデルエース ルポライター大場福満

ホビージャパン』誌に宣伝がよくあったプラモデル屋さんだが、ゲームも売っていたのか。今はどうなっているのだろうか?

 

p.12 インタヴュー 『タクテクス』編集長 斎藤純

タクテクス』誌と『SIMULATOR』誌は、いわばライバル雑誌だと思うが、共存共栄していこうということか。いい笑顔だ。

今はどうしていらっしゃるのだろうか?

 

p.14 特集!!スターリングラード デザイナーズ・サブノート 黒田幸弘

EPC『スターリングラード』の紹介と黒田幸弘氏によるゲーム・デザインの狙いや苦労した点をまとめた記事。レック・カンパニー製ゲームが「外国製のものと似ている」=ニセ物、まがい物、物真似という評価を受けていたとは知らなかった。そのためこのゲームではスタック制限がないらしい。

ウォーゲームのシステムなんてそんなに変わらないと思うし、あまり変えられても困るのだが・・・。自分も含めて消費者は勝手なものだ。

ゲーム・バランスをよくするためのテストプレイとルール改正のくだりはおもしろい。私はデザイナーではないが、「テストを一応終えると、やはりゲームはデザインしたての時が一番おもしろいな」という記述がよくわかる。

 

p.18 ヒゲの大佐のゲーム・デザイン講座 鈴木銀一郎

鈴木銀一郎氏によるゲーム・デザイン講座だ。最初はルール改正から。マスト・アタックとメイ・アタック。メイ・アタックが基本だが、特別な理由があればマスト・アタックにするべきだ、という説明はよくわかる。

 

p.22 How to Win 近代陸戦に学ぶ戦略戦術II 攻撃編 深見耕一

分進合撃、意表を突く、攻撃の極限点など図もあってわかりやすい。

 

p.25 プレイヤーズ・ノート

ゲーム紹介記事。EPC『史上最大の作戦』、GDW『赤軍大反攻』(White Death)、BAN『織田信長』が紹介されている。

 

p.30 バトル・レポート『フラット・トップ』

地図があり、両軍の動きがよくわかるバトル・レポートだ。敵がどこにいるかわからない、手に汗握る空母戦の戦況がよく伝わってくる。

 

p.35 よくでる作戦演習問題

EPC『日露戦争』とEPC『独ソ電撃戦』のある局面を題材にしたクイズだ。

この企画はいい企画だと思う。

 

この他、ツクダ・ホビーやレック・カンパニーやバンダイの新作ニュースやブック・レビューもある。

 

もっとエポック製品寄りで他社に厳しい評価をしているか、と思ったが、今読むとそんなことはなく、好感が持てる。

タクテクス』誌編集長にインタヴューした所が画期的だと思った。