Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

シミュレーションゲームマガジン『SIMULATOR』第9号(1984/03/25)

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隔月刊の『SIMULATOR』誌。当時の価格で400円。全67ページ。
特集は『WEST FRONTー西部戦線★戦術研究ー』だ。

 

p.2 室長の声 深見耕一

オリジナル・ゲーム・コンテストの開催と『War in Europe』の大作バトル・レポートが来たので掲載するそうだ。

 

p.3 WEST FRONTー西部戦線★戦術研究ー 浅野徹也

D-DAY、コブラ作戦、パットン猛進撃、マーケットガーデン作戦、バルジの戦い、そして第三帝国の崩壊までの史実戦況概要。戦況図があり、簡潔によくまとまっている。

 

p.6 西部戦線の戦術 三浦良和 イラスト:山口洋

西部戦線における遭遇戦と縦深陣地の構造や防衛における戦車部隊の運用、諸兵聯合について、わかりやすいイラストとともに解説している。

ウォーゲーム雑誌だからゲーム盤上で再現したものを見せてほしいと思った。

 

p.14 How to Win 装甲擲弾兵で敗けない人になるために 装甲擲弾兵、戦術の分析解明 大平英樹

ウォーゲーム雑誌だからゲーム盤上で戦術を再現したものを見せてほしい、と前の記事で思ったら、EPC『装甲擲弾兵』で再現してくれた。

このゲームはプレイしたことがないので、個人的にはAH『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズで解説してほしかったが、他の戦術級ゲームに応用できそうな良記事だと思う。

 

p.30 ヒゲの大佐のゲームデザイン講座 第7回 鈴木銀一郎

今回は、デザイン・コンテストにおける鈴木銀一郎氏の審査基準についての解説だ。

 

p.66 '83年度人気ゲームベスト10

国産ではEPC『史上最大の作戦』、EPC『戦国大名』、EPC『バルジ大作戦』、EPC『関ヶ原』、EPC『日本機動部隊』が5位まで。

6位で、ようやくエポック社以外の、HJ『太平洋艦隊』が登場し、以下EPC『日露戦争』、EPC『スターリングラード』、9位HJ『マーケットガーデン作戦』、10位EPC『ドイツ戦車軍団』だ。レックカンパニーの雑誌だからエポック社が多いのは当然だろう。

 

外国産は、トップ5が、SPI『空戦マッハの戦い』(Air War)、AH『独ソ戦』(Russian Campaign)、AH『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズ、AH『第三帝国』(Third Reich)、AH『日米航空母艦の戦い』(Flat Top)だ。

 

次号も楽しみだ。