Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

シミュレーションゲームマガジン『SIMULATOR』第4号(1983/05/25)

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もくじはこちら

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隔月刊の『SIMULATOR』誌。当時の価格で400円。全51ページ。
特集は『北アフリカの嵐 Panzer Armee Africa Desert Fox』だ。

 

p.4 Panzer Armee Afrika 砂漠のロンメル 今井一生

AH『砂漠のロンメル』(Panzer Armee Afrika)のバトルレポート。

最初にゲームの紹介記事がある。

もともとはSPI製でそれをアバロン・ヒルが買収した。デザイナーはJ.ダニガン。

ゲーム・スケールは1ターン1ヶ月1941年4月から1942年11月までの20ターン。1ヘクス19km。ユニットは連隊、旅団。

補給ルールが独特だ。

 

勝者がバトルレポート執筆と原稿料をもらえる、という戦いだ。

 

英軍を高橋一生氏、独軍を角賀誠氏が担当する。英軍は、トブルクと、4個の集積基地のうち2個を確実に守る作戦。

 

全20ターンのうち10ターンで勝負がついた。

感想戦も面白い。

 

p.10 私は、いかにして初心者をだまし砂漠の狐で勝利したか! 山田道夫

タイトルは過激だが、内容はEPC『砂漠の狐』の真面目な作戦研究。

このゲームをプレイする前には必読だ。

 

p.16 インタヴュー 驚異のシェア ニイタニ 小野雅雄

広島のゲーム・ショップ ニイタニの小野雅雄氏へのインタビュー。品ぞろえ、適切なアドバイス、たいせんあいてのフォローを心がけて実践している。

 

p.18 アメリカの最新情報 中野雅晴

SPIが倒産しビクトリー・ゲームズ社ができ4作発表された。J.ダニガンの本『How To Make War』の紹介。ウォーゲームの本ではなく、現実の兵器、軍事組織、戦略、戦術について書いた本だ。確か日本語訳も出たはずだ。

クォーターデック社の新作『Destroyer Captain』の紹介だ。

 

p.20 クロス・レヴュー

今回はEPC『スターリングラード』、SPI 『第5軍団』(Fifth Corps)、TH『タイガーI』、HJ『アイアンボトムサウンド』、BAN『零戦』だ。

なかなか手厳しいレビュー記事(というより感想、中傷記事)だ。「つまらない」とか「不完全」とか散々な言葉が並ぶ。文字数少なくて理由が不十分だ。

 

p.24 ヒゲの大佐のゲーム・デザイン講座 鈴木銀一郎

今回のテーマはZOC(Zone of Control)について。

 

p.28 How to Win 近代戦に学ぶ戦略戦術IV 深見耕一

今回は一般的な勝つためのABCと空母戦についてだ。空母戦のジレンマについて簡潔にまとまっている。

 

p.31 通信ウォーゲーム講座:日本史I 応仁の乱と戦国大名の興亡 打木進太郎

EPC『戦国大名』のゲームの紹介とデザイナーズ・ノート。

 

p.34 スペースコブラ最終兵器 岡本和之

前回の続きだが、何度もコブラが死んで・・・

やはり笑うしかない展開だ。

 

p.38 プレイヤーズノート トラクター工場の炎 青木直樹

AH『戦闘指揮官』(Squad Leader)のシナリオ3を『戦闘指揮官』(Squad Leader)の全ルールを加えてプレイしている。結果はトラクター工場が全て火の海と化した・・・。この結果は私も同じことを経験したことがある。おそらく『戦闘指揮官』(Squad Leader)プレイヤーは皆さん同じだろう。

 

p.46 よくでる作戦演習問題

今回はAH『独ソ戦』(Russian Campaign)とEPC『バルジ大作戦』からの出題。