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隔月刊の『SIMULATOR』誌。当時の価格で400円。全51ページ。
特集は『北アフリカの嵐 Panzer Armee Africa Desert Fox』だ。
p.4 Panzer Armee Afrika 砂漠のロンメル 今井一生
AH『砂漠のロンメル』(Panzer Armee Afrika)のバトルレポート。
最初にゲームの紹介記事がある。
もともとはSPI製でそれをアバロン・ヒルが買収した。デザイナーはJ.ダニガン。
ゲーム・スケールは1ターン1ヶ月1941年4月から1942年11月までの20ターン。1ヘクス19km。ユニットは連隊、旅団。
補給ルールが独特だ。
勝者がバトルレポート執筆と原稿料をもらえる、という戦いだ。
英軍を高橋一生氏、独軍を角賀誠氏が担当する。英軍は、トブルクと、4個の集積基地のうち2個を確実に守る作戦。
全20ターンのうち10ターンで勝負がついた。
感想戦も面白い。
p.10 私は、いかにして初心者をだまし砂漠の狐で勝利したか! 山田道夫
タイトルは過激だが、内容はEPC『砂漠の狐』の真面目な作戦研究。
このゲームをプレイする前には必読だ。
p.16 インタヴュー 驚異のシェア ニイタニ 小野雅雄
広島のゲーム・ショップ ニイタニの小野雅雄氏へのインタビュー。品ぞろえ、適切なアドバイス、たいせんあいてのフォローを心がけて実践している。
p.18 アメリカの最新情報 中野雅晴
SPIが倒産しビクトリー・ゲームズ社ができ4作発表された。J.ダニガンの本『How To Make War』の紹介。ウォーゲームの本ではなく、現実の兵器、軍事組織、戦略、戦術について書いた本だ。確か日本語訳も出たはずだ。
クォーターデック社の新作『Destroyer Captain』の紹介だ。
p.20 クロス・レヴュー
今回はEPC『スターリングラード』、SPI 『第5軍団』(Fifth Corps)、TH『タイガーI』、HJ『アイアンボトムサウンド』、BAN『零戦』だ。
なかなか手厳しいレビュー記事(というより感想、中傷記事)だ。「つまらない」とか「不完全」とか散々な言葉が並ぶ。文字数少なくて理由が不十分だ。
p.24 ヒゲの大佐のゲーム・デザイン講座 鈴木銀一郎。
今回のテーマはZOC(Zone of Control)について。
p.28 How to Win 近代戦に学ぶ戦略戦術IV 深見耕一
今回は一般的な勝つためのABCと空母戦についてだ。空母戦のジレンマについて簡潔にまとまっている。
p.31 通信ウォーゲーム講座:日本史I 応仁の乱と戦国大名の興亡 打木進太郎
EPC『戦国大名』のゲームの紹介とデザイナーズ・ノート。
p.34 スペースコブラ最終兵器 岡本和之
前回の続きだが、何度もコブラが死んで・・・
やはり笑うしかない展開だ。
p.38 プレイヤーズノート トラクター工場の炎 青木直樹
AH『戦闘指揮官』(Squad Leader)のシナリオ3を『戦闘指揮官』(Squad Leader)の全ルールを加えてプレイしている。結果はトラクター工場が全て火の海と化した・・・。この結果は私も同じことを経験したことがある。おそらく『戦闘指揮官』(Squad Leader)プレイヤーは皆さん同じだろう。
p.46 よくでる作戦演習問題
今回はAH『独ソ戦』(Russian Campaign)とEPC『バルジ大作戦』からの出題。