Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

米軍の優位性が活かせないジャングルの戦い『ASL Starter Kit #4』S65「TAKE IT BACK」バトル・レポート(AAR)


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Advanced Squad Leader Starter Kit #4(ASLSK4)のシナリオS65「TAKE IT BACK」をソロ・プレイした。

 

シナリオ和訳はこちらを使用した。

 

haruichiban0707.hatenablog.com

 

タイトルは直訳すると『奪還せよ』だ。

 

1942年9月13日、舞台はガダルカナル島で、日本軍の川口支隊による総攻撃による血染めの丘の激闘翌日を再現している。

 

ターン数は、4.5ターン。(第5ターンは、先攻のアメリカ軍の攻撃で終了)

 

勝利条件は、ゲーム終了時に、勝利条件ヘクス(K2、K3、M5、M7、Q5)を4ヘクス以上、支配下に置いているとアメリカ軍が勝利する。

 

果たして、どうなるだろうか?

目次

 

点線の枠線の中は修整値やダイスなどのゲーム的な内容だ。
修整値やダイスについては読む必要がないと思った場合、読み飛ばしてください。

 

■初期配置

日本軍は本当は下の写真のように配置している。

青色のマーカーは勝利条件ヘクスだ。
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だが、特別ルール3により、2個分隊をHIP(初期隠匿配置)しているので、アメリカ軍には下の写真のように見える。
アメリカ軍は地図盤北端から登場する。
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■第1ターン

●アメリカ軍プレイヤーターン

アメリカ軍がまっすぐ密林(ジャングル)の中を前進する。
日本軍からの射撃はない。
 
アメリカ軍はジャングル内を射撃して日本軍がいないことを確認したところに灰色のマーカーを置いた。

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●日本軍プレイヤーターン

T5,T6の日本軍がU6のアメリカ軍に激しい銃撃を浴びせた。
 

火力合計8=>修正後火力16
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力16[内訳:歩兵火力=16{4FPx2(近接射撃)x2個}]

DRM合計1 (指揮能力修正=指揮官なし, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス4+色なしダイス5=9
DR9+DRM1=10
結果は「NMC」

いきなり精確な射撃を受けて、アメリカ軍分隊1個が釘付け状態になった。
 
U5のアメリカ軍がT5に反撃するが、釘付け状態で闇雲に射撃する。
 

火力合計10=>修正後火力15=>IFT火力12=>畏縮発生時火力8
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力5[内訳:歩兵火力=5{5FPx0.5(PIN)x2(近接射撃)x1個}]
 射程=1ヘクス(40m) 火力10[内訳:歩兵火力=10{5FPx2(近接射撃)x1個}]

DRM合計2
 (指揮能力修正=指揮官なし, TEM=1(疎生ジャングル), CX状態ユニットによる攻撃=1) 
色つきダイス4+色なしダイス4=8
DR8+DRM2=10
結果は「NoEffect」

効果なしだ。
 
「T6の敵分隊を撃てっ!」マクスウェル中尉が指揮するU8の分隊がT6を射撃する。
 

火力合計14=>IFT火力12
 [火力内訳]
 射程=2ヘクス(80m) 火力14[内訳:歩兵火力=10{5FPx2個} + SW火力4{4FPx1個}] ROF終了

DRM合計0 (指揮能力修正=-1, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス4+色なしダイス5=9
DR9+DRM0=9
結果は「NMC」

日本軍は士気チェックに失敗し損耗した。
 
 日本軍がU6へ突撃した。

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いきなりの白兵戦だ。
不意打ちは発生しなかった。
激しい白兵戦になった。
両軍壊滅した。

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■第2ターン

●アメリカ軍プレイヤーターン

「早くもお互い2個分隊を失ったか。」マクスウェル中尉がつぶやく。
「第1空挺大隊A中隊に東から前進するよう依頼しろ。」とマクスウェル中尉が指示する。
「はい。モリン軍曹から了解との返事です。」
 
モリン軍曹は「P4やN5の隠蔽マーカーをなくすために射撃を誘うぞ。」と言って、O7まで前進した。
 
スウェニー軍曹率いる部隊はジャングルの中を勇敢にも突進する。
 
マクスウェル中尉はS6の高地に上った。
 

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日本軍からの射撃がない。
N8のアメリカ軍2個分隊がN7を射撃するが効果なしだ。

火力合計10=>修正後火力12=>6火力
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力12[内訳:歩兵火力=12{5FPx0.5(AFPh)x2(近接射撃)を切上げ+1=6x2個}]

DRM合計1 (指揮能力修正=指揮官なし, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス5+色なしダイス6=11
DR11+DRM1=12
結果は「NoEffect」

 
 
O7のモリン軍曹の部隊もN7を射撃する。
 

火力合計10=>修正後火力12=>6火力
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力12[内訳:歩兵火力=12{5FPx0.5(AFPh)x2(近接射撃)を切上げ+1=6x2個}]

DRM合計+1 (指揮能力修正=-1, TEM=1(疎生ジャングル), CX状態) 
色つきダイス2+色なしダイス4=6
DR6+DRM1=7
結果は「NMC」

2-2-8操作班は士気チェックに成功した。
 
アメリカ軍はM7の勝利条件ヘクスを占領した。
N7では白兵戦だ。
モリン軍曹はP6に移動し、隠蔽マーカーをなくさせるために、N5、P4、Q5からの射撃を一身に受ける覚悟だ。
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N7の白兵戦では、不意打ちは発生しなかった。
アメリカ軍は5-1の戦力比だったが、72.2%の確率で勝利するはずだったが、混戦状態になった。

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●日本軍プレイヤーターン

後藤軍曹が「P6の米兵を撃て~!」
後藤軍曹率いるQ5の日本軍がP6を準射撃した。

火力合計8
 [火力内訳]
 射程=2ヘクス(80m) 火力8[内訳:歩兵火力=4{4FPx1個} + SW火力4{4FPx1個}] ROF維持

DRM合計0 (指揮能力修正=-1, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス1+色なしダイス5=6
DR6+DRM0=6
結果は「1MC」

モリン軍曹が釘付け状態になった。
 
後藤軍曹が「R6の丘の上の米兵も撃て~っ!」と命じた。
 

火力合計4
 [火力内訳]
 射程=2ヘクス(80m) 火力4[内訳:SW火力=4{4FP1x1個}] ROF維持

DRM合計0 (指揮能力修正=-1, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス1+色なしダイス1=2
DR2+DRM0=2
結果は「K/2」

マクスウェル中尉に銃弾が当たった!!重傷だ。マクスウェル中尉は後送された。
2個分隊が混乱状態になった。
アメリカ軍は大損害だ。
 
モリン軍曹がいるP6からQ5を射撃する。「マクスウェル中尉の仇だ。」モリン軍曹が地面に伏せながら部下に言う。
 

火力合計12
 [火力内訳]
 射程=2ヘクス(80m) 火力12[内訳:歩兵火力=10{5FPx2個} + SW火力2{2FPx1個}] ROF維持

DRM合計1 (指揮能力修正=-1, TEM=1(疎生ジャングル), CX状態ユニットによる攻撃=1) 
色つきダイス1+色なしダイス6=7
DR7+DRM1=8
結果は「1MC」

日本軍は士気チェックに成功し効果なしだ。
 
アメリカ軍はROF維持しているLMGでP4を射撃する。

火力合計2=>修正後火力1
 [火力内訳]
 射程=2ヘクス(80m) 火力2[内訳:SW火力=1{2FP1x1個}x地域射撃1/2] ROF終了

DRM合計1 (指揮能力修正=-1, TEM=1(疎生ジャングル), CX状態ユニットによる攻撃=1) 
色つきダイス2+色なしダイス4=6
DR6+DRM1=7
結果は「NoEffect」

結果は効果なしだ。
 
ボルス伍長率いるM7の部隊がN5を射撃する。

火力合計10=>地域射撃5=>修正後火力4
 [火力内訳]
 射程=2ヘクス(80m) 火力10[内訳:歩兵火力=10{5FPx2個}x1/2(地域射撃)]

DRM合計+1 (指揮能力修正=0, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス4+色なしダイス1=5
DR5+DRM1=6
結果は「NMC」

隠蔽マーカーがとれて、日本軍4-4-7分隊が士気チェックに失敗し損耗して
3-4-7分隊になった。
 
N5の日本軍がボルス伍長の部隊に反撃する。

火力合計3=>修正後火力1.5=>IFT火力1
 [火力内訳]
 射程=2ヘクス(80m) 火力1.5[内訳:歩兵火力=1.5{3FPx0.5(AFPh)x1個}]

DRM合計1 (指揮能力修正=指揮官なし, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス2+色なしダイス4=6
DR6+DRM1=7
結果は「NoEffect」

結果は効果なしだ。
 

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N7の混戦状態の白兵戦だ。
日本軍は2-5の戦闘比つまり1-3=>1-4で闘うか、2-10の戦闘比つまり1-5=>1-6で闘うか迷う。
前者だと除去ナンバーは5でDRM-2(CX状態と日本軍)だから58.3%でアメリカ軍分隊1個を除去できる。期待値は0.583分隊除去。
後者だと除去ナンバーは4でDRM-2(CX状態と日本軍)だから41.7%でアメリカ軍分隊2個を除去できる。期待値は0.834分隊除去。
一か八か後者だ。
 
アメリカ軍は5-1=>6-1でDRM+1(CX状態)だから97.2%で日本軍操作班を除去できる。
 
日本軍のDRは6でDRM-2で4。アメリカ軍2個分隊を除去した。
アメリカ軍のDRも6でDRM+1で7。日本軍操作班を除去した。

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■第3ターン

●アメリカ軍プレイヤーターン

アメリカ軍は14個分隊中4個分隊を失い2個分隊が混乱状態なので、8個分隊が統制状態だ。
日本軍は8個分隊と2個操作班中、2個分隊と1個操作班を失ったので、6個分隊と1個操作班が健在だ。
 
アメリカ軍は5個の勝利条件ヘクスのうち1個を占領した。
 
アメリカ軍は1個分隊が混乱状態から自己回復した。
 
モリン軍曹がP6からQ5を射撃する。

火力合計12
 [火力内訳]
 射程=2ヘクス(80m) 火力12[内訳:歩兵火力=10{5FPx2個} + SW火力2{2FPx1個}] ROF終了

DRM合計0 (指揮能力修正=-1, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス6+色なしダイス2=8
DR8+DRM0=8
結果は「1MC」

結果は効果なしだ。
 
「敵の射撃は下手くそだな」とほくそ笑む後藤軍曹だった。
 
R6からも射撃するが効果なしだ。
 

火力合計9=>IFT火力8
 [火力内訳]
 射程=2ヘクス(80m) 火力9[内訳:歩兵火力=5{5FPx1個} + SW火力4{4FPx1個}] ROF終了

DRM合計1 (指揮能力修正=指揮官なし, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス4+色なしダイス5=9
DR9+DRM1=10
結果は「NoEffect」

 
M7からM5を射撃するが効果なしだ。
 

"火力合計10=>地域射撃5=>修正後火力4
 [火力内訳]
 射程=2ヘクス(80m) 火力5[内訳:歩兵火力=10{5FPx2個}x1/2(地域射撃)]

DRM合計1 (指揮能力修正=0, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス3+色なしダイス6=9
DR9+DRM1=10
結果は「NoEffect」

 
日本軍がP4からP3を臨機射撃する。
 

火力合計8=>修正後火力16
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力16[内訳:歩兵火力=8{4FPx2(近接射撃)x1個} + SW火力8{4FPx2(SW近接射撃)x1個}] ROF維持

DRM合計0 (FFNAM=-1, , 指揮能力修正=指揮官なし, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス2+色なしダイス1=3
DR3+DRM0=3
結果は「1KIA」

 1個分隊が除去された
8-0指揮官と1個分隊が混乱状態になった。
 
 
Q5の後藤軍曹がQ6のアメリカ軍を射撃する。
 

火力合計8=>修正後火力16
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力16[内訳:歩兵火力=8{4FPx2(近接射撃)x1個} + SW火力8{4FPx2(SW近接射撃)x1個}] ROF終了

DRM合計-1 (FFNAM=-1, , 指揮能力修正=-1, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス4+色なしダイス3=7
DR7+DRM-1=6
結果は「2MC」

 1個分隊が混乱状態になった。
 
日本軍がP4からP3を最終防御射撃する。
 

火力合計8
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力8[内訳:歩兵火力=4{4FPx0.5(First/Finalカウンター)x2(近接射撃)x1個} + SW火力4{4FPx0.5(First/Finalカウンター)x2(SW近接射撃)x1個}] ROF維持

DRM合計1 (指揮能力修正=指揮官なし, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス1+色なしダイス6=7
DR7+DRM1=8
結果は「NMC」

 1個分隊が損耗して2-3-8半個分隊になった。
 
Q5の後藤軍曹がQ6のアメリカ軍を最終射撃する。
 

火力合計8
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力8[内訳:歩兵火力=4{4FPx0.5(First/Finalカウンター)x2(近接射撃)x1個} + SW火力4{4FPx0.5(First/Finalカウンター)x2(SW近接射撃)x1個}] ROF維持

DRM合計0 (指揮能力修正=-1, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス2+色なしダイス5=7
DR7+DRM0=7
結果は「1MC」

 1個分隊が混乱状態になった。

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●日本軍プレイヤーターン

モリン軍曹やスェーニー軍曹の説得でアメリカ軍2.5個分隊がDM状態にもかかわらず回復した。
 
アメリカ軍は14個分隊中5.5個分隊を失い、1個分隊が混乱状態で、7.5個分隊が統制状態だ。
日本軍は8個分隊と2個操作班中、2個分隊と1個操作班を失い、6個分隊と1個分隊が統制状態だ。
 
日本軍はP4からP6を射撃する。
 

火力合計8
 [火力内訳]
 射程=2ヘクス(80m) 火力8[内訳:歩兵火力=4{4FPx1個} + SW火力4{4FPx1個}] ROF終了

DRM合計1 (指揮能力修正=指揮官なし, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス3+色なしダイス6=9
DR9+DRM1=10
結果は「NoEffect」

効果なしだ。
 
Q5の後藤軍曹が「Q6を撃て~!」と命じる。

火力合計8=>修正後火力16
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力16[内訳:歩兵火力=8{4FPx2(近接射撃)x1個} + SW火力8{4FPx2(SW近接射撃)x1個}] ROF維持

DRM合計0 (指揮能力修正=-1, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス2+色なしダイス6=8
DR8+DRM0=8
結果は「1MC」

アメリカ軍1個分隊が釘付け状態になった。
 
「R6のアメリカ軍も撃て~!」
ROFが残ったMMGでR6を射撃する。
る。

火力合計4
 [火力内訳]
 射程=2ヘクス(80m) 火力4[内訳:SW火力=4{4FP1x1個}] ROF終了

DRM合計0 (指揮能力修正=-1, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス4+色なしダイス4=8
DR8+DRM0=8
結果は「NoEffect」

効果なしだ。
 
アメリカ軍はR6-Q6-P6からQ5の後藤軍曹の部隊に集中射撃する。
 

火力合計15=>IFT火力12
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力5[内訳:歩兵火力=5{5FPx0.5(PIN)x2(近接射撃)x1個}]
 射程=2ヘクス(80m) 火力5[内訳:歩兵火力=5{5FPx1個}]
 射程=2ヘクス(80m) 火力5[内訳:歩兵火力=5{5FPx1個}]

DRM合計1 (指揮能力修正=指揮官なし, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス1+色なしダイス6=7
DR7+DRM1=8
結果は「1MC」

日本軍の士気チェックは成功し、結果的に効果なしだった。
 
日本軍の後藤軍曹率いる分隊がQ6に突撃して白兵戦を挑む。

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Q6の白兵戦で、不意打ちは発生しなかった。
日本軍は戦闘比5-2.5=>2-1で除去ナンバー9だ。DRM-2だ。97.2%の確率で除去できる。
アメリカ軍は戦闘比2.5-5=>1-2で除去ナンバー6だ。除去確率は41.7%だ。
日本軍のDR7でアメリカ軍分隊除去。
アメリカ軍のDR9。日本軍分隊の除去失敗。

f:id:Haruichiban0707:20241116155348j:image
 
 

■第4ターン

●アメリカ軍プレイヤーターン

アメリカ軍は14個分隊中6.5個分隊を失い、1個分隊が混乱状態で、6.5個分隊が統制状態だ。
日本軍は8個分隊と2個操作班中、2個分隊と1個操作班を失い、6個分隊と1個分隊が統制状態だ。
 
「Q6の日本軍を射撃しろ。そいつを損耗させたら俺が後方から前進する。」少し後方からモリン軍曹が命令する。
P6からQ6を射撃するが効果なしだ。

火力合計7=>修正後火力14=>IFT火力12
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力14[内訳:歩兵火力=10{5FPx2(近接射撃)x1個} + SW火力4{2FPx2(SW近接射撃)x1個}] ROF終了

DRM合計1 (指揮能力修正=指揮官なし, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス4+色なしダイス5=9
DR9+DRM1=10
結果は「PTC」

R6からQ6を射撃するが効果なしだ。

火力合計9=>IFT火力8
 [火力内訳]
 射程=2ヘクス(80m) 火力9[内訳:歩兵火力=5{5FPx1個} + SW火力4{4FPx1個}] ROF終了

DRM合計1 (指揮能力修正=指揮官なし, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス4+色なしダイス1=5
DR5+DRM1=6
結果は「1MC」

 
P7にいたモリン軍曹がQ7に移動した。
すかさずQ6の後藤軍曹が臨機射撃する。

火力合計8=>修正後火力16
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力16[内訳:歩兵火力=8{4FPx2(近接射撃)x1個} + SW火力8{4FPx2(SW近接射撃)x1個}] ROF維持

DRM合計-1 (FFNAM=-1, , 指揮能力修正=-1, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス2+色なしダイス1=3
DR3+DRM-1=2
結果は「2KIA」

 モリン軍曹と1個分隊が戦死した。
 
N6の部隊もN5に前進したところをN4の日本軍に射撃された。
 

火力合計11=>修正後火力22=>IFT火力20
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力12[内訳:歩兵火力=8{4FPx2(近接射撃)x1個} + SW火力4{2FPx2(SW近接射撃)x1個}] ROF終了
 射程=1ヘクス(40m) 火力10[内訳:歩兵火力=6{3FPx2(近接射撃)x1個} + SW火力4{2FPx2(SW近接射撃)x1個}] ROF終了

DRM合計0 (FFNAM=-1, , 指揮能力修正=指揮官なし, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス3+色なしダイス1=4
DR4+DRM0=4
結果は「K/4」

 5-4-8分隊1個が損耗し2-3-8半個分隊になり、1個分隊が混乱状態になった。
Q6からQ7へ防御射撃する。
 

火力合計8
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力8[内訳:歩兵火力=4{4FPx0.5(First/Finalカウンター)x2(近接射撃)x1個} + SW火力4{4FPx0.5(First/Finalカウンター)x2(SW近接射撃)x1個}] ROF維持

DRM合計0 (指揮能力修正=-1, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス1+色なしダイス1=2
DR2+DRM0=2
結果は「1KIA」

 混乱状態だった5-5-8分隊が壊滅した。
 
N5からN6を最終防御射撃する。

火力合計11=>IFT火力8
 [火力内訳]
 射程=1ヘクス(40m) 火力6[内訳:歩兵火力=4{4FPx0.5(First/Finalカウンター)x2(近接射撃)x1個} + SW火力2{2FPx0.5(First/Finalカウンター)x2(SW近接射撃)x1個}] ROF維持
 射程=1ヘクス(40m) 火力5[内訳:歩兵火力=3{3FPx0.5(First/Finalカウンター)x2(近接射撃)x1個} + SW火力2{2FPx0.5(First/Finalカウンター)x2(SW近接射撃)x1個}] ROF維持

DRM合計1 (指揮能力修正=指揮官なし, TEM=1(疎生ジャングル)) 
色つきダイス1+色なしダイス3=4
DR4+DRM1=5
結果は「2MC」

 1個分隊が壊滅した。
 
アメリカ軍は後藤軍曹がいるQ6に突撃して白兵戦を挑む。

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Q6の白兵戦だ。
不意打ちの判定
日本軍のdrmは、-2
指揮能力修正-1
統制状態エリート/1線部隊の日本軍歩兵または襲撃MMC-1
 
アメリカ軍のdrmは、0
ジャングル/竹林/クナイ内の攻撃者+1
統制状態エリート/1線部隊の日本軍歩兵または襲撃MMC-1
 
 
日本軍のDR4-2=2
アメリカ軍のDR6
 
DRの差が3以上なので日本軍による不意打ち成功だ。
 
日本軍は防御者なので格闘戦が発生しない。
 
日本軍の戦力比は5-10=>1-2だ。除去ナンバーは4
日本軍のDRMは、指揮能力修正-1不意打ち-1の合計-2だ。
DRは4
 
後藤軍曹の巧みな指揮により、アメリカ軍2個分隊が待ち伏せに遭い、壊滅した。

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アメリカ軍は14個分隊中12.5個分隊を失い、1.5個分隊が混乱状態で、統制状態分隊が0だ。
日本軍は8個分隊と2個操作班中、2個分隊と1個操作班を失い、6個分隊と1個分隊が統制状態だ。
 
この状態で、あと3個以上の勝利条件ヘクスをアメリカ軍が奪取できるとは思えないので、アメリカ軍は投了して引き揚げた。
 

■勝利条件の確認

アメリカ軍が勝利の見込みがないと見て投了したので日本軍の勝利だ。

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アメリカ軍は14個分隊中12.5個分隊を失い、1.5個分隊が混乱状態で、統制状態分隊が0だ。
日本軍は8個分隊と2個操作班中、2個分隊と1個操作班を失い、6個分隊と1個分隊が統制状態だ。
 
 

■感想

アメリカ軍の火力や射程距離の優位性は、ジャングル戦だと活かせない。

アメリカ軍が太平洋の戦いや、ベトナム戦争で苦しんだ理由がよくわかる。

ゲームの最終ターンが決まっているので、じっくりと準備射撃して抵抗力の弱化を待つ余裕はない。

そうするとアメリカ軍が移動を急ぎ突撃を繰り返すことになる。

何だか日米が逆転した感じだ。

史実に忠実にすると、何十ターンも射撃しあって、数ヘクスしか前進しない、という形になるのだろう。そうなるとゲームとして成立しない。ゲームとしての面白さを保とうとすると最終ターンを決めてそれまでに前進しないといけないようにして、アメリカ軍は無理してでも移動しないといけなくなるのだろう。

今回、日本軍はアメリカ軍の増援について頭から抜けていて、思わぬ苦戦を強いられた。

増援戦力がどのくらいで、いつ、どこから登場するかを、常に頭に入れて闘わないといけない、とあらためて痛感した。

 

次のシナリオもガダルカナルの戦いだ。次のシナリオも楽しみだ。