国際通信社の『日本機動部隊』第2版よりシナリオ5「珊瑚海海戦」ソロプレイしてみた。
なお、索敵の時にどのユニットを索敵するかは、12面体サイコロを利用し、ダイスの目次第にした。
- 【0】初期配置
- 【1】第1ターン(1942/05/07 0000)
- 【2】第2ターン(1942/05/07 0300)
- 【3】第3ターン(1942/05/07 0600)
- 【4】第4ターン(1942/05/07 0730)
- 【5】第5ターン(1942/05/07 0900)
- 【6】第6ターン(1942/05/07 1030)
- 【7】第7ターン(1942/05/07 1200)
- 【8】第8ターン(1942/05/07 1330)
- 【9】第9ターン(1942/05/07 1500)
- 【10】第10ターン(1942/05/07 1630)
- 【11】第11ターン(1942/05/07 1800)
- 【12】第12ターン(1942/05/07 2100)
- 【13】第13ターン(1942/05/08 0000)
- 【14】第14ターン(1942/05/08 0300)
- 【15】第15ターン(1942/05/08 0600)
- 【16】第16ターン(1942/05/08 0730)
- 【17】第17ターン(1942/05/08 0900)
- 【18】第18ターン(1942/05/08 1030)
- 【19】勝敗の確認
- 【20】両軍の損害と残存
- 【21】感想
【0】初期配置
【1】第1ターン(1942/05/07 0000)
両軍ともに前進する。
【2】第2ターン(1942/05/07 0300)
両軍ともに前進する。
夜明に備えて両軍とも空母の飛行甲板に航空機を準備する。
【3】第3ターン(1942/05/07 0600)
夜明けだ。
夜の間の移動で日本軍のポートモレスビー攻略部隊が西にいる5個のマーカーのいずれかであることが判明した。1ターンに1ヘクスしか動かなかったからだ。
そこまでアメリカ軍が攻撃の手を伸ばすにはまだまだ遠い。
第17機動部隊を指揮するフレッチャー少将は、考え込んでいた。
ポートモレスビー攻略部隊を指揮する梶岡定道少将は鈍足の輸送船団を無事上陸地点に送り届けることができるか気が気でなかった。
「2408に敵艦隊発見。空母ハ見ズ」と空母「瑞鶴」の偵察機から報告が入った。
「2406に敵影ヲ見ズ」と空母「祥鳳」の偵察機から報告が入った。
アメリカ軍は、日本軍機動部隊が下の写真の5ユニットのどれかに空母がいることがわかった。
【4】第4ターン(1942/05/07 0730)
アメリカ軍はレンネル島付近(2206, 2306)(ダイスを置いた島)積極的に日本軍に接敵しようとする。
日本軍は接敵されないように退避する。
「瑞鶴」「祥鳳」の両偵察機からは連絡なしだ。
【5】第5ターン(1942/05/07 0900)
「2206に敵艦隊発見。空母ハ見ズ」と空母「瑞鶴」の偵察機から報告が入った。
「2406に敵影ヲ見ズ」と空母「祥鳳」の偵察機から報告が入った。
アメリカ軍による偵察の形跡が見えない。
【6】第6ターン(1942/05/07 1030)
2107のアメリカ軍TF7上空に、日本軍「瑞鶴」隊の零戦1ユニット、九七艦攻2ユニットが現れ攻撃を開始した。
駆逐艦の対空砲火は2でdr2のため1/0。左は対艦攻撃の時のダイス修整、右は航空機の損害で0。
対艦攻撃力は6でdr6+1(対空砲火の修整)で7だ。
打撃力5だ。打撃力4で駆逐艦2隻(1ユニット)沈没だ。
駆逐艦の対空砲火は1でdr1のため効果なし。
対艦攻撃力は6でdr2で打撃力10だ。
打撃力4で駆逐艦2隻(1ユニット)沈没だ。
「アメリカ軍駆逐艦4隻轟沈!!」
航空隊からの報告が「瑞鶴」に入った。
「瑞鶴」艦橋で喜びの声が上がった。
日本軍の戦術ポイント2だ。
2109のアメリカ軍駆逐艦2ユニット上空に「祥鳳」の攻撃隊、零戦0.5ユニットと九七艦攻1ユニットが現れた。
駆逐艦の対空砲火は2でdr3のため1/0。
対艦攻撃力は6でdr2+1(対空砲火の修整)で3だ。
打撃力9だ。打撃力4で駆逐艦2隻(1ユニット)沈没だ。
「アメリカ軍駆逐艦2隻轟沈!!」
航空隊からの報告が「瑞鶴」「祥鳳」に入った。
「瑞鶴」「祥鳳」艦橋で喜びの声が上がった。
日本軍の戦術ポイント3だ。
「2111に敵影ヲ見ズ」と空母「翔鶴」の偵察機から報告が入った。
2113に到達しているはずの「瑞鶴」の偵察機からは連絡がない。
【7】第7ターン(1942/05/07 1200)
アメリカ軍による偵察の形跡がないので、日本艦隊には、敵は逃げてしまった、という楽観的な雰囲気が充満していた。
2007のアメリカ軍駆逐艦0.5ユニットに対して「瑞鶴」隊、零戦1ユニットと九九式艦爆2ユニットが、2008のアメリカ軍駆逐艦1ユニットに対して「翔鶴」隊、零戦1ユニットと九七艦攻2ユニットが襲いかかる。
「瑞鶴」隊は、「よし。爆撃訓練だ。行くぞ!」と隊長が部下に命じる。
駆逐艦の対空砲火は0だ。
対艦攻撃力は10でdr4だ。
打撃力12だ。駆逐艦1隻(1ユニット)が轟沈した!!
「翔鶴」隊も駆逐艦2隻に雷撃訓練のごとく突進する。
駆逐艦の対空砲火は1でdr1のため1/0。
対艦攻撃力は12でdr1+1(対空砲火の修整)で2だ。
打撃力14だ。打撃力4で駆逐艦2隻(1ユニット)沈没だ。
日本軍の偵察機からは、2012、2014について連絡なしだ。
アメリカ軍偵察機が1808, 1709を偵察したが連絡なしだ。
日本軍の戦術ポイント4.5だ。
【8】第8ターン(1942/05/07 1330)
「瑞鶴」偵察機が1916で「敵艦隊発見。空母ハ見ズ」と報告してきた。
「祥鳳」偵察機が1913で「敵影見ズ」と報告してきた。
「翔鶴」偵察機が1915で「敵影見ズ」と報告してきた。
「ヨークタウン」偵察機が1610で「敵影見ズ」と報告し、1810からは連絡がなかった。
「レキシントン」偵察機からは連絡がなかった。
【9】第9ターン(1942/05/07 1500)
この日は両軍とも敵空母艦隊を発見できず空母決戦はなかった。
【10】第10ターン(1942/05/07 1630)
【11】第11ターン(1942/05/07 1800)
両軍とも静かに前進する。
【12】第12ターン(1942/05/07 2100)
アメリカ軍が珊瑚海に入る水道を包囲する形で展開する。
【13】第13ターン(1942/05/08 0000)
日本軍は水上戦にならないように距離をとる。
アメリカ軍が前進する。
【14】第14ターン(1942/05/08 0300)
アメリカ軍が珊瑚海に出る水道を完全に封鎖した。
いよいよ夜が明けると決戦だ。
【15】第15ターン(1942/05/08 0600)
いよいよ夜明けだ。
今日は空母決戦必至だ。
「1015ニ敵機動部隊発見!!」と「祥鳳」偵察隊からの報告が上がってきた。
ポートモレスビーへ移動できる唯一の水道だ。
「1015ニ敵艦隊発見。空母ハ見ズ」と「瑞鶴」偵察隊が報告してきた。
「1214に敵影見ズ」と「翔鶴」隊が報告してきた。
「1015(下の写真でダイスを置いたヘクス)に空母はいるのかいないのか?どちらの報告が正しいのだ?」井上成美司令官は迷う。
「ヨークタウン」の偵察隊は「1313ニ敵影見ズ」と報告し1013からは連絡がなかった。
「レキシントン」の偵察隊は「1212ニ敵影見ズ」「1013ニ敵影見ズ」と報告してきた。
【16】第16ターン(1942/05/08 0730)
井上成美中将は、ヘクス1015にいるアメリカ軍に空母がいるかわからないが、攻撃隊を送ることにした。自軍空母が見つかっていないからだ。
フレッチャー中将は、見つかった1015にF4Fを上空直援に向かわせる。
1015上空に来た日本軍は、目標が空母でないことにガッカリした。
零戦隊とF4Fの空戦は、dr3で効果なし。dr5で零戦、F4Fそれぞれ1ステップロス。dr6でF4Fが1ステップロス。dr1で零戦が1ステップロスだ。
「ネオショー」を日本軍「瑞鶴」隊が襲う。
対空砲火は2でdr5で効果なし。
対艦攻撃力は6でdr3で打撃力9。油槽船「ネオショー」沈没。
「ティッペカヌー」を日本軍「翔鶴」隊が襲う。
対空砲火は2でdr5で効果なし。
対艦攻撃力は6でdr4で打撃力8。油槽船「ティッペカヌー」沈没。
駆逐艦2隻(1ユニット9を日本軍「瑞鶴」「翔鶴」隊が襲う。
対空砲火は1でdr1でダイス修整1だ。
対艦攻撃力は12でdr1+ダイス修整+1で2だ。
打撃力は16だ。駆逐艦2隻(1ユニット)が轟沈した!!
「瑞鶴」の偵察隊が1116に「敵影見ズ」と報告した。
「翔鶴」の偵察隊が0816に「敵影見ズ」と報告した。
「翔鶴」の偵察隊は0917を偵察しているはずだが連絡なしだ。
「ヨークタウン」の偵察隊が0913に「敵機動部隊発見」と連絡した。
「レキシントン」の偵察隊が0613に「敵機動部隊発見」と報告を上げた。
日本軍の戦術ポイント5.5だ。
【17】第17ターン(1942/05/08 0900)
アメリカ軍は発見した日本軍2艦隊のうちどちらが本物の機動部隊でどちらを攻撃するべきか迷う。
「ヨークタウン」隊は西を、「レキシントン」隊は東をと分割する。
日本軍は、発見された艦隊のうち西にいる方は輸送部隊だから、上空直援に零戦隊を発艦させる。
東の方は、「祥鳳」なので、零戦隊と九六艦戦を上空に上げる。
空戦は、dr5で零戦0.5ユニット、F4F0.5ユニットが損害を受けた。
dr4でSBD0.5ユニットが損害を受け攻撃不可た。
dr6で損害なしだ。
dr2でSBD1ユニット撃墜され、零戦も0.5ユニット撃墜された。
残ったSBD1ユニットによる対艦攻撃に移る。
対空砲火は0だ。
対艦攻撃力4でdr2で打撃力6だ。日本軍輸送船1ユニット2隻が沈んだ。
ヘクス0813の戦闘だ。
空戦では、dr6で零戦0.5ユニットが撃墜された。
dr1でSBD1ユニットが撃墜された。
対空射撃は6でdr3で2/0だ。
対艦攻撃力8でdr2+2(ダイス修整)=4で、打撃力10だ。「祥鳳」が沈没した。
「0816ニ敵機動部隊発見」と連絡が入った。
アメリカ軍司令部には「0613, 0912, 1012ニ敵機動部隊発見」と連絡が入った。
アメリカ軍の戦術ポイント6だ。
日本軍の戦術ポイント5.5だ。
【18】第18ターン(1942/05/08 1030)
アメリカ軍のフレッチャー中将は、0613の日本機動部隊は輸送船団と推測した。
これまで夜間に1ターンに1ヘクスしか移動していなかったからだ。
フレッチャー中将は輸送船団撃滅に全航空隊を飛ばす。
また敵偵察機に発見されたレキシントン上空にはF4F2ユニットを送る。
日本軍の井上成美中将は、0819へ飛ばせる航空隊を全部送る。
ヘクス0613の日本軍輸送船団をアメリカ軍F4Fが1ユニット、SBDが2.5ユニット、TBD0.5が襲う。
対空砲火はdr6で効果なしだ。対艦攻撃力4でdr2で打撃力6で輸送船1ユニット沈没。
対空砲火はdr2でダイス修整1だ。対艦攻撃力2でdr2+1で打撃力3で輸送船1ユニット大破。
対空砲火はdr4で効果なしだ。対艦攻撃力2でdr2で打撃力2で輸送船1ユニット中破。
対空砲火は0で効果なしだ。対艦攻撃力4でdr4で打撃力4で輸送船1ユニット沈没。
ヘクス0816の「レキシントン」上空での戦いだ。
零戦1ユニットに対して、F4F2ユニットがいる。
九七艦攻2ユニット、九九式艦爆4ユニットが襲いかかる。
空戦はdr6でF4F0.5ユニットが撃墜された。dr2でF4F0.5ユニット、零戦0.5ユニットが撃墜された。
対空砲火が14でdr4で3/2だ。「翔鶴」隊の九七艦攻1ユニットが撃墜された。
残った「瑞鶴」隊の九七艦攻1ユニット攻撃力6でdr1+3=4で打撃力8だ。
「レキシントン」が中破した。
発艦影響はdr1で発着艦不能だ。
対空砲火12でdr4で3/2だ。「翔鶴」隊の九九式艦爆1ユニットが撃墜された。
残った九九艦爆1ユニット攻撃力5でdr4+3=7で打撃力3だ。「レキシントン」の防御力は4なので、これ以上の損傷はなしだ。
対空砲火12でdr2で4/1だ。「瑞鶴」隊の九九式艦爆0.5ユニットが撃墜された。
残った九九艦爆1.5ユニット攻撃力7でdr3+4=7で打撃力5だ。「レキシントン」の防御力は4で大破し、+1で沈没だ。
日本軍の戦術ポイント10が追加され、15.5だ。
アメリカ軍の戦術ポイント6だ。
日本軍は輸送船が残り1.5ユニット(3隻)のため、ポートモレスビー攻略の可能性がなくなった。
そのため、撤収することにした。
【19】勝敗の確認
日本軍の戦術ポイント15.5
アメリカ軍の戦術ポイント6
戦略ポイント12
2.輸送船は3ユニット未満しか残っていない。
条件2を日本軍は満たしていないため、戦略ポイントは連合軍が獲得する。
日本軍のポイント15.5に対してアメリカ軍のポイントが18なので、
アメリカ軍の勝利だ。
【20】両軍の損害と残存
連合軍の損害は次のとおりだ。
空母1隻沈没 「レキシントン」
駆逐艦6.5ユニット沈没
油槽船2隻沈没
航空機 F4F2.5/6ユニット SBD2.5/8ユニット TBD0/2ユニット
連合軍の残存は次の通りだ。
空母1隻「ヨークタウン」
重巡6隻「アストリア」「ミネアポリス」「チェスター」「ポートランド」「シカゴ」「オーストラリア」「ニューオリンズ」
軽巡1隻「ホバート」
駆逐艦0ユニット
航空機 F4F3.5ユニット SBD5.5ユニット TBD2ユニット
日本軍の損害は次のとおりだ。
空母1隻「祥鳳」
輸送船沈没 3ユニット
輸送船大破 1ユニット
輸送船中破 1ユニット
零戦 3/4.5ユニット
96式艦上戦闘機 0/1ユニット
99式艦上爆撃機 1.5/4ユニット
97式艦上攻撃機 2/5ユニット
日本軍の残存は次の通りだ。
空母2隻「翔鶴」「瑞鶴」
重巡6隻「妙高」「羽黒」「青葉」「加古」「衣笠」「古鷹」
軽巡3隻「天竜:「龍田」「夕張」
駆逐艦6ユニット
輸送船2ユニット(1ユニット無傷 0.5ユニット大破 0.5ユニット中破)
零戦 1.5ユニット
96式艦上戦闘機 1ユニット
99式艦上爆撃機 2.5ユニット
97式艦上攻撃機 3ユニット
【21】感想
今回、アメリカ軍は、第一目標を日本軍輸送船団、第二目標を日本軍の零戦隊にして、戦略ポイントを獲得することを目標にした。
それが成功した。
アメリカ軍は初日に駆逐艦を多数失ったのは痛手だった。
この頃の戦いは戦力が拮抗しており、ゲーム的にも面白い。
また、勝利条件獲得のためには、日米両軍とも、前進しないといけない。
空母戦の面白さを満喫できる面白いゲームであり、シナリオだ。
また何度もプレイしてみたい。
[blog:g:12921228815721288411:ban