Haruichiban0707のウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開したウォーゲーマーのノート。

ドイツ軍空挺部隊全滅!? S&T 77号『奇襲空挺部隊』(PARATROOP) 『エバン・エマール』(Eben Emael)

S&T 77号『奇襲空挺部隊』(PARATROOP) 『エバン・エマール』(Eben Emael)は、手軽にソロ・プレイできるので好きなゲームの一つだ。

このゲームには2個のシナリオがあり、1個目がヒストリカルなセットアップで、2個目がベルギー軍が空挺作戦に対する備えを十分に実施した仮想戦だ。

今回は仮想戦シナリオのバトル・レポート(AAR)だ。

 

ドイツ軍は、Observation付トーチカを破壊することを狙って、Observation付トーチカには2個分隊ずつ降下した。

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初期配置

第1ターン

ドイツ軍はObservation付トーチカ4個中3個を破壊成功。1個だけ破壊に失敗し、第1分隊を失った。

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第1ターンの戦況

第2ターン

ベルギー軍は残ったObservation付トーチカを守るため増援部隊を送る。

トーチカからの砲撃でドイツ軍は分隊2個目を失う。

Observation付トーチカに近づこうとするが、砲撃や銃撃でくぎづけになって近づけない。

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第2ターンの戦況

第3ターン

ドイツ軍は勝利条件である11ヶ所のトーチカのうち9ヶ所を破壊した。残り2ヶ所だが、Observation付トーチカ近辺にベルギー軍が4個分隊もおり、周りが平地のため容易には近づけない。

さらにベルギー軍の激しい砲撃で3個目の分隊が壊滅した。

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第3ターンの状況

さらにドイツ軍は4個目の分隊が壊滅した。Observation付トーチカ周辺にはベルギー軍が7個分隊集結しつつある。ドイツ軍は残り7個分隊だが分散しており、数の上でも苦しい状況だ。

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第3ターンベルギー軍フェイズ後の戦況

第4ターン

ドイツ軍は残った7個分隊中、4個分隊がくぎづけ状態となり、ベルギー軍に包囲されつつあり、苦しい展開だ。

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第4ターンの戦況 ドイツ軍苦戦中

第5ターン

ドイツ軍は5個分隊が壊滅。残り6個分隊だけで、しかも5個分隊がくぎづけ状態で動けないし射撃できない。ドイツ軍は絶望的な状況だ。実戦だったら、第4ターンの状況で撤退だろう。

ベルギー軍は現時点で13個分隊。最終的には15個分隊まで増える。

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第5ターン ドイツ軍絶望的な状況

ドイツ軍の損害はとうとう8個分隊に達した。残りは3個分隊だけだ。ベルギー軍は13個分隊なので、4倍以上の戦力だ。ドイツ軍が勝利条件の11ヶ所のトーチカを破壊するのはほぼ絶望的な状況だ。

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第5ターン ドイツ軍の損害は8個分隊に達した

第6ターン

ベルギー軍による残敵掃討の局面に入った。

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第6ターン ベルギー軍による残敵掃討戦

第7ターン

ドイツ軍は残り2個分隊になってしまった。退却したいが、トーチカやベルギー軍歩兵からの激しい銃砲撃でくぎづけになってしまい移動できない。そこにベルギー軍歩兵が近づき1部隊ずつ掃討していく。

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ドイツ軍 残り2個分隊

第8ターン

ドイツ軍はついに残り1個分隊だけになってしまった。しかも激しい銃砲撃でくぎづけにされたすきに周囲を囲まれて白兵戦だ。

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第8ターン ドイツ軍は残り1個分隊

ドイツ軍降下猟兵たちは白兵戦でとうとう全滅してしまった。ベルギー軍歩兵はほぼ無傷だった。ベルギー軍のトーチカは11ヶ所のうち9ヶ所を破壊された。そのため、エバン・エマールの要塞としての機能は格段に落ちてしまった。

残った2個のトーチカへのスツーカの空襲は激しく続いた。

翌日、ドイツ軍地上部隊が到着したときには、要塞として防御しきれず、ついに陥落した。ドイツ軍空挺部隊は全滅してしまったが、要塞としての機能をほぼなくした、と言う点では戦果をあげたと評価できる。しかし損失は大きすぎた。

ドイツ軍は、Observationトーチカを1個残してしまったことが大きかった。

エバン・エマール要塞への空挺奇襲作戦は、ドイツ軍が楽勝する戦い、というイメージがあったが、実際はかなりリスクのある戦いだったことをあらためて実感した。

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第8ターン終了時 ドイツ軍降下猟兵全滅